南総町は山々に囲まれ交通の不便な陸の孤島ともいえる町であったが、近年、企業や大学の誘致でにぎわいを見せ始めていた。美帆は大学3年となり、そんな南総町のキャンパスへと引っ越してきた。新しい生活になれたのもつかの間、電車内で痴漢にあったのを契機に次々に美帆を襲う理不尽な性的ないやがらせ。そしてその魔の手は彼女のルームメイトや妹にまで伸び始めるのであった。
陵辱ゲーというと主人公が男性で女性を襲ったり、もしくは女性をまもったりしつつ寝取られたりというものが多いですね。でも漫画だと女性が主人公でいろいろとHな目にあうとかいうのが結構あります。ゲームの場合はプレイヤーと主人公の一体感が要求されるためか、視点が男性視点になりがちです。女性が主人公で周りの男性から色々されちゃうという凌辱されゲーは結構少数派で、すぐに思いつくものというとアイルの脅迫くらいですかねぇ。ということで、本作は比較的少数派の凌辱されゲーです。美帆をメインとしたヒロインたちの視点でゲームが進行し、プレイヤーは選択肢を選ぶことによりシナリオが分岐してヒロイン達が不当な陵辱をうけるのを客観的に楽しむという内容となっております。
登場するキャラクターは、H対象となるヒロインたちは3人と、彼女たちを陵辱する男達がメインで5人と、やはり陵辱する脇男キャラが多数。あと2人の兄妹がいますが、実質的に本編にはほとんど関わっておらず、真相編のキャラとなっております。
ヒロインの3人のうち、メインはおとなしめの性格の美帆(ないすばで)、そのルームメイトで4年生の玲(ぐらまらす)、美帆の妹で水泳部の部長の亜季奈(日焼けショートボブろりっ娘)です。
シナリオは日常的なシーンがほとんど無い全編Hシーンという感じ。でもだらだらと凌辱シーンが続くというわけではなく、シナリオの展開に従って、痴漢、セクハラ、調教、多人数プレイ、淫乱、腹ボテ、肉便器などなどとバリエーション豊かなHシーンが楽しめます。さらに、その結果として調教の果てに肉便器として堕ちるか、ペットとして飼われるか、すべてを受け入れて開放的なSexライフを満喫するかというようなエンディング(総数10個)になります。どれも程度の差はあれ鬼畜なエンディングであるものの、シチュエーションにバラエティがあり、プレイしていても飽きません。
ということで普通の恋愛ゲームっぽいラブラブエンドとかはありません。不特定多数の方々とラブラブしちゃうエンディングはありますが。また、美帆が町を脱出できるHappyEndっぽいエンディングもありますが、これはおまけの真相編へのフラグといったところか。まぁ、その真相編はどうでもいい内容ですけどね。
Hシーンはどれも見応えのある実用性の高いものなのですが、個人的には亜季奈がすばらしいです。水泳部の部長なので全編ほぼ水着。ただしいわゆる旧タイプスク水ではなく、競泳用なのがちと残念。でも競泳用は生地が薄く亜季奈のロリーなボディラインが浮き彫りになり良い感じです。でも、できれば無理矢理にでも旧タイプスク水を着せて炉りっ娘プレイを見てみたかった。また、亜季奈はほとんどが多人数プレイなのもミソ。さらにもともと先生(鬼畜外道)にあこがれて望んで身体を捧げた展開(さらに薬も打たれてますが)なので多人数でも悲壮感はないです。最終的には壊れるエンディングもありますが、個人的にお奨めは、すっかり適応して楽しいエロエロライフを送るエンディング。不特定多数の男性を相手に「えへへ、これ大好きなんだも〜ん」「しゃぶっちゃうも〜ん」といった感じでくわえ込んじゃうシーンが3つも!イメージ的にはこんなかんじか。炉りっ娘が笑顔で積極的に複数の男性のものをもてあそぶという構図は非常にキャッチーだと思うのですが、どうも世間的にロリキャラの扱いはお兄ちゃんとラブラブか、調教で壊れてというパターンになりがち。是非とも炉りっ娘で多人数淫乱プレイというのをもっとだしてもらいたいです。
ということで、個人的に本作は2003年のゲームでは一番実用性が高いと思います。(04.5.27)
評価:93
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