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電撃ナース2 モアセクシー  カクテルソフト

 ということで電撃ナース1にひきつづいて電撃ナース2(1994年作品)をプレイ。やっぱりすごいなこのゲーム。基本的構成は前作と同様なんですが、全体的にブラッシュアップされています。2ということで1のときほどのインパクトっていうのはないんですが、ストーリー性の増加とグラフィックの向上が著しいです。グラフィックに関しては原画をロマンスは剣の輝き2のNAK村氏(最近Leafへの移籍の噂もあるようですがどうなんでしょう?)が担当し、CGエディットにもCHARMさんや甘露樹さんの名前があり、おぉ〜この頃からやってたんだなぁ〜などと懐かしく思ったりして。あと、なんとなく巨乳キャラが増えたのもCHARMさんの影響か?なんて思ったり。

 で、もう一つのストーリー性の増大ですが、今回はモアセクシーと呼ばれる謎の5つの宝玉をめぐる黒十字団との戦いがメインになっており、これに新キャラの白馬鹿奈子(はくば・かなこ)と前作で謎が残されたままのクロコが絡んで展開されます。しかし根底に流れるのは主人公電波たんちと稲妻きららのラブコメであり、前作よりもこの部分が強調されています。ラブコメが実は好きな私としては嬉し恥ずかしで大喜びです。きららもグラフィックの向上に伴って可愛さアップ。彼女ってわがままでやたら子供っぽいですが、ちゃんと女の子なんですよね。その辺をいまいちつかみきれないたんちとのすれちがいが本当にラブコメだなぁ〜〜って(^^) 最近は純愛系といいつつも複数の女の子を対象にしたナンパゲーばっかりですからね、もっと(最終的に)浮気無しで一人の女の子とだけ結ばれる恋愛物も出してほしいです。女の子を各種取りそろえておけばどれかに引っ掛るだろうなんてのはあんまり良くないと思うんですよ、私は。結局、私もそれに引っ掛ってるんですが(^^;

 話はそれましたが、上質なコメディの基本として、ただギャグで笑わせるだけでなく喜怒哀楽をバランスよく取入れてラストでホロリとさせる心憎い展開となっています。はっきりいってお約束というかありがちな展開なんですが、それはそれ、キャラが立っているので感情移入も出来るのです。この辺はシリーズものの強みですかね。2で話は完結しちゃってるので3は望めませんが、別シリーズでこういうのを作ってほしいですね。当時のスタッフはほとんどF&Cに残っていないようですが(^^;

 オタクネタに関しては前回同様であいかわらずぶっ飛ばしています。時事ネタも当時の懐かしネタも満載。元ネタを調べるだけでも楽しそうです。個人的には麻雀大会で明細レディが出てきた時は大笑い。これは片山まさゆき氏の麻雀漫画「ぎゃんぶらー自己中心派」の迷彩レディのパロディっていうかそのまんまなのですが、この漫画に登場する雀士は何かしらのパロディだったりするわけで、電撃ナースのコマンドナースに共通するものがあるように思えました。もしかしたらこの辺に電撃ナースのネタの原型があるのかも・・・・。
 でもこういうネタが通用するのものあと数年かも。10年もしたら今は覚えている当時のネタも忘れちゃってそうですから。ドラクエVのヒロインの名前とかも忘れかけてたし・・・・。

 そんなわけで2000年夏のワンフェスで電撃ナースを出すことを決定!っていうか、すでに着手!!電撃ナース1&2バージョン、そして巨乳のアレのコンバーチブルモデルだ!!ってそんな余裕があるのか?!(2000.1.17)

 結局、夏のワンフェスには出せず。余裕を持って2001年冬のワンフェスに出すことに。 (00.4.3)

評価:96

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