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わがままカラミティ  RUNE

 雑誌でも大して紹介されてなかったんですが、絵とボードゲームってことに惹かれて購入。最近スパロボとかやっていたせいか、ゲームらしいゲームがやりたいって思ってたのね。

 内容は女神様の気まぐれにより天変地異の起こる世界で覇権を賭けて各国が都市攻略を行うというもの。主人公のグレン(って前作のFifthの主人公と同じ名前?(^^;)はそのうちの1国のわがままな女王の部下として雇われ軍を動かします。ゲームの構成は基本的にヘクス(6角形のマス)で区切られたマップ上で行われる陣取りで、(たぶん)都市を支配することによりHなイベントが発生します。CGは全部で57枚? まぁイベントは陣取りのご褒美みたいなものですね。実際、ストーリーモードの他に純粋にゲーム部分を楽しむモードも存在します。そっちはまだプレイしていませんがちらっと見た感じではなかなかの難易度で楽しそうです。
 1プレイが1時間程度で終わるってのもいいですね。やってることは戦争なんですが、シナリオはほのぼのとしていて楽しいです。ただしバグがあるらしく、一部の国ではフリーズしちゃいますが(^^;

 ということで陣取りゲームの部分の出来で本作の評価は決まっちゃうのですが、結論からすると結構いいですよ、これ。ちょっとCPUがおバカなところもありますが、何も考えずに勝てるような難易度ではありませんし、高いレベルではかなり厳しい戦いを強いられます。
 で、ゲームシステムですが、簡単にまとめると以下のようになっています。

・マップはヘクスで仕切られ、都市、森、荒れ地、山岳、平地、遺跡、聖域からなる。
・森や荒れ地では防御力に修正がつく。
・遺跡では攻撃力などに修正を与える魔法のアイテムを入手できる
・各国は自軍占領下の都市の数だけ軍隊を持てる
・軍隊はランダムに決められた順番により1つづつ動かせる
・敵がいるマスに侵入する場合は戦闘が生じる
・戦闘はダイス+戦闘修正で多い方が勝利。攻撃され負けるとその軍は排除される。
・各国、それぞれに森で攻撃力に+1されるなどの特徴を持つ
・勝利条件は規定数のマップ上の都市を占領すること

このあたりは一般的なディプロマシーやタクティクスIIなどのシステムによくあるものですが、最大の特徴は

・都市と聖域以外の地形は女神様の気まぐれでどんどん変化する

ってこと。

 この辺、ボードゲームのキングス&シングスとか思い出しちゃいます。あと女神様の気まぐれで状況がころころ変わるところ等はAHの名作「魔法の島の戦い」を思い出させます。っていってもみんな知らないか(^^; いや〜すごくいいゲームなんだよ、あれ。みんなコンピュータゲームばっかりしてないで、たまにはボードゲームしよ〜よ(^^; (99.11.21)

補足。
 前作Fifthではセーブ&ロード必須のシステムでしたが、今回もランダム的要素があるためセーブ&ロードに走ってしまう人も多いかもしれません。しかしボードゲームでさいころの振り直しは厳禁。さいころの目に左右されない戦略を組むのが、このゲームの楽しみなのです。
 どういう戦略を採ればいいのかは各自で考えてもらうとして、とりあえずセーブ&ロードに頼らないプレイをしましょう。ただし駒の移動ミスって結構あるんですよねぇ。一度動かすと訂正が効きませんから。みなさまもセーブはこまめにね!・・・・あれ?(^^; (00.2.27)

評価:75

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