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こみっくパーティー  Leaf

 しまったぁ〜〜〜〜!こいつをとっととプレイしなかったのは我が輩、一生の不覚。
初回プレイで由宇BadEnd、その後は鈴うた、Kanonとプレイしてしまい、プレイが滞ってしまったのだ。気を取り直して再プレイで詠美をクリア・・・・・・・ごめんなさい、私が悪うございました。一生ついていきます、詠美ちゃん様(#^^#)
まじでここまで萌えられるキャラって私にとっては珍しいよ、本当に・・・

 詠美シナリオ、CGにムラがあるような気がするがシナリオは最高!そうだよ、俺はこみパにこういう熱いシナリオを期待していたんだよ!単なる即売会を舞台にした恋愛ではなく、熱く同人を語るシナリオを!!そのノリで続けて、彩、ファンの女の子、由宇をクリア。彩はいまいち盛り上がりに欠けたが、その他は予想以上の熱さ!うげーマジですごいぜ!ここまできたら、他のシナリオが糞でも評価Aだぁ〜〜〜〜!

 ふうふうふうふう・・・・

 ちぃーーーっと興奮しちまったな(^^;
とりあえず、久しぶりに興奮できる作品に出会えたってことだ。世間では F&C のOEMだとか、Piaキャロ3とか、Leafの変節とか言われてるけど、そんなことはないぞ。ぱっと見にだまされてはいけない。こいつは良い意味でも悪い意味でもLeaf作品です。To Heart以降、ちょっと私的評価を下げたLeafだったけど、見直したぜ!

ってことで、ちょっとテンション上がってるので細かい評価はまた後で落ち着いたらね。(99.6.15)

 

 コンプしてからずいぶんと経つのですが、気持ちもすっかり落ち着いたところで続き・・・状況的にはワンフェスの準備で全然落ち着いてないんですがね(^^;

 まずは結構非難されている同人制作シミュレーション部分ですが、どんなもんでしょう?たしかにあれで同人誌を作った!という気分にはなれないかもしれませんが、ジャンル選定、ネタ決め、制作、印刷、価格設定と実作業部分の一通りの流れはおさえられています。シミュレーションゲームというには確かに面白みはないかもしれませんが、実際に同人誌制作の実作業自体はそんなにおもしろいもんじゃないと私は思うので、これは仕方ないかも。
 同様のゲームとしてPC-FXの「こみっくろ〜ど」という眼鏡っ子漫画家育成シミュレーションがありますけど、こちらも多少パラメータなどが増えているものの基本的流れは似ています。ただ、こちらではこみパでは懸案の自分の原稿が見られるんですよねぇ。でも自分の原稿が見れても、所詮プレイヤー自身が描いたわけではないので思い入れはありません。こみパでも作った同人誌が見れないのはいかん!って意見は良く聞きますが、見れたとしてもCGコンプ的楽しみしかないと思いますよ。それよりも下手に絵を出さないでジャンル、タイトル、ゲスト作家などから自分で完成した同人誌を想像する方がずっと楽しめると思います。CG枚数は有限でも想像ならば無限ですから(^^) ちなみに千紗シナリオでは自分の原稿の一部を見ることが出来ます。

 とまぁ、システム的にもそれほど問題ないですし、ゲームバランス的にもADV部分のつなぎとして丁度良いとおもうのですが、ただ注文を付けるとすると、客とのコミニュケーションが欲しかったかな?即売会の時、自分のサークルにいるとお客のコメントが聞けるとおもしろかったのになぁ。あとは、せっかく修羅場モードがあるのに全然使わなくてもクリアできちゃうのが残念。やっぱり即売会っていったら締め切り前の修羅場だよねぇ〜〜(^^)

 

 

 

 

・・・・・・ごめんなさい(T_T)

 

 さて、次にADV部分の話。
 このゲームのテーマは恋愛ではなく同人だと思うのですが、同人色の薄いヒロインのシナリオも別のところで濃く盛り上がっており全体としてシナリオは良い出来だったと思います。同人色が薄いといってもシナリオのクライマックスには同人が絡んでおり、単なる即売会を舞台にしたPiaキャロには終わっていないのことに感心。南女史シナリオについてはちょっと無理があると思うけど、千紗シナリオなどは後半いかにもこみパという展開で楽しませていただきました。
 「同人」とは「同じ志を持った仲間」のこと。男女の恋愛関係にこだわらず、助けあうパートナー、助け合う仲間として登場人物の行動を見ていくと、このゲームのシナリオはかなり深く楽しめますよ(^^)

 しかしこのゲーム、同人にまったく縁のない人にはおもしろさはわかりにくいかもしれない。前述の同人誌を想像するということについてもゲスト作家とかに関する知識がないとつらいですし、シナリオ全体に関しても即売会の空気というかそういうものを吸っていないとピンとこないかもしれない。話の途中途中に同人世界というかヲタク世界の用語が解説されますが、それも知らない人に対する説明というよりも、ヲタクな言葉を一般人に説明しているというギャグになっている気がします。それでもたまにはそういう濃いぃゲームもいいんじゃないですか?かならずしも万人が楽しめる必要はないですからね、18禁なんだし。

 ところで、「こみパはカクテルのOEM」とかいう話も聞きますが、そんなことないですよ〜。まず第一にヒロインがカクテルポーズじゃない(一部、あるけど・・・カクテルポーズ(^^;)、第二にHシーンが親父。この辺はさすが、スタッフは代われどLeafといったところです(^^)
 まぁ実際問題、こういう同人をネタにしたゲームを作れるのはLeafくらいしかありませんでしょう(アリスソフトもいけるけど、ぷろGみたいにちょっと違う展開になるな(^^;)。まだまだ今作でやっていないネタ(18禁本とかCG作家とかその他即売会に関する問題点とか)もあるでしょうから是非とも続編を作っていただきたいです。そのときはフィギュア原型師ネタとかも入れてくれるとうれしいっす(^^;  (99.7.12)

 その後、ガイナックスのOVA「おたくのビデオ」がDVDになったんで購入。実は初めて見るんですがね、これ。前半のおたくのビデオ1982でテニス青年だった主人公がおたくの世界に引き込まれていく様はまさにこみパの前半部分と同じ。しかしその後の運命は大分違いますけどね。この辺が作品に対するスタンスの違いというか、時代の違いというか。おたくのビデオで主人公がどんどんだらしなくなって振られちゃうのと、同人世界でもてまくるのではねぇ。もてる奴はどんな世界でももてるってことでしょうか・・・・(;_;)
 まぁ、ゲームとは関係ない話ですが、おたくというものを考える上で参考になると思うので、特に70年代以降の若い人は見ておくべし。 (00.4.4)

 Eログにドリームキャスト版移植に関するスタッフのコメントが載っていたのですが、それを読むとこみパは純粋なラブストーリーで、それを単に同人誌世界でやっているだけなどと書いてあります。私が今までこみパは恋愛メインではなく同人メインだ!と行って来たのは何だったのだろうか。これじゃぁ、やっぱり同人版Piaキャロなんじゃないか・・・・。まぁ、恋愛っていうテーマは売れ線であるし、Leafはもともと売れ線狙いの企画(二番煎じではないが)でやってきた会社ですから順当と言えば順当なんですが。 (00.11.3)

評価:94

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