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輝く季節へ KID

 TacticsのONEのPSへの移植作です。おっ!初めての一般作品だな(^^)
同時期にTo HeartのPS版が発売されてますが、そっちは私は買っていません。だって来栖川先輩とかのシナリオが基本的に変わってないんだもん。駄目駄目!!

 で、「輝く季節へ」なんですが、基本的にベタ移植です。変更部分としてはヒロインたちのボイス化、効果音の追加、CGの追加、Hシーンの変更、テキストのノベル風全画面表示化、新キャラの追加、おまけシナリオ、OPアニメ、セーブシステムの改良ってところかな?

 まず、OPアニメは絵柄どうのではなく、内容がなくて駄目。センス悪し。ゲームクリア後のおまけシナリオは本当に単なるおまけ。追加CGは絵柄が違いすぎて違和感ありあり。でもまぁ、もともとWin版もCGにはかなりばらつきがあったし、CGが見所っていうような作品でもないので不問にします(^^;

 ボイスについては、ひとそれぞれ持っているイメージがあるでしょうけど、私としては概ね許容範囲。詩子などはかなりいい感じだと思います。逆にみさき先輩はしゃべり方がしっかりしすぎていて、私的に「かわいらしい大人」のイメージがあったので違和感が残りました。でもまぁ、みさき先輩もしめるところではしっかりした印象なので、そういう場面では違和感はないかな?そう考えると、みさき先輩についてはシーンごとに話し方に差を付けてメリハリを出してもらいたかったですね。またオリジナルスタッフがいない状況では難しいものがありますが、できればボイスに適した台詞への修正がほしかったです。
 あとせっかくの効果音もテキストをとばすとすぐに消えてしまい、意味がありませんでした。雨の音などシーン中ずっと流れていれば効果的だったと思うのですけどねぇ

 シナリオの変更箇所はPSにおいて不都合な飲酒やHなどの描写などですが、Hシーンについては椎名シナリオなどはない方が話的に納得がいくので、その変更は良かったと思います。
 しかし新キャラのシナリオは理屈っぽくってなじめません。展開も唐突で、シナリオ自体も短くいくら浩平が理屈を述べてもむなしく空回りしていました。ありがちな恋愛シナリオにしなかったのは良かったのですけどね(^^;

 ということで、Win版をすでにプレイしている人には特にお勧めしないのですが、だからといって意味がないかといえばそうではなく、Win環境のないひとにONEをプレイさせることが出来るという意味があります。これって結構重要なことですよ(^^) (99.4.10)

評価:80(Win環境以外の人には)

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