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堕天使ジブリール・アリエス
 魔界天使ジブリールepisode2のヒロイン、ジブリールアリエスです。本来は正義のヒロインなのですが、毎回、触手(エターナルワーム)との戦いに負けて攻められるうちに最後はエロエロな堕天使になってしまうという話ですので(注:かなり偏った説明です)そんなHappyEnd のイメージでまとめてみました。原型製作過程はこちら

 いわゆるエロフィギュアとなりますが、基本的に原作の雰囲気というかイメージを重視しているつもりです。いわゆるエロパロではなくリスペクトというか、そんな感じ。少なくともゲームの内容からすれば、これは非常に素直な作りだと思います。その所為か、版元の方にも「本望です」と言って頂けましたw

 とはいえ、猥褻表現という世間的な制約もありますのでその辺は多少なりとも気を遣っております。ちょっと話はずれますが、「萌え」という言葉を私は「記号論的な性愛的嗜好」と理解しています。アニメ・漫画のキャラクターなどはまさに記号の塊で、眼鏡っ娘、三つ編み、委員長、巨乳などという萌えタームもまさに記号であります。マスコミがなかなか萌えというものを理解出来ないのは、彼らが記号を漫画から読みとれないことに起因していると思われます。(まぁ、漫画になれたオタの人でも漫画の読解能力に差があるので萌えのとらえ方も異なるのですが)

 というどうでもいい話をしましたが、今回はリアルな女性器などの表現よりも、記号的な萌えを詰め込んだということです(その実験がFち娘)。ちなみに、今回仕込んだ記号は触手、貧乳、フェラ、極太拡張、中出し、腹ボコってところかな?
拡大写真

 ということで、ひさびさの大物で、珍しく自分にしてはちゃんと完成見本を作ったと言うことで、製作ガイド。まぁ、皆さん塗装技術が高いのでいまさら私が書いても恥ずかしいだけなのですが、かなりごちゃごちゃとした作りなので・・・

 基本的な軸はすでに成形済みで、対する穴(φ2mm or φ1.2mm)を開けていけばほとんどのパーツは組あがります。穴の開け方で、うまくパーツが合わないところも出てきますが、そこは改めて金属線で軸を打ち直せばOK。調整が必要なのは腕と右脚くらいだと思う。触手は位置あわせが大変なように見えますが、くみ上げれば自動的に所定の位置におちつくと思います。
 大きな修正が必要なのは背中の襟というかマントというか、そういうパーツ。これは仮組みしてきちんと合わせる必要があります。ちなみに仮組時の基本的ガイドとなるのが、触手の小さな突起と背中の穴。これを中心に組み立てます。

 今回は成形色を白としています。服が白ですしね。で、気泡穴埋めなどで大活躍が、シアノンの白色瞬着。これはもう手放せません。アルテコ瞬着パテの100倍くらい使いやすいと思われ(自分基準)。なんといっても白い、柔らかい、適度な粘度(ただし固化が遅いので瞬着硬化促進剤が必須)で使いやすい。これと細かな傷埋めでフィニッシャーズのホワイトアクリルサーフェイサーで表面処理をおこないました。本当はサフレスで仕上げようと思ったのですが、肌色部分が思いの外少ないので、全面ホワイトサーフェイサーで塗りました。そして白を仕上げて、クリアを吹き重ねてつやつやに。ただしスク水部分は質感を考えて、光沢クリアは吹いてません。陰影はつけすぎるとうるさいのでエナメルの薄いグレーを軽くシワに塗っただけです。

 次にマスキングして肌色塗装。肌色はもでらーTさんを参考にキャラフレ2+黄色をクリアで希釈して使ったのですが、クリアの希釈が不十分でやたら濃い色に・・・・。でもやりなおす時間がないのでホワイトをクリアで希釈した物を吹いて、色を落ち着かせました。
 尚、白スク水の左乳と腹ボコのあたりは薄く肌色を、さらにその上から白を吹いて透けっぽくしてみました。

 服の青いラインはスカイブルー+ライトブルーですが、上着の細いラインは当初、デカールで処理する予定でした。しかし、印刷精度(MDプリンタはべた塗りが苦手)と曲面にうまく細いラインをなじませることが難しかったので、一部を除き断念。筆で塗りました;;

 髪の毛はパープル+白+少量の青、リボンは赤+白+少量のパープル、丸い飾りはメタリックブルーです。

 さて、主役の触手ですが、今回はち○ぽタイプということで、テカテカな肉色でまとめました。色のベースはキャラフレ2にタンをくわえたもの。そして亀頭部分はさらにクリアレッドをくわえて充血した感じで。根本の方は皮を被った感じでウッドブラウンをくわえて色調に変化を与えました。本体は全部肉色だと面白くないので触手のもう一つの雄である芋虫タイプのイメージですこしくすんだ緑色にしてみました。はっきりいって、触手が一番手間がかかってるかもしれませんw

拡大画像
 
 眉、まつげ、瞳はそれぞれデカールで処理しようと考えていたのですが、まつげは貼りにくいということでやめ。瞳は貼ってみたものの、バランスがイマイチだったので、デカールの上からミリペンやらマーカーやらエナメルやらで修正を重ねて、ほとんど原型をとどめておりません;; 眉は位置あわせが出来て細いラインが作れるので非常に便利なのでこれからもやろうかと。というような状況ですので、今回はデカール添付をあきらめました。ぶっちゃけ、油性やアルコール系の極細ペンなどがあれば目は簡単にかけます。黒ラインはアルコール系より油性の方があとでにじまないしノリが良いです。

 最後に各部のツヤを整えます。服はエナメルっぽい感じでつやつやの光沢に。触手も亀頭部分はつるつるの光沢に、根元は半光沢。今回、組み立て時にこすれて白い服に色移りすることが予想されるので、クリアは念入りに重ね吹きしました。
髪の毛、肌色、リボン、白スク水などはつや消し。スク水の透け部分には薄く光沢クリアを吹いています。ちなみに肌色についてはパステルで陰影つけなどをする関係で、もでらーTさんの助言に従い、塗装面のやわらかな水性塗料のクリアを吹いています。肌の仕上げは前述のようにパステルですが、仕事柄、エアブラシで陰影を塗装するよりも粉をはたく方が性に合っているようです。化粧品の扱いなら多少は心得ているw
 あと、右足の銀のわっかはアルミテープを貼っています。レプリカントの記事を見て早速試してみたw

 組み立ては右脚、右手〜触手〜白液〜口、左もみあげの3カ所が苦労するかと思われます。がんばってとしか言いようがない;;
 上と下のお口の白濁液は瞬着でがっちり固定します。その際に例のシアノンを使うとそれ自体が白濁液っぽいのでベスト。最後に接着部分周囲にエナメルクリアを塗ったくって濡れ濡れ感を出しました。

 ということで完成〜〜。パーツ数は多いですが、色数も少ないですし、パーツの合いもそれほど悪くないと思いますので、ヤフオクで売ったりせずに是非完成させてください。そして完成品を見せて〜〜〜!汁まみれにするとかの魔改造も大歓迎よ!!

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