タイトル | : Re:アスリート変身の館「沼ノ端四拾八手 |
投稿日 | : 2013/11/18(Mon) 23:34:11 |
投稿者 | : 徒然地蔵 |
参照先 | : |
いいですねー。
高飛車な女子による、夢破れた女子達への追い打ちを掛けるような仕打ち。
美歩の絶対者的な存在感が素晴らしいです。
美歩の動機は「いびり」よりも「相撲好き」にありますが、それが返って残酷ですね。
アイドルを目指し、必死に歌と踊りの特訓をして美貌とプロポーションを磨いた少女が、
ダイエットもしたであろう少女が、なりたかったものとは逆の容姿を強制されてしまう。
それもたった一人の相撲狂の願望のために…。
萌えます。
撫子の醜態を晒す姿と不条理感は圧巻でした。
そして何より良かったのは、早苗が相撲部屋の不条理をたっぷり見せつけられた後に、
不条理仲間となるスタート地点、巨漢養成システムに拘束されて終わるという展開。
これから自分が失われていくのを早苗は何もできないまま半年も観察しなければならない。
そのスタート地点の絶望は、恐らく軽くエントロピーを凌駕します。
早苗の変身を描かないことで「これから早苗の少女らしさが失われる」という不条理を
これでもかと際立たせているのは、逆説的というか、かなりの技ですね。
感服ですー。
- WebForum -