Hunz は Five Musicians
のメンバーとして有名ですが、結成時からのメンバーではありません(最初は
Mellow-D, Necros, Basehead, Big Jim, Purple Motion)。しかし、Tracking
のキャリアは、そのはるか前から始まっていて、ホームページでも紹介していない最初期の作品が
Aminet
に数曲ある他、Heretic、Smash などのグループ(寡聞にして詳細不明)で活動していたようです。
彼が Five Musicians に参加したのがいつなのか、確かなことはわかりませんが、1997年
5月にリリースされた 2周年記念アルバムに彼の名前がないことから、Hunz 自身による
Rap 風のヴォーカルをのせた、一風変わった Trip Hop "Volume"
(Hornet/779KB) のリリースされた 1997年 7月が Five Musicians での活動の始まりではないかと思います。
この 1997年は、Hunz の MOD 制作活動が最もさかんだった年で、Basehead との共同制作で(これが
Five Musicians 参加の契機かもしれません)、MC5 の Veteran 部門第5位だった
Ethno "Digital
Ritual" (Hornet/511KB) の他、代表作である "Whiplash"
(Hornet/532KB)、"Clone
It" (Hornet/477KB) などがリリースされています。
1998年には、Scene の有名 Tracker たち Scirocco, Tito, Radix,
Purple Motion, Xerxes, Basehead, Laxity, Mick Rippon, Hunz, Mystical, Nemesis,
Keith303 という豪華キャスト による Music Disk "Stage
Nine" (Hornet/6.64MB)に "Joy in Africa Iron Curtain"
を提供。また、この年にリリースされた "Send
Me Driftin'" は、Hunz の代表作として非常に高い評価を得ています。
1999年に入っても、3月に "On Me" をリリースするなど、相変わらず精力的な活動を続けていましたが、彼がヴォーカルをつとめるバンド、Beanbag
が Sparrow Records
と契約、2000年1月に Debut Album "Free Signal" をリリースしたこともあり、彼の現在の音楽活動はバンド中心となっているようです。Hunz
曰く、Rage Against the Machine
のようなハードコア系のバンドということ。Sparrow
Records のサイトや CDNOW
などで試聴、購入できます。
(2000.05.09)
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