02/01
「爆竜戦隊アバレンジャー」

 デズモゾーリャは確かに倒されたが、強力な残存思念がエヴォリアンの城に乗り移り、アナザーアースを死の世界に変えるべく動き出した。
 ごっつい幽霊やな。


「仮面ライダー剣(ブレイド)」

 廃虚と化したボードはまたたくまに整地されてしまったが、生き残った研究員、広瀬栞は使える機材を運び出し、虎太郎宅にオペレータールームを設営。橘に 裏切られて落ち込む剣崎に発破をかけ、対アンデッド活動を再開した。
 
 そんな中、天文台に新たなアンデッドが出現。だが駆けつけたのは剣崎だけではなかった。
 天音が天文台にいると知った相川始は仮面ライダー・カリスに変身。アンデッドを撃退した。
 って、アンデッドを感知するわ、バイクごと変身するわ、謎の言語でアンデッドと会話するわ、流れる血液が緑色だわと、明らかにブレイドやギャレンとは違 う!!
 カリスのシステムや始の肉体の謎って..?!
 
 第1話では「ライダーの記憶を無くしている」「ライダーの力を恐れている」のどちらかもしくは両方と思われた始だが、アンデッドやブレイドに積極的に仕 掛けているところを見ると、そういうわけではない?


 02/03
「GUNGRAVE」「GRAVE」

 今日は、第1話をこれまでの話を踏まえて再構成した「もう一つの第1話」
 主な新規映像は、
 
 冒頭の戦闘シーン
 オーグマンだけでなく装甲車まで出て来るが、グレイヴは突っ込んで来た装甲車を受け止めて投げ飛ばし、仕込みカンオケのロケット砲で爆砕。

 混濁した記憶(ブランドン編の映像が次々にフラッシュバック)に苦しみな がらも、肝心なことはきっちり思い出すグレイヴ
 「オレの名前は..ブランドン・ヒート..」
 「守ることは、決して裏切らないこと。決して..」
 こんな状況のブランドンに「お前の名前はビヨンド・ザ・グレイヴだ」なんて言ったら、よけい混乱を招かないかドクター?!
 
 ところで、墓場でグレイヴが倒した巨人型オーグマンは、今にして思えばトキオカ執事を踏みつぶしたヤツか?

 オーグマンが全滅してから2度目の会議
 ここで「敵はネクロライズ化されたブランドン」であることが幹部らに説明される。
  文治「わかった。あの男はオレが殺る」
  ベア「待て、九頭!」
  文治「なぜだ? ヤツは組織の裏切り者だ。裏切り者に与えられるのは死、のみ。それがミレニオンの鉄の掟のハズだ」
  ベア「ヤツはネクロライズされている!!」
  文治「かまうか」
 あからさまな悪役ゼリフ、それも目新しい単語や言い回しなど何もないとい うのに、一言一言がなんてかっこいいんだ九頭文治。
 しかもネクロライズの強さはブラッド・ウォーとの戦いで経験済みのはず。それに生身で挑もうとする心意気も半端じゃない。
 しかもあのメンツでいちばん後輩のはずなのに、いつの間にやらみんなにタメ口叩くようになってるし。
 
 ベアのスペリオール化がまだなのは先週の彼の言動からほぼ明らかだったが、文治もまだみたいだな。
 できれば一度生身でグレイヴに挑んで敗れ、雪辱を期してスペリオール改造を受ける..なんていう燃える展開だといいな。
 
 文治を制して名乗りを挙げたのは、スペリオール化した自分を試したいというボブ。
 今まで悪役っぽさをほとんど見せない温和なキャラクターだったんだが、ついに「イヒヒヒ..」と奇声を上げながらムクムクと体を膨張させていく。
 リーと同じく、彼もおかしくなっちゃったか。
 
 EDのキャスト欄。いちおうヒロインのはずのミカの位置がすごすぎ。最後からいっこ前。
 マリアの下なのはわかるが「黒服の男」のすぐ上って..
 
 ところでウィッジとゲーリーは元気だろうか? グレイヴにあったら驚くだろうな。
 ゲーリーだったら白目むき出しで
 「ひイィィィィッ! ブランドンのおばケェェェェェェッ?!」
 とかなんとか、ド派手に驚きそうだ。
 
 とか考えてたら、2 月分のストーリーにふたりが登場することが報じられていた。
 でも、あらすじといい「DUTY(義務、職務、本分)」というサブタイトルといい、ミカを守って死にそうだな..
 
 

 ハリー「オーグマンが全滅した? 公社の人形どもの仕業か?」
  リー「いえ、フラテッロらしき男女が潜入した形跡はありません」
  ボブ「ヴァチカン特務やヘルシングの方もウラが取れたよ」
  文治「Σやバドーのブリキどもにやられた、てんじゃないだろうな」
  リー「ラグナ・グロックが聞いたらどんな顔をするでしょうね」
  ベア「先週の報告にあった”仮面ライダー”はどうなんだ? やつらはそれこそ神出鬼没だぞ」
  ボブ「10人とも日本にいたよ。オウムに納品した20体を全部パーにされたって、さっき連絡が」
 言いながら、ボブが防犯カメラの映像を見せる。オーグマンの群れに向かってリーダーらしきひとりの男が、
  『出たな! ミレニオンの改造人間!!』


 なんか、グレイヴがいなくとも、ハリーの「自由」への道のりは険しそうだ な..
 しかも書いてて違和感ないし..


「わがまま☆フェアリー ミルモでポン! ごおるでん」

 ショップ妖精のカモモが勢力を拡大。安売りに24時間営業、さらに当たりもしない懸賞のために無駄な買い物をさせたり、ミモモショップへの嫌がらせなど が続き、店長代理のクモモと協力するミルモたちは追い込まれていく。
 そんな時、ついに店長ミモモが長期休暇から帰還。それは奇しくも、ビヨン ド・ザ・グレイヴ復活と同じ日だった。

 事情を聞いたミモモは店内が盗撮されていることに気づき、起死回生の商品と称して一枚の図面をミルモたちに見せる。
 数日後、盗撮した図面から作った「冷蔵庫つき腕時計」はもちろんまったく売れず、カモモは多量の不良在庫を抱え込んでしまう(図面読んだ時点で気づけ よ..)
 一方ミモモは、真の起死回生商品「携帯電話つき腕時計」を無料配布。最大の機能「ミモモショップとの直通回線によるオンラインショップ機能」によって きっちり利益を回収。さらにカモモから悪事の自白を引き出し、携帯を通して妖精界中に暴露。立場を無くしたカモモと店をミモモショップの小売り店として吸 収合併した。
(ザ・ハングマンみたいだな)
 
 ミモモの商才といいラット(最近見ないな)の戦術といい、少女漫画誌連動作品なのになんて知的な戦いなんだ..
 
 今回ワルモ団はカモモの手先として、当たりの出ない抽選でサクラを演じたり、主婦に化けて(汗)ミモモショップの悪い噂を振りまいたりと、かなりまとも な悪事をしていた。
 兵隊を使うのは指揮官次第ということか。カモモも給料の支払いを渋りすぎて墓穴を掘ったけどね。
 
 帰ってきたミモモは、子供のコミモモを連れ、彼(?)のことにも休暇中の行動についても口を濁していた。
 一体どんな伏線や展開が?


 02/04
「SDガンダムフォース」

 シュウトはS.D.G.( Super Dimentional Guard )の秘密基地グランベースに案内される。
 
グランベースは雲に擬装され、人工衛星から超剛性ワイヤで吊り下げられた空中建造物だった。
 う〜ん、SFらしい設定ではあるんだけど、軍事施設の工法としてはやばくないか?
 ワイヤ切られたらまずいだろう?

◆ガンダミュウム製のワイヤは今世界では屈指の強度を誇り、ダークアク シズは最終的に「ビグ・ザムによる直接攻撃によって基地そのものを放棄させる」ことでようやくネオトピア制圧への糸口をつかんだかに見えたのだが..


 02/05
「十兵衛ちゃん2 シベリア柳生の逆襲」

 あのEDアニメの「GUNGRAVE」「GUN SLINGER GIRL」「超重神グラヴィオンZwei」バージョンを作ったらすごいことになりそうだな。
 
「GUNGRAVE」
 ・ウィッジとゲーリー(いきなりかい)
 ・ボブとリー
 ・くわえ煙草でひとりでこいでる文治
 ・ハリーとシェリー、遠くからついてくるベア
 ・ブラッド・ウォーとカノン・バルカン(汗)
 ・マリア、ミカ、ダディ、あとトキオカ執事も(涙)
 ・ラストは太陽に向かってこいでいく、チンピラ時代のハリーとブランドン(滝涙)
 
「GUN SLINGER GIRL」
 ・ヘンリエッタとジョゼ、後ろからついてくるフェッロ
 ・とにかく楽しそうなリコと、黙々とこいでいるジャン
 ・微妙に距離を取ってるトリエラとヒルシャー
 ・荷台と前カゴにいっぱい本を積んでよたよた走るクラエス
 ・アンジェリカと保護者一同
 ・ひとりでこいでる課長
 
「超重神グラヴィオンZwei」
 ・琉奈と、前カゴにロロットを乗せてこぐリィル(姫って自転車こげるのか?)
 ・斗牙とエイジ、それを全速力で追い抜いていくフェイ
 ・残りのグランソルジャー
 ・巨乳を揺らして不安定そうなミヅキとエイナ
 ・大統領と関係者一同
 ・レイヴンはやっぱりひとりか?
 ・メイドたち山ほど引き連れて堂々と胸を張ってこぐサンドマン
 
 作品間の組み合わせを考えると、
 ・グレイヴとアーカード
 ・ウォルターとDr.トキオカ
 ・斗牙とリコ(天然系つながりということで)
 ・文治とクラエス(組織の中の一匹狼つながりということで)
 ◆前カゴにロロットを乗せてこぐリィルと、同じく前カゴにネコを乗せてこ ぐ九頭文治
 

「コメディー お江戸でござる」

 角替和枝がちょくちょく出演するようになったも、やっぱり「仮面ライダー効果」なんだろうか。
 

 02/06
「超重神グラヴィオンZwei」

 グラヴィオンの内部に侵入するゼラバイア。その触手がリィルのコクピットに潜入。
 恐怖に陥るリィルの中で彼女の記憶が目覚め、その秘められた力は、ゼラバイアを消失させてしまう。
 彼女が口にした自分の本当の名前。エイジらは驚愕し、本人は気を失い、そしてサンドマンはヤケクソ気味に笑い転げる。
 そ、そうか.. リィルのファミリーネームが不明だったり、サンドマンが彼女の存在を長いこと明かそうとしなかったのは、そういう理由からか..
 いつも平気でネタバレ記事を書いているけど、今回ばかりはさっさと書いてしまうべきか迷うところだ。
 
 ひとことで言うと「乾巧」 ってバレバレか。

 EDのキャスト欄、リィルのフルネーム表記が、痛い。


◆彼女のフルネームは「リィル・ゼラバイア」 なんとサンドマンの実の娘であり、彼女の母ルフィーラは、現在「ゼラバイア」と呼称されている戦闘システム 「ジェノサイドロン」の開発者ヒューギ・ゼラバイアの妹だった。
(つまりサンドマンはヒューギの義弟、妹婿になる)

◆今話でのゼラバイアの自己崩壊は、万が一にもリィルに危害を加えまいとしてヒューギが組み込んだ安全装置によるものだった。そしてこの設定は、最終回へ の重要な伏線となった。


 
「トランスフォーマー スーパーリンク」

 予知夢でエネルゴンポイントを感知したキッカーはロードバスターらと共に雪山へ。
 さっそくショックウェーブらが来襲するが、ポイントを特定したキッカーたちにジョーンズ博士からの「ビッグプレゼント」が届く。
 それは、エネルゴンの採掘、研究だけでなく護衛も行う武装サイバトロンシティ。巨大なそれは着地と同時にコマンドジャガーを押し潰し、対空砲火でシャ ドーホークやメガザラックを蹴散らしていく。
 ついに謎の敵に対し、地球人とトランスフォーマーの本格的な反撃が開始された。
 
 キッカーらが探索に出ている間、オーシャンシティで待機していたグランドコンボイは前回破壊されたグランドフォースの改良版を受け取っていた。
 前のものより動きが良くなったとのことで、コンボイは合体テストに満足しただけでなく、キッカーらに合流した際にも、ポイントからの退避を命じにきただ けで戦闘するわけでもないのに、わざわざ合体していた。
 よっぽど気に入ったんだな..
 
 地球人とトランスフォーマーの反撃に危機感を覚えたアルファQ(そういえば今週初めて名前を呼ばれたな)は、ショックウェーブやサンドストームを従わせ るための方便でしかなかった「メガトロンの復活」をついに実行に移す。
 キャストはどうなるんだろう? 前作から変更がないのはラッドとアレクサ、あとは姿が変化していないデストロンの3人だけなんだよな。
 できれば梁田清之御大に続投してほしい。

 02/07
 
「紅ノ牙」のCDを買った。
 エイジたちがこっちを向いているのにリィルとサンドマンと、やっぱり素性が謎な斗牙が横を向いているジャケット画が本編の悲劇性を、そして2番の歌詞
 「絡み合った 運命を解き明かせ 二度と 誰も 迷わせない」
がその先の希望を見事に象徴している。
 
 
「超星神グランセイザー」

 ガントローラーを奪ってガントラスを起動させたロギアたちだが、なぜか太陽破壊作戦や自分たちの撤収を始めようとはせず、駆けつけたガルーダ、リヴァイ アサンとの戦闘を開始する。
 ああいうのを手にすると使ってみたくなるという欲望は、地球人も異星人も同じか。
 
 ガントラスは名前の通りの強大な火力、そして腕力で2体を圧倒。
 さらに装甲も頑丈で、カリンを倒したファイヤーバードクロー、ラディアを倒したハイタイドブレイクも通用しない。
 ガントラスは大ジャンプで起こした地震とロケットパンチで2体を倒し、飛び去った。
 
 今回の巨大戦闘は、ロボットの重量感や被弾、転倒時の衝撃とかがはっきり表現されていてかなり見応えがあった。
 
 ガントラスの奪還や破壊には失敗したが、愛と和久井博士はやっとのことで親子としての対面を果たす。
 そのふたりの後ろに天馬が現れ、博士が愛に渡そうとして誘拐のどさくさで落としたぬいぐるみを置いていく。
 さすが、本職の運送屋さんだ。


 02/08
「爆竜戦隊アバレンジャー」最終話

 デズモゾーリャは今度こそついに倒され、爆竜とアスカ、マホロ、そしてふたりの赤ちゃんはダイノアースへと帰っていった。
 そして半年後、それぞれの生活や仕事を始めていた凌駕たちが再び恐竜やに集い、同窓会を始めたところで「完」
 
 そこまではいいんだけど、「アスカ、マホロ、リジェそっくりの親子連れ」「仲代とリジュエルそっくりのカップル」を出したのはどうだろうか? 「そっく りさん」なんて中途半端なことをするくらいなら、「実は仲代は生きていた」「どうやったかは知らないけどアスカや爆竜たちがまたやってきた」くらいはやっ ても良かったのでは?


「仮面ライダー剣(ブレイド)」

 烏丸所長の脳波とコンタクトした広瀬は、接続を維持するためのパスワード探しに没頭。
 やっと見つけ出したそれは「DOUBLE JOKER」
 接続に成功した烏丸はアンデッドの正体と目的の説明を始める。
 1万年前、53種の生物の不死個体「アンデッド」が種の生き残りを賭けて戦い、その結果人類が勝ち残り、残るアンデッドはカードに封印された。
 しかし3年前、「あるアクシデント」によってアンデッドの封印が解かれ、彼らは間違った方向に進化した人間を排除すべく無差別殺人を開始した。
 
 しかし、ディアー(ヘラジカ)アンデッドを倒した剣崎に、橘はさらに衝撃的な事実を告げる。
 アンデッドの封印を解いたのは烏丸たちであり、自分たちライダーはその尻拭いをさせられていたこと。
 そして、急造されたライダーシステムは装着者に負担を強い、自分も剣崎もいつ死ぬかわからないこと。
 
 井上敏樹作品にどっぷり漬かっていたせいか、第3話でここまで何もかも明かされると逆に違和感たっぷりだな。

 それで、「DOUBLE JOKER」って何? 非人間型52体と人間型1体の他にまだ1体いるということ?

 アンデッドと会話し、アンデッドと同じ緑の血を流し、人間を一部を除いて軽蔑する相川始。
 彼がヒューマンアンデッドなのか?
 
 橘は謎の咳と自分の肉体が砕け散るイメージに呵まれるが、「戦うことでこの体が治るような気がする」とライダーとしての戦いを続けていた。
 それって、自分の肉体がどんどんアンデッドに取り込まれていくということでは..?
 
 ブレイドはライダーキックでディアーアンデッドを撃破。「6:THUNDER」のカードを手に入れる。
 これで電キックが使えるようになったわけだな。
 
 次回、広瀬は烏丸と共にアンデッド復活に関わったらしい人物の探索を開始。
 始は天音の父の死に立ち合ったらしいが、彼はどうだったんだろう? カメラマンだったというから違う?
 
 これで残された謎は、
 ・ボードの上部組織とその目的(予告で言っていた「不死の獲得」?)
 ・始の素性と肉体の秘密、カリスのライダーシステム
 (ヒューマンアンデッドもしくは上部組織の作った不死化人間の実験体?)
 ・54体目のアンデッドの存在の有無
 ・剣崎と橘はこの先肉体の危機をずっと抱え続けるのか
 ・最強最後のライダー「レンゲル」(上部組織の作った最新型システム?)

 剣で戦うからブレイド
 GUNをレン射するからギャレン?
 弓でカリをスるからカリス?
 じゃあレンゲルは、レン続でケル、つまり金の赤のクウガやインペラーのような、キックを強化する足甲型ラウズユニットを使う?
 

「お宝映像クイズ 見ればナットク」

 萩野崇がゲストに出ていたんだが、全問不正解..


 02/09
「B-伝説! バトルビーダマン」


 グレイに裏切られたショックで落ち込んでいたヤマトだが、ミエから大賢者アルマーダの話を聞き、彼に教えを請うべく旅に出た。
 ところでブルはどこいった? 善良モードはともかく凶暴モードの彼は戦いを求める性質だから、グレイが出て行き、ヤマトが戦意を喪失したのを見て、出て 行ったのか?
 
 同じくアルマーダの弟子入りを目指すビーダー、ツバメと出会ったヤマトは、彼とケンカしつつも共に旅を続ける。
 そしてやっと、というか偶然みつけたアルマーダは、巨大なネコだった。
 この番組のスタッフは、本当にネコが好きだな。
 それに、言葉を話すネコやカラスが当たり前に存在する一方でヤマトの育て親のタメゴローが普通のネコだったりするところは「アンパンマン」を彷彿とさせ る。
 
 アルマーダがふたりに課した入門テストは、「両手で同時に○と×を書くこと」
 何の役に立つかはわからなくとも、ふたりはやってみると結構難しいこの試練にのめり込んで行く。
 その成果はすぐに現れた。リーが送り込んだ式神にビーダマンで挑むふたり。その時、
 「おおっ! 発射と弾込めが同時にできる?!」
 ヤマトとツバメは一晩中撃ちまくり、すべての式神を撃破した..
 いいねえ、こういうノリ。
(「マリみて」といいこれといい、筆者は最近なんでも「GUNGRAVE」につなげて楽しんでいるような..)


 02/10
「GUNGRAVE」「SUPERIOR」

 以前「なぜ戦闘要員でないボブが上級戦闘サイボーグであるスペリオールに改造されたのか」について少し書いたんだが、今話の冒頭でいきなり詳しい説明が なされていた。
 ボブは食いすぎが原因の脳血栓で倒れ、意識不明の重体。彼を救うにはまだ成功例のないスペリオール化しかないとラグナ・グロックに聞かされたリーは、ま ず自分を実験体に 使えと要求。
 涙が出てくるような熱い友情だが、親友だったら彼が倒れる前に彼の食生活をなんとかしてやるべきだったのでは?

 ミレニオンのことをろくに知らされていなかったミカは、情報屋のスコット(3話にちょこっと出ていた人)から組織の詳細を聞く。
 ミレニオンの構成員はブランドンたちが入った頃の2.5倍の2万人にまで膨らみ、ベア、ボブ、リー、文治は「四天王」と呼ばれるようになっていた。

 九頭文治は下についた者たちを次々と「使えない」という理由で殺し続け、独り身を続けていたらしい。
 てことは、ブランドンから引き継いだトゥルー・グレイヴあらため九頭組は、全滅しちゃったの?!

 ボブが流した偽情報を聞いたグレイヴは、ミカたちに何も告げず、ミレニオン幹部のパーティが開かれているという屋敷に向かう。
 もちろんそれは罠。オーグマン部隊を全滅させたグレイヴの前にハリーと四天王が現れる。
 完全武装のグレイヴの前に、バリヤーも防御壁も張らずに堂々と現れるハリーたちは、無謀を通り越して立派だ。

ハリー 「ブランドン、これは俺への復讐のつもりか?」
グレイヴ「・・・・」
ハリー 「ブランドン.. ん?」
 文治 「変だな」
 ベア 「どうやら機能障害を起こしているようだ」
 
 いや、確かに機能障害を抱えてはいるけど、彼がとてつもなく無口だったことを忘れていないか?
 
 ハリーたちはボブにその場を任せて立ち去る。
 その帰途、ブランドンが死んで以来ずっと彼を「裏切り者」と呼んできた文治がひとこと、
 「兄貴..」

 スペリオール体となったボブは、肥満体をより肥大化させながらも二重反転ローターによって機動性を確保。
 さらに、肉体から取り出した肉片爆弾や骨ミサイル(骨付きチキンばっか喰ってたから?)でグレイヴを猛爆。
 その爆風の中で、グレイヴのブランドン・ヒートだったころの記憶の一部が目覚める。
 マリアのこと、ハリーのこと、自分はなぜ死んだのか、殺されたのか。そしてミカの台詞
 『ママは、ブラッディ・ハリーに..』
 「!!」
 グレイヴはケルベロスの火戦を集中。ボブから発射される前の骨ミサイルを爆砕し、ローター基部にも叩き込んでボブを撃墜。動きの落ちた肉ダンゴにカンオ ケマシンガンが炸裂。
 「そんな、再生が間に合わない?! ボクのスペリオールがぁっ?!」
 あのさあ、スペリオールになってから慣らしとか訓練とかしたか? 「力を試す」と何度も口にしていたから、実戦は初めてだったのでは?
 スペリオール・ボブは、いわば生体戦闘ヘリ。スピードや高度を活かせばネクロライズ化されたトップクラスの殺し屋であるブランドンにも決して勝てなくは ないはずだが、一発の直撃弾も当てられず、しかも、いくら超再生能力があるとはいえ攻撃を受けまくっていたなんて、せっかくの飛行能力を無駄にしすぎ。普 通、下から飛んでくる弾というのは重力に引かれるからなかなか当たらないはず。
 スペリオールになっただけでブランドンに勝てると思い込むなんて、ボブもハリーたちもあまりに無謀すぎる..
 それとリー。同じスペリオールなんだから、一般人切り刻んで喜ぶヒマがあったらボブを鍛えてやれよ。
 親友だろ?
 
 グレイヴの猛攻を浴びて戦意を喪失したボブはあっさりと命乞い。  
 「助けてよブランドン!! 同じ組織の仲間じゃないかぁっ!!
  19年前に君に借りた200万ユール、利子を付けて返すからさぁっ!!」
 あれ、筆者はこれまでの話(贋作絵画が400万、200体のオーグマンが4億、ミレニオンの年間利益が230億)から「1ユール=100円」と考えてい たんだが、ケタが多かった?
 19年前っていうとブランドンがファミリーの一員になる前、スイーパーとして売り出し始めたころ。
 いくら殺し屋の稼ぎが良くてブランドンが無欲とは言え、出世し始めの頃だし「200万ユール=200〜500万円」くらいと考えるのが順当か?
 
 ボブの戦意喪失を見たグレイヴは、あっさりと背中を向けて立ち去ろうとする。
 さっきまで泣いていたボブは顔を上げるなり腹から背骨(?)を撃ち出すが、グレイヴは紙一重でかわしながら振り向き、マシンガンを向ける。
 かつての仲間に最後の一撃を見舞うグレイヴの横顔は、哀しげだった..
 
 戦い終わって夜が明けて、グレイヴは駆けつけたミカの頭に手を置き、ニコリと笑う。
 そしてモノローグ、
 「守る、この子を守る。それが、それこそがミレニオン。オレの生き方だ」
 
 筆者はこの物語を「マフィアもの風味の特撮ヒーローものをさらにアニメ化 したらこんな感じか」と考えていたんだが、今日のラストシーンはまさにそれだった。


「わがまま☆フェアリー ミルモでポン! ごおるでん」


「GUNGRAVE」の後に見ることに、もう違和感を感じなくなってきた。

「ごおるでん」に入って以来、OPアニメに登場する割には回想シーン以外さっぱり出て来なかったマルモ国王とサリア王妃がやっと登場。
 ふたりはムルモを呼び出し、婚約者のアロマ(望月久代)を紹介する。その非の打ち所の全くない可愛らしさや清楚さにムルモはメロメロ。それを見たパピィ は涙ながらも身を引こうとする。 
 だがアルバムを読み返していたムルモは自分のそばにはいつもパピィがいたことを思い出し、婚約式の場を抜け出す。
 でもやっぱり、受け取ったマフラーを「ぞうきん」と言ってパピィと大げんか。
 そのどつきあいを見たアロマは「ありのままの自分を見せられる相手がいるなんてうらやましい」と笑い、身を引いた。
 これまでは「ムルモのことが好きなんだけど素直になれないパピィと心底彼女を嫌っているムルモ」という関係だったけど、どうにか一歩前身したな。
 っておい! アロマにオチはない のか?! 「実は男だった」とか「ムルモよりも性悪な本性を持っている」とかいったオチはないの?!
(「本当はおっちょこちょいなの」とは言っていたが、本編中でその描写はなし)
 なんかスタッフは望月久代をえこひいきしていないか?(汗)
 


 02/11
「SDガンダムフォース」

 ゼロのモチーフはウイングガンダム、爆熱丸はシャイニングガンダム。
 じゃあキャプテンのモチーフは? GP-01のようにも見えるけどビームサーベルは1本だし、シールドは陸戦用ガンダムっぽいしな。


 02/13
「超重神グラヴィオンZwei」「嘆きのロザリオ」

 サンドマンやゼラバイアの正体がついに説明されていたんだが、ゼラバイアの原形となったジェノサイドロンシステムの暴走の理由がちょっと安直かなという 気が した。
 
 次回、ついにEFA(地球統合政府)の量産型グラヴィオン「グラントルーパー」が出撃。
 そしてサブタイトルが「砕け散った女神(ディーヴァ)」
 いよいよソルグラヴィオンのハードウェアがそろいそうだけど、ミヅキは城を去り、リィルは精神的にボロボロ、さらにエイジは斗牙に反発するしで、パイ ロットが揃うのにもうひと波乱ふた波乱ありそうだ。
 


「トランスフォーマー スーパーリンク」「復活!ガルバト ロン」

 各サイバトロンシティの武装化によってショックウェーブやメガザラックらは敗退が相次ぎ、さらにはコマンドジャガーをエネルゴン探知犬がわりに使われる 始末。
 だがアルファQは、ユニクロンの成長スピードが落ちているのがエネルゴン不足だけでないことに気付く。
 供給したはずのエネルゴンが、生命活動が停止したと思われていたメガトロンに吸収されていることに気付いたアルファQはメガザラックに止めを刺すよう命 じるが、そのメガザラックの前でメガトロンは殻を破り、ガルバトロンとなって復活。
 ああっ、声が梁田清之じゃないっ!!
 でも若返ったと思えばいいか?
 
 ガルバトロンはメガザラックに斬りつけられても「この痛みも生きている証」と笑い、圧倒的なパワーでザラックをボコボコにし、弁解や命乞いの間も与えず にさらにどかどか踏みつけまくる。
 本当に「若返った暴君」って感じがするな。
 
 ガルバトロンは圧倒的な暴力によってメガザラックを屈服させ、さらにテラーコン(量産型の2種)も掌握。
 手駒を失ったアルファQはユニクロンの頭部を分離させ、それに乗って脱出するが、同時にガルバトロンらを利用する腹を決めていた。
 そしてアルファQの読み通り、ガルバトロンはさっそく地球のプレーンシティを襲撃。
 遅れて駆けつけたコンボイたちが見たものは、廃虚と化したシティと、片腕をもがれて転がるホットショットの無残な姿だった..
 今週はすっかりガルバトロンに感情移入してしまっていたけど、これで一気に主人公側に引き戻された。

 02/14
「マーメイドメロディー ぴちぴちピッチ♪」

 この番組のガイトに限らず、美少女戦士もののボスキャラって普段は何をしているんだろう?
「銀英伝」のラインハルトのようにまとまった国土や人口を持つ国家の元首であれば、各省庁から上がってくる書類の決裁とか、ダム工事現場や軍の演習の視察 とか、かなり忙しいんだろうけど、実動戦力がおばかな水妖6匹だけの闇カイトがそんな国力を持っているとは思えないよな。
 みずから主人公を殺りに行った方が早くないか? 「自分が行っては部下たちの立場がない」なんて温情的な一面があるようにはとても思えないし。
 


 土曜ワイド劇場「火災調査官 紅 蓮次郎(3)」
 
 船越英一郎が主役を演じるシリーズの第3作。
 筆者は今日はじめて見たんだが、決めのセリフは「火元はお前だ!!」ら しい。


 02/15
 新 番組「特捜戦隊デカレン ジャー」

「地球に潜入する異星人犯罪者『アリエナイザー』を取り締まる銀河警察地球署の刑事、スペシャルポリス デカレンジャー」
 なんか、「存在が公にされている宇宙刑事」って感じだな。
 と思ったら、デカスーツ装着のポーズやナレーションはほとんど宇宙刑事だった..
 
 ちなみにナレーターは古川登志夫、特撮ものの出演は少ないんだが、去年の劇場版「アバレンジャー」で悪役を演じたのが評価された?
 
 ところで「アリエナイザー」って、コギャル語か?

◆「アリエナイザー(ALIENIZER)」とは「ALIEN」から派生した言葉だそうだ。
 
 今作品のロボやメカはミニチュアによる実写が多用されるとのことなんだが、冒頭のバスジャック犯(エイ型?)はフルCG。
 CGの大規模導入が進んでだいぶたつから、そろそろ両者の長所短所とか使い分けどころとかが見えてきたんだろうか。
 
 やっぱりデカベースは、ロボットに変形するのか?
 そういえばよく見ると、要塞ワンセブンのようにも見えるな。

 デカレッド・赤座伴番(あかざ・ばんばん)は二丁拳銃による武術「ジュウクンドー」の達人。
 群がる戦闘員たちをたったひとりでバンバン撃ち倒すさまは、まさに「爽快」の一言。
 ブランドン(グレイヴ)と同格かもしれん..
 

「仮面ライダー剣(ブレイド)」

「アンデッドの封印を解いたのは烏丸たち」という橘の言葉に、広瀬は烏丸の友人である父が関わっていた可能性に思い当たる。
 父は、病床の母を救うために不死の研究に取り付かれ、アンデッドの封印を解いたのではないか。
 父の手がかりを求めて何度か移転したボード跡地のひとつを訪ねた剣崎は橘と遭遇。意外にも橘はあっさりと彼女を烏丸に引き合わせ、あらためてボードを 襲った のが自分ではないこと、自分はアンデッドと戦うと言って聞かない烏丸を無理矢理連れ出していたことを告げる。
 そうか、第1話でギャレンがブレイドを見捨てたように見えたのは、烏丸を連れ出すのを優先したためだったのか。

 橘からライダーの死の運命を聞いて落ち込んでいた剣崎だが、自分を心配してくれる広瀬や虎太郎を見て「やっと友達ができた」と笑い、新たに現れたアン デッ ドと戦うべく飛び出して行った。

 モス(蛾)アンデッドの挑戦を受けた始は一昼夜かけて(推定)居場所を突き止め、カリスに変身。駆けつけたブレイドを利用してバリアの急所を探し当て、 封印。「8:REFLECT」のカードを手に入れた。
 「どこだ、すべでの場所にバリアを張っているわけではあるまい。どこだ..?」
なんて怪人の弱点を探しながら戦う仮面ライダーなんて久しぶりだな。

 ところでモスアンデッド、挑戦するなら対戦場所をはっきりさせろよ。
 
 始(カリス)がヒューマンアンデッドだとすると、他のアンデッドたち共通の第1目標は「前の戦いで勝ち残ったヒューマンアンデッドへの復讐」であり、こ れまでの殺人は「彼らがテリトリーと定めた地域に人間が入ってきた、あるいは最初からいたから」なのかもしれない。
 こう考えると、
 ・なぜアンデッドは堂々と都市に出て大量殺戮を始めないのか
 ・なぜ始以外のアンデッド同士が戦っている様子がないのか
にそれなりの説明がつくな。
 
 広瀬は虎太郎と共に烏丸の救出を試みるが、そのふたりの目の前で烏丸が白い炎を上げて燃え上がる。
 ええっ?! 「ファイズ」では見慣れていたけど、「ブレイド」でもそういう特殊な死に方があるとは思わなかったのですごく驚いた。
 
 次回、始を見つめる謎の男。
 「人間に成り済ましたつもりか? カリス」
 いよいよボードの上部組織が動き出した?

 02/16

「B-伝説! バトルビーダマン」
 
 ビーダマンバトルリーグ「ウィナーズ」が開催されることになった。
 ヤマトとツバメはさっそく出場に向けて張り切るが、それはシャドウの仕組んだ罠だった。
 「大輪ヤマト、あれだけ正義感の強いビーダーは、いずれ我々の障害となるでしょう」
 最近ビーダマンを始めたばかりのヤマトひとりをつぶすためにあれだけの大舞台を仕込むとは、なんて人を見る目が確かなんだシャドウ。
 
 ヤマトとツバメはウィナーズ出場の条件としてアルマーダが課した試練「10万発撃ち」をクリアし、会場へと向かう。
 結局、常識的な訓練や修業をほとんどしていなかったような..

 02/17
「GUNGRAVE」「BROTHER」

 グレイヴはミカを、マリアが昔住んでいたアパートに案内。
 アパートは(あるいは地区そのものが)人が住まなくなって長いらしいが、それでもミカはこれまでの苦難を吹き払うかのように明るく振る舞う。

◆この回で文治は「Cブロックの連中を全員引き上げさせろ」と言っていて、次の回のベアの部下の報告も合わせると、文治は(おそらくはバトルの邪魔 にならないよう)あの地区の住民を全員退去させたらしい。
 
 アパートから出て来たふたりを待っていたのは、九頭文治。
 ブランドンの舎弟だった彼は自らの手で「カタをつける」べく、ボスやリーに知らせず、部下たちも下がらせてたったひとりでやって来たのだった。 
 
 ミカにも抹殺指令が出ているはずだが、文治は彼女には一切興味を示さず、それどころか「どこへなりと消えな」と逃がすかのような態度を見せる。
 いくらブランドン(グレイヴ)ひとりにしか興味がないとはいえ、それはまずくないか? それとも彼女ひとりくらいなら自分が殺らなくとも他の誰かが殺る とか考えている?

 生身でネクロライズに勝てないことなど百も承知の文治は、そこら中に仕掛けたリモコン爆弾で不意を突き、細胞を壊死させる特殊銃でグレイヴに痛手を負わ せる。
 グレイヴが非武装だったとはいえ、さすがプロの殺し屋。明らかにボブよりはまともな戦い方だ。

 グレイヴ(ブランドン)を裏切り者となじる文治。だが彼にとっては裏切りの理由などもはやどうでもよく、ブランドンが自分たちから離れ、敵に回った、そ れだけで充分だった。
 数発の命中弾を受け、グレイヴの動きがどんどん鈍くなって行く。しかし、文治を止めようとしたミカに銃が向けられた時、グレイヴは文治を殴り倒し、さら にとっくに戦闘不能になっている彼をさらに殴り続ける。
 泣いてグレイヴを止めるミカ。ここでグレイヴの泣くような心の叫び、
 「オレは.. 裏切らない..!!」
 悲しい幕切れはこの物語の常だが、ここまで後味が悪いのは初めてだな。
 しかも予告によると次回はさらに後味悪そうだし.. 
 というか、これまでの物語が、マフィアものにしてはあまりにもドロドロしていなかっただけ?

 02/18
「SDガンダムフォース」

 キャプテンガンダムの教官は、ガンダム顔のスーパーバイク「ガンバイカー」
 いわゆる「口うるさい鬼軍曹タイプ」なんだが、デザインがかっこよすぎ。

「ザコザコアワー」を見ていると、「ダークアクシズって、戦闘能力の高いワルモ団だったんだな」って思えてくる。


 02/19
「GUN SLINGER GIRL」第1シリーズ(たぶん)最終話「流星 - stella cadente - 」

 う〜ん、アニメ単体としてはきれいな終わり方ではあるんだけど、原作がまだ続いていて、しかもその原作でアンジェリカがついこの前復帰したのを見ている ので、ちょっとどうかなという気もした。


 02/20
「超重神グラヴィオンZwei」「砕かれた女神(ディー ヴァ)」

 今回のゼラバイアは合神直前のグランカイザーに張り付き、グラヴィオンを封じると同時にその重力子エネルギーを奪い取り、グランディーヴァを攻撃。
 リィルのことで責任を感じている斗牙は「僕を殺してカイザーを止めるんだ!」とエイジらに自分を撃たせようとする。
 サンドマンが自ら現地に赴こうとする中、窮地を救ったのは、エィナだった。
 「ゼラバイアが吸収した重力子エネルギーをGドリラーの重力子循環システムで増幅させ、撃ち込めば、グランカイザーを、
 斗牙様をお救いすることができるかもしれません」
 「そんなこと、できるの?」
 「わたくしなら。わたくしはサンドマン様に作っていただいた、プロトグランディーヴァですか ら」
 それって、平たくいうとロボットってこと?! (◆サンドマンの回想によると、どうやら人工生命体らしい)
 エィナは全グランディーヴァのコントロールを奪ってエイジたちの助けを拒み、強制分離させたGドリラーでゼラバイアに特攻。爆発四散した..
 しかしグランカイザーの融合を阻止されたゼラバイアは通常攻撃に切り替え、瀕死のカイザーと斗牙を追い詰める。
 その時、振り落とされるトマホークを飛んで来たブーメランが両断。夕日を背にブーメランを受け止めたシルエットは、量産型グラヴィオン「グラントルー パー」
 フェイ率いるGトルーパー部隊は、必殺ビーム「ライトニング・デトネイター」(グラヴィトン・アーク相当?)でゼラバイアを撃破。ボロボロのグランナイ ツに一瞥もくれず(ひとりを除いて)飛び去った。
 
 以前「アニメTV」のインタビューで池澤春菜と中原麻衣が、
  春菜「エィナは死にます」
  麻衣「死にません!」
  春菜「ああ、あの夜空に流れる星は、エィナの星..」
  麻衣「違います!」
ってやってたのは、この展開への含みだったのか..

 
「トランスフォーマー スーパーリンク」「デストロン襲 来!」

 「また会えたな、コンボイ」
 「狙いは何だ? メガトロン」
 「愚かな質問だ」
 「エネルゴン、か。どうするつもりだ?」
 「それも気付いているだろう。あえて聞くのか?」
 「・・ユニクロン、なのか」
 今の声と姿になって初めての対面なのに、さすがにお互いよくわかりあってるな。
 
 せっかくコンボイと再会したガルバトロンだが、この場で決着を付けようとはせず「今日はほんの挨拶がわりだ」と撤退。
 メガザラックにはガルバトロンの真意がわからない。そこにショックウェーブが現れ、
 「お前にそれが理解できれば、オレはお前を信用してやってもいい」
 「ふん、くだらぬ仁義か..」
 この10年でショックウェーブはずいぶんと漢らしくなったな。
 
 メガトロンの復活を知り、苦悩を続けながらもオーシャンシティの警備に当たるアイアンハイド。彼の前にガルバトロン率いるデストロン軍が来襲。
「隔壁を開けろ。ワシの敵に回るなら、撃て」と堂々と胸を張るガルバトロンに発砲することなどできず、アイアンハイドはついに自らの手でシティの隔壁を破 壊した。
「隔壁を壊す」という返事しかできないアイアンハイドの不器用ぶりだけでなく、姿や声優が変わったメガトロンの「メガトロンらしさ」もきっちり描かれてい るな。

 メガトロンのスパークから生み出されたメガトロンソードと同等の剣をエネルゴンから製造できることがわかり、コンボイはオムニコンを動員して量産を開 始。
 ガルバトロンのオーシャンシティ襲撃中になんとか完成にこぎ着けたそれはインフェルノやキッカーに渡り、内部に侵入したテラーコンをズバズバ斬り倒して 行く。
 それはいいんだけど、コンボイもキッカーもインフェルノもホットロッドもみんな同じ剣を持っているのを見ると、「突貫作業で完成させた超兵器」としての ありがたみが薄れるな。

 一方アルファQは、持ち出したなけなしのエネルゴンから新たなトランスフォーマーを作り出す。
 劇中では名前を呼ばれなかったが、キャスト欄には「ナイトスクリーム」
 意味深な名前だな。スタースクリームの生まれ変わりというわけではないとは思うんだけど。

◆設定には「ユニクロン内部をさまよっていたスパークに、エネルゴンで作った肉体を与えた」とあり、後のガルバトロンの台詞の端々を見ると、彼をスタース クリームの生まれ変わりと見て間違いないだろう。


 02/21
「超星神グランセイザー」

 ドルクルスとガンシーサーを撃破して飛び去ったガントラスだが、「太陽黒点の異常活動の影響でコントロールが不安定になる」との理由で衛星軌道上に待機 させられていた。
 SFっぽくっていいんだけど、異星人に滅ぼされるくらいに高度な文明の産物が、その程度のことで使えなくなっていいのかという気もする。

 02/22
「特捜戦隊デカレンジャー」

 バンの無謀さが幸いしてテストなし合体に成功したデカレンジャーロボ(まんまかい)は怪重機ファンクラッシャーを撃破。
 カラーリングは白黒だし、メイン武器が拳銃だったりと、スーパー系パトレイバーって感じだな。
 それに、あの個々のマシンがむやみに飛び回ったりしない合体方式は、RVロボやビクトリーロボの直系か。

 でも、敵の攻撃をよけまくったせいで道路が被弾したり、市街地で敵を爆破したりと、警察がこんな戦い方でいいのかという気もかなりする..(汗)
 スタッフによると「刑事ドラマなどのガンアクションを巨大戦に応用した」とのことで、たしかに見応えはあったんだけど、周辺の被害を考えなさすぎ(汗)
 
 地球の資源から人工宝石を作ろうとするドン・モヤイダは怪重機を破壊され、さらに宇宙最高裁判所のデリート許可を受けたデカレンジャーによって処刑され た。
 冤罪や改心の可能性のない凶悪犯は即時処刑、というのは評価できるな。
 

「仮面ライダー剣(ブレイド)」

 烏丸が焼失したと知らされた橘は、現場の痕跡から焼失現象は立体映像とマグネシウムの炎を組み合わせたものであり、烏丸は何者かに連れ去られたこ とを見抜く。
 ああなるほど、だから白い炎を上げていたわけか。

 始に謎の男がテレパシーで話しかける。
 「人間に成り済ましたつもりか、カリス。いつからそこまで落ちぶれた?」
 台詞からすると、男も始もヒューマンアンデッドではない? カリスのモチーフはカマキリだけど、始はそのものずばりマンティス(カマキリ)アンデッド?
 
 天音がセンティピート(ムカデ)アンデッドの毒液を浴びて高熱に襲われる。
 話を聞いた始は剣崎たちに「抗体が必要だ」と言って飛び出して行き、その直後に剣崎は、ギャレンを制してひとりでムカデと戦おうとしているカリスを目 撃。
 もちろん剣崎は「始=謎のライダー(カリス)」であることに気付きはじめる。
 よかった〜、10月や年末まで引きずらなくて。 

 次回、剣崎が拉致され、意識を取り戻した烏丸が「ライダーシステムに不備はない」
 今度こそ上部組織が動き出した? それと橘の変調の真相とは?


 02/23
「B-伝説! バトルビーダマン」

 ヤマトはウィナーズの会場でミエと再会。
 どうやらヤマトが家を出てから二ヶ月もたっていたらしい。
 劇中では修業の様子がたったの二話だけ、しかも短期間でどばっと強くなるような試練しか描かれていなかったんだが、地道な基礎練習もちゃんとしていたん だろうな。
 
 ところでこの世界には、人間や獣人だけでなく、ロボット人間も普通にいるんだね。
 
 出場者を16名に絞り込むために最初に行われた競技はスルー・ザ・ゲート。
 並べられたピンを倒さないよう、隙間をすりぬけさせる競技なのだが、グレイら強豪が次々と難なくクリアする中、ヤマトは気合いを入れすぎるあまり、ビー ダマンを置いた途端にほとんどのピンを倒してしまう。
 さすがだ。
 
 さすがついでに16位決定戦に残ったヤマトは、100本の鉛のピンをより多く倒すバトルボーリングで対戦することになった。
 その対戦相手は、冒頭でヤマトをバカにしていた覆面レスラー風の男カスティーヨ。
 なんだ、やっぱり見かけ倒し野郎かと思ったら、単に精密射撃が苦手なだけらしく、99本を難なく倒してしまう。
 ヤマトが勝つには100本すべてを倒さなくてはならない。プレッシャーに加え、カスティーヨの挑発でヤマトは集中できない。
 そこにグレイが姿を見せる。アババたちの手前それだけの手助けしかできないグレイだったが、ヤマトにはそれだけで充分だった。
 戦う目的を思い出したヤマトに覆面野郎の安っぽい挑発などもう耳には入らない。ヤマトは10万発撃ちの試練で見出した必殺技ブーストマグナムですべての ピンを撃ち倒した。
 
 ここでアルマーダがブーストマグナムの原理を解説。
「自分の腕をブースターとして使い、撃つ瞬間、前に押し出す。その際の初速が時速300キロを越えた時、空気との摩擦で炎が見えるのじゃ」
 こ、この世界のビーダマンのビー玉の初速ってなんぼ? 
 ヤマトの両腕を突き出す速度って、時速何百キロなんだ?!
◆それと、時速300キロ程度(つまり新幹線くらいのスピード)の摩擦熱で炎が起きる、この世界の大気組成って 一体..  


 ところで、ブルも出場登録していたはずだけど、ブロックが違うためか、今週はまったく出番なし。

 ヤマトたちとの初対戦で「卑怯な手を使っておいて僅差で勝ち」という戦果を見せ「次に戦う時にはかませ犬」ほぼ決定のウェン&リー兄弟。
 今日はさらに
 ・ヤマトの特訓の痕(指の無数の傷)に気付かないことをグレイに嘲笑される
 ・予告でアババやグレイに屋台の焼きそばを買いに行かされる(笑)
 と、小物道(「こものどう」あるいは「こものみち」)爆進中だった。


 02/24
「GUNGRAVE」「DUTY」

 グレイヴはミカを連れ、一軒の家を訪れる。
 応対に出たのはゲーリー。ブランドンと名乗っても信じようとしないが、視力を失ったウィッジは声で彼に間違いないことを見抜き、ミカの説明を受け入れ る。
 そうか、13年前のウィッジも黒眼鏡をかけて母親やブランドンの墓参りをしていたけど、あの頃から視力が弱っていたのか。

 ウィッジらの職場(闇賭博の運営、高利貸し、取り立て)はコンピューターの導入によって人手がいらなくなり、ふたりはミレニオンをクビになっていた。
 その割には生活に不自由しているわけではなさそうだけど、マフィアの構成員も退職金とか年金とかをもらえるのか?
 ビッグダディは人々を守るためにミレニオンを作ったわけだから、忠勤に励んだ構成員の老後の面倒を見るシステムがあっても不思議ではない?
 
 ゲーリーがコンピューターで管理された味気ない競馬(?)を見てため息をついていた。
 あれ、今ごろ気が付いたんだけど、よく見ると馬じゃないな。
 ブランドンの墓の生没年の年号も5ケタだったし、この物語の舞台は現実世界の延長上に見えて実は遠い世界(未来とか平行世界とか)なんだな。
 でもその割には「アルジェリア」とか「中東」って地名が出て来たっけ。
 
 グレイヴはふたりにミカを匿ってもらうつもりだったが、ふたりともそんなことは百も承知。グレイヴが口を開きかけるなり「お前には恩がある」「俺たちが 忠誠を尽くしたのは、ビッグダディのミレニオンだ」と快く引き受けてくれた。

 しかしウィッジとゲーリーはバラッド・バード・リーにあっけなく殺されてしまい、ミカを連れ去られてしまう。
 特殊な能力を持たず、ミカのように特殊な立場にもいなかったふたりには、一般人代表としてこの超人大戦の見届け人になって欲しかったんだが、「組織の掟は重く、人の命はティッシュペーパーのように軽い」という現実を 再認識させられることとなった。


「運命のダダダダーン!!Z」

 今日のテーマは「ノストラダムスの大予言に翻弄された王妃カトリーヌ・メディチ」
 す、すげえ、もう5年も前(1999年前半ごろ)に「特命リサーチ」や「トンデモノストラダムス本の世界」で
 ・ノストラダムスの著書名の「諸世紀」という日本語訳は誤りで、より正し くは「百詩集」
 ・「百詩集」は当時の王侯貴族への非難や風刺を暗号化して記したものであ り、未来の予言などではない
ことが明言されていたというのに、
 「ノストラダムスの著書『諸世紀』には、ヒトラーの出現や第二次世界大戦の勃発などが予言されている」
なんて恥ずかしいナレーションが堂々と流れていて、上記2点やいわゆる「人類滅亡の予言」が当たらなかったことへの言及などまったくされていなかった。

◆この番組は今期で終了になったので、スタッフは「もうど〜せ終わるからい〜や」くらいの軽い気持ちで企画したのかも知れない。


 02/27
「超重神グラヴィオンZwei」「重力が衰える時」

 リィルは依然意識不明
 エィナについては今回まったく触れられず。
 ふたりのことに責任を感じた斗牙は姿を消し、エイジも彼を探しに飛び出して行った。
 
 琉奈は治療、保護の名目でEFAに軟禁されていた。
 ここから出せ、あたしの体に何をしたと点滴スタンドを振り回してバーネットに食ってかかる琉奈。
 彼女に冷ややかな目を向けるフェイ。
 「自分の感情をコントロールできないなんて、兵士として最低。  サンドマン、どうして私じゃいけないの..?」
 確かにフェイが選ばれなかったのは疑問ではあるけど(G因子の問題?)、G ドリラーをあそこまでボロボロにされてあの程度のケガで済んでいる琉奈の生命力にも目を向けるべきだと思うぞ。
 
 そしてミヅキはヤケ酒をあおっていた。
 絵に描いたようにバラバラのグランナイツ。さらに彼らをまとめるべきサンドマンもまた、兄ヒューギが生きていることを確信し、絶望しまくっていた。
 そんな彼を見かねたレイヴンは仮面を外し、服を脱ぎ捨てる。
 中から現れたのは、やっぱりというかなんというか、行方不明とされていたエイジの姉アヤカ。
 弱気のサンドマンを張り倒し、ひとりグランカイザーで出ようとするアヤカの姿に、サンドマンはようやくやる気を取り戻す。
 
 いくら女尊男卑アニメとはいえ(違う?)しょうがないやつ だなサンドマン、と思ったら、復帰した途端にサンドマンはスロットル全開。 オペレーションルームにスモーク炊いてバラの花くわえてド派手に登場。速水奨の渋い声でメイドたちに非礼を詫び、速水奨の渋い声で「とぅっ!!」と跳び、 テセラの胸にバラを投げて上座に着地。
 サンドマンは、もうこれ以上はないってくらいに完璧に復活した。
 
 サンドマンの復活におめめキラキラで感激するテセラ、マリニア、チュイル。
 そういえば、サンドマンが子持ちだって知ってるのはごくわずかだっけ。
 それでも彼女たちの愛は変わらない?


 02/28
「マーメイドメロディー ぴちぴちピッチ♪」

 
 しばらく見なかった間にずいぶん話が進んでいて、ペンギンのヒッポが実は神獣ヒポカンポスであることや、彼が封印の鍵を奪われたために水妖たちが力を取 り戻したことなどが語られていた。
 力が戻ってあのザマかよ、ダークラヴァーズ。
 
 今月の「なかよし」の表紙を見たら「ぴちぴちピッチ アニメ2年目突入!」
「世の中まちがってる」という思いと「まあ、ここまでつまらなければそれはそれで楽しめるから、ひとつくらい放映枠があってもいいか」という思いが半々 だ。
 
 
「超星神グランセイザー」

 愛たちに倒されたルシアは洸の病院に運び込まれたが、
 ・肉体の構造が違いすぎて治療のしようがない
 ・意識を取り戻したルシアは自殺を図った
 ・捕獲されれば自殺するよう命じられている部下をロギアが助けに来るわけがない
といった理由から、彼女を救うことは絶望的と思われた。
 しかしロギアは、ガントローラーを奪還されるリスクを承知で、ルシアを救いにやってきた。
 
 あくまで地球人にとっては敵であり悪であるインパクターだけど、泣かせる ね
 
 ロギアはホロスナイパーをどかどか撃ちまくってグランセイザーを苦しめる。
 って、むやみにくるくる回りながら撃ちすぎっ!!
 
 苦戦の末ガントローラーを奪還した天馬は、ガントラスを地球へ呼び戻す。
 ガントローラーを手にした瞬間、天馬の意識に何者かが「私をこの戒めから解き放ってくれ」という声が。
 ガントローラーはガントラスの正式な操縦機ではなく、強制的に操るものだったのか?

 やや付け足し気味に現れた直人らの援護もあり、ロギアはルシアを連れて撤退した。
 さりげなく初のグランセイザー全員集合かと思ったら、涼子と誠がいないな。

 ガントローラーの破壊によって停止したガントラスは、クラウドドラゴンに回収された。
 OPのテロップに「超星神ガントラス」と書いてあったからガントラスが超星神の一種であることは知っていたけど、クラウドドラゴンにはちゃんと収納ス ペースが用意されていたんだな。
 壊れたガントローラーが回収されなかったのは、やはり上記の理由から?
 
 次回「見よ!合体超星神」
 やっぱり、やるんやね。


 02/29
「特捜戦隊デカレンジャー」

 冒頭の射撃訓練で使われていたのは、カリスとツタアンデッドが戦っていた天文台と同じところだな。
 
 少女が誘拐され、彼女の母星の秘宝ウェルネストーンが身代金として要求される。
 デカレンジャーは少女を取り戻し、誘拐犯を処刑するが、少女は主犯が化けた偽者。さらにウェルネストーンも奪われてしまう。
 
 怪重機デビルキャプチャーを、バンはパトストライカーのアームにジャッジメントソードを持たせて攻撃。まっぷたつに斬り倒した。
 デカマシンの自由度が高いのはよくわかったけど、普通にデカレンジャーロボで斬るのに比べて特にメリットがあったか?


「仮面ライダー剣(ブレイド)」

 ムカデアンデッドの肩を切断して抗体を確保したカリスはコンボ攻撃発動。「7:BIO」のツルでムカデを引きずり寄せ、「3:CHOP」(というより手 刀での突 き) で止めを刺す。
 さすがカマキリライダー。まるで鎖鎌のようなコンボだ。

◆ブレイド電キックのように「2枚でひとつの技を発動」というわけではないので「この物語におけるコンボの定義」とは違うかも知れないが、あのカマ キリライダーらしさをよく表現した組み合わせはコンボと読んで差し支えないだろう。


 ムカデから手に入れたカードは「10:SHUFFLE」
 確かにカードゲームでは自分や相手の山札をシャッフルする効果を持つカードがいくつもあるけど、この物語でのバトルではどんな効果が?
「6:TORNADO」が射撃技のカードだったから、「10:SHUFFLE」は竜巻を起こす?
 
 剣崎は始とカリスの行動から彼らが同一人物であることを見抜くが、始はしらを切り通し、逆に「天音に話せば殺す!!」と激情をあらわにして黙らせる。
 その一方で、「なぜあの子のことになると俺は冷静さを失う? なぜ人間のような感情を..?」
 
 アンデッドの復活が父の仕業ではないかと苦悩する広瀬は、事情を書き残して出て行く。
 ようやく彼女を探し出した剣崎は、
 「アンデッドの犠牲者がひとり増えるたびに痛みに変えろ! アンデッドなんかやっつけてやるって怒りに変えろ!
  俺たちはそうやって生きて行くしかないんだ!!」
 さすが主人公。いつまでも落ち込んだり励まされたりだけじゃない。
 
 しかしその時、剣崎たちは特殊部隊風の男たちに襲われる。
 広瀬と虎太郎を逃がすため、剣崎は男たちと戦うが、後ろから殴られて気絶。連れ去られてしまう。
 おお、最終的にやられてしまったとはいえ、生身で特殊部隊と渡り合う姿は「戦闘員と戦う変身前のライダー」って感じでかっこよかったぞ。
 それに公式ページにある「文武両道に優れている」の武の部分が初めて描写され、彼の戦闘能力がライダーシステムだけによるものでないこともよくわかる。
 
 ライダーシステムの副作用に苦しむ橘は友人で医師の小夜子の世話になっていたが、その小夜子の前に烏丸が現れる。
 「橘の知り合いだな。彼に伝えて欲しい。ライダーシステムに不備はない」
 しかし心の根底に恐怖心がある場合、脳で破滅のイメージが生まれ、それが身体に影響を及ぼす場合がある。
 そう聞かされた橘はもちろん素直に信じようとはしないが、「恐怖心..」とうわごとのようにつぶやきながら夜の街をさまよう。
 って、ライダーシステムには立派な不備があるじゃないか..
 
 烏丸は何者かに追われていた。
 そういえば、前回の人体発火のトリックは誰が仕掛けたんだろう? 烏丸がひとりで仕掛けて逃亡したのか、あるいは謎の組織が仕掛けを残して烏丸を連れ去 り、烏丸は組織の手で覚醒した後に逃亡したのか。
 
 始は以前語りかけてきた男、伊坂の気配を察知して「何者だ」とテレパシーで問い掛けるが、橘を捕らえるべく動いていた伊坂は耳を貸そうとしない。
 同じアンデッド(?)とはいっても、みんながみんな顔見知りってわけではないみたいだな。

◆姿が見えないから特定できなかっただけで、会うなり「お前だったのか」と納得していた。
 気配や声ではわからなくとも、会えば人間体同士でも元の姿がわかるらしい。


 伊坂は一真を拉致した男たちから連絡を受ける。
ライダーシステム2号・ブレイドを確保しました」
「わかった、こちらもライダーシステム1号・ギャレンを確保する」
 おお、1号とか2号って言われると、なんかうれしいな。
 
 橘の前に現れた伊坂は手から火球を発射して攻撃。ギャレンに変身した橘も撃ち返す。
 あれだけ距離を取り、格闘を交えない文字通りの銃撃戦を特撮ヒーローもので延々続けるというのは珍しいかも。
 
 次回、拉致された剣崎は精密検査にかけられ、さらにアンデッドと戦わされる。
 その剣崎を探知する広瀬。「ブレイドの周りに、アンデッドが3体いる?!」
 そのうちの2体は始と伊坂か?
 
 「この世にライダーはいらない。私が作る究極の一体があればいいんだ」
 その伊坂の作ろうとする究極のライダーシステムを伊坂が装着しないのは、偶然か計画のうちなのか。
 それにしても、ブレイドもギャレンもアンデッドを狩り取ってくれるんだから、最後のひとりになることが目的である(?)アンデッドにとってはむしろあり がたいのでは? そう単純な問題ではないのか。
 
 そうか、レンゲルは1号ギャレンと2号ブレイドのデータから作られた、ライダーシステムV3になるわけだな。
 まさか、ダブルタイフーンならぬ、ダブルチェンジカードとか? ゲルショッカー合体怪人のように2種のアンデッドをモチーフにするライダーとか。


「ふたりはプリキュア」

 あれ、もう最初の幹部が倒された。
 しかも早くも、奪われたプリズムストーンのひとつを奪還。
 そんな大事なものを持った幹部に「お前の代わりなどいくらでもいる」だなんて、檄の飛ばし方が間違ってるぞジャークキング。




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