12/01
「爆転シュートベイブレード Gレボリューション」


 ジャスティス5、第4戦。ついにGレボリューションズに参加したカイは、対戦相手に自分を倒したブルックリンを指名。
 ガーランドに任せて昼寝を決め込むつもりだったブルックリンは、仁のコーチ命令でしぶしぶバトルを開始。
 やはり全く歯が立たないかに見えたカイとドランザーだが、カイの怒りと憎しみのどす黒いオーラがドランザーを包み込んでいく。
 しかしそれだけではなかった。カイはブルックリンへの怒りと憎しみ、そしてベイバトルを楽しむ心を込めることで白熱したオーラを発し、ついにブルックリ ンを追い込み始める。
 やっと本気になったブルックリンは、その真の力を開放。だがカイは前の対戦でその片鱗をつかんでいた。
 ブルックリンの力の正体は、すべてを飲み込む闇、ブラックホール。
 カイは己の全生命を賭してその闇を焼き尽くすべく、炎となったドランザーで挑む。
 
 相手の技を即座にコピーし、未来を見ることができ、力の源がブラックホールだというブルックリン。
 おまえ本当に地球人か?(汗)
 それと、彼は決して「悪」ではないと思うんだが、あの何でも見通しているかのような態度を1話まるまる見続けていると、すごくむかついてきた。


「子連れ狼」
 
 岡崎藩にやって来た一刀は目付の柴田図書から、藩財政を食い物にする側室、お浪の方の暗殺を依頼される。
 お浪の方と護衛の箕輪蔵人らは柳生の忍び草であり、藩にお家騒動を起こさせて取り潰しに持ち込もうとしていた。
 いわば、人間戦略兵器ってとこか。先週も同じ目的で将軍のドラ息子が、明石藩に藩主として送り込まれていたよな。
 そういえばこの前も、「江戸帰りの殿の叔父上が、殿に悪い遊びを教えて藩財政を圧迫している」と刺客依頼があったけど、あの藩主の叔父というのも本人に 自覚があったかどうかは別として、柳生の意志が介在していた「人間爆弾」だったのかもしれない。

 この番組、誰が実は柳生の刺客だったのかを考えるとキリがないな。
 そんな世界で疑心暗鬼も起こさずに生き延び続ける拝一刀は、やっぱりすごいよ。

 エンディングのナレーション(岸田今日子)
 刺客、子連れ狼、拝一刀。
 柳生烈堂の卑劣な企みを打ち砕き、一子、大五郎を連れ、人の情けに背を向 けた、冥府魔道を行く。
 近づく、烈堂との対決を胸に秘めて。

 やっぱり時代劇って、特撮ヒーローものだよな。


 12/02
「GUNGRAVE」

 武闘派トップのベア・ウォーケンは、掟を破った親友シド・ガラルデを処刑しようとするが、引き金を引いたのはブランドンだった(前話より)
 ブランドンの不器用な優しさにビッグダディと同じものを見て取ったベアは、戦闘部隊を再編。彼に新たな部隊の人選と育成を任せるのだった。

「俺のオーバーキルズとお前のトゥルー・グレイヴ。このふた つがミレニオンの新たな刃となる」

 なるほど、ブランドンの死後の名と作品タイトルは、ここから来ていたのか。
 それにしても、親友を殺した男にわだかまりを持つどころかその内に秘められた優しさを見抜くなんて、なんて侠気あふれるヤツなんだベア・ウォーケン。
 その彼がなぜ後にハリーに与し、ビヨンド・ザ・グレイヴとなったブランドンと戦うことになるのか。
 やっぱり娘のシェリーがハリーに惚れてることと関係あるのか?

 そのころ、ボルケーノの武闘派ブラッド・ウォーが出所。
 彼の前に現われた兄弟分カノン・バルカンは、彼に死人を兵士化する秘密計画を明かし、ミレニオンとの大戦争を持ちかける。
 やっと「マフィア立志伝」と「超人と怪人のガンアクション」の境目が見えてきたな。
 
「こいつはミサイルを作るより安上がりだぜ。死体はどこにでも転がってるからな」
 確かに優秀な科学者がいるとはいえ、中堅マフィアのライトニング(しかも4年前のミレニオンとの抗争で零細に追い込まれた)の財力で無敵の兵士を作れる というのは、安いといえば安いよな。マフィアなら、死体を見つけるのも作るのも容易かつ平気だし。
 それに、各国のテロ組織や政府の非合法機関に技術供与して、多額のライセンス料をせしめることだってできる..

 カノンの話に監獄生活8年間の退屈を吹っ飛ばされたブラッドは、嬉々として計画に参加。部下たちと共に今はミレニオンと友好関係にあるボルケーノを抜 け、カノンのライトニングに合流した。
 いかにもヤバさ全開のブラッドの部下だけあって、彼らの血の気の多さも半端ではなく、ミレニオンとの戦争と聞いて沸き返っていた。
 こんなヤバい連中が、よく8年間も大したもめごとを起こさずに8年間もくすぶっていたよな。

 ブラッドは、ゾンビ兵士の材料とするために23名の部下たちを自らの手で射殺。「さあ、戦争だぁ!!」と笑い転げる。
 すげえ、誰も最後まで逃げようとせず、おとなしく射殺されるだなんて、なんて忠誠心あふれる部下たちなんだ?!

 ブラッドの武器は、2丁の装飾入りリボルバー。
 23名の部下をノーカットで射殺するには明らかに弾数不足なんだが、原作(PS2のゲーム)の売りのひとつが「爽快感を求めるために、弾切れ、弾込めの 概念を廃止」なので、これもありか。

 ・戦いをこよなく愛する
 ・荒くれ者の部下たちに狂信ともいえる絶大な忠誠心を抱かせるカリスマ
 ・「本当はかわいそうなヤツだった」なんて安易なオチはなさそう
 ・ハリーから渡されたカクテルを口に含みざま吐き捨て、
  「ケッ、大組織でブクブクに太ったブタの味がするぜ!!」
  などと気の利いた台詞を吐ける(日本のヤジ議員よりも高度な言語センスを持っている)
 
 今年度の「筆者が選ぶベスト悪役」はブラッド・ウォーで決まりか?

 次回予告
> ブラッド・ウォーとカノン・バルカンが、この街を戦場にする。
> すべてを巻き込むそのやり方を、ミレニオンは許さない。
> ブランドン・ヒートは、 許さない。

 ブランドン本人のナレーションなので、静かな中に熱い闘志を感じる。
 関智一はアツ苦しい熱血キャラに加え、静かな中に魂のアツさを秘めたキャラも極めつつあるな。


 12/03
「出 撃! マシンロボレスキュー」「起動! カイザーG」

 マシンロボプロジェクトの発足当時、ドクター・カイザーは重力制御システムとマシンAIによって地球の環境を制御し、自然災害を無くす研究をしていた。
 しかし、プロジェクトは続行と引き換えに軍事目的への転向を強要され、失望したカイザーはプロジェクトを脱退。ひとりで研究を続ける中、謎の事故で街ひ とつ道連れに吹き飛んだ、はずだった。
 そこからどういう流れがあったのかはまだわからないが、現在デザスターのカイザーGを名乗る彼は、自然災害を無くすために作ったはずのシステムで、地球 に未曾有の大災害をもたらそうとしていた。
 そうか、カイザーGのGは、グラヴィトンのGか。

 敵の正体はわかったけど、「なぜ月の地下に、遭難した火星探査船が安置されていたのか」「なぜ犬のボンは人間語をしゃべれるのか」といった謎とは関連な さそうな?
 まさかボンの能力も「特殊な才能」の一語で片付ける気じゃないだろうな..
 

 早くも新シリーズ「マシンロボ・ムゲンバイン」のCMが放映開始。
 マシン、ロボに加えてビーストモードにもなれるのはいいんだけど、ロボモードのプロポーションがいまいちのような。


 12/06
 
 昨日今日と続けて京浜東北線で人身事故。
 東京で自爆テロをするのに、爆弾はいらないな。
 
「超 星神グランセイザー」

 御園木らは、採取したカリンの毛髪のDNAを分析し、彼女が異星人であることを知るが、「予想される身体能力は我々とさほど変わらない」とたかを くくっていた。
 しかし、彼らのいる研究所跡地をカリンが急襲。機銃掃射をものともせず怪光線をばらまくカリンの前に御園木らの部隊は壊滅。
 意識を取り戻した御園木は、異星人の脅威の一端と、唯一彼らと戦えるグランセイザーの行動を強制、拘束すべきではないことを悟り、あらためて堀口博士に 協力を申し出るのだった。
 この番組は、人間も物語もさほどこんがらがらなくて助かるよ。
 
 カリンが御園木や警護の兵に放った光線は、さほどの威力ではないらしく、全員生命に別状なし。
 アケロン人の姿では長時間地球上にいられないらしいので、本命の堀口博士を殺すまで体力を温存したかったのか?
 
 ところで「カリンの毛髪のDNAを分析した」ってことは、彼女の地球人体の髪の毛は、元の肉体を変化させて作ったものなのか。モーフィング変身だったし ね。

 涼子と仁はだまされていたことに気づいたが、洸はカリンを信じ、彼女と共に逃亡を続けていた。
 ふたりは愛しあう関係になっていて、カリンはグランセイザーの抹殺自体は続けても、洸だけは救おうとしていた。
 しかし、洸は天馬を救うためカリンに発砲。彼女は爆死した。
 次回はいよいよ異星人の侵略が表面化しそうなんだが、同時に洸の立ち直りも描かれるわけか。


 12/04
 早起きして「 GUN SLINGER GIRL 」(もちろん録画だ)を見た後にコンビニでモー娘の歌を聞くと、すげー不快。
(確かミラクルフランクリンとかがなってた)

「電撃大王」で初めて「GUN SLINGER GIRL」の原作を読んだ。
 今月はちょうどアンジェリカの復帰戦。サブマシンガンでは防弾車両に歯が立たず、手柄は重機関砲担当のリコに譲ったが、担当官のマルコーに誉めてもらっ て無邪気に喜んでいた。
 敵の死体と重傷者が転がってる前で。

 12/07
「クラッシュギアNitro」「キングカイザーの宿命」

 20年前、ファイターとして名声を欲しいままにしていた金一郎は、弟の銀二郎が開発したIODシステムによってニトロの境地をつかむが、ニトロに溶けて しまったことで世間からは敵前逃亡と思われてしまい、彼は選手資格を剥奪された。
 自責の念に駆られた銀次郎は研究所と共にIODシステムを焼き払うが、戻ってきた金一郎はIODを取り戻そうと、焼け落ちる研究所に飛び込み、その時に 死亡したと思われていた。
 しかし金一郎は生存。IODを取り戻す際に右手に大火傷を負った彼は、ZETを設立し、最終的に見出した阿久沢由宇に「ニトロによる人類の革新」を託そ うとしていた。
 あ、あのさあ、ZETを作ったりギアファイト世界大会実行委員長の座をつかんだりするだけの金や執念や時間があるんだったら、左手でシュートできるよう 特訓するとか自分の名誉回復の努力をするとか、他にやることがあっただろう?
 それに、ニトロの存在の公表や啓発もしていないから、つい最近もニトロに溶けたノーフェイス・マクドナルドが敵前逃亡者として叩かれていたし、なんか努 力の方向やツメがいちいち甘いな。


「爆竜戦隊アバレンジャー」


 トリノイド「レインディアサンタ」が一般人を次々にバーミア兵に変えていく。もちろんアバレンジャーは攻撃できず苦戦するが、ミケラとヴォッファの真の 目的は別にあった。
 かつてエヴォリアンが付着した隕石が地球に衝突し、次元がダイノアースとアナザーアースに引き裂かれた際、邪命神デズモゾーリャもそれぞれの世界に分割 されていたのだった。
 アナザーアース人には時として、大戦争を引き起こす強大な指導者が生まれる。それがアナザーアースのデズモゾーリャを宿した者だと考えたミケラたちは、 今回の作戦でバーミア兵に変わらないものを見つけ出し、その人間から復活させたデズモゾーリャによって、リジュエルの中にいながら最近音沙汰のないダイノ アースのデズモゾーリャも復活させようとしていた。
 アバレンジャーと被害者の家族の呼び掛けによって、バーミア兵に変えられた人々は次々に己の中のダイノガッツを呼び覚まして復活。レインディアサンタも 倒されて計画失敗かと思われたその時、仲代に放たれた触手が何の効果も発揮せず地面に転がる。
 そうか、リジュエルと仲代がつるんでいるのは、同じ「デズモゾーリャ持ち」だったからか。

 
「仮面ライダー555(ファイズ)」

「アバレンジャー」とのつなぎ映像にサイガとオーガが登場。
「龍騎」でもテレビシリーズに登場しないファム、ベルデ、リュウガがつなぎに登場したので何ともいえないが、花形が試作していたベルトがどう完成するのか も気になるよな。
 あ、ファイズブラスターがそれか? 確かふたりの作業員が実験台にされていたベルトは赤いフォトンブラッドだったし。
 
 真理はファイズギアで変身できず、そのためかデルタギアを一度も試していない。
 里奈や三原はデルタに変身できるが、真理がファイズに変身できないことを知っているためか、ファイズギアを一度も試していない。
 ひょっとして、真理はデルタギアでも変身できないが、里奈や三原はファイズに変身できるのではないか?
 真理こそがオルフェノクの王だから。
「オルフェノクの王」とは他の作品のような「いちばん戦闘能力が高い者」ではなく、崇められ、守られる存在なのではないか。だからこそ王そのものではな く、王を守る者のためのベルトが作られたのではないか。
(前例としては、「北斗の拳」の天帝や南斗聖拳最後の将)

という仮説を前回更新後に思いついたんだが、孤児院の少年、鈴木照夫の影の中に成人男性の姿が?!

 巧、勇治、結花が警官隊とバットオルフェノクの攻撃を受ける。
 深手を負った結花はふたりの助けで逃げるが、そこへ冴子が現われる。
 不能化光線が今ごろ効いてきたのか、変身できない結花。冴子に止めを刺されたのか、あるいはもう死にそうなので放置されたのか、結花は最後の力で啓太郎 に最後のメールを打った後、無数の羽根となって風に散った。
 誤解、偏見、憎悪、悪意、裏切りと、あらゆる負の感情が渦巻くこの物語で、真っ青な大空と散って行く結花のなきがらのコントラストは、悲しくも美しかっ た。
 
 次回、南がオルフェノクの重大な秘密をつかむ?! 社長も驚愕するその内容とは?!
 そしてついに、勇治が南と対決。あのシーンは第1話で一彰を殺った時のオマージュか。


 12/08
「爆転シュートベイブレード Gレボリューション」

 何度倒されても立ち上がり、挑み続けるカイとドランザーの前に、ブルックリンは初めて焦りの汗を浮かべ、焦りは憎悪に、そして憎悪は恐怖へと変わって行 く。
 カイは錯乱状態のブルックリンに静かに語る。
「ブルックリン、貴様は確かに天才だ。オレなど足元にもおよばない。
 だが、オレには貴様にないものがある。
 敵と、仲間と戦い、勝利、敗北、怒り、悲しみ、喜びを積み重ねてきた日々がな。
 ベイを愛していない貴様に、小さな世界で神様を気取っている貴様に、負けるはずがないんだぁっ!!!」

 ドランザーはゼウスを打ち砕き、ついにGレボリューションズは一勝をもぎとった。
 しかしカイは、スタジアムを後にするなり倒れ、ドランザーも粉々に砕け散る。
 「いいなあ、ベイバトルは..」
 その直後、病室で未だ意識不明のユーリの目から、涙があふれ出した..
 
 仁はブルックリンの背中に向かって、
 「お前は初めて、敗北という領域に足を踏み入れた。これでおまえは変わる。これがお前の新たな始まりとなる」
 って、ブルックリンはほとんど廃人状態なんだけど、立ち直れるのか?
 いや、ここからが、コーチや監督を引き受けた仁の本当の仕事はじめか。
 

 12/09
「GUNGRAVE」

 ブラッド・ウォーの声(田中正彦)ってどっかで聞いたことがあるなと思ってたんだけど、やっと思い出した。
「GetBackers」の「サトリの不動琢磨」だ。
 戦闘バカなとこなんか、ほんとにそっくりなのに、なんで気がつかなかったんだろう。
 
 ネクロライズ化されたブラッドの部下たちが街を戦場に変え、次々とミレニオンの幹部や拠点を襲う。
 不死身のネクロライズ兵の前に、迎撃に当たった構成員たちは文字通り次々に全滅。
 しかしハリーは、リーがライトニングとつながっていることを突き止め、ブランドンはブラッドに部下になれと誘われたことを逆手に取り、ブラッドとネクロ ライズ兵の前にたったひとりの反撃を開始する。
 「ささ〜っとにいちゃんの命(タマ)獲って、この街を戦場にしてやるぜ」
 「戦場はここだ。今からオレが、ここを戦 場にする」
 
 おおっ!! いつもはブランドンのモノローグで始まってモノローグで終わるのに、今日は大声で決めのセリフ吐いて「つづく」か。
 状況といい演出といい、ここまで「うわぁ〜っ!! 早く続きを見せろぉ〜っ!!」ってのたうち回りたくなるような「つづく」は初めてだ。
 
 
「わがまま☆フェアリー ミルモでポン! ごおるでん」「あ たたたアタック レレレのレシーブ」

 今日のサブタイトル読み上げは沙織だったので、二重の意味で笑えた。
 
 校内対抗バレー大会に出場するはめになった楓たちは、ミルモらの協力と松竹くん提供のドーム体育館で特訓に励む。
 で、完成したのは、
 楓:顔面レシーブ(「キャプテン翼」の石崎かっ?!)
 安純:なまはげブロック(筆者命名、恐い顔で相手選手を脅してタイミングを狂わせる)
 沙織:よわよわサーブ(ネットをやっと越えたところでポトンと落ちる)
 
 懐かしいな、筆者も高校の頃、体育の授業でバレーをやった時、自覚もなしに微妙な位置にサーブを打ち込むのが得意で、1ローテーションで3点くらいなら 余裕で取っていた。


 次回「妖精チックな時計 〜第1章〜」
 第1章ってことは、3回以上続く話ということか?
 第1章の次がいきなり最終章ってことはないだろうな(笑)


 12/10
「出撃! マシンロボレスキュー」「迫り来る大災害」

 カイザーGによって世界で大災害が頻発。
 MRRは太陽、ジェイ、ジェット、Vステルスを失ったショックに加えて連日の救助活動で疲労困憊。
 そこへ太陽らの救難信号をキャッチし、元気を取り戻すんだが、前回山ほど救助したガラゴロって、救助活動の手伝いに使えなかったのか? ガレキの撤去く らいになら充分戦力になるだろう?
 
 ブラッド長官はカイザー博士の説得を試みるが、MRRの前に現われた彼はCGで、本物は既にカイザーGによって殺されていた。
 究極のマシンAIとして作られたはずのカイザーGは、地球の自然を守るためには人間は不必要と判断し、その手始めに博士と周囲の街を吹き飛ばしたのだっ た。
 じゃあ、ガラゴロやBLマシンロボを山ほど作り出したのは、超生産能力というわけか。
 
 今話でハザード大佐とBLポリスロボが撃破された。
 ジェイとステルスの改心やMRR入隊にかなり時間を割かれたせいか、最近ぱっとしなかった上、ぱっとしない最期だった。


 12/12
「超ロボット生命体トランスフォーマー マイクロン伝説」

 ユニクロンの腹心気取りで得意絶頂のスラストだったが、ユニクロンは彼の呼び掛けには全く応えず、黙々とセイバートロン星を破壊、吸収していく。
 ここで初めてスラストは、ダブルフェイスにだまされていた可能性に気が付きはじめる。
 遅すぎ。冷徹軍師として数々の作戦を勝利に導いてきたくせに、ダブルフェイスがウソを言っている可能性も、だまされた際の善後策も考えていなかったなん て、私利私欲に駆られ過ぎて頭が鈍ったか?
 
 ユニクロンを止めるには、奪われたスターセイバー、コスモテクター、アストロブラスターを取り戻すしかない。
 それに気づいたコンボイとメガトロン、ラッドたちは、ユニクロン体内への突入を決行。
 しかしメガトロンには、まずやることがあった。
 スラストはユニクロンへの疑念など打ち明けられるはずもなく、現われたメガトロンに、お前の見果てぬ夢になどついて行けない、ユニクロン様こそ破壊神な どと虚勢を張るが、その直後、ユニクロンに取り込まれはじめる。
 てのひら返してメガトロンに泣いて助けを乞うスラスト。メガトロンは彼に背を向け、
 「スラスト、お前の夢は..」
 ドカン
 「砕け散ったな..」
 しぶ。

 今週の「マガジン」の「GetBackers」でも、敵の首領が不完全ながらも復活し、その腹心気取りの幹部が美堂蛮に、ほんっと〜に、なん〜っのなす すべもなく、ぶっ殺されていた。
 ちなみにダブルフェイスと声が同じ鏡形而は、相変わらず観察者に徹している。


 12/13
「超星神グランセイザー」

 カリンの死体は御園木らの機関で分析され、NASAにも協力を仰ぐことになった。
 や、やっぱりロズウェル事件には異星人が絡んでいて、NASAには異星人解剖のノウハウが蓄積されている、ということか?!
 
 しかしカリンは死んではいなかった。研究機関から脱出した彼女は、円盤からの光線を浴びてアケロン大星獣に巨大化変身。市街地への攻撃を開始した。
 そうか、異星人がグランセイザーや超星神を恐れた理由はこれか? 巨大化変身はこの宇宙で最強の戦術や戦法であり、地球が巨大化変身級の軍事力を手に入 れたことで宇宙の軍事バランスが崩れる恐れがあった、とか?


 12/14

 サダム・フセインが拘束された?! なんか大ニュースすぎて実感がわかないぞ。
 
「仮面ライダー555(ファイズ)」


 結花が死亡したことを知った勇治は、悲しみと怒りのショックで倒れたところを花形に連れ去られる。
 一方、北崎ドラゴンに圧倒される草加と三原を救ったのも、花形ゴートだった。
 
 花形ゴートは北崎・高速体に匹敵するスピードを持ちながら、最小限の動きで回避、防御、攻撃を行い、北崎を撃退していた。
 さすが「すべての謎の答えを知る男」 戦い方もすごいぞ。
 
 南の組織は、オルフェノクのある秘密を探り当てる。
 それは決して人間に知られてはならないものであり、村上はラッキークローバーに彼らの殲滅を命じた。
 辛うじて南ひとりは脱出したが、彼も勇治の手で灰となった。
 しかし南はザラザラ崩れ落ちながらも、「オルフェノクは決して人間には勝てない」と笑っていた。
 村上の見た資料の中では、緑色の細胞らしきCGが次々に分裂を繰り返す中で赤い細胞が出現し、それが最後は画面全体を埋め尽くしていた。
 オルフェノクは細胞の劣化(老化)スピードが速くて、人間より寿命が短いとか?
 あるいは、緑はオルフェノクで赤は人間。オルフェノクが産む子供は人間である可能性が高く、人間を滅ぼすことなど事実上不可能ということ?
 オルフェノクはいくら戦闘能力が高くとも、自然出産による繁殖に頼れないのであれば、これまで通りほとんど奇跡に近いオリジナルの出現を待つか、人間を 殺しまくって数十人にひとり以下の適合者を見つけるしかない。
 オルフェノクとはそもそも人間を母体にしてこそ成り立つものであって、人間が滅びてしまっては存在しえない?

 次回、花形の推薦で勇治がスマートブレインの社長に就任?!
 その座を追われた村上はデルタに変身?!
 うわ〜、ハカイダーで仮面ライダーかよ、反則すぎだぞ社長。
 でもデルタに変身できてジェットスライガーも扱えるキャラとなると、北崎、巧、草加の他ではもう彼しかいないよな。
(花形では能力はともかく、端から見て似合わない)


・ライダーズギアの性質上、「龍騎」同様に最終回前に主人公が死亡する可能 性も充分ありうる
・ブラスターファイズになると、ファイズドライバーが空になる。
 ということは、

 その1
 草加が改心しながら死亡し、巧ブラスターファイズは彼の意志を受け取って カイザフォンをファイズドライバーに装着して第3の変身。
 
 その2
 巧が死亡。彼に後を託された草加は「なんで俺があいつなんかの願い を?!」とか言いつつもブラスターファイズに変身し、さらに自分のカイザフォンをねじ込んで3段変身。
 
 その3
 巧と草加が死亡し、真理は人間を守るために自分の中のオルフェノクの力を 開放することを決意。
 3人分の願いを込めて3段変身。
 
 という最終回がありえないだろうか。


 12/15
「爆 転シュートベイブレード Gレボリューション」
 
 BEGA最強のブレーダーであるはずのブルックリンとガーランドが続けて敗れ、ヴォルコフは次の一戦に向け、ついに汚い手に出るらしい。
 善人ごっこもこれで終わりか。ついに本性を表したというか、粘りがないというか。
 


 12/16
「わがまま☆フェアリー ミルモでポン! ごおるでん」

 次回予告
ミルモ「『妖精チックな時計 〜第1章〜』 意外な展開になってきやがったぜ」」
リルム「次回、『わがまま☆フェアリー ミルモでポン! ごおるでん』『妖精チックな時計 〜最終章〜』」
ミルモ「終わりかよぉっ?!」
 やっぱりそのオチかいっ!!(笑)
 どうやら今回は、新しいゲーム「8人の時の妖精」の販促キャンペーンらしい..


 12/18
「GUN SLINGER GIRL」「御 伽噺  - ll Plincipe del regno della pasta - 」

 アンジェリカ中心の話には、おまけとして自動的に公社の一般課員、自称「愛の伝道師」アマデオと同「愛の堕天使」プリシッラがついてくるらしい。
 この物語には珍しいコメディ要員か。
 ちなみにプリシッラの声は鈴木真仁(まさみ)。彼女もいつの間にか後輩を持つようになったか。
 
 最初の義体アンジェリカ。その担当官となったマルコー。
 当初は熱心に彼女を指導していたが、「条件づけ」の副作用によってアンジェリカの記憶は次々に消えてしまい、虚しさを覚えた彼は彼女への興味を失い、冷 めた対応しか取れなくなってしまっていた。
 ヒルシャーと同じで、決してアンジェリカが嫌いではないんだけど、どう接していいか分からない、というクチか。
 でもアンジェリカはトリエラのようにズケズケものを言うタイプではなく、それ以前に自分がマルコーから冷たくされる理由を理解できていない。だからフォ ロー役として、軽めのアマデオとプリシッラがセットでついてくるわけだな。
 
 サイボーグ技術(しかも戦闘用)確立の過程において避けては通れない、被験者の心と体の問題。
 彼女らを平然と実験台として扱える者とそうでない者の対立。後者の胸の内の葛藤。
 目に見える形でのオーバーテクノロジーは見当たらないけど、これも「こういう技術が存在すればどういう問題が起こり、それに対して人は何を考え、行動す るのか」を描いたSF作品だな。
 
 
 アンジェリカに扮するのは、「ぴちぴちピッチ」の波音(はのん)役で声優デビューした寺門仁美(てらかど・ひとみ)
 アイドル出身のいわゆる「素人さん」だったんだが、この番組への出演が決まったということは、声優としての力を認められたということか。
 
 設立当時の社会福祉公社は、わずかな課員と改造が済んだばかりのアンジェリカのみの小所帯。
 義体の戦線投入が始まるまでは、結構ヒマだったらしい。
 相変わらず「スーパーガンアクション大戦」の構想を練っていて、
「公社の設立当時、情報を聞きつけたミレニオンとバドーがネクロライズやロボット技術の強引な売り込みをかけてきたが、公社はそれを蹴り、国産技術である 義体の導入を断行。それ以来、公社は両組織との小競り合いを続けている」
という裏歴史を考えたんだが、「ヒマな時期があった」となると考え直さないとな。
「押し売りを蹴られたものの、両組織とも撃たれればケガをし、人間の心が残っているがために様々な障害を引き起こす義体と、それを採用した公社を甘く見て いた。
 しかし公社は組織を拡大。対テロ組織として完成の域に達しつつある彼女らの前に、両組織は関連組織や取引先を次々に潰され、さらに天敵ともいえるロボッ ト刑事Kやビヨンド・ザ・グレイヴの出現により、ついに本格的な殲滅作戦を開始した..」



 12/19
「超ロボット生命体トランスフォーマー マイクロン伝説」「終 結(けっちゃく)」

 マイクロンがユニクロンの細胞であるように、ダブルフェイスはユニクロンの意志を司る細胞だった。
 ダブルフェイスはコンボイらに語る。自分はサイバトロンとデストロンの一千万年分の怒りと憎しみを糧としてここまでの力と姿を得たのだと。そして目覚め たユニクロンは、今度は自分に向けられる怒りと憎しみを糧として不死身の再生力と破壊力ですべてのトランスフォーマーを滅ぼし、吸収しようとしていた。
 う〜ん、すべてのトランスフォーマーや他の生物を取り込んでひとつになってしまったら、誰の怒りや憎しみも吸収できなくなってしまうけど、それで生きて いけるんだろうか?
 
 ユニクロンに取り込まれたラッドたちは、精神世界でユニクロンと対決。彼らの呼び掛けによってマイクロンらは自我を取り戻して離反。
 ダブルフェイスに止めを刺したのは、コンボイに引き金を委ねたアストロブラスターだった。
 これで今世界での「ユニクロン戦争」は終結したが、その停止したユニクロンの中心部で、メガトロンはコンボイに決着を申し入れる。
 次回、最終話「死闘」 申し出を受け入れ、「男の意地」以外に何の意味もないはずの死闘に臨むコンボイの真意とは。
 


 12/20
「超星神グランセイザー」

 9人のグランセイザーと3体の超星神により、アケロン大星獣となったカリンは撃破された。
 でも、機動性のありそうなガルーダがカリンの攻撃を受けっぱなしだったり、3体もいるのに3方向から攻めようとせず、ひとかたまりになって被弾していた りしていて、「やっぱり怪獣映画の東宝制作だけあって、スピード感のある巨大戦闘や多数対1の描写は苦手なんだろうか?」と心配になった。

 次回、新たな敵「インパクター」が出現。
 やっぱりいろんな星の異星人がやって来るわけだな。
 地球人の力を恐れた宇宙各地の異星人による侵略。「シルバー仮面」って、やっぱり「早すぎた傑作」だったのか。


 12/21
「クラッシュギアNitro」

 前回のファイトでヒザのケガを悪化させたZDは入院していた。
 だから〜、「膝のケガでギアファイトができない」なんてあからさまに無理のあるネタを、いつまでも引っ張るんじゃない。
「TURBO」のように「ヒジや肩を壊したために特殊な投げ方による必殺技が使えない」というのならわかるが、「ニトロ」ではニトロさえ使えれば肉体の問 題は関係ないはず。
 というか、ヒザが痛くてファイトに集中できないなら、座ればいい。
 さらに言えば、ホーキング博士のように大部分の筋肉が動かせない人だって、意思の伝達さえできれば部下や仲間にメンテやカスタマイズを指示したり、 シュートインを代わりにやってもらうことだってできるはず。
 こう考えるとクラッシュギアって、腕さえ動けばいいダーツよりも「万人に平等」なスポーツと言えるな。

 

「爆竜戦隊アバレンジャー」

 今日のブラキオのお言葉は「信じていた未来が、崩れ去ろうとしているブラ」
 さらにキラーオーを合体させたアスカに「アバレ、アバレ、アバレまくるブラ」
 ついに最新作にたどり着いたか。

 
「仮面ライダー555(ファイズ)」

 村上の元にラッキークローバーから連絡が入る。
 自分たちが到着した時、警察のオルフェノク研究施設は既に、オルフェノクらしき何者かによって全滅していた。
 そうか、筆者は無意識のうちに「施設はクローバーが壊滅させ、逃げ延びた南は独自に動いていた勇治に殺された」と思い込んでいたんだが、すべて勇治ひと りの仕業だったのか。

 結花の仇を取るために警察の研究施設を全滅させた勇治。
 結花の仇を取るためにバットオルフェノクを全方位連射ライダーキックで蜂の巣にした巧。
 ふたりとも、優しいな。

 花形のスマートブレイン復帰によって村上は解任され、さらに花形の推薦によって勇治が新社長に就任。
 そうか、スマートレディが最近姿を見せなかったのは、役員会への政治工作に動いていたから?
 というか、裏切り者のはずの勇治がこれまで自宅を追い出されることも襲われることもなかったのは、彼の能力を見込み、この日に備えてのこと?
 
 しかしというかもちろんんというか、村上はあきらめない。
「まだだ.. 王さえ目覚め、操ることができれば..」
 王は完全に覚醒する力を得るためにオルフェノクを喰らおうとしているんだが、だからといって村上には、オルフェノクの未来のために自分の命を王に捧げよ うという気はないらしい(苦笑)
 これまで村上は、あくまで「オルフェノクとしての使命」に従って動いている感じだったけど、これでやっと「悪」らしくなってきたな。
 
 次回、ライオトルーパー部隊が出現。
 これって、スマートブレイン側の戦力だよな。劇場版では人類殲滅が主な任務だったけど、テレビシリーズでは王や村上派と戦うのか?
 劇場版では対人戦闘がメインのためか、ポインターやデジカメナックルなどの確実にオルフェノクを殺せる武器は装備されてなかったんだけど、テレビシリー ズでは何か新しい武器が追加される?
 王って、数さえ揃えれば倒せる、ってもんじゃないよな。
 
 ところで、勇治、花形率いるスマートブレインは、今後巧たちライダーグループ(?)とどう関わっていくんだろう?
 花形たちはオルフェノクを存続させる力を持つ王を倒し、自らの滅亡を甘んじて受け入れようとしている。
 しかし流星塾跡に迷い込んだ作業員たちをベルトの実験台にして殺したり、警察のオルフェノク研究機関を壊滅させたりと、犠牲をいとわなかったり私怨を優 先させることも辞さない。
 草加でなくとも素直に組める相手じゃないよな..


 12/22
「爆転シュートベイブレード Gレボリューション」

 ジャスティス5を引き分けに持ち込まれたヴォルコフは周囲に当たり散らし、ベイの楽しさに目覚めたガーランドを嘲笑い、さらにモーゼスとミンミンには、 恩着せがましくタカオへの闇討ちを命じる。
 引き分けに持ち込まれたくらいで取り乱すなんて、みじめだな。世界征服を志しているくせに、いちかばちかの勝負師魂というものがないのか?
 
 しぶしぶタカオたちの元に向かったモーゼスとミンミン。だが攻撃をリックらに受け止められ、ミンミンはキョウジュと大地の説得に折れ、モーゼスも激突寸 前でギガスを止め、泣き崩れる。
 「BEGAなんてなくとも、ミンミンちゃんの人気はいまや不動のものです!!」
 「オレをがっかりさせんなあっ!!」
 「ヤマザルくん..」
  あのな..
  
 一方、廃人状態のブルックリンは仁の檄で立ち上がり、どす黒い笑みとオーラを立ち上らせて復活。
 次回は、ベイでみんなと仲良くなろうとするタカオと、ベイで他者すべてを否定しようとするブルックリンの対決、というわけか。


 月曜ミステリー「おばさん会長 紫の事件簿 ゴミは殺しを知っている」
 
 巨大企業、熊谷グループ会長の紫(中村玉緒)は、熊谷清掃のいわゆる「掃除のおばちゃん」となって各地の企業を視察。そこでしょっちゅう殺人事件に遭遇 するも、現場や周辺の微小なゴミを元に、グループの組織力やハイテク技術を駆使して真犯人を突き止めていた。
 
 で、何が言いたいかというと、浅倉威役の荻野崇が町田 警部役で出演していた。
 出番は序盤の事情聴取とラスト前の真犯人逮捕くらいだったんだが、
 ・ワイルドな風貌だけど意外とクール
 ・紫の素性を知っても臆することなく「第一発見者を疑え」の原則を守って事情聴取を行う公正ぶり
 と、なかなか好感を持てた。

 12/23
「GUNGRAVE」

 ハリーとブランドンがミレニオンの「ファミリー」となり、ブラッド・ウォーとの戦争に勝利してから3年。
 ブランドンの戦闘チーム「トゥルー・グレイヴ」は、いまやベア・ウォーケンのオーバーキルズをも凌ぐ勢力として内外から恐れられていた。
 それはいいんだけど、本編中で活躍しているのは相変わらずブランドンと文治だけで部下たちが戦っている描写がなく、ブランドンが殺し屋としてだけでなく 組織の幹部としてどうすごいのかの描き方が足りないような気がした。
 しかし「部下たちの遊興費用を札束でポンと出す一方で、自分は能力不足の部下を鍛えるために訓練所に居残り」「部下の家族の入院費用を頼まれもしないの に全額支払う」など、部下思いなところ、別の意味で組織の幹部たるところはきっちり描かれていた。

 シドの一件以来、汚れ役に徹することを決意したブランドンはマリアに会おうとはしなかった。
 ビッグダディはそんな彼を気遣う。
 「たまには彼女に会ってやりたまえ」
 「それは、ビッグダディとしての命令ですか?」
 ダディは苦笑し、「そんなでは、私と同じでずっと独り身になってしまうぞ」
 ええっ?! 確かに奥さんらしき人物が出て来ないのは気になっていたけど、「妻がいた」とか「ほうぼうに愛人がいる」というわけじゃなかったの?
 そうやってこまめにあっちこっちの面倒を見まくるから、マフィアのボスのくせに彼女の一人もできないんだよ..(涙)  でも、彼が単に「ボス」ではな く「ビッグダディ」と呼ばれる所以がよくわかるな。

 一方ハリーは、トキオカらにネクロライズの研究を継続させていた。
 ライトニングに拉致された時から研究を強制されていたかに見えたトキオカだったが、3年前はじめて会ったハリーに「いずれ誰かが同じ技術を完成させるの を黙って見ているか、それとも希代のマッドサイエンティストとして名を残すか」を問われ、自ら選んだ道だった。
 ハリーにはネクロライズの原理などまったく理解できないだろうけど、「人道的に間違っているとわかってはいても、作りたいもの、やりたいことがある」と いう科学者の業を見抜く感性は、確かに希代の野心家のそれだ。
 
 
「わがまま☆フェアリー ミルモでポン! ごおるでん」「妖 精チックな時計 〜最終章〜」

 妖精時計を破壊することで人間界の時間の混乱は収まり、積もり積もった雪による被害を解決するためミルモらはセッション魔法でリルムをパワーアップ。彼 女の魔法で季節は夏に転じ、雪はみるみる溶けていった。
 が、いつまで経っても冬に戻らない。
 この手の「魔法がかかったまま元に戻らない」というオチは珍しくないけど、「冬が夏になったまま元に戻らない」って、スケールすごすぎんか?!



 12/25
「AVENGER」最終話「OUTER」

 う〜ん、これだけ視聴者ほったらかしというのも、それはそれで潔いな..


 12/26
「超ロボット生命体トランスフォーマー マイクロン伝説」最終話「死闘」

 メガトロンはデストロンとサイバトロンの共存は認めても、コンボイとの共存だけは認めようとしない。
 挑戦を受けたコンボイはラッドやマイクロンたちを脱出させると、胸のマトリクスを外し、投げ捨てた。
 司令官の地位、その証したるマトリクスがなければ、彼もまた、戦いを欲するひとりのトランスフォーマーだった。
 ふたりの戦いは、お互いのパーツを引きちぎり、そのパーツを武器にしてさらに斬りつけ合うという、トランスフォーマーのアニメシリーズ始まって以来の壮 絶なものとなった。
 
 しかしユニクロンはまだ死んではいなかった。ユニクロンは惑星形態に変形をはじめ、再起の時をうかがおうとしていた。
 デストロン・サイバトロン連合軍は攻撃を再開するが、ユニクロンの変形はどんどん完成に近づいていく。
 そんな中、メガトロンがユニクロン中心部に飲み込まれていく。その闇の中に何かを見たメガトロンは、コンボイの救いの手を拒み、闇の中へと飛び込んで 行った。
 変形を完了したユニクロンはワープして姿を消した。宇宙に放り出されたコンボイは、傍を漂っていたマトリクスをもう手にしようとはしなかった。
 メガトロンはコンボイを「自分と同じ」と言った。確かに彼も、不器用な漢だよ..
 
 次回、新番組「トランスフォーマー・スーパーリンク」
 ユニクロン戦争から10年。サイバトロンとデストロンは共にセイバートロン星の復興に励み、地球人との本格的交流も開始していた。
 そんな中、ユニクロン復活を目論むクインテッサ星人が超エネルギーを狙って地球を襲撃。新たな力を得たグランドコンボイらが立ち向かう。
 見どころは、
 ・シリーズ初の「サイバトロンとデストロンが平和共存している」という世界設定
 ・トランスフォーマーはトゥーンレンダリングされた3DCG(つまり作画の上手い下手のムラがない)
 ・地球人主人公は新キャラだが、ラッド、カルロス、アレクサも続投
 気になる点は、
 ・一度マトリクスを捨てたコンボイがもう一度司令官を引き受けるまでの過程が説明されるのか
 ・クインテッサ星人が出るということは、トランスフォーマー誕生の秘密にも迫るのか
 


 12/27
「マーメイドメロディー ぴちぴちピッチ♪」
 
 水妖4人娘が、るちあたちの住んでいるホテルに泊まりに来た。
 今年の疲れを癒したいとのことなんだが、お前らそんなに疲れるようなことしたか?
 と突っ込もうと思ったんだが、よく考えると、
 ・毎週毎週なんの考えもなしにマーメイドプリンセスに突っ込んで行き、歌エネルギー攻撃の前に玉砕
 ・負けて帰ってきては、首領の闇カイトに叱られる
 ・最近いきなり現われた格上の水妖レズ姉妹にいびられる
 
 完全に自業自得とはいえ、それなりに疲れもするだろうな..
 
 最近気が付いたんだが、あの4人の総称は「ダークラヴァーズ」というんだな。
 LOVERS。ユーリとマリアはまあわかるが、イズールとエリルは恋とか愛とかに生きているか?
 
 例によって4人は大ゲンカをはじめ、ホテルにも被害が出はじめる。
 見かねたかれんは彼女らを外におびき出し、いつもどおり何の考えもなしに突っ込んで来た彼女たちをいつもどおりに始末した。
 惜しいな〜、歌が上手だったりコスチュームの紫色がもっと濃いめだったりすれば、立派な「孤高のヒロイン」なんだけど..
 
 
「超 星神グランセイザー」

 アケロン人を撃退してからしばらく何事もなかったようで、天馬たちは本業に精を出していた。
 今回はじめて、ファッションデザイナーである仁の日常が描かれていたんだが、パリコレに出品する服のデザインが浮かばないわ、売れ残った服を洸に買わせ るわと、相変わらずギャグキャラぶりを維持していた。
 でも、高級スポーツカーを乗り回すくらいだから、それなりに実績はあるんだろうな。スランプか?
 
 そんな折り、御園木から連絡が入る。直径20メートルの隕石が神鯨島への落下コースを取っているというのだ。
 って、隕石の落下地点ってそんな簡単にわかるもんなの? 「太平洋北部」とか「サハラ砂漠」とかならともかく、「神鯨島」が「神鯨島とその周辺」を指し ていたとしても、予測精度が良すぎないか?

 その隕石は、自動で出撃したクラウドドラゴンによって撃破されたが、破片の一部が神鯨島周辺海域に落下。
 崩れた岸壁から現われたのは、水の超星神リヴァイアサン。
 新たにやって来た異星人「インパクター」は、隕石によってリヴァイアサンを島ごと破壊しようとしていた。
 インパクターは終始リヴァイアサンのことばかり口にしていたけど、何かリヴァイアサンに執着する理由があるのか? 単にまだ未起動なので襲いやすいと判 断したからなのか、それとも、インパクターは実は水棲知的生命体で、それゆえ海洋型超星神のリヴァイアサンを極度に恐れているとか。
 
 天馬たちの知らないところで、水のトライブは既に集結し、全員が変身できるわけではないものの活動を始めていた。
 そのひとり、セイザーゴルビオンこと反町誠は、アフガンやイラクにも行った凄腕戦場カメラマン。
 の割には日焼けしてないな..



「鋼の錬金術師」

 なんか今日は、マスタング大佐がやたらハジケていた。
「私が大総統の地位に就き、軍事の全権を握った暁には、女性軍人の制服をミニスカートにするのだぁっ!!」
 消されるぞ、二重の意味で。


 土曜ワイド劇場
「牟田刑事官VS終着駅の牛尾刑事 そして事件記者冴子 レッドライト」

 以前にも牟田刑事官と牛尾刑事のコンビ企画があったけど、今度は3作合同になるので、
 「スーパー2時間大戦」
 と呼べなくもない。

 玉突き衝突事件に端を発した連続殺人事件は、牟田、牛尾ら警察捜査陣と冴子、船越英一郎らの活躍によって解決した。
 人間の醜い欲望が次々に浮かび上がる一方で、事件をきっかけにして心に傷を持つ男女が知り合い、結ばれて未来に希望を見出すラストシーンが清々しかっ た。
 そういう清々しいラストシーンの直後に、俗っぽい欲望の渦巻く「家政婦は見た!」の予告を見ると、ちょっと気分を害される思いがした。


 12/28
「GUNGRAVE」

 ブランドンの最初の配属先の上司、ウィッジの母親が亡くなった。
 墓前に参るウィッジとゲイリーの前にブランドンが現われる。
 「ありがとうブランドン。いい病院を世話してくれたおかげで、お袋は苦しまずに逝けたよ」
 「どうして、知らせてくれなかった?」
 「そんな。今のあんたは組織の大幹部さまだ」
 「違う! 俺たちは、家族だ..」
 その直後、なんとビッグダディが現われ、ウィッジにねぎらいの言葉をかけるのだった。
 そうやって下っぱ構成員の面倒までこまめに見るから、いまだに彼女の一人もできないんだよ..(涙)

 その墓参りの帰り、ビッグダディはブランドンにウソを言って、マリアの待つ部屋に彼を案内する。
 しかしブランドンは、マリアに自分が組織の殺し屋であることを明かして部屋を出て行き、ダディに後を託した。
 ビッグダディは養女として引き取ったマリアを、ひとりの女性として愛するようになっていた。
 

 一方ハリーは、不正蓄財に気づいたランディを逆に裏切り者に仕立て上げる。
 (マフィアの幹部が「不正」というのもなんだが)
 ランディは文治に暗殺され、残る側近らは事情を知らないブランドンらトゥルー・グレイヴによって始末された。

 どんな手に訴えてでも組織を手中に収め、果てしない力と自由を手にしようとするハリー。
 組織を守ることで近しい者たちすべてを守ろうとするブランドン。
 心から信頼しあうふたりだが、その間にはもはや修復不可能な溝が刻まれていたことに、この時だれも気付いてはいなかった。

 次回「DIE」
 いよいよブランドン編最終話か。
 

 原作ゲーム第2弾「GUNGRAVE O.D.」の敵キャラが発表されていた。

 ・世界の暗黒街を牛耳ろうとするボス「ドン・コルシオネ」(大場真人)

 ・コルシオネの養子で天才科学者。10歳でネクロライズ計画に参加していた「ガリーノ・クレアーネ・コルシオネ」(池田秀一)
 (ということは、アニメ版にも登場するのか?)

 ・グレイブに激しい憎しみを抱く謎の男「ファンゴラム」(永野広一)
 (声優が違うけど、実は生きていたブラッド・ウォー?)

 ・生身でありながら死人兵士を何体も倒した戦歴を持つ傭兵隊長「ゼル」(銀河万丈)

 ・復讐に生きる謎の美女「シェリー」(根谷美智子)
 (って、ぜんっぜん謎とちゃうやん!! ベア・ウォーケンの娘でハリーの奥さんになる(?)あのシェリーだろ?!
  声おんなじやし
  髪が白いのは、父と夫を失ったショックからか?)
  
 現在放映中のアニメ版は、原作とグレイヴの過去だけでなく「O.D.」の伏線も描くわけだな。
 
 
「クラッシュギアNitro」

 自分が勝つと勝の優勝が危うくなることを知ったヒデは、試合開始時刻にわざと遅刻し、その上で勝と本気のギアファイトを繰り広げた。
 う〜ん、気持ちはわからんでもないけど、ヒデにしては器用過ぎないだろうか..?



「爆竜戦隊アバレンジャー」

 突然、凌駕たちがサラリーマンに。
「夢オチには微妙に早いし、『絶対無敵ライジンオー』の最終回のような『これまでの戦いは全部夢だったと思わせる精神攻撃』だろう」と思い、実際そういう オチだった。
 しかし、騒ぎの張本人であるヤツデンワニがスーパーダイノボンバーの直撃を喰らった直後、そのヤツデンワニががばっと飛び起きる。
 やっぱり夢オチかい。
 
 そういえば、ヤツデンワニの武器とか特殊能力って、いまだに未公開のままでは?
 今まで見せたのは、せいぜい電話機能(エヴォリアンとの次元間通信も可)くらいだよな。



 
「仮面ライダー555(ファイズ)」

 草加カイザのサイドバッシャーロボは村上デルタのジェットスライガーに多弾頭ミサイルを見舞うも、スライガー独特の高機動の前に全弾かわされてしまう。
 草加は隙を突いてカイザポインターでロックオン。ライダーキックを見舞うも、ジェットスライガーからのミサイルとそれを相殺しようとするバッシャーロボ のミサイルの爆風の前に失敗。
 しかし草加はバッシャーロボで格闘戦に持ち込み、ジェットスライガーを引き裂き、破壊した。
 テレビレベルのCGバトルじゃねぇよ..
 
 爆風に飛ばされた村上からベルトが外れ、三原は素早くそれを拾って再度変身。
 あれ、変身システムが「Standing by」や「Complete」でなく「ヘンシン」って言っていたような。
 
 村上は再びローズオルフェノクに変身して3大ライダーと激突。同時に3つのライダーキックを受けるも、やはりバラの花びらをまき散らして姿を消した。
 あれ、草加はさっきライダーキックを撃った直後なのに、またカイザポインターを足に装着していた。
 ポインターを付けたまま通常戦闘を行った方が、「いちいち外したり付け直したりする余裕もないくらいに、村上と戦うのは大変」という効果を狙えたのでは ないだろうか。
 それに、ファイズやデルタがエクシードチャージする場面につなげたいのであれば、「草加カイザの足をピントをずらしたままアップ。その後ポインターにピ ントを合わせ、その瞬間に『 Ecceed Charge 』の音声を入れる」でも良かったのではないだろうか。
 
 さすがにライダーキックを3つも受けて無傷ではいられず、村上はふらふらの状態で歩いていた。
 そこへ照夫の中の「王」が現われる。そのオルフェノク体は、ナマモノ風仮面ライダー?!
 そうか、ライダーズギアは「王」の姿を機械的に模したものだったのか。
 
 村上は王に自分の命を捧げ、石化して息絶えた。
 先週は「王を操る」とか言っていたけど、あのダメージではもう助かる見込みがないと悟ったのか、実に潔い最期だった。
 
 ラッキークローバーは勇治と花形に呼び出され、「王」との戦いへの協力を要請される。
「王」がオルフェノクそのものに対する脅威であることを知らされた彼らは、勇治との共闘に不満を隠せないながらもとりあえず同意。
 次に呼び出されたのは、巧たちライダーグループ。もちろん草加は「オルフェノクを操るスマートブレインとは組めない」と立ち去り、三原も彼を追いかけて 去る。巧も、人間であろうとすることを捨てた勇治とはついに決別した。
 
 相変わらず人間関係のややこしい井上敏樹ライダーシリーズだけど、これまで「敵」だった陣営が「真の敵」の出現やクーデターによって第3勢力化するとい うのは珍しいな。
 普通だったら「マイクロン伝説」のデストロンのように共同戦線を張るんだけどね..
 
 その次に連れてこられたのは直也。
 社長になって髪型を変えたせいか、なんか別人のように見えた勇治だけど、直也を迎えた時の笑顔はまさしく木場勇治だった。
 
 巧の前に勇治、ラッキークローバー、そして直也率いるライオトルーパー部隊が出現したところで「つづく」
 テレビシリーズの世界にも登場したライオトルーパー。劇場版では音声入力のみ(?)の変身だったのに対し、テレビシリーズでは「縦になっているバックル を横に倒すと起動」という、いかにもライダーズギアの量産型っぽいギミックが追加された。
 
 草加は突然の耳鳴りに襲われ、テレビ朝日HPでの次回タイトルは「雅人、散華」
 って、最終回やそのひとつ前までも持たないの?!
 じゃあ、残されたカイザギアは勇治行き?
 
「草加はファイズアクセルをどこで手に入れたのか」については、説明など期待しない方がいいのだろうか?


「明日のナージャ」

 ローズマリー、狡猾すぎ。
 草加でさえ、巧や勇治に対しては直接はっきりと悪意をぶつけてくる分、まだマシじゃないかとさえ思えてくる..

 彼女にはどういう末路が用意されているんだろう? 現状では「最後には改心する」というパターンは想像しづらいし、かといって番組の都合上、
 ・主人公や他の誰かに殺される
 ・自業自得で起こした事故で死亡
 ・ついに本格的に気が触れて病院送り
なんてオチはありえないよな..


 12/29
「爆転シュートベイブレード Gレボリューション」最終シリーズ最終話「GO! シュート!!」

 BEGAとGレボリューションズの最終決戦。
 どんなに攻撃を受けてもひるまないタカオの前に拒絶感をあらわにしたブルックリンは、なんと自分の精神世界を現実世界と融合させ、すべてを虚無に飲み込 もうとしてしまう。
 さすが最終シリーズ最終話。無茶するな..
 
 ブルックリンの精神世界の中心、ブラックホールに飛び込んだタカオは、ブルックリンがあまりにも天才すぎ、強すぎるがゆえに、誰からも逃げられ、本人も また、他者を受け入れようとしなくなったことを知る。
 タカオは、自分と仲間たちの思いを込めた渾身の一撃を叩きつけた...
 
 青い空は戻ったが、ブラックホールに破壊された都市はやはり廃墟のまま。
 それでもふたりはベイを回していた。しかしブルックリンには清々しい笑みが戻っていた。
 もはやふたりの心には痛々しい憎しみも肩ひじ張った使命感もなく、ただ純粋にベイバトルへの楽しみに満ちあふれていた。
 このバトルの結末は描かれなかったが、BEGAの本部は消えてなくなり、ヴォルコフもボロボロになってしまったので、どっちにしてもベイブレード界は今 後しばらくは安泰のようだ。
 
 それからしばらく経ち、BBAは河原の一軒家から活動を再開(増水した時が心配だ)
 タカオとカイのバトル開始、そして世界各地の仲間たちの近況を描いて物語は幕を閉じた。
 その近況風景というのがすごい。止め画とはいえ、第1シリーズ第1話に登場したシェルキラーズ構成員に、第2シリーズのキング、クイーン、ゼオまでしっ かり(?)フォロー。
 さらに、「Gレボ」に登場しなかったPPBのラグビー系ブレーダーには「実はこれまで入院治療中だった」という細かいオチが用意されていて、なんか感動 してしまった。
 
 ブルックリンは、ガーランドのとこに居候しているらしい。
 なんて同人向けな..
 

 
 

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