07/01
 東映HPに、来週から放映する「子連れ狼」 のページができていた。
 今シリーズは2クール(12月まで)続けるとのこと。
「子らよ」が、去年に続けて「筆者が選ぶベストアニメソング大賞」に選ばれる可能性も否定できないということか?


 07/02
「出撃! マシンロボレスキュー」「月面レスキュー、始 め」

 月にやってきたMRRだったが、マスドライバーの射線上を飛んで岩石とニアミスしたり(ふつう月基地の管制とかに指示もらわんか?)、鉱山作業員が宇宙 服も着けずに作業していたり(そういうとこでは万一に備えないか?)と、「これ本当にSFアニメか?」と思うような場面があってあまり感情移入できず。

 ジェイは人類初の火星探査船マルスの隊員の間に生まれた、人類初の宇宙生まれの人間だった。
 そして、遭難したマルスのただひとりの生還者でもあった。
 ジェイは月の地下で、行方不明となっていたマルスを発見。そのマルスは緑色に光り輝いていた。
 この物語って、地球人同士の戦いでは済まないってことか?


 07/04
「超ロボット生命体トランスフォーマー マイクロン伝説」「合 身(リンクアップ)」

 先週特に深手を負ったわけでもないのにコンボイがドック入り。おかげでサイバトロンは大苦戦。合身や逆転劇は盛り上がったけど、なんか釈然としない。
 
 今回のスラストの作戦は、
「まずスラストがサイバトロン基地上空を飛び回ってジェットファイヤーをお びき出す。
 おびき出したところでサンドストームや航空マイクロン部隊で間断なく攻撃 を浴びせ、そのスキにスタースクリームが主砲で遠距離から狙撃。
 救援のため近くの無人島にワープアウトしたサイバトロンを、待ち伏せてい たメガトロンらが攻撃してコスモテクターを奪う」
 という二段構え。
 確かにサイバトロンは一時追い詰められたが、コンボイは自分を戦闘空域にワープアウトさせてジェットファイヤーと合身。ジェットコンボイとなって戦況を 逆転させた。
 
 冷徹軍師スラストの参戦で、確かにデストロンの戦闘力は向上した。
 でも、不意の援軍とか新しい合体くらいで崩壊する作戦って、詰めが甘すぎないか? 「スパイ大作戦」のフェルプス君なんか、毎回不測の事態に遭遇してる ぞ。
 それに、コンボイとジェットファイヤーの合身って、地球に来る以前にもやっていたというし、デストロン最強の軍師が敵軍最高司令官の能力を知らないとい うのも問題だよな。
 

 07/05
「わがまま☆フェアリー ミルモでポン!」「どっちがどっ ちでどっちっち?!」

 ワルモ団は、食べた人間の心を入れ替える「チェンジクッキー」で大混乱を起こす。
 アクミのテニスボール攻撃に苦しむミルモ(中身かえで)たちの前に、かえで(中身ミルモ)たちが割って入ってボールを打ち返す。
 って、なぜ「テニスの王子様」コスプレ..?(笑)
 
 ラストシーン。砕けたクッキーの粉を吸った一同が一斉に入れ替わり、ワルモ団が互いを識別するためにワルモ団の名乗りポーズを取るところも、かなりツボ を突いていて笑かしてもらった。


「機 動戦士ガンダムSEED」「アスラン」

 オーブと地球軍の戦闘に独断で介入したアスランは、キラと共に毒ガンダム3人組との戦闘を開始。
 フリーダムの陰からジャスティスが撃ったり、ビームの効かないフォビドゥンにリフターをニアミスさせ、その陰からフリーダムが零距離でレールガンを撃 つ。ついこの前まで殺し合った仲だけど、やっぱり元は親友同士、ふたりは絶妙のコンビネーションを見せる。
 一方3人組の方は、オルガのカラミティがレイダー、フォビドゥン、フリーダム、ジャスティスの乱戦空域にビームを乱射。シャニのフォビドゥンがビーム偏 向フィールドでそのビームを曲げ、その曲がったビームがクロトのレイダーを直撃しかけ、キラとアスランの度肝を抜く。
 
 フォビドゥンの機体両側から突き出しているレールは、それぞれがビーム砲(レールガン?)として使えるだけでなく、自分が撃ったビームを曲げるための偏 向フィールド発生器でもあった。
 でも狙いを付けるのが難しいのか、キラにかわされたせいか、一回しか使われず。
 
 キラたちほったらかしで殺し合いを始めそうな3人だったが、薬が切れて苦しみだし、母艦へ帰投。アズラエルは「あの3機なしではオーブは落とせない」と 一時撤退を命じる。
 薬に縛られてるから、アズラエルや医療チームへの殺意があったとしても実現はできないらしい。
 いつ覚悟を決めてくれるんだろう?

 ストライクダガーとM1アストレイ。量産機同士の戦闘シーンは描写時間が少なかった気がするんだが、アズラエルが「あの3機なしではオーブは落とせな い」と言っていたので、かなり善戦したらしい。
 
 先週の予告でディアッカがコクピット内でうつむいていたので、死んだかと思ったら、疲れて息をついていただけだった。
 確かに彼は、これだけ不利な戦闘は初めてだったかも。これまでは、
 ・他のMS群と共に、MSを持たない地球軍艦艇を攻撃する
 ・ガンダム4体がかりでアークエンジェルを襲撃する
と戦力に余裕があったからな。山ほど飛んでくるミサイルや、うじゃうじゃわいてくる量産MSとやりあうのは神経使ったかも。

 戦闘中は「立場を利用して、邪魔にならない程度に野次馬やってる」という感じのカガリだったが、戦闘終結後は戦場跡を歩き回って兵士の労をねぎらってい て、やっぱりお姫様だなと思った。

 夕日が沈む中、キラとアスランはガンダムを降りて対面。歩み寄りはしたものの、どう転ぶのかわからない状況だったが、カガリがふたりに抱きついて一気に 場が和む。
 キラはあくまで自分が戦争を終わらせるために戦い、ニュートロンジャマーキャンセラーを狙う者に対しては「ぼくが撃つ」と明言。カガリにこれからどうす ると問われたアスランは、「もう答えは出ているのかも知れない..」
 屁理屈だけど、とりあえずNJCが地球軍に渡る心配は無くなったし、キラと一緒に戦争を終わらせるために戦えば、NJCを守って戦うことにもなるから、 ザラ議長への言い訳もそれなりに立つよな。
 って、絶対怒るよな..
 
 ふたりの会話を聞いたミリアリアはトールを殺したのがアスランだと知るが、キラの思いを汲み、涙ながらにその場を走り去る。
 よかった。彼女は大人だった。
 
 ディアッカも、ニコルを殺したのがキラだと知るが、ミリアリアに余計なこと言って言い返されておろおろしていて、キラともアスランともまったくしゃべれ ず。
 というか、あれだけ戦ったのに、誰からも礼を言われてない?! バスターを勝手に持ち出して怒られないだけマシなのか?
 
 毎週のようにニコル焼殺&ブリッツ爆砕シーンが使い回されてるけど、劇中時間ではまだひと月も経っていないから、いろんな意味で忘れられるわけないか。
 
 戦闘が開始されたのが確か午前9時。終了直後に日没。
 MSのバッテリって、長持ちするんだね。
 
 明朝、地球軍が攻撃を再開。毒ガンダムが出撃したところで「つづく」
 雪辱を誓う3人だったが、彼らはまだ、キラとアスランがSEEDを使っていなかったことを知らない..
 
 次回はアークエンジェルが宇宙に上がるらしいけど、どこへ何しに上がるんだろう? キラたちが抜けてオーブはだいじょうぶなんだろうか。
 ところで地球軍って、アークエンジェルやフリーダム、ジャスティスのことを全く把握していないような。

 はっ、EDキャスト欄のディアッカとミリアリアの項が接近してる。
 
 CM。「ガンダムエースでは、ラクスの巨大戦艦をスクープ」
 なにぃっ?! あのお姫様はそこまでやるんかいっ?! まさに「プリンセス・オブ・ガンダム」だな。
「スパロボ」出演の暁には、ぜひシーラやセシリーと合体技をやって欲しい。


 07/06
「クラッシュギアNitro」 今週は放映な し

 ニトロや「ギアの鼓動」もいいんだけど、この番組では「TURBO」以上にギアのセッティング云々の話がないな。
 いっそのこと、ボディカバー以外のパーツを戦況に応じて臨機応変に交換して戦う、キョウジュやキョウスケのような役回りのキャラがいても良かったので は?


「仮面ライダー555(ファイズ)」

 アクセルファイズに敗退した琢磨は泣いて逃げ帰るが、そのシーンは放映されず(東映HPより)
 まさに「泣くに泣けない」..
 で、縮こまってグスグス泣いていた琢磨は、やはり負けて帰ってきたはずの冴子に慰められていた。
 いずれライダーに倒されて死ぬのが決まっているせいか、北條より情けなくなってきたな..

 真理にしつこく言い寄る草加は、ついに彼女に拒絶される。
 草加は、真理をかばう巧に、「彼女は、俺の母親になってくれるかも知れないんだ! 俺を救ってくれる人かも知れないんだ!」
 真理に母親を求めるというのはわかるが、「救ってくれる」というのは、「同窓会で起こったこと」と関係あるのか?

 勇治を殺しにきたミミズをボコボコにした草加は、彼に口を割らせてラッキークローバーに接触。
 村上は加入を認める条件として、勇治の抹殺を依頼。草加はあっさり条件を呑み、冴子や琢磨らと共に勇次を襲う。
 なんか、勇治と仲良くなった(ふりをした)意味があんまりないな。
 
 変身して勇次を襲う草加だが、やっぱり「ラッキークローバーの資格があるのはオルフェノクだけ」と、逆に琢磨たちに襲われてしまう。
 ミミズはすぐ始末したカイザだが、やはりラッキークローバー2体に苦戦。そこへ巧が駆けつけ変身して「つづく」
 ここでファイズアクセルの借りを返すわけか。
 でもなんか今週の巧は、要所要所に出ていたとはいえ、出ていた時間そのものは少なすぎ..

 動きのとろいナマコサラリーマン。
 カイザに命乞いをしていたスケボーミミズ。
 村上はなんであんなのを「上の上のオルフェノク」の候補と認めたんだろう?
「平気で人を殺せるオルフェノク」っていうのは、オリジナルなみに貴重なのか?

 次回、巧と草加の同時変身。
 ほんとに敵味方が目まぐるしく入れ替わる番組だな。
 かと思えば、HPにはやはりベルトで変身する冴子と琢磨の写真が。
 また取られるの?(苦笑


 07/07
「爆転シュートベイブレード Gレボリューション」

 BBA対Fサングレの4人同時バトル。チームワークの乱れは克服したものの、経験の差でタカオと大地は苦戦。ついに大地が、やけっぱちでジュリアとラウ ルに怒鳴る。
「おいお前ら! ひとつくらい技を教えろよ!」
 タカオは呆れ、ジュリアも苦笑する。
「今までたくさん見せたでしょ? どれでも好きなの使ってくれていいわよ。授業料はいらないからね」
 今シリーズ初参加のFサングレとバルテズ・ソルダはレギュラー陣との絡みが少ないんだが、この会話がいちばん笑えた。
 
 
 新番組「子 連れ狼」(第2シリーズ)
 
 拝一刀は丹波亀山藩の依頼を受け、藩取り潰しを目論む大目付を暗殺すべく動き出す。
 その亀山藩に潜伏する柳生草に扮していたのは、なんと村上社長役の村井克行。
 一刀の動きを探り、柳生烈堂に報告していたが、その情報は草を察して流された偽情報だった。
 最後は藩士に斬られ、あえなく死亡。
 忍びとしては、上の上とは行かなかったようだ。


 07/09
「出撃! マシンロボレスキュー」

 次回、「出現! BL(ビーエル)マシンロボ」 新キャラ・ハザード大佐が、黒いポリス、ファイヤー、ドリルロボを引き連れてMRRに挑む。
 戦闘用のステルスで勝てないなら、救助用と同じ構造のロボなら勝てるだろうという発想か?


 07/11
「超ロボット生命体トランスフォーマー マイクロン伝説」「発 覚(しょうたい)」

 主題歌とOPアニメが一新。やっぱりダブルフェイスの黒幕はユニクロンらしい。
 
 スラストに疑われていることに気づいたダブルフェイスは、アイアンハイドのメガトロンへの忠誠心を逆手に取り、彼をけしかけてスラストを暗殺させようと するが、そんなことはとっくに見抜かれていた。
 本性を暴かれたダブルフェイスはメガトロンにスターセイバーで斬り捨てられるが、彼は斬っても斬っても死にも爆発もせず、滅多斬りにされてやっと消滅し た。
 でも本当に死んだのか? 笑いながら消えてたしな。ユニクロンが生きている限り永遠に死ねない肉体、というのも有り得るかも。


 07/12
「マーメイドメロディー ぴちぴちピッチ♪」


 中田あすみの歌と演技にも、そろそろ慣れてきた。
 
 海の女神を復活させるには、7人のマーメイドプリンセスが力を合わせなくてはならない。
 人魚が主人公という都合上、放映期間は10月くらいまでと思うんだけど、こんなにたらたらした進行でいいんだろうか?


「わがまま☆フェアリー ミルモでポン!」「なよなよなよ うせい」

 アクミは面白半分に入った洞窟でダアクと遭遇し、そこで感化もしくは洗脳されたらしい。
 それ以来彼女は、恋人だった(?)なよなよ妖精ミレンを捨てて悪事に走っていたのだが、なんとか認めてもらおうと果敢にミルモに挑むミレンの姿に心を動 かされ、「今日だけだよ」と言いつつもミレンをデートに引っ張って行った。
 
 ミルモと共闘したり、昔の恋人にちょっとだけでも心を開いたり、いよいよ伏線くさいな。


「機動戦士ガンダムSEED」「暁の宇宙(そ ら)へ」

 地球軍が第2次攻撃を開始。オーブ軍とキラたちは出撃し、アスランとディアッカもそれに続く。
 激戦の末、カラミティはビームの撃ち過ぎ、フォビドゥンはビームの弾き過ぎで電池切れ。レイダーもハンマーを割られて撤退する。
 ところでジャスティスには、ソードストライクと同じくビームブーメランが内蔵されていたんだな。フリーダムに比べて打撃力が弱そうなジャスティスだけ ど、リフターを分離して飛ばしたりブーメランを投げたりと、フリーダムとは別の形で一対多数を前提にした武装や設計がなされているわけだな。
 でもSEED持ちのアスランでなければ、コーディネーターでも操縦がすごくきつそうだ..
 
 なんとかしのいだオーブだが、このまま行けばいずれ押しつぶされるのは時間の問題。
 ウズミらは覚悟を決めた。
 全軍に撤退命令が出され、アークエンジェルとキラたちも、マスドライバーのあるカグヤヘ集結。
 ウズミは「ブルーコスモスに率いられる地球軍と、コーディネーター至上主義が台頭するザフト軍。このまま行けば、どちらかが滅びるまで戦い合うしかなく なる」という現状を憂い、マリューらに新たな時代を切り開く「小さくとも強い火種」となってほしいと伝える。
 かくしてアークエンジェルとオーブ残存軍の宇宙行きが決定。アスランとディアッカも共に行くことを決心する。
 キラとアスランの援護を受けて、アークエンジェルが飛び立つ。続いて射出されたオーブ艦クサナギにふたりは飛び乗り、毒ガン3人組を同時斉射で蹴散ら し、宇宙へ。
 
 ウズミは嫌がるカガリをクサナギに乗せ、「父とは別れるが、お前はひとりではない」と、一枚の写真を渡していた。
 そこに写っていたのは、母親と双子の赤ん坊。裏にはキラとカガリの名が。
 異母兄弟かと思っていたけど、同じ母親から生まれた双子だったんだな。
 でもなんで、両親兄弟とも髪の色が違うの?
 
 アークエンジェルはマスドライバーを使わず、ブースターとローエングリンを組み合わせた加速によって大気圏を離脱した。
 詳しい説明がなかったんだが、陽電子砲のローエングリンで射線上の大気を対消滅させ、できた真空空間に飛び込むことで加速を増す、という原理だろうか。

 アークエンジェルとクサナギの発進を見届けたウズミは、自爆スイッチを押す。
「種は飛んだ。これで良い。この世界もオーブも、お前たちのいいようにはさせん!」
 地球軍の奪取目標であるマスドライバーとモルゲンレーテ社が次々と爆砕。ウズミら首脳陣も炎の中に消えた。
「中立国」の看板がいかに重いか、彼らは身をもって教えてくれた。

 キラとアスラン。彼らひとりひとりは小さな火種でしかない。
 だが、ふたりの火種を合わせれば、それは炎となる。
 炎となったガンダムは、無敵だ!!
 
 ところで、今日はフラガ全然セリフなし。キラ、アスラン、ディアッカが決心を固めるシーンに居合わせなかったのは、彼の立場(もう軍籍を離れているとは いえ、キラたちに比べると「あやふやな立場」とはいいにくい)から考えれば正解だったと思うが、それにしても全編セリフなしというのは、子安武人の都合 か?

 はっ、フレイ以上にバジルールが忘れられまくってる?!
 

 07/13
「クラッシュギアNitro」「ニトロ激突! KN対勝」

 TBらの前に現われたKNは、自らのギア「キングシュバルツN(ネオ)」を掲げ、正体を指摘されるとあっさり覆面を取り、阿久沢由宇の素顔をさらした。
 彼がZETに参加した理由とは、佐奈間のデータを取り返すためでも義憤から内部攪乱を図ったつもりでもなく、ニトロに目覚めたことで、ZETにギアの進 化の可能性を見たからだった。
 確かにニトロの使い方では、ZETがどこよりもノウハウを蓄積しているだろうな。
 でも由宇は組織に殉ずるタイプでもないよな。
 
 勝は、銀二郎が急ごしらえで仕上げた「マッハジャスティスS(ソニック)」で由宇に挑む。
 双方のニトロの激突の末、両者リングアウト。その直後、勝が消えてしまった。
 これがレオンのいう「ニトロに溶ける」ということ?! どうやって戻ってくるの?!
 そういえば「エヴァンゲリオン」でも、「シンクロ率400%」は「溶けること」を意味していたよな..
 
 今回のギアファイトは、ニトロを使いっぱなしで現実感に乏しかった。
「TURBO」のハリケーンクラッシャーや覇王翔龍撃も果てしなく無茶ではあったけど、電池が切れるとか、モーターに負荷がかかるとか、どこかにヒビが入 るとか、もうちょっとメカものっぽい描写をしていた。
 それにこの作品世界におけるIOD−Wユニットは「持つ者は神にも悪魔にもなれる」かのような扱いを受けているのに、今回は全くIODの出番なし。
 

「爆竜戦隊アバレンジャー」

 復活した爆竜トップゲイラーは、ステゴスライドンを取り込んで人型形態「キラーオー」に合体。
 一度は合体を解除して逃げ出したステゴだが、彼はアバレキラーの誘いに乗り、連れ戻そうとする幸人を拒む。
「アバレンオーは自分がいなくても戦える。俺は、自分の中にある力を試したい..」
 一方、アバレキラーの説得を試みた凌駕は、逆に「お前も俺と同じ、自分の中にある力を使いたがっている」と告げられてショックを受ける。
 この物語には、「安易に人を殺す(欲望を抑えられない)青少年予備軍」へのメッセージが込められているのだろうか。

 
「仮面ライダー555(ファイズ)」

 ファイズ、カイザ、ラッキークローバーの乱戦に割って入った村上は、光球を投げつけてその場を収める。
 村上は草加とふたりだけで対談するが、もはや彼らと組む気など失せた草加は真の目的を吐露する。
「スマートブレインを潰す。俺自身の敵を取るために」
 草加はすでに、死んだも同然ということ? 真理には、それをなんとかする力があるということ?
 
 ふたりの対談を遠くから見ていた巧は、戻ってきた草加に事情を聞くが、返ってきた言葉は「俺の過去は、真理と同じだ」
 なんで「スマートブレインの社長がオルフェノクを仕切っている」ことに一言も言及しないんだろう..?
 
 琢磨と冴子が草加に仕掛けたのは、村上の命令ではなく、本当にふたりの独断だった。
 村上は草加を生かしておく理由をふたりに話す。
「ファイズとカイザのベルトは、我らの王のために作られたものです。なのになぜ、人間の中に変身できる者がいるのか。草加雅人はそれを知っているかもしれ ないのです」
「なぜ真理や啓太郎ではだめで、巧と草加は変身できるのか?」は気になっていたけど、劇中ではっきりと提示されたのは初めてだな。

 村上の話や草加の生死など琢磨たちにはどうでも良く、ふたりは「ラッキークローバーに誰を迎えるかは、ラッキークローバーの自分たちだけで決める」と、 これ以上の人選への介入を突っぱねる。
「裏切り者」は続出するは、大幹部クラスは言うこと聞かないは、社長も大変だな。

 なかなか決まらないラッキークローバーの補充要員だけど、結花が加入、という線はあり得ないだろうか。
 井上脚本では意外な展開は日常茶飯事だし、結花は
 ・人間への恐怖や憎しみを捨て切れない
 ・直也にふられて、もう人間的な幸福を求めないかもしれない
と、「悪いオルフェノク」になる可能性はまだ捨て切れないんだよな。

 真理にふられたことにようやく気づいた直也は、オルフェノクになったことを気に病んで自殺しようとした青年、小林義雄を救う。
 ふられてヤケになったのか、直也は義雄を変な方向に勇気づける。
「いきなりバケモノになっちまって、さぞビツクリしただろう。でもな、前向きになれ! 人間を捨てろ! オルフェノクの力を楽しめ!」
 感激した義雄は「ひょっとして、ラッキークローバーのメンバーですか?」
 確かに戦闘能力とかはともかく、あの独特の性格はラッキークローバー向きかもな。
 
 義雄は北崎に殺されてオルフェノク化していた。
 ラッキークローバーの北崎は未だ正体不明なんだが、これって「ゲットバッカーズ」の影響だろうか?
 VOLTS四天王のうち、ひとりが未だに未登場、正体不明なんだよな。
 はっきりしているのは「男である」というただ一点のみ。北崎よりも情報が少ない。
 
 直也は義雄を通して村上と連絡を取り、ファイズとカイザのベルトを奪還すれば、過去の「裏切り行為」すべてを帳消しにし、ラッキークローバー入りを考え てもいいとの返答を受ける。
「いいか! オレたちはオルフェノクの頂点に君臨し、悪の大王となって世界を支配するのだぁっ!!」
 ほんとに、見ていて飽きないやつ。
 ところで「オルフェノクの王」っていうのは、上の連中しか知らない機密事項なのか?

 直也と義雄はファイズとカイザをおびき出すべく、とりあえず適当に人を襲おうとするが、かかったのは真理と啓太郎。
 さすがに殺してしまうわけには行かず、ふたりは襲っているんだか踊っているんだかわからない怪しげな動作を繰り返してふたりを恐がらせ、ファイズとカイ ザが来るまでの時間を稼ぐ。
 直也と真理の事情を知らず、直也の怪しい踊りに真面目に付き合う義雄(ラビットオルフェノク)の姿は涙ぐましかった。
 
 駆けつけた巧と草加は同時に変身。
 あ、草加がカイザフォンをちゃんと閉じていなかった(汗)
 
 巧ファイズと草加カイザにもちろん歯が立たないふたりは、あっさり逃走。
 しかしふたりは検問の警官に化けて、巧と草加からアタッシュケースを取り上げてしまう。
 なんで草加まで、こんなしょうもない手にかかる..
 
 巧と草加が追いついた時、ふたりの目の前で琢磨と冴子はファイズとカイザに変身してしまう。
 草加は利用価値があるということで気絶させられたけど、巧は果たしてどうなる?

 ところで、「草加は潔癖性で、何かというとウェットティッシュで手をゴシゴシふきまくる」という設定が、すっかり忘れられているな。
◆忘れた頃に時々ゴシゴシやっていた。

 次回、「あとはデルタのベルトが手に入れば、王を迎える準備は整います」
 デルタ? サイガはあくまで劇場用か。
 しかし「デルタ」って、入力コードはどうなるんだ? ファイズ(555)は「ファイブが複数」、カイザ(913)とサイガ(315)は日本語の語呂合わ せ(汗) 「デルタ」って数字で表せるか?
 ギリシャ文字の4番目だから「444」?
 
 そしてついに、巧と草加は流星塾に足を踏み入れる。
 毎週のように意外な新展開が続くけど、来週もすごそう。


 07/14
 仮面ライダーデルタの入力コードを、「Δはギリシャ文字の4番目だから444」と書いたけど(Δと4は似てるしね)、
 デルタ → ゼロタ → 零多 → 000
という線も有り得るな。


「爆転シュートベイブレード Gレボリューション」「まだ かよ!」

 Fサングレに勝利したタカオと大地は仮眠に入り、キョウジュらはドラグーンの整備に取りかかる。
 その間スタジアムではバイフーズとPPBのバトルロイヤルが行われ、レイとマックスはタカオらの休息時間を稼ぐため、粘り強いバトルを続けていた。
 なんで一日に二連戦? 明日か明後日にしてやれよ。

 来週かその次で優勝が決定しそうなんだけど、そこで番組も終了か?
 1月に放映開始して、7月で終了というのは半端だな。まさかこの状況で「悪の組織が出て来て10月まで持たせる」なんていう、しらけた展開をやるんじゃ ないだろうな。
◆悪の組織は出て来たけど、なかなか楽しませてもらった。


 07/16
 今週のマガジンの「ゲットバッカーズ」 元VOLTS四天王最後のひとり、来栖柾(くるす・まさき)が登場。
 彼は無限城上層階「バビロンシティ」の住人だった。
 アニメはもうすぐ終了で、彼がアニメ版クライマックスの鍵となるらしい。
 って、もう終わり? カードゲームとか出るから、もっと長く続くと思ったのに。
 
 
「出撃! マシンロボレスキュー」「出現! BLマシンロボ」

 デザスターの最高司令官という触れ込みで登場したハザード大佐は、破壊と混乱を芸術として愛し、それを邪魔するMRRに激しい憎悪を燃やす。
 電気イスか洗脳マシンのような機械を通して、狂った笑い声を上げながら各地で破壊活動を行う姿には、放送禁止用語になって久しい「キチガイ」という言葉 がぴったりだった。
 
 太陽は両親の墓参りに訪れ、レスキュー隊員としての決意を新たにする。
 最近はクズな脚本が多くて、久しぶりに本物の大空太陽を見た思いがした。
 
 ステルスロボは、立場が危うくなったジェイのために太陽を拉致し、ジェットロボを呼び出して決着を急ぐ。
 お互いのロボマスターのために死力を尽くして戦うジェットとステルス。置いてけぼりにされたジェイも合流し、両者ともハイパーモードにもつれこむ。
 なんだかんだ言いながらもジェイとステルスの間には、お互いを思いやるという人間的な感情が芽生えていた。
 
 ハイパーステルスがバーストテンペストを発射。太陽の咄嗟の判断で、ハイパージェットはジェットパンチャーを発射。パンチャーにロックオンしてしまった ミサイル群は軌道を曲げ、ステルスを直撃。
「主人公の咄嗟の判断で逆転」というのはいいんだけど、ロボット同士の有視界戦闘なんだから、ミサイルはステルスが直接コントロールした方が良かったので は..?

 ボロボロになったステルスはジェットを道連れに自爆しようとするが、ハザードに機能停止させられ、ジェイともども回収された。
 次に来る時は、やっと芽生えた人間的感情も消去された、完全な悪のマシンロボとなるのか?
 マシンロボレスキューは、彼らの心もレスキューできるのか?(ソルブレインみたいだな)
 
 今回のBLマシンロボは顔見せのみで微動だにせず、セリフもなし。
 その陣容は、ポリス、ファイヤー、ドリルロボ。
 MRRの初期登場メンバーとほぼ同じ。ジェットがいないのは、ステルスがいるからか。
 
 次回、BLファイヤーロボがエイダーロボを奪ってハイパー合体。
「機甲警察メタルジャック」でもこういう話があったな。
 

 07/18
「超ロボット生命体トランスフォーマー マイクロン伝説」「剛 腕(しょうげき)」

 デストロンの援軍として現われた巨大戦艦は、剛腕提督ショックウェーブ。
 で、でかすぎ.. いくらトランスフォーマーが変形前後で大きさをごまかせるからって、あれはいくら何でも演出過剰だろう。 メガトロンと合体できるっ ていう設定を忘れてないか?
 
 両軍が激突している島とサイバトロン基地、そして月面で3つのマイクロンパネルが覚醒。
 サイバトロン基地に通信をよこしたダブルフェイス(やっぱり生きてた)は、「3つを集めてアストロブラスターを完成させなくては、サイバトロンに勝ち目 はない」と告げる。
 その直後、一度は沈められたショックウェーブが人型に変形。一斉砲火でサイバトロンをピンチに陥れる。
 今週はショックウェーブの強力さを前面に押し出したいためか、スターセイバーもコスモテクターも全く使われず、撃ち合いばっかり。来週は、アストロブラ スターと合わせてちゃんと出番がありそうだけど。
 いつものことだけど、人知を超えたロボット生命体が、岩や建物を盾にしてちまちま銃撃戦というのは迫力に欠けるな。やっぱりガンダムのようなリアルロボ に比べると動きが鈍いんだろうか。そういえば命中率もあまり高くなさそうだし。
 
 ショックウェーブは意志はあるらしいけど、あまりしゃべれないらしい。
 どの辺が「提督」なんだろう..?
 
 
 07/19
「わがまま☆フェアリー ミルモでポン!」

 今日は、楓となんとかふたりきりになろうとする松竹くんと、彼からなんとか楓を引き離そうとする幼なじみの桃ちゃんの攻防がメイン。
 ミルモはお菓子の食いすぎで動けず、アクミは日焼けのし過ぎで目元がパンダ化して人前に出られず。
 松竹くんと桃ちゃんのピンチを救ったのは、ムルモとリルムのセッション魔法だった。
 ダアクが出て来たからといって安易に悪と戦うだけの話にならないのはいいんだけど、主人公が全く活躍しない話というのもすごいな。
 

「機動戦士ガンダムSEED」「ゆれる世界」

 OPアニメが4期目に。3期の映像が多くて盛り上がりにやや欠けるものの、見せ場もかなりあり。
 今回の目玉は、
・アークエンジェル、クサナギ、エターナルの「ガンダム艦隊」(仮)を 率いるピンクのお姫様。
 マリュー艦長の負担は、減るのか増えるのか。
 ところで、主人公が第3勢力化するのも異色だが、所属機が全部ガンダムタイプというのもすごいよな。
・アームドベース・オーキス風のユニットと合体してデンドロビウム化す るフリーダムとジャスティス。
・G艦隊に対するは、アークエンジェル級2番艦「ドミニオン」を指揮す るナタル・バジルール。
 でも、アズラエルと毒ガン3人組が一緒では、いろいろ苦労しそうだな..
 
 宇宙に出たキラとアスランは、換装作業の終わったクサナギに立ち寄る。
 クサナギはアークエンジェル級の叩き台となった艦であり、強力な武装はないものの、MS運用能力は充実していた。
 で、ブリッジ要員には、M1アストレイの宙間運用を調べるため同行した、モルゲンレーテのエリカ・シモンズ主任の姿もあった。
 なんか、いつのまにかロンド・ベルのブリッジ要員になっていた、スパロボ版の赤木リツコを思い出すな。
 そういえばマリュー艦長は、これからお姫様と行動を共にするわけだから、スパロボ版のブライトみたいでもあるな。

 逃亡中のラクスは地下放送で反戦を呼びかけるが、軍の襲撃を受け、父シーゲルが射殺される。
 プラント最高評議会の前議長だった彼だが、娘が偉大すぎるせいか、終盤はすごく影が薄かった。
 
 軍需企業連合の理事でもあるアズラエルは、フリーダムとジャスティスがNジャマーキャンセラーを積んでいる可能性を見抜き、自ら毒ガン3人組と共に宇宙 へ上がる。
 彼は「3機を相手にしても引けを取らないパワー」を根拠にしていたが、そっちよりも「いつまでたってもPSダウンを起こさないスタミナ」に注目してほし かったな。
 
 軍需企業連合の理事。アズラエルの反コーディネーター感情がどこまで本物なのか、ますます怪しくなってきたな。
 でもボス(しかも文民)が自ら前線に立つというのは、それはそれで立派だな。
 
 キラとアスランは、カガリから彼女とキラが双子の兄弟であることを告げられるが、今の状況では当時の事情を知るべくもなく、とくになにもできず。
 クサナギからアークエンジェルへの帰途で、アスランはキラに告げる。父と一度話しておきたいと。
 主戦派代表の彼の前で、フリーダム奪取任務の放棄や、第3勢力となって立ち塞がることを告げれば、いくら実の親子とはいえ、戻って来れるるどころか命の 保証さえない。
 次回タイトルが「ラクス出撃」なんだけど、彼女がアスランのピンチを救うの? 


 07/20
「クラッシュギアNitro」「TBの決意」

 ニトロに溶けた勝は、風になって飛んでいた。
 なるほど、「ニトロに溶ける」とは、本人の属性となる自然現象と一体になったまま戻れなくなってしまうことか。
 
 TBは勝が消えたことに驚きながらも、兄ZDを救うために先を急ぐ。
 ヒデはなつみに「勝はギアのところに戻ってくるはずだ」と、彼女にマッハジャスティスを預ける。
 なつみは「じゃあこれを持って移動すれば、勝はそこに戻って来るわね」と、TBやヒデに同行。
 銀二郎は勝が消えたことを舞にわびるが、彼女は「あの子はおなかが空いたら戻ってきますよ」と、気にも留めない。
 みんな、言ってることは無茶だけど、的は得ているな。
 
 勝が消えたことを知った銀二郎は「20年前と同じだ」と、ZET学園長と直接話をつけるべく学園本部へと急ぐ。
 20年前にもニトロに溶けたギアファイターがいるということ? 彼(?)は今ごろどうしているんだろう?
 ニトロに溶けてしまえば年は取らないだろうから、復活即レギュラー化という線もありうるな。
 
 TBはZET時代、破壊主義のファイトになじめないことに悩んでいたが、ZDに「お前はお前だけのギアファイトを見つければいい」と励まされていた。
 そのZDが、なんでTBの逃亡を拒んだり、彼を連れ戻そうとしたりするんだろう? 彼が上記の考えを持っているのだったら、
「お前がZETと異なる道を進むというのなら、俺はZETのファイターとしてお前を倒す!!」
という信念でTBと戦おうとしないだろうか?
 今回の戦いは、ZDに昔の言葉を思い出させることも目的のひとつになるわけか?
 
 TBはQTと対戦。
 クイーンサンダーの残像分身を破るために分身の中心を攻撃したり、バッテリ電力を開放して電気ネットを張ってクイーンサンダーを拘束したり、そこから出 ようとしたクイーンサンダーがモーターを焼き付かせて停止したりと、先週に比べるとメカアニメらしい戦いになった。
 
 ヒデたちの前にはJCが立ち塞がるが、割って入ったのは出前持ち姿の国府田猛。
 本当に迷い込んだのか、狙ってやってきたのかは知らないが、孤島のZET学園に自転車でやって来て、さらに予告での「腹は減ってるが、フィールドは燃え ているぜ!!」というセリフが、国府田というキャラを見事に物語っていた。
 

「爆竜戦隊アバレンジャー」

 この前、出現するなりアバレキラーに消されていたヤツデンワニは、なんとアバレキラーのお手伝いさんとしてこき使われていた。
 通常怪人が準レギュラー化? モグラ獣人、クジラ怪人以来の快挙?
◆彼は最後まで生き残り、「以来」ではなく「以上」の快挙を成し遂げた。

 
「仮面ライダー555(ファイズ)」

 草加は拉致されるが、巧は駆けつけた真理たちのワゴンに飛び乗って脱出。
 巧と啓太郎は、スマートブレインの清掃業者の作業着を使ってスマートブレイン本社へと潜入。
 ファイズとカイザがクリーニング屋に住んでいることくらいはとっくに把握済みだろうけど、まさか客の作業着を使って本陣に踏み込むというのは予想外だっ たらしい。
 
 意識を取り戻した草加が見たものは、ベルト奪取の祝勝会(?)の卓を囲む村上、冴子、琢磨の姿だった。
 村上は改めて「同窓会の謎」を問うが、草加はやはり逆上、フォークをつかんで冴子を人質に取り、ベルトを返せと迫るが誰にも相手にされず、村上に光弾を ぶつけられてまたも気絶。
 草加の行動はめちゃめちゃ無謀かつ大人げなかったが、そこまでしなければならないほど、「同窓会の謎」とは恐ろしいものなのか?

 潜入した巧は、琢磨をほうきで殴り倒して草加を救出。逃走中、行き止まりに開いた隠しエレベーターに乗って地下へ。
 ふたりが見たものは、地下に作られた学校、流星塾。
 さらにふたりは、あの作業員ふたりが無理矢理装着させられた変身ベルトによって次々に崩れ去り、ベルトも液状に溶け去る姿を目撃する。
 準レギュラーの労に報いるためか、ふたりが灰になって崩れ去るCGは、すごく細かく描かれていた。
 
 一方、直也と義雄はベルトの奪取に成功したことで村上に誉められるが、ラッキークローバーの欠員はあくまでひとり。村上は木場勇治を殺した者をラッキー クローバーに加えると告げる。
 増長した義雄は直也との師弟関係を解消。力押しで勇治に勝てないのを知ると、今度は結花を人質に取るが、さすがに見ていられなくなった直也に救出されて しまい、逃走。
 彼の不幸は、
 ・死亡せずにオルフェノクになってしまったこと
 ・師匠の海堂直也が、自分で言ってるほど悪いやつではなかったこと
 ・その直也が言ったことをそのまま受け取り、本物の悪人になってしまったこと
 
 巧と草加は琢磨ファイズと冴子カイザに襲われるが、そこにゴートオルフェノクが出現。ベルトで強化されているはずのふたりを圧倒する。
 草加は直感的に養父、花形だと気づくが、花形は何も答えず、巧がベルトを取り返すのを確認すると姿を消した。
 草加もベルトを奪還して変身。琢磨と冴子を撃退し、どこかにいるはずの父に、なぜ自分たちを戦わせるのかを問うが、花形は答えようとはせず、
「戦え雅人。戦え、勝ち続けろ。そうすれば答えが見つかるだろう」
 そして天井から、新たなカイザギア「カイザポインター」が落ちてきた。
 視聴者の大部分が「お前は神崎士朗か?!」と突っ込んだに違いない。
(ミラーモンスターみたいな気配音も発してたしね)

 勇治に敗れた義雄は再戦を誓うが、そこに草加カイザが現われる。
 抵抗むなしく、義雄はカイザポインターの撃ち出す光の杭を受け、必殺キック「ゴルドスマッシュ」に貫かれて崩れ去った。
「どうして草加と義雄があの場所に居合わせたのか?」という疑問は置いといて、必殺技一発で人生も野心も一瞬にして打ち砕かれた義雄の儚さと、真実に近づ くにはとにかく戦うしかない草加の焦り(仮面に隠されて見えないけど)が、見事に描き切られていた。

 次回、ちらっと現われた仮面ライダーデルタは、赤い瞳に銀のフォトンブラッド?
 常時あの状態なのか、それともすでにアクセルギアを入手している?


 07/21
「爆転シュートベイブレード Gレボリューション」

 BBA対ネオボーグ。ファーストバトルは両者とも場外。大地は疲労と空腹で倒れ、ユーリもウルボーグを大破させられて再戦不能。セカンドバトルで決着が 着けられることになった。
 タカオの前に現われたカイは、ボロボロのなりをしていた。彼はドランザーGT(ギグス・ターボ)で戦うための特訓を行い、同時にタカオたちと条件を合わ せるため、「疲労」というウェイトを背負ってきたのだった。
 漢やね。
 
 ふたりのために用意されたのは、一辺が数十メートルもある広大な荒野型スタジアム。
 だがその巨大スタジアムも、ふたりのベイがぶつかり合うたびに会場もろとも震撼し、暴風が吹き荒れる。
 なんという凄まじい闘気!! タカオが剣道家の孫だったり、カイが悪の組織出身の孤高の戦士だったりという設定が、ようやく形になって現われたか。
 
 来週で決着がつきそうだけど、番組はまだ続きそう。そういえばレイとマックスのベイはGTになっていなかったな。
 でもこれだけレベルの高いバトルの後に、一体だれと戦えばいい?
◆最強のブレーダーでありながらベイブレードを楽しめない男。


 07/23
「出撃! マシンロボレスキュー」「ハザード大佐の罠」

 またも太陽たちは、訓練中のミスや自分たちのちっぽけなプライドが元で大げんか。マシンロボたちに叱られていた。
 救助隊を舞台にした物語で、ああいう形で笑いを取ろうという制作姿勢は正しいのだろうか? 特に誠の堅物ぶりがチームの引き締めどころかギャグのひとつ に使われている姿は、フレイの暴言並みに見ていて痛い。
 それに太陽たちは、いきなり巨大ロボットと地球の平和を任された普通の子供たちではなく、レスキュー隊に志願したプロだということを忘れてはいないだろ うか。
「子供がプロの救助隊員として活躍する物語」にギャグを入れたいのであれば、それに見合ったセリフやシチュエーションをちゃんと考えてほしい。このままで は、この番組を面白いとは思えない。


 07/26
「機動戦士ガンダムSEED」「ラクス出撃」

 キラに途中まで護衛され、アスランはプラントへ帰還。
 父パトリック・ザラと対面したアスランは、彼の真意が「ナチュラルの絶滅」であることを知り、決別を決意。
 アスランは拘束されるが、ラクス派のザフト兵らの協力で脱出。ラクスとの合流を急ぐ。
 
 なんと、アンドリュー・バルトフェルドは生きていた。
 キラとの戦いでアイシャと片目を失った彼は、ザラ議長の肝煎りで最新鋭艦エターナルの艦長に就任していた。
 しかし彼もまた、「どちらかが滅びるまで」に替わる「戦争の終わり」を模索していた。
 彼は一般将兵を退艦させ、ラクスを迎え入れると、ハッチを主砲で吹き飛ばして出撃。アスランを拾い、キラの援護で追撃隊を振り切り、マリューやカガリと の合流を果たす。
 ・敵として現われ、主人公に戦いの意味を問う
 ・死んだかと思ったら実は生きていて、主人公の仲間となる
 ・主砲でハッチを吹き飛ばして艦を発進させる。
 なんてコテコテなヤツなんだ「砂漠の虎」 いや、今は「隻眼の鷹」か? 
 
 かくして第3勢力の役者はそろったが、劇中ではなんと名乗るんだろう? 筆者はとりあえず「ガンダム艦隊」とつけたけど、旗艦や指導者によっては、
 ・ラクス艦隊
 ・エターナル艦隊
 ・アークエンジェル艦隊
といったところが順当か? ウケを狙うなら、
 ・世界ガンダム連合(3勢力のガンダムがそろってるわけだし)
 ・太陽系ガンダム同盟
というのもあるよな。

◆筆者はとりあえず「ラクス艦隊」で通すことにした。

 ・切り札として開発した新型MSを、穏健派の小娘に勝手に「未来を切り開く剣(つるぎ)」として持って行かれる
 ・実の息子を追撃に出したら離反される
 ・歴戦の猛将に新型艦を渡したら、やっぱり持って行かれる
 ・腹心クルーゼが何か企んでることに気づかない
 パトリック・ザラって..
 

 07/27
「クラッシュギアNitro」「ウルフ対ジャ ガー」

 今日は国府田の魅力満載。セリフのひとつひとつが彼の熱さ、バカぶり、いきあたりばったりぶりを象徴していた。
 いちばん笑ったのは、カラスにアイアンウルフを持って行かれそうになった時の、
「口に入れるなぁっ! やむをえずとがっている部品もあるんだぁっ!!」

 MUへの復讐のためにZETに身を投じたJCだったが、知らないうちにニトロを体得した国府田の前に敗れ去り、闘技場に放り出されて地面にめり込む(お お、少年マンガみたいだ)
 復讐心や、おニューのギアでは強くなれない。ギアファイターを磨くのはギアファイター。
 国府田の言葉を胸に刻み、JCの復讐は終わった。
 出前自転車に飛び乗り、チリンチリンとベルを鳴らしながら去って行く国府田の後ろ姿は、なぜかかっこよかった。
 
 一方、反省房にたどり着いたヒデは、ボロボロのTBに代わってMUと対戦。
 勝が次回で戻ってきそうなんだけど、ヒデはMUに勝ったりニトロに目覚めたりできるんだろうか?


「爆竜戦隊アバレンジャー」

 アイドルグループ「ぷりプリンセスシスターズ」が、乱暴な言葉をまき散らし、歌を聞いた人間を次々に凶暴化させていく。
 やっぱり名前の元ネタは「シスタープリンセス」か。
 でもハリケンブルーやアバレイエローに比べると、歌唱力はまともな方だった。

 アバレンジャーは凶暴化事件の真犯人ムカデンパンジーを倒すが、それはバーミア兵を無数のミクロムカデンパンジーで包んで作り上げた偽者だった。
 宇宙忍群ジャカンジャの戦闘員マゲラッパには「スーツの中には無数の虫が詰まっていて、頭のチョンマゲ型コンピュータで活動を統制されている」という設 定があったものの、技術や制作時間の都合か、劇中でそれが明らかになることはなかった。
 今回は一回やれば充分だから、ミクロムカデンパンジーの制作に踏み切れた?

 
「仮面ライダー555(ファイズ)」

 ラッキークローバーの相次ぐ失敗により、彼らと村上社長の関係が険悪になりはじめる。
 村上は彼らに、地下にいるのは前社長の花形であり、このまま失敗が続くようなら彼と同じ「二度と這い上がれない闇」に落とすことをほのめかす。
 でも、ラッキークローバーを粛清するとして、だれが手を下すの? 彼らに勝てるオルフェノクって、村上も入れてどれだけいる?
 
 村上は、花形を流星塾跡に幽閉したかのように言っていたけど、隠しエレベーターを操作して巧と草加を招き入れたのは花形なのでは?
 それにあそこには、変身ベルトを試作できるだけの資材や設備があったわけだし、「幽閉した」などというのはとんでもない思い上がりでは?
 
 スパイダーオルフェノクに覚醒したひとりの男が、乗り合いバスやライブホールで次々と人間を虐殺。
 被害者のひとりがフロッグオルフェノクとなるが、クモ男は彼をも締め上げる。
 その直後にカエルが河内を襲っていたんだが、クモ男に強要された? 大量虐殺が平気な上に覇気まで持ってるとなると、村上が喜びそうだな。
 
 草加は電話で呼び出され、巧、真理と共に流星塾メンバーと合流。
 彼らは、誰が変身しても変調を起こさない第3のベルト「デルタ」を巡ってドロドロの奪い合いを繰り広げ、死者まで出していた。
 今持っているのが河内だと聞いた草加たちだが、彼ら目の前で河内はフロッグオルフェノクに襲われる。
 逃げるカエルを追う草加カイザ。だがトンネルのカーブの向こう側に消えたカエルを、なぜか追いかけようとせず、なんと後ずさりまで始めてしまう。
 ああいう景色なりシチュエーションなりが恐いのか? これも「同窓会の謎」と関係が?
 
 トンネルの向こう側から現われたカエルが、デルタの攻撃の特色「赤い炎」に包まれて生き絶える。
 そのデルタの姿は、アクセルファイズと同じ、赤い瞳に銀のフォトンブラッド。
 ファイズがシステムや装着者の保護のために10秒しか維持できない姿を、デルタは常時維持できて、しかも誰でも負担なく変身できる。
 ファイズギアやカイザギアは「王のためのベルトの試作品」であり、デルタギアこそが完成品?
 装着した人間が豹変してしまったのは、デルタギアもまた、あくまでオルフェノクのために作られたからであり、普通の人間では肉体の代わりに精神を冒され てしまう?
 でも本編によると、おかしくなっているのは男性だけ? 女性はなんともない?


 07/28
「爆転シュートベイブレード Gレボリューション」


 荒野型スタジアムに降り立ったタカオとカイは、ベイを追って走り回り、跳び回り、ベイが同時に止まれば、同時に再シュート。
 拳の代わりにベイで殴り合うかのような激戦の中、ドーム会場の屋根が吹き飛び、惑星が直列する。
 筆者もさすがに、屋根が飛んだあたりから退きはじめたが、その辺りでついに決着。わずかの差でカイのドランザーが、先に停止した。
 
 こうしてBBAレボリューションが優勝したが、目立つのはタカオばかりで大地には面白くない。
 そういえば、成長したタカオと大地のバトルがまだだったな。残りの話数でその辺を描くわけだな。


「子連れ狼」

 柳生軍兵衛は、公儀介錯人時代の拝一刀に片目を潰され、それ以来、復讐の機会を狙い続けていた。
 偽の刺客依頼で一刀をおびき出した軍兵衛は、さらに、水鴎流の威力を減じるぬかるみに一刀を追い込む。
 足を取られる一刀。一方、軍兵衛には「手下の死体」という安定した足場がある。
 勝利を確信した軍兵衛だったが、一刀は下段からの剣を振り上げざまに投げ放ち、軍兵衛を貫く。
「ばかな.. 水鴎流にこのような型は..?!」
「我らに型や流儀はない。
 あるのはただ、 冥府、魔道 」

 軍兵衛には、人間だった頃の一刀への復讐に固執するあまり、人であることを捨てた現在(いま)の一刀が見えなかったわけか。

 
 
 

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