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下がり棟からの雨漏りとコロニアル屋根の縁切り

★雨漏り原因No1・・「下がり棟」と「谷」からの雨漏りです

下がり棟からの雨漏り

下がり棟、谷などの説明図 雨漏り原因No1・・「下がり棟」と「谷」からの雨漏りです

図のように斜めになっている棟のことを下がり棟といいます。コロニアル、瓦、金属、トタン屋根、全ての屋根でこの部分からの雨漏りは非常に多いです。2階の天井にシミができた場合下がり棟の付近(真下でなくとも近くなら)かどうかを確かめましょう。また谷の部分も雨漏りが多いです。

●下がり棟から雨漏りする原因
コロニアル屋根(隙間を全てシールした例) <コロニアル屋根など> 隙間をふさいだ為に雨漏り

写真を見てわかるように、コロニアルとコロニアルの重なり部分、棟包み板金との境、全てをシールした例。コロニアルとコロニアルの重なり部分が塗料でふさがっている場合も同じです。

コロニアルや金属屋根などの下に入り込んだ水が、抜けないために雨漏りします
雨漏りを直す為にシールしたのでしょうが、今まで以上に雨漏りする場合が多いです
瓦屋根(面土:漆喰)の傷み <瓦屋根の場合> 写真の泥は面土(漆喰)の剥がれです

棟付近の瓦のずれ、ゆがみ、棟の面土(漆喰)の剥がれなど、経年変化で傷み、雨水が侵入します。こうなっていても条件により雨漏りしない場合もありますが、早めに棟の積み直し、もしくは面土の塗り直しをします。
面土の塗り直しは現状の面土の上に塗り重ねると余計に雨漏りしやすくなります。面土の位置は決まっていますので安易な修理はしないことが大事です。
棟の積み直しは、銅線で下地と結びますので地震対策にもなります

●コロニアル屋根で塗装により雨漏りしやすくなる理由
コロニアル屋根で雨漏りする原因の説明図 棟の線をを中心に棟からDまでの幅で棟包み板金が覆っています。図は棟包み板金を取り、板金を止める下地板も取ったと考えてください。
Aはコロニアルを棟で切って、先端がとがっています。
Bはその先端を切り落としてあります。

Bの方が雨漏りしにくくなります。棟包み板金の下地板を交換する際に、必ず先端が切り落としてあるかを確認し、とがっている場合は切り落とします。

C のコロニアルとコロニアルの継ぎ目から水はコロニアル下に入ります

屋根の基本
  • ●屋根は材料(瓦・コロニアル・金属)の下に雨水が入っても構わない(下に防水シートが敷いてある)
  • ●材料(瓦・コロニアル・金属)の下に入った水は滞留することなく下に流れることが重要・・・むやみに隙間を塞がない

雨漏りの理由

水は下に流れるのは当たり前だが、Cの材料の継ぎ目から入る水は、コロニアルと下の防水シートの隙間に広がり、下に流れたりAB方向に広がります。Aのようにコロニアルの棟部分の切り口(通常は棟板金で覆われている)がとがっているとA先端まで流れ棟隙間に入る可能性があります。Bのように先端を切っておくと棟隙間まで行かずに下に流れ、防水シートの傷みやビスなどから雨漏りするのを防げます。
ただしBから流れる水も、せき止めるようなシールがしてあると棟板金下は水浸しになり、雨漏りが起こりやすくなります

(ABは貫板の下、棟板金で覆われる部分)


コロニアル屋根棟包み板金の下地板の傷み <下地の板が腐っています>

棟板金を取ると下地の貫板が完全に腐っています

コロニアルとコロニアルの隙間も塗料で完全に塞がっています
コロニアルに亀裂がある写真 <コロニアルに亀裂がある場合>

コロニアルに亀裂あり(ここからも水が浸入)

この写真でもコロニアルとコロニアルの隙間も塗料で完全に塞がっているのがわかります
棟板金下の水の流れる様子写真 <棟板金下の水の流れ>

上の矢印先端部に釘があります

水の流れがよくわかる写真。この状態では貫板が腐るのは当たり前。また水が釘付近で滞留するのでこの釘から屋根裏へ水が落ち雨漏りとなります


コロニアル屋根の縁切り・・・縁切りを行わないと雨漏りします


★コロニアルとコロニアルの重なり部分が塗料で塞がっていてもAB方向への水量が増すので雨漏りの原因となりやすい。(塗料で絶対に塞がないことが重要:縁切り)

縁切りとは・・・・・塗装時にローラーで塗料を塗りますがどうしてもコロニアルとコロニアルの重なり部に塗料が溜まります。このままで済ませると写真のように隙間が埋まります。この溜まっている塗料をカッターなどでそぎ取り、隙間を確保することを「縁切り」と言います。現在ではカッターで切りとることはせず、縁切り部材「タスペーサー」を使用します

隙間が確保されていないとコロニアルの下に入った雨水が内部にたまり雨漏りの原因となります。また写真のようにシール材で隙間をふさぐと同じように雨漏りします。雨漏りを直す為にシールしたのでしょうが、今まで以上に雨漏りする場合が多いです。

コロニアル屋根の塗装時に縁切りの説明を受けていない場合は要注意です。

屋根の修理はお客様が全て見ていることは不可能なので手抜きなく工事を進めてくれる職人を捜すことが非常に重要になります。


コロニアルとコロニアルの隙間が塗料で塞がれた写真 <コロニアルとコロニアルの隙間が塞がれている例>

隙間が完全にふさがっています。

このような状態で、雨漏りがひどい場合は金属屋根で覆うカバー工法が最適です。雨漏りがひどい場合はタスペーサーの差し込みだけでは直らない場合が多いです
雨が降った翌日、コロニアルを剥がした写真 <コロニアルを剥がしてみると>

雨漏りを直す工事の前日の夜は雨が降りました。
コロニアルを剥がして見ると、水が中に入っている様子がよくわかります。黒い色の部分は防水シート(ルーフィング)
コロニアル屋根下の水の流れの様子写真 矢印(赤)はコロニアルを止めるクギ。クギまで雨水が上がっています。
このクギは下の防水シートと屋根下地板を貫いているので、水が滞留するとこのクギを伝わって雨漏りします。
A(継ぎ目)からは必ず水が入るのがわかります
コロニアルを剥がした屋根写真 上記現場の様子
縁切り部材:タスペーサー(商品名) 縁切り部材:タスペーサー(商品名)です

コロニアルとコロニアルの隙間に入れて使用します
コロニアルとコロニアルの隙間にタスペーサーを入れた写真 塗装前にタスペーサーを入れます

コロニアルとコロニアルの隙間が塗料でふさがれていても、雨漏りがひどくない場合は、タスペーサーを入れてシールで接着しておくと解消される場合もあります。
タスペーサーを入れて塗装したコロニアル屋根 タスペーサーを入れて塗装した所(入れる場所はメーカーの指定場所があり、また現場に応じて必要なヶ所に入れる)

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