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FRP防水・・ビル屋上 塩ビシート防水の上にFRPを施工


●見た目は比較的傷んでいない塩ビシート防水です。しかし屋上階下には雨漏りがあります。

●塩ビシートの場合は排水口廻り、立ち上がり部付近などの、傷みやシートのよれなどに注意します

●カラスなどが多い地域はくちばしのつつきで穴が開くこともあるようです

シートのよれが一部を除いてしっかりしているので、この上にFRPが施工出来ます。よれがひどく下地として使えない場合は下地からやり直しになりますので、早め早めの点検がおすすめです


<工事要点>
傷んでいる所を切りとり補修します。排水口廻りは傷みが多いので改修ドレンを使用します。下地のコンクリートと塩ビシートの間には水が入っているので、脱気塔を1か所設置しました。

2015年 9月 さいたま市

<予算など>
約63uの屋上です。エレベーターはありません。
下地調整、下地処理、脱気塔、改修ドレン、FRP防水、屋上までの荷揚費、職人経費、当社経費、交通費、駐車場費など
約70万円 です

職人の人数をいれましたので、1日工事です。


<塩ビシートの上にFRPを施工>
屋上 防水工事前 塩ビシート防水 さいたま市 <さいたま市 63uの屋上です>

周りは木も多く鳥などが多い様子

排水口廻り、立ち上がり部などを念入りに調べます。また雨漏りしている部屋の上なども確認して、原因を確かめます。
防水前の屋上(反対側を見る)塩ビシート防水 屋上の反対側を見た様子。屋上入口廻りやアンテナ廻り、平面も
穴などを確かめます。
排水ドレン廻りの写真 排水口の廻りです。

鋳物製の排水口が付いていることが多いです。

排水口廻りと、排水口内部のトヨとの接続部から雨漏りすることが多く、ここの場合もそれにあたります。
排水ドレンの横に穴 排水口横には亀裂
排水ドレンの前側も穴 ここも穴が開いています。

他の排水口も同じような傾向です。
立ち上がり部のボルト付近の穴 立ち上がり部のボルト。ここも穴が開いています。

鳥の羽も落ちています。
平面部の穴 ここなどは鳥につつかれたような感じです。
ここも平面部の穴 (ここもつつかれて亀裂が広がったような気配です。
立ち上がり部の傷みシートを切り取り このカーブ部分の立ち上がりは完全にシートがよれていたので、切りとりました。

シートの防水は立ち上がり部や、このような角部分がよれて、剥がれてしまうのが欠点です。
アンテナ下の台座も傷んでいるので切りとり アンテナ下もよれていましたの、切りとります。
アンテナ下の台座部切りとり部をシール 切りとった後はシールをしておきます。
鉛改修ドレンの写真 排水口廻りは、鉛の改修ドレンを使用します。
排水口を清掃した所 清掃した排水口。

この後、必要個所にプライマ&シールを施します。

排水口に見えている塩ビの配管廻りも念入りにシールします。
鉛改修ドレンを設置した写真 改修ドレンを設置します。

どういう形状にするかは、現場の状況で変わります。

この形のみではありません。
改修ドレン廻りのシール 廻りをシールします。
他の排水口:改修ドレン廻りのシール 他の排水口も同じように処理します。
脱気塔取付の様子 脱気塔を取り付けます。

塩ビシートの裏は断熱材がありましたのでその下に差し込みました。
脱気塔取付の様子(シール後、テープで補強) シートを切りとり、差し込んでいるので、シートがよれないように、テープで補修しておきます。
FRP施工中 グラスマット施工中 FRP施工中です

最初にプライマを全面に塗布します。

その後、グラスマットを敷いてゆきます。
(写真はマットを敷いているところです)
FRP施工中 FRPをグラスマットに塗布します。

塗布後、しごきながら気泡を取り除きます。

気泡が残るとピンホールができる恐れがありますので、丁寧に塗布してゆきます。
排水口付近(完成写真) トップコートを塗り、完成した排水口
脱気塔(完成写真) 完成した脱気塔です
屋上FRPリフォーム(完成写真) FRP工事終了写真
屋上FRPリフォーム(完成写真)反対側写真 FRP工事終了写真(反対側)






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