誰に依頼すればよいか
雨漏り修理は直らなければ意味がありません。名前の通った会社だから、高額の修理代を払ったから安心などの安易な考えはやめましょう。
だいたいの会社は職人さんまかせが多いので職人の技術の差がでてしまうことが多いです。修理の柱になる専門家がいることが大事です。
原因をわかり易く説明してくれて、的確な工事をしてくれる業者が一番です
以下の項目に注意してください。
- ●雨漏り原因を的確に見つけ、雨漏りの状況をわかりやすく説明してくれること
- ●部分修理をしてくれる(部分が無理なら範囲を広げて修理・・・・・理由、予算を説明してくれること)
- ●雨漏り修理は現状と同じ工事をするとまた雨漏りしやすいので、そのことを考えて修理してくれること
- ●修理をしていると現場状況に応じて工法を変更しなければならない場合も多いので、工事管理者が現場に必ずいてくれること(下請け業者に丸投げでないこと)
- ●雨漏り修理は時間がかかる場合があります。すでに雨漏りしている場合は、部位により下地を乾燥させないと防水材が施工できない場合があります。(剥がれ、膨らみが出る場合がある)その為2〜3日晴れるのをまたなければいけない場合が出てきます。 現在は下地水分を逃がす工法もありますので、予算や下地状況を考えて工法を提案してもらうことが重要です
- ●天候不順が多くなっています。上記のように雨が続くと工事が出来ないので、1か月近く出来ないこともありました。(この数年夏場にずっと天気が悪いことが多い)天気の安定した冬場や、雨漏りを見つけた時にすぐ対処することをお勧めします
雨漏り状況を把握しよう
雨漏りの状況を聞かれると、うまく答えられない場合も多いようです。
細部を忘れてしまっていることも多いので、下記の点をメモして置くと役に立ちます。
- ●雨漏りの場所、水の量(多い・少ないなど)。雨漏りした時期など
- ●雨が降ると必ず漏る・大雨の時だけ・強風を伴うとき・一定の風向きだけ漏る など条件がある場合も注意
- ●屋根(日本瓦・洋瓦・コロニアル・トタン・金属など) 壁(モルタル・サイディング・金属)などの種類・・わかる範囲で
お客様にお願い・・・自分でシールする場合の注意事項
- ●やみくもにシール材を用いて原因と思われる場所(隙間など)をシールしないことが大事です。修理のためにこのシールを撤去する場合、時間がかかり予算もその分高くなる場合があります
- ●シール(特にシリコンシール)で覆われると、はっきりした原因が分かりにくくなります。またシリコンの上に他のシール材を重ねた場合、密着が弱いので数年後にまた剥がれる場合が多いです。やむを得ず使用する場合はウレタンや変性シリコンをご使用ください
- ●隙間は意味があって開いている場合も多いです。隙間をシールしたことで余計に漏ることがあります
近年、想定外の雨量が降る場合が増えてきました
- ●想定外の雨量の場合は通常漏らないような個所から漏る場合もあります。
- ●2016年2017年は夏に2カ月ほど雨続きで防水工事や、塗装工事などが全く進まないという事態になりました。今後もこのような事態になり可能性も大きいと思われます。雨漏り対策は早め早めでおねがいします