#2 「真(チェンジ!!)ゲッターロボ 世界最後の日」  全13話
                                  (LD 全7巻、DVD 全4巻)
      原作:永井豪・石川賢  発売元:バンダイ・ビジュアル




<STORY> 謎の宇宙生命体との闘いの最中、死んだはずの早乙女博士が 人類に対し反旗を翻した。早乙女博士を倒す為、彼を殺した罪で投獄されて いた流竜馬が呼び戻され、再びゲッターに乗った竜馬は早乙女研究所へ向 かう。早乙女博士の真意は?そして謎の宇宙生命体の目的は?現れた真ゲ ッタードラゴンは敵なのか、味方なのか?謎が謎を呼び、今、熱き闘いの幕が 開く!
 

<EXPLANATION> CFのキャッチ・コピー「君に、本当のスーパーロボット を見せてやるぜ!」に偽り無し!正に、スーパーロボットはかくあるべし、を叫 ぶ一本です。石川賢氏風のキャラクターとそれにマッチしたCV、スピーディー なストーリーはテンション上がりまくり!又、次々に現れる謎が後半への期待を 高めます。原作では三枚目を演じた弁慶も、本編では重要な役割を担い、CV の飯塚昭三氏の渋い演技が光っています。弁慶ファンには感動モノでしょう。 (こんなのベンケイじゃないやい!と言う向きもあるかも(笑))それにしても、早 乙女博士、コーウェン、スティンガー(この二人は、知る人ぞ知る『魔獣戦記』か らの出演!)の爺さんトリオがゲッターの開発パイロットとは‥‥。それに、敷島 博士が怪しさ爆裂です。(原作でも、違った方向でアヤしかったですけどネ) メカ・ファンとしては、やはり各ゲッターの分離・合体シーンが鳥肌ものでしょう。 特に第11話では、真ゲッターVSゲッターGの闘いでダイナミック且つスピーディ ーにそれを満喫させてもらえます。(この回では、何と最初で最後の真ゲッター1 のコクピット移動シーンがみられます!)
ところで、真ドラゴンの最終形態(と思われる)の姿は、原作(コミックス版)に登場 した古代アトランチス文明の残した超兵器「ウザーラ」です。(PS版ゲーム「ゲッ ターロボ大決戦!」では百鬼帝国の最終兵器になっていましたが)それに、第11 話で竜馬達が開発チームの合体の遅さ(と言ってもコンマ何秒ですが)を見破る シーンや、最終話のクライマックスシーン(自分の目でご確認を!)は、スーパー ロボット大戦コミックシリーズ(双葉社刊)に石川氏が描かれている「真ゲッターロ ボ」に登場するモノです。この辺に、スタッフの原作への拘りが見える気がします。
とにかく言える事は(某CM風)、これを見て魂の叫びを聞け!って事ですかネ。 (なんじゃ、そりゃ)

前回のReview

( 1999 / 12 / 19 )





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