ちょっとしたニュース    
          
2020年10〜11月編


・10、11月の月間MVP。
 11月18日に両リーグから10・11月の月間MVPが発表されました。パ・リーグは柳田悠岐外野手(楽天)で2020年6・7月以来7度目の受賞。成績は32試合で114打数41安打、打率.360、5本塁打、22打点。
 セ・リーグはタイラー・オースティン内野手(
DeNA)で初受賞。成績は28試合で107打数37安打、打率.346、11本塁打、28打点。

・セントラル・リーグ全日程終了。
 2020年度のセントラル・リーグ公式戦は11月14日で全日程を終了しました。野手部門の個人タイトルは以下のように決定しています。なお、全試合出場者は4人で、丸佳浩(巨人)が2年連続6度目、村上宗隆(ヤクルト)が2年連続2度目、京田陽太(中日)が2年ぶり2度目、近本光司(阪神)が初でした。

首位打者 佐野恵太(DeNA) .328
本塁打王 岡本和真(巨人) 31本
打点王 岡本和真(巨人) 97打点
盗塁王 近本光司(阪神) 31盗 2年連続2度目
最多安打 大島洋平(中日) 146安打 2年連続2度目
最高出塁率 村上宗隆(ヤクルト) .427

・パシフィック・リーグ全日程終了。
 2020年度のパシフィック・リーグ公式戦は11月9日で全日程を終了しました。野手部門の個人タイトルは以下のように決定しています。なお、全試合出場者は6人で、浅村栄斗(楽天)が5年連続6度目、鈴木大地(楽天)が2年ぶり6度目、吉田正尚(オリックス)が3年連続3度目、中村奨吾(ロッテ)が3年連続3度目、源田壮亮(西武)が2年ぶり3度目、外崎修汰(西武)が2年連続2度目でした。

首位打者 吉田正尚(オリックス) .350
本塁打王 浅村栄斗(楽天) 32本
打点王 中田翔(日本ハム) 108打点 4年ぶり3度目
盗塁王 周東佑京(ソフトバンク) 50盗
最多安打 柳田悠岐(ソフトバンク) 146安打
最高出塁率 近藤健介(日本ハム) .465 2年連続2度目

・坂本(巨人)が通算2000本安打。
 坂本勇人内野手(巨人)は11月8日の対ヤクルト24回戦(東京ドーム)で、1回裏の第1打席にスアレス投手から今季116安打目となるレフト線二塁打を放ち、史上53人目の通算2000本安打を達成しました。巨人では6人目の記録。31歳10ヵ月での達成は歴代2位の年少記録。1783試合目での達成は歴代8位のスピード記録。初安打は0796日の対中日21回戦(ナゴヤドーム)で、12回表に高橋投手からセンター前ヒットして記録。
 11月8日現在の通算成績は
1783試合、6848打数2002安打、打率.292242本塁打、865打点、156盗塁。

2000本安打年少記録ランキング>
  選手名(所属) 記録 最終本数     選手名(所属) 記録 最終本数
1 榎本喜八(東京) 317ヵ月 2314安打   6 王貞治(巨人) 342ヵ月 2786安打
2 坂本勇人(巨人) 31歳10ヵ月 2002安打   7 野村克也(南海) 353ヵ月 2901安打
3 張本勲(東映) 322ヵ月 3085安打   7 長嶋茂雄(巨人) 353ヵ月 2471安打
4 土井正博(クラウン) 336ヵ月 2452安打   9 山内一弘(阪神) 355ヵ月 2271安打
5 立浪和義(中日) 3310ヵ月 2480安打   10 藤田平(阪神) 356ヵ月 2064安打

 

2000本安打スピード記録ランキング>
  選手名(所属) 所要試合数 最終本数     選手名(所属) 所要試合数 最終本数
1 川上哲治(巨人) 1646試合 2351安打   6 松井稼頭央(楽天) 1742試合 2090安打
2 アレックス・ラミレス(DeNA 1695試合 2017安打   7 若松勉(ヤクルト) 1757試合 2173安打
3 長嶋茂雄(巨人) 1708試合 2471安打   8 坂本勇人(巨人) 1783試合 2002安打
4 張本勲(東映) 1733試合 3085安打   9 福本豊(阪急) 1790試合 2543安打
5 小笠原道大(巨人) 1736試合 2120安打   10 内川聖一(ソフトバンク) 1800試合 2171安打

・清田(ロッテ)が全打順本塁打。
 清田育宏外野手(ロッテ)は11月1日の対楽天24回戦(ZOZOマリン)で、1回裏の第1打席に滝中投手から今季6号ソロを放ちました。これまで4番打者以外の8つの打順で本塁打を記録していた清田選手は、この日「4番・レフト」で本塁打を放ったことにより史上13人目の全打順本塁打を達成しました。

<全打順本塁打>
選手名(当時の所属) 達成年月日 記録達成時の本数 通算本塁打
古屋英夫(日本ハム) 8955日対オリックス戦 163本目 180
松永浩美(ダイエー) 96427日対西武戦 200本目 203
田中幸雄(日本ハム) 97812日対ロッテ戦 166本目 287
堀幸一(ロッテ) 98526日対西武戦 87本目 183
小川博文(オリックス) 9963日対ダイエー戦 65本目 100
五十嵐章人(近鉄) 02421日対ダイエー戦 26本目 26
井口資仁(ロッテ) 0947日対日本ハム戦 150本目 251
吉村裕基(横浜) 09617日対オリックス戦 91本目 131
後藤光尊(オリックス) 11811日対楽天戦 73本目 95
浅村栄斗(西武) 15922日対オリックス戦 71本目 212本
島内宏明(楽天) 19420日対オリックス戦 45本目 62本
T-岡田(オリックス) 20926日対日本ハム戦 180本目 185本
清田育宏(ロッテ) 20年11月1日対楽天戦 57本目 57本

・長野(広島)が通算150号本塁打。
 長野久義外野手(広島)は10月31日の対中日22回戦(ナゴヤドーム)で、8回表の第5打席にゴンサレス投手から今季8号2ランを放ち、史上176人目の通算150号本塁打を達成しました。初本塁打は巨人時代の1044日の対広島3回戦(マツダ)で、4回表に小松投手から記録。
 10月31日現在の通算成績は1370試合、4870打数1384安打、打率
.284、150本塁打、558打点、93盗塁。

・ロペス(DeNA)が通算1000本安打。
 ホセ・ロペス内野手(DeNA)は10月31日の対阪神22回戦(横浜)で、4回裏の第2打席に秋山投手から今季71安打目となる11号ソロを放ち、史上309人目の通算1000本安打を達成しました。初安打は巨人時代の13年3月29日の対広島1回戦(東京ドーム)で、3回裏にバリントン投手から本塁打して記録。
 また、ロペス選手はNPBで1000安打、MLBで1005安打となり、イチロー(NPB1278安打・MLB3089安打)、松井秀喜(NPB1390安打・MLB1253安打)に次ぐ史上3人目のNPB・MLBで各1000安打以上の打者となりました。
 10月31日現在の通算成績は989試合、3646打数1000安打、打率.274、197本塁打、585打点、3盗塁。

・柳田(ソフトバンク)が通算1100安打。
 柳田悠岐外野手(ソフトバンク)は10月31日の対西武22回戦(メットライフドーム)で、4回表の第2打席に十亀投手から今季142安打目となるセンター前ヒットを放ち、史上264人目の通算1100安打を達成しました。初安打は12623日の対日本ハム8回戦(ヤフードーム)で、2回裏に吉川投手から記録。
 10月31日現在の通算成績は
992試合、3413打数1100安打、打率.322、185本塁打、608打点、150盗塁。

・青木(ヤクルト)が通算1700安打。
 青木宣親外野手(ヤクルト)は10月31日の対巨人21回戦(東京ドーム)で、3回表の第2打席に菅野投手から今季109安打目となる二塁打を放ち、史上90人目の通算1700安打を達成しました。ヤクルトでは4人目の記録。初安打は04106日の対阪神25回戦(神宮)で、8回裏に安藤投手からセンター前ヒットして記録。
 10月31日現在の通算成績は
1349試合、5232打数1700安打、打率.325128本塁打、559打点、169盗塁。

・丸(巨人)が通算200号本塁打。
 丸佳浩外野手(巨人)は10月29日の対DeNA23回戦(横浜)で、2回表の第1打席に平良投手から今季26号ソロを放ち、史上109人目の通算200号本塁打を達成しました。初本塁打は広島時代の11419日の対横浜1回戦(横浜)で、4回表に大家投手から記録。
 10月29日現在の通算成績は
1342試合、4775打数1344安打、打率.281200本塁打、701打点、159盗塁。

・鳥谷(ロッテ)が通算350二塁打。
 鳥谷敬内野手(ロッテ)は10月25日の対オリックス23回戦(京セラドーム)で、8回表に代打で鈴木優投手から今季2本目の二塁打を放ち、史上46人目の通算350二塁打を達成しました。

・中村(西武)が通算21本目の満塁ホームラン。
 中村剛也内野手(西武)は10月24日の対ソフトバンク19回戦(PayPayドーム)で、8回表の第3打席に岩嵜投手から今季第8号の満塁ホームランを放ちました。これは中村選手自身21本目の満塁ホームランで、自己の持つ通算満塁ホームランの日本記録を更新しました。

<通算満塁ホームラン・ベストテン>
  選手名(最終所属) 本数     選手名(最終所属) 本数
1 中村剛也(西武) 21本   5 江藤智(西武) 13
2 王貞治(巨人) 15   5 小久保裕紀(ソフトバンク) 13
3 藤井康雄(オリックス) 14   5 井口資仁(ロッテ) 13
3 中村紀洋(DeNA 14   9 野村克也(西武) 12
5 駒田徳広(横浜) 13   9 江藤慎一(ロッテ) 12

・ビシエド(中日)が通算100号本塁打。
 ダヤン・ビシエド内野手(中日)は10月21日の対DeNA20回戦(ナゴヤドーム)で、7回裏の第4打席にエスコバー投手から今季16号3ランを放ち、史上298人目の通算100号本塁打をき達成しました。初本塁打は16年3月25日の対阪神1回戦(京セラドーム)で、8回表に鶴投手から記録。
 10月21日現在の通算成績は587試合、2181打数645安打、打率
.296100本塁打、388打点、12盗塁。

・坂口(ヤクルト)が通算1500本安打。
 坂口智隆外野手(ヤクルト)は10月19日の対阪神21回戦(甲子園)で、4回表の第2打席にガンケル投手から今季92安打目となるレフト前ヒットを放ち、史上129人目の通算1500本安打を達成しました。初安打は近鉄時代の03107日の対オリックス28回戦(ヤフーBB)で、1回表にマック鈴木投手から記録。
 10月19日現在の通算成績は1481試合、5353打数
1500安打、打率.280、38本塁打、413打点、85盗塁。

・近藤(日本ハム)が1試合4二塁打の日本タイ記録。
 近藤健介外野手(日本ハム)は10月15日の対西武21回戦(札幌ドーム)で、1回裏の第1打席・4回裏の第3打席・6回裏の第4打席・8回裏の第5打席にそれぞれ二塁打を放ち、史上13人目となる1試合4二塁打の日本タイ記録を達成しました。

1試合最多二塁打>
  選手名(当時の所属) 記録 達成日・対戦カード 備考     選手名(当時の所属) 記録 達成日・対戦カード 備考
1 門前真佐人(タイガース) 4二塁打 37.6.13対イーグルス戦     1 柴原洋(ダイエー) 4二塁打 01.4.29対近鉄戦 パ・リーグ記録
1 藤井勇(大洋) 4二塁打 51.8.5対広島戦 セ・リーグ記録   1 井口資仁(ダイエー) 4二塁打 03.7.26対オリックス戦 パ・リーグ記録
1 基満男(大洋) 4二塁打 79.5.9対阪神戦 セ・リーグ記録   1 糸井嘉男(日本ハム) 4二塁打 10.6.15対ヤクルト戦 パ・リーグ記録
1 渡辺進(ヤクルト) 4二塁打 81.9.24対大洋戦 セ・リーグ記録   1 岩村明憲(ヤクルト) 4二塁打 14.6.14対日本ハム戦 セ・リーグ記録
1 高沢秀昭(ロッテ) 4二塁打 84.5.30対近鉄戦 パ・リーグ記録   1 雄平(ヤクルト) 4二塁打 17.5.7DeNA セ・リーグ記録
1 大野久(ダイエー) 4二塁打 92.7.5対日本ハム戦 パ・リーグ記録   1 近藤健介(日本ハム) 4二塁打 20.10.15対西武戦 パ・リーグ記録
1 イチロー(オリックス) 4二塁打 94.9.11対近鉄戦 パ・リーグ記録            

・松田宣(ソフトバンク)が通算3000塁打。
 松田宣浩内野手(ソフトバンク)は10月11日の対ロッテ18回戦(PayPayドーム)で、4回裏の第2打席に美馬投手から今季118塁打目を記録する9号ソロを放ち、史上61人目の通算3000塁打を達成しました。

・中田(日本ハム)が通算1300安打。
 中田翔内野手(日本ハム)は10月9日の対オリックス15回戦(札幌ドーム)で、6回裏の第3打席に田島投手から今季80安打目となるライト前ヒットを放ち、史上188人目の通算1300安打を達成しました。日本ハムでは9人目の記録。初安打は09523日の対ヤクルト2回戦(札幌ドーム)で、2回裏にバレット投手から記録。
 10月9日現在の通算成績は
1398試合、5173打数1300安打、打率.251、253本塁打、919打点、14盗塁。

・菊池涼(広島)が通算1200安打。
 菊池涼介内野手(広島)は10月9日の対ヤクルト18回戦(マツダ)で、2回裏の第1打席に歳内投手から今季83安打目となるセンター前ヒットを放ち、史上222人目の通算1200安打を達成しました。初安打は1271日の対DeNA9回戦(マツダ)で、5回表に山本投手から三塁打して記録。
 
10月9日現在の通算成績は1133試合、4440打数1200安打、打率.270、94本塁打、416打点、109盗塁。

・中村(ソフトバンク)が通算1000試合出場。
 中村晃外野手(ソフトバンク)は10月8日の対西武17回戦(メットライフドーム)に「2番・ファースト」で先発出場して、史上508人目の通算1000試合出場を達成しました。初出場は11年5月3日の対楽天4回戦(ヤフードーム)で、8回裏に代走出場して記録。
 10月8日現在の通算成績は
1000試合、3532打数1020安打、打率.289、45本塁打、350打点、40盗塁。

・9月の月間MVP。
 10月7日に両リーグから9月の月間MVPが発表されました。パ・リーグは浅村栄斗内野手(楽天)で2016年8月以来4度目の受賞。成績は26試合で96打数26安打、打率.271、10本塁打、21打点。
 セ・リーグは梶谷隆幸外野手(
DeNA)で2015年3・4月以来2度目の受賞。成績は27試合で111打数42安打、打率.378、5本塁打、14打点、7盗塁。

・西川(日本ハム)が通算1100安打。
 西川遥輝外野手(日本ハム)は10月6日の対楽天19回戦(札幌ドーム)で、1回裏の第1打席に則本投手から今季101安打目となるセンター前ヒットを放ち、史上263人目の通算1100安打を達成しました。初安打は12618日の対DeNA4回戦(横浜)で、9回表に小杉投手から三塁内野安打して記録。
 10月6日現在の通算成績は1072試合、
3854打数1101安打、打率.286、50本塁打、340打点、273盗塁。

・浅村(楽天)が通算1000三振。
 浅村栄斗内野手(楽天)は10月2日の対ソフトバンク21回戦(楽天生命パーク)で、4回裏の第2打席に石川投手から今季82個目の三振を喫し、史上71人目の通算1000三振を記録しました。

・松田(ソフトバンク)が通算1700安打。
 松田宣浩内野手(ソフトバンク)は10月1日の対楽天21回戦(楽天生命パーク)で、9回表の第4打席にD.J.ジョンソン投手から今季62安打目となるサード内野安打を放ち、史上89人目の通算1700安打を達成しました。ソフトバンクでは5人目の記録。初安打は06328日の対西武1回戦(ヤフードーム)で、3回裏に帆足投手から二塁打して記録。
 10月1日現在の通算成績は
1721試合、6345打数1700安打、打率.268、281本塁打、918打点、129盗塁。