ちょっとしたニュース   
          2001年8〜9月編


・仁志(巨人)が年間打席数のセ・リーグ新記録。
 仁志敏久内野手(巨人)は9月30日の対横浜28回戦(東京ドーム)で、5度打席に立ち今季通算647打席として、50年金山次郎(松竹)の646打席(137試合)を抜く年間打席数のセ・リーグ新記録を達成しました。日本記録は63年広瀬淑功(南海)の676打席(149試合)。

・藤井(オリックス)が代打逆転サヨナラ満塁ホームラン。
 藤井康雄内野手(オリックス)は9月30日の対ロッテ27回戦(神戸)で、3-6とリードされた9回裏二死満塁で小林雅投手から今季第14号の代打逆転サヨナラ満塁ホームランを放ちました。サヨナラ満塁ホームランは9月26日の北川博敏(近鉄)に次いで史上62本目。リードされている場面で出た逆転サヨナラ満塁ホームランは同じく北川に次いで史上25本目。代打逆転サヨナラ満塁ホームランは、これも北川に次いで史上7本目。
 また、この満塁ホームランは藤井選手自身、今季3本目で通算では単独2位となる14本目の満塁ホームランでした。今季の3本は全て代打で記録したもので、代打満塁ホームラン年間3本及び通算4本は共に日本新記録となりました。

<通算満塁本塁打・ベスト10>
  選手名(最終所属) 本数     選手名(最終所属) 本数
1 王貞治(巨人) 15本   6 門田博光(ダイエー) 11本
2 藤井康雄(オリックス) 14本   6 中村紀洋(近鉄) 11本
3 駒田徳広(横浜) 13本   9 田淵幸一(西武) 10本
4 江藤慎一(ロッテ) 12本   9 池山隆寛(ヤクルト) 10本
4 野村克也(西武) 12本   9 清原和博(巨人) 10本
6 山本浩二(広島) 11本        

<代打逆転サヨナラ満塁ホームラン>
選手名(所属) 年月日 カード(球場)相手投手 スコア
樋笠一夫(巨人) 56.3.25 対中日(後楽園)杉下投手 0-3 → 4x-3
藤村富美男(阪神) 56.6.24 対広島(甲子園)長谷川投手 0-1 → 4x-1
広野功(巨人) 71.5.20 対ヤクルト(福井)会田投手 3-5 → 7x-5
柳原隆弘(近鉄) 84.6.11 対南海(藤井寺)山内和投手 1-2 → 5x-2
藤田浩雅(阪急) 88.6.18 対南海(西宮)吉田豊投手 6-7 → 10x-7
北川博敏(近鉄) 01.9.26 対オリックス(大阪ドーム)大久保投手 2-5 → 6x-5
藤井康雄(オリックス) 01.9.30 対ロッテ(神戸)小林雅投手 3-6 → 7x-6

・小笠原(日本ハム)が年間塁打の球団タイ記録。
 小笠原道大内野手(日本ハム)は9月30日の対西武27回戦(西武ドーム)で、10回表の第6打席に竹下投手から今季330塁打目を記録する32号ソロを放ち、70年大杉勝男と並ぶ年間塁打の球団タイ記録を達成しました。

・秋山(ダイエー)が通算2100安打。
 秋山幸二外野手(ダイエー)は9月30日の対近鉄28回戦(福岡ドーム)で、7回裏の第3打席に前川投手から今季77安打目となる11号3ランを放ち、史上19人目の通算2100安打を達成しました。初安打は81年9月29日の対近鉄後期13回戦(日生)で谷崎投手から記録。
 9月30日現在の通算成績は2113試合、7768打数2100安打、打率.270、432本塁打、1288打点、303盗塁。

・垣内(西武)が通算100号本塁打。
 垣内哲也外野手(西武)は9月30日の対日本ハム27回戦(西武ドーム)で、4回裏の第2打席に清水投手から今季13号2ランを放ち、史上216人目の通算100号本塁打を達成しました。初本塁打は91年10月13日の対ロッテ26回戦(川崎)で今野投手から記録。
 9月30日現在の通算成績は754試合、1970打数450安打、打率.228、100本塁打、284打点、36盗塁。

・ダイエーが史上9チーム目の年間200本塁打。
 前日まで199本塁打を記録していたダイエーは、9月29日の対日本ハム28回戦(東京ドーム)で6回表に城島健司捕手が31号2ランを放ち、今季のチーム本塁打を200本としました。年間200本塁打は今季の近鉄に次いで延べ9チーム目。

・横浜が1安打勝利。
 横浜ベイスターズは9月28日の対広島25回戦(横浜)で、2回裏に中根仁外野手が放った4号ソロによる1点を守り1-0で勝利しました。この試合の横浜のヒットはこの本塁打1本のみで、1安打勝利はプロ野球史上31回目で、そのうち本塁打による1安打勝利は史上13回目。

・金本(広島)の連続打席無併殺打がストップ。
 金本知憲外野手(広島)は9月28日の対横浜25回戦(横浜)で、6回表の第3打席に小宮山投手に対しセカンドゴロ併殺打に倒れ、連続打席無併殺打の日本記録は1002打席でストップしました。

・金城(横浜)が年間犠打の球団新記録。
 金城龍彦外野手(横浜)は9月28日の対広島25回戦(横浜)で、1回裏の第1打席に長谷川投手から今季42個目の犠打を記録して、65年近藤昭仁の41犠打を抜く年間犠打の球団新記録を達成しました。

・清原(巨人)が通算3500塁打。
 清原和博内野手(巨人)は9月27日の対広島28回戦(東京ドーム)で、1回裏の第1打席に酒井投手から今季251塁打目を記録するセンター前ヒットを放ち、史上20人目の通算3500塁打を達成しました。

・北川(近鉄)が代打逆転サヨナラ満塁優勝ホームラン。
 北川博敏捕手(近鉄)は9月26日の対オリックス26回戦(大阪ドーム)で、2-5と3点リードされて迎えた9回裏に大久保投手から代打で第6号逆転サヨナラ満塁ホームランを放ちました。サヨナラ満塁ホームランは7月14日の清原和博(巨人)に次いで史上61本目。リードされている場面で出た逆転サヨナラ満塁ホームランは7月9日のフランク・ボーリック(ロッテ)に次いで史上24本目。代打逆転サヨナラ満塁ホームランは88年6月18日の藤田浩雅(阪急)以来で史上6本目。
 なお、前日までマジック1としていた近鉄はこの本塁打で89年以来12年ぶりの優勝決定。史上初の代打逆転サヨナラ満塁優勝ホームランとなりました。

<代打逆転サヨナラ満塁ホームラン>
選手名(所属) 年月日 カード(球場)相手投手 スコア
樋笠一夫(巨人) 56.3.25 対中日(後楽園)杉下投手 0-3 → 4x-3
藤村富美男(阪神) 56.6.24 対広島(甲子園)長谷川投手 0-1 → 4x-1
広野功(巨人) 71.5.20 対ヤクルト(福井)会田投手 3-5 → 7x-5
柳原隆弘(近鉄) 84.6.11 対南海(藤井寺)山内和投手 1-2 → 5x-2
藤田浩雅(阪急) 88.6.18 対南海(西宮)吉田豊投手 6-7 → 10x-7
北川博敏(近鉄) 01.9.26 対オリックス(大阪ドーム)大久保投手 2-5 → 6x-5

・ペタジーニ(ヤクルト)が年間打点の球団新記録。
 ロベルト・ペタジーニ内野手(ヤクルト)は9月26日の対中日26回戦(ナゴヤドーム)で、1回表の第1打席に山本昌投手から今季113打点目を記録するセンター前タイムリーを放ち、99年に自らが記録した112打点を抜く年間打点の球団新記録を達成しました。

・仁志(巨人)が通算800安打。
 仁志敏久内野手(巨人)は9月25日の対広島26回戦(東京ドーム)で、7回裏の第4打席に高橋投手から今季156安打目となるセンター前ヒットを放ち、通算800安打を達成しました。初安打は96年4月5日の対阪神1回戦(東京ドーム)で、1回裏に藪投手から記録。
 9月25日現在の通算成績は737試合、2889打数800安打、打率.277、77本塁打、254打点、92盗塁。

・鈴木尚(横浜)が登録抹消。
 鈴木尚典外野手(横浜)は9月25日に一軍登録を抹消されました。9月22日の対広島22回戦(横浜)で、本塁にスライディングした際に左手首を痛めていたもので、翌23日と24日の試合は欠場していました。

・谷(オリックス)が史上初の年間50二塁打。
 谷佳知外野手(オリックス)は9月24日の対日本ハム28回戦(東京ドーム)で、8回表の第4打席に井場投手から今季50本目の二塁打を放ち、日本プロ野球史上初の年間50二塁打を達成しました。

・ローズ(近鉄)が年間本塁打の日本タイ記録と年間打点の球団新記録。
 タフィ・ローズ外野手(近鉄)は9月24日の対西武28回戦(大阪ドーム)で、5回裏の第3打席に松坂投手から今季第55号ソロを放ち、64年王貞治(巨人)と並ぶ年間本塁打の日本タイ記録を達成しました。
 また、この本塁打で今季通算130打点として80年チャーリー・マニエルの129打点を抜く年間打点の球団新記録を達成しました。
 さらにローズ選手はこの本塁打で通算900安打を達成しました。初安打は96年3月30日の対西武1回戦(西武)で記録。
 9月24日現在の通算成績は800試合、3056打数900安打、打率.295、191本塁打、589打点、68盗塁。

・ボーリック(ロッテ)が年間四死球の球団新記録。
 フランク・ボーリック内野手(ロッテ)は9月24日の対ダイエー27回戦(千葉)で、4回裏の第3打席に佐久本投手から今季105四死球目となる四球を選び、85年・86年落合博満の104四死球を抜く年間四死球の球団新記録を達成しました。

・初芝(ロッテ)が通算600得点。
 初芝清内野手(ロッテ)は9月24日の対ダイエー27回戦(千葉)で、2回裏の第1打席にヒットで出塁。その後酒井選手の押し出し四球で生還、今季43得点目を記録して通算600得点を達成しました。

・松井(巨人)が4度目の100打点。
 松井秀喜外野手(巨人)は9月23日の対ヤクルト27回戦(神宮)で、7回表の第4打席に山本投手から今季33号3ランを放ち、2年連続4度目の100打点を達成しました。100打点以上4回は歴代6位タイ記録。

<年間100打点以上の回数>
  選手名(最終所属) 回数     選手名(最終所属) 回数
1 王貞治(巨人) 14回   6 長池徳二(阪急) 4回
2 野村克也(西武) 7回   6 大杉勝男(ヤクルト) 4回
3 山本浩二(広島) 6回   6 落合博満(日本ハム) 4回
4 長嶋茂雄(巨人) 5回   6 松井秀喜(巨人) 4回
4 ブーマー・ウェルズ(ダイエー) 5回   10 6人 3回

・真中(ヤクルト)が通算700安打。
 真中満外野手(ヤクルト)は9月23日の対巨人27回戦(神宮)で、3回裏の第2打席に鄭a台投手から今季132安打目となるライト前ヒットを放ち、通算700安打を達成しました。初安打は93年9月3日の対巨人22回戦(神宮)で、7回裏に斎藤投手から記録。
 9月23日現在の通算成績は739試合、2370打数701安打、打率.296、32本塁打、186打点、52盗塁。

・松井(西武)が日本タイの5年連続170安打。
 松井稼頭央内野手(西武)は9月23日の対ロッテ28回戦(西武ドーム)で、9回裏の第5打席に小林雅投手から今季170安打目となるセンター前ヒットを放ち、97年以来5年連続の170安打を達成しました。これは94〜98年のイチロー(オリックス)と並ぶ歴代1位タイ記録。

・谷(オリックス)が年間二塁打の日本新記録。
 谷佳知外野手(オリックス)は9月23日の対ダイエー28回戦(福岡ドーム)で、6回表の第4打席に吉武投手から今季49本目の二塁打を放ち、98年フィル・クラーク(近鉄)の48二塁打を抜く年間二塁打の日本新記録及びパ・リーグ新記録を達成しました。

<年間二塁打・ベスト10>
  選手名(当時の所属) 記録 達成年
1 谷佳知(オリックス) 49二塁打 2001年
2 P・クラーク(近鉄) 48二塁打 1998年
3 山内和弘(毎日) 47二塁打 1956年
4 大沢清(大洋) 45二塁打 1950年
4 松原誠(大洋) 45二塁打 1978年
6 小玉明利(近鉄) 42二塁打 1961年
6 A・パウエル(中日) 42二塁打 1996年
8 藤村富美男(大阪) 41二塁打 1950年
8 イチロー(オリックス) 41二塁打 1994年
8 礒部公一(近鉄) 41二塁打 2001年

・カブレラ(西武)が年間塁打の球団新記録。
 アレックス・カブレラ内野手(西武)は9月23日の対ロッテ28回戦(西武ドーム)で、3回裏の第2打席に渡辺俊投手から二塁打を放ち、今季通算309塁打として00年松井稼頭央の308塁打を抜く年間塁打の球団新記録を達成しました。

・小久保(ダイエー)が通算600打点。
 小久保裕紀内野手(ダイエー)は9月23日の対オリックス27回戦(福岡ドーム)で、3回裏の第2打席に金田投手から今季115打点目を記録するタイムリー二塁打を放ち、通算600打点を達成しました。初打点は94年6月26日の対西武13回戦(西武)で記録。
 9月23日現在の通算成績は873試合、3167打数857安打、打率.271、192本塁打、601打点、42盗塁。

・イチロー(マリナーズ)が入団1年目の年間最多安打。
 イチロー外野手(マリナーズ)は、9月22日(現地時間)のアスレチックス戦で、6回表の第4打席に今季224安打目となる二塁内野安打を放ち、大リーグ1年目の選手としては1927年ワーナー(パイレーツ)の223本を抜く年間安打の最多記録を達成しました。

<新人王有資格者の年間安打ベスト5>
  選手名(所属) 記録 年度 年数
1 J・ジャクソン(インディアンス) 233安打 1911年 4年目
2 イチロー(マリナーズ) 224安打 2001年 1年目
3 L・ワーナー(パイレーツ) 223安打 1927年 1年目
4 T・オリバ(ツインズ) 217安打 1964年 3年目
5 D・アレクサンダー(タイガース) 215安打 1929年 1年目

・鈴木尚(横浜)が左手首を痛める。
 鈴木尚典外野手(横浜)は9月22日の対広島22回戦(横浜)の6回裏に、本塁にスライディングした際に左手首を痛め、途中交代しました。左手首の打撲で病院には行かずに様子を見るとの事でしたが、翌23日の同カードを欠場しました。

・イチロー(マリナーズ)が日米通算1500安打。
 イチロー外野手(マリナーズ)は、9月21日(現地時間)のアスレチックス戦で、8回表の第4打席に今季222安打目となる投手内野安打を放ち、日米通算1500安打を達成しました。
(日本)   951試合 3619打数 1278安打 打率.353 118本塁打 529打点 199盗塁
(アメリカ) 145試合  638打数  222安打 打率.348  
7本塁打   68打点  47盗塁
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  通算  1096試合 4257打数 1500安打 打率.352 125本塁打 597打点 246盗塁 

・和田(阪神)が引退表明。
 和田豊内野手(阪神)は9月21日に記者会見し、今季限りでの現役引退を表明しました。今季は打撃コーチ兼選手としてプレーしていましたが、来季は打撃コーチ専任となる予定。88年に当時日本記録となる年間56犠打。88年から99年まで11年連続100安打。93年にリーグ最多の161安打。97年に開幕24試合連続安打の日本記録。93年に二塁手として432守備機会連続無失策のセ・リーグ記録。ベストナイン2度、ゴールデングラブ3度受賞。オールスター出場7回。
 今季の成績は同日現在で33試合で32打数4安打、打率.125、0本塁打、2打点、0盗塁。通算成績は1709試合、5966打数1738安打、打率.291、29本塁打、403打点、93盗塁。

・谷(オリックス)が年間二塁打の日本タイ記録。
 谷佳知外野手(オリックス)は9月19日の対ロッテ25回戦(千葉マリン)で、8回表の第5打席に小林雅投手から今季48本目の二塁打を放ち、98年フィル・クラーク(近鉄)と並ぶ年間二塁打の日本タイ記録及びパ・リーグタイ記録を達成しました。

・近鉄が史上8チーム目の年間200本塁打。
 前日まで199本塁打を記録していた近鉄は、9月19日の対西武27回戦(大阪ドーム)で7回裏に礒部公一外野手が15号3ランを放ち、今季のチーム本塁打を200本としました。年間200本塁打は昨年203本塁打の巨人に次いで8チーム目。

 シーズン200本塁打を達成したのは以下の8チーム。( )内は主な選手の本塁打数。
1980年 近鉄 239本(マニエル48本、羽田30本、栗橋28本、平野23本、佐々木19本、有田16本)
1980年 西武 219本(田淵43本、タイロン35本、山崎25本、土井23本、立花18本、スティーブ16本)
1985年 阪神 219本(バース54本、掛布40本、岡田35本、真弓34本、佐野・木戸13本)
1985年 近鉄 212本(デービス40本、バンボ31本、加藤英26本、栗橋・羽田18本、村上16本)

1978年 広島 205本(山本浩44本、ギャレット40本、ライトル33本、衣笠30本、水谷25本)
1980年 阪急 204本(簑田31本、加藤英28本、マルカーノ24本、ウィリアムス・福本21本、島谷16本)
2000年 巨人 203本(松井42本、江藤32本、高橋由27本、仁志20本、マルティネス17本、清原16本)
2001年 近鉄 200本(ローズ54本、中村44本、吉岡26本、川口17本、大村16本、礒部15本)

・城島(ダイエー)が捕手5人目の年間30本塁打。
 城島健司捕手(ダイエー)は9月19日の対日本ハム27回戦(福岡ドーム)で、3回表の第2打席に立石投手から今季第30号3ランを放ちました。これは捕手としては野村克也(南海)、木俣達彦(中日)、田淵幸一(阪神)、古田敦也(ヤクルト)に次ぐ5人目の年間30本塁打でした。

・小川(横浜)が通算1500試合出場。
 小川博文内野手(横浜)は9月18日の対ヤクルト23回戦(神宮)で、8回表に代打出場して史上134人目の通算1500試合出場を達成しました。初出場はオリックス時代の89年4月9日の対近鉄1回戦(藤井寺)で、「9番・ショート」で先発出場して記録。
 9月18日現在の通算成績は1500試合、4714打数1258安打、打率.267、87本塁打、528打点、63盗塁。

・元木(巨人)が通算700安打。
 元木大介内野手(巨人)は9月18日の対阪神25回戦(東京ドーム)で、4回裏の第2打席にハンセル投手から今季104安打目となるヒットを放ち、通算700安打を達成しました。初安打は92年4月15日の対広島3回戦(東京ドーム)で、8回裏に北別府投手から記録。
 9月18日現在の通算成績は918試合、2651打数700安打、打率.264、58本塁打、288打点、19盗塁。

・立浪(中日)が6度目の30二塁打。
 立浪和義内野手(中日)は9月18日の対広島24回戦(広島)で、1回表の第1打席に黒田投手から二塁打を放ち、3年連続6度目の30二塁打を達成しました。30二塁打6度は山内一弘(毎日・大毎−阪神−広島)と並ぶ歴代最多タイ記録。

・古田(ヤクルト)が一軍登録。
  「左膝後十字靱帯損傷」で8月30日に登録抹消されていた古田敦也捕手(ヤクルト)は、9月18日に3週間ぶりに一軍登録されました。しばらくは代打での起用になる見込みとの事。

・水口(近鉄)が通算800安打。
 水口栄二内野手(近鉄)は9月17日の対西武25回戦(大阪ドーム)で、8回裏の第4打席に松坂投手から今季114安打目となるヒットを放ち、通算800安打を達成しました。初安打は91年5月14日の対西武7回戦(藤井寺)で、渡辺智投手から記録。
 9月17日現在の通算成績は1016試合、2987打数800安打、打率.268、32本塁打、267打点、42盗塁。

・片岡(日本ハム)が通算600得点。
 片岡篤史内野手(日本ハム)は9月17日の対ダイエー25回戦(福岡ドーム)で、3回表にライト前ヒットで出塁。その後、中村豊の押し出し四球で生還し、通算600得点を達成しました。

・田中幸(日本ハム)が通算1700安打と通算二塁打の球団タイ記録。
 田中幸雄内野手(日本ハム)は9月17日の対ダイエー25回戦(福岡ドーム)で、3回表の第2打席にラジオ投手から今季120安打目となる二塁打を放ち、史上53人目の通算1700安打を達成しました。日本ハムでは張本勲2435安打、毒島章一1977安打に次ぐ3人目の記録。初安打は86年6月10日の対南海9回戦(後楽園)で、5回裏に井上投手からソロ本塁打して記録。
 また、この二塁打で通算330二塁打として張本勲と並ぶ通算二塁打の球団タイ記録も達成しています。
 9月17日現在の通算成績は1762試合、6434打数1701安打、打率.264、251本塁打、885打点、36盗塁。

・小笠原(日本ハム)が年間安打の球団新記録と年間二塁打の球団タイ記録。
 小笠原道大内野手(日本ハム)は9月17日の対ダイエー25回戦(福岡ドーム)で、3回表の第2打席にラジオ投手から今季183安打目となる二塁打を放ち、昨年自らが記録した182安打を抜く年間安打の球団新記録を達成しました。
 また、4回表の第3打席では渡辺正投手から今季38本目の二塁打を放ち、61年毒島章一と並ぶ年間二塁打の球団タイ記録を達成しました。

・小笠原(日本ハム)が年間安打の球団タイ記録。
 小笠原道大内野手(日本ハム)は9月16日の対ロッテ25回戦(東京ドーム)で、8回裏の第5打席に渡辺俊投手から今季182安打目となるセンター前ヒットを放ち、昨年自らが記録した年間安打の球団記録に並びました。

・松井(巨人)が日本タイ記録の4年連続100得点。
 松井秀喜外野手(巨人)は9月16日の対中日28回戦(ナゴヤドーム)で、7回表に二塁内野安打で出塁。その後、マルティネスのタイムリー二塁打で生還し、今季100得点目を記録しました。これで松井選手は98年以来4年連続100得点となり、これは63〜66年にかけて4年連続の王貞治(巨人)と並ぶ連続シーズン100得点の日本タイ記録。

・小笠原(日本ハム)が2年連続180安打。
 小笠原道大内野手(日本ハム)は9月15日の対ロッテ24回戦(東京ドーム)で、3回裏の第2打席に薮田投手から今季180安打目となる二塁打を放ち、2年連続180安打を達成しました。96〜98年まで3年連続のイチロー(オリックス)、49〜50年まで2年連続の小鶴誠(大映・松竹)と藤村富美男(阪神)に次ぐ史上4人目の記録。
 また、この試合で181安打まで数字を伸ばした小笠原選手は、昨年自ら記録した年間182安打の球団記録にもあと1本に迫っています。

・小久保(ダイエー)がチーム13年ぶりの40本塁打。
 小久保裕紀内野手(ダイエー)は9月15日の対西武26回戦(西武ドーム)で、1回表の第1打席に許投手から今季40号2ランを放ち、88年門田博光以来チーム13年ぶりの40本塁打を記録しました。球団記録は63年野村克也の52本。

・東出(広島)が年間犠打の球団新記録。
 東出輝裕内野手(広島)は9月14日の対ヤクルト23回戦(広島)で、9回裏の第5打席に今季42個目の犠打を記録して、96年正田耕三の41犠打を抜く年間犠打の球団新記録を達成しました。

・ローズ(近鉄)が年間塁打のパ・リーグ新記録。
 タフィ・ローズ外野手(近鉄)は9月14日の対オリックス24回戦(神戸)で、4回表の第2打席に小倉投手から今季352塁打目を記録するライト前ヒットを放ち、85年落合博満(ロッテ)の351塁打を抜く年間塁打のパ・リーグ新記録を達成しました。日本記録は50年小鶴誠(松竹)の376塁打。ローズ選手のパ・リーグ新記録は得点、本塁打に続き今季3つ目。

・進藤(オリックス)が通算800安打。
 進藤達哉内野手(オリックス)は9月14日の対ダイエー26回戦(神戸)で、8回裏の第2打席に今季61安打目となる二塁打を放ち、通算800安打を達成しました。初安打は横浜時代の89年5月12日の対中日5回戦(横浜)で、8回裏に山本投手から二塁打して記録。
 9月13日現在の通算成績は1139試合、3334打数800安打、打率.240、94本塁打、370打点、36盗塁。

・松井(巨人)が6年連続30号。
 松井秀喜外野手(巨人)は9月13日の対横浜27回戦(横浜)で、6回表の第3打席に杉山賢投手から今季第30号ソロを放ち、史上6人目の6年連続30本塁打を達成しました。

<6年連続30本塁打以上の選手>
  選手名(所属) 記録 達成期間
1 王 貞治(巨人) 19年 60〜80年
2 秋山幸二(西武) 9年 85〜93年
3 山本浩二(広島) 8年 77〜84年
4 野村克也(南海) 7年 62〜68年
5 大杉勝男(日拓) 6年 68〜73年
5 松井秀喜(巨人) 6年 96〜01年

・宮本(ヤクルト)が史上4人目の年間50犠打。
 宮本慎也内野手(ヤクルト)は9月12日の対阪神24回戦(甲子園)で、7回表の第4打席に犠打を記録して史上4人目(8度目)の年間50犠打を達成しました。

<年間50犠打以上の選手>
  選手名 記録 年度
1 川相昌弘(巨人) 66犠打 1991年
2 川相昌弘(巨人) 58犠打 1990年
3 和田豊(阪神) 56犠打 1988年
3 川相昌弘(巨人) 56犠打 1996年
5 平野謙(中日) 51犠打 1982年
6 平野謙(西武) 50犠打 1990年
6 平野謙(西武) 50犠打 1991年
6 宮本慎也(ヤクルト) 50犠打 2001年

・ダイエーが年間本塁打の球団新記録。
 福岡ダイエーホークスは9月12日の対オリックス25回戦(神戸)で、9回表に井口資仁内野手が26号ソロを放ち、今季のチーム本塁打を185本としました。これで南海時代の1963年の184本を更新するチーム年間本塁打の球団新記録となりました。

・ローズ(近鉄)が年間打点の球団タイ記録と年間塁打のパ・リーグタイ記録。
 タフィ・ローズ外野手(近鉄)は9月12日の対ロッテ27回戦(大阪ドーム)で、1回裏の第1打席に吉田投手から今季129打点目を記録する54号ソロを放ち、80年チャーリー・マニエルと並ぶ年間打点の球団タイ記録を達成しました。
 また、6回裏の第3打席に川井投手から今季351塁打目を記録するライト前ヒットを放ち、85年落合博満(ロッテ)と並ぶ年間塁打のパ・リーグタイ記録を達成しました。

・広沢(阪神)が通算300号本塁打。
 広沢克実内野手(阪神)は9月12日の対ヤクルト24回戦(甲子園)で、5回裏の第3打席に入来投手から今季第11号2ランを放ち、史上26人目の通算300号本塁打を達成しました。初本塁打は85年6月5日の対中日6回戦(神宮)で、6回裏に堂上投手から記録。
 9月12日現在の通算成績は1786試合、6138打数1685安打、打率.275、301本塁打、953打点、78盗塁。

・小坂(ロッテ)が通算600安打。
 小坂誠内野手(ロッテ)は9月12日の対近鉄27回戦(大阪ドーム)で、1回表の第1打席にパウエル投手から今季125安打目となる二塁打を放ち、通算600安打を達成しました。初安打は97年4月5日の対日本ハム1回戦(東京ドーム)で、西崎投手から記録。
 9月12日現在の通算成績は648試合、2356打数602安打、打率.256、9本塁打、166打点、194盗塁。

・カブレラ(西武)が年間打点の球団新記録と新外国人最多本塁打。
 アレックス・カブレラ内野手(西武)は9月11日の対日本ハム25回戦(東京ドーム)で、8回表の第4打席に金村投手から今季116打点目を記録する46号ソロを放ち、86年秋山幸二の115打点を抜く年間打点の球団新記録を達成しました。
 また、来日1年目の46本塁打は80年トニー・ソレイタ(日本ハム)の45本を抜く新外国人の最多本塁打記録となりました。カブレラ選手は打点でもすでに1年目の最多記録を更新しています。

<来日1年目の本塁打・ベスト5>
  選手名(所属) 記録 年度
1 アレックス・カブレラ(西武) 46本塁打 2001年
2 トニー・ソレイタ(日本ハム) 45本塁打 1980年
3 ロベルト・ペタジーニ(ヤクルト) 44本塁打 1999年
4 ラリー・パリッシュ(ヤクルト) 42本塁打 1989年
5 ハル・ブリーデン(阪神) 40本塁打 1976年

・野村(広島)が通算2500塁打。
 野村謙二郎内野手(広島)は9月11日の対中日21回戦(ナゴヤドーム)で、9回表の第4打席に前田幸投手から今季116塁打目を記録するレフト前ヒットを放ち、史上62人目の通算2500塁打を達成しました。

・小笠原(日本ハム)の連続試合出塁がストップ。
 小笠原道大内野手(日本ハム)は9月10日の対西武24回戦(東京ドーム)でショートゴロ、セカンドゴロ、センターフライ、ファーストゴロと4打数ノーヒットに終り、6月13日のロッテ戦から続いていた連続試合出塁は「60」でストップしました。歴代4位の記録。

<連続試合出塁・ベスト5>
  選手名(当時の所属) 記録 達成期間
1 イチロー(オリックス) 69試合 94.5.21〜8.26
2 イチロー(オリックス) 67試合 95.4.28〜8.2
3 松井秀喜(巨人) 65試合 01.5.5〜8.3
4 小笠原道大(日本ハム) 60試合 01.6.13〜9.9
5 石嶺和彦(阪急) 56試合 86.4.29〜7.25

・ローズ(近鉄)が年間得点のパ・リーグ新記録。
 タフィ・ローズ外野手(近鉄)は9月10日の対ロッテ25回戦(大阪ドーム)で、6回裏の第3打席に四球で出塁。その後礒部選手の14号3ランで生還し、今季127得点目を記録して00年小笠原道大(日本ハム)の126得点を抜く年間得点のパ・リーグ新記録を達成しました。日本記録は50年小鶴誠(松竹)の143得点。

・礒部(近鉄)が史上13人目の年間40二塁打。
 礒部公一外野手(近鉄)は9月10日の対ロッテ25回戦(大阪ドーム)で、2回裏の第1打席に渡辺俊投手から二塁打を放ち、史上13人目の年間40二塁打を達成しました。

・野村(広島)が通算1700安打。
 野村謙二郎内野手(広島)は9月9日の対阪神26回戦(米子)で、8回裏の第4打席に成本投手から今季84安打目となる5号ソロを放ち、史上52人目の通算1700安打を達成しました。広島では衣笠祥雄2543安打、山本浩二2339安打、高橋慶彦1741安打に次ぐ4人目の記録。初安打は89年5月4日の対ヤクルト6回戦(広島)で、6回裏に中本投手から記録。
 9月9日現在の通算成績は1509試合、5868打数1700安打、打率.290、148本塁打、637打点、241盗塁。

・ローズ(近鉄)が年間本塁打のパ・リーグ新記録と年間得点のパ・リーグタイ記録。
 タフィ・ローズ外野手(近鉄)は9月9日の対ダイエー27回戦(大阪ドーム)で、7回裏の第4打席に吉田投手から今季第53号ソロを放ち、63年野村克也(南海)と85年落合博満(ロッテ)の52本を抜く年間本塁打のパ・リーグ新記録を達成しました。
 日本記録は63年王貞治(巨人)が140試合で記録した55本。そして85年ランディ・バース(阪神)が126試合で記録した54本に次ぐ歴代3位の記録となっています。ローズ選手は125試合で53本塁打しており、140試合では59本に相当するペース。残りは15試合となっています。
 また、この本塁打による得点でローズ選手は今季通算126得点となり、00年小笠原道大(日本ハム)と並ぶ年間得点のパ・リーグタイ記録をマークしました。

・清原(巨人)が通算1300打点。
 清原和博内野手(巨人)は9月8日の対ヤクルト24回戦(東京ドーム)で、6回裏の第3打席にホッジス投手から今季110打点目を記録する28号ソロを放ち、史上12人目の通算1300打点を達成しました。初打点は西武時代の86年4月5日の対南海2回戦(西武)で、9回裏に藤本修投手からソロ本塁打して記録。
 9月8日現在の通算成績は1928試合、6620打数1818安打、打率.275、441本塁打、1300打点、59盗塁。

・ローズ(近鉄)が年間本塁打のパ・リーグタイ記録。
 タフィ・ローズ外野手(近鉄)は9月8日の対ダイエー26回戦(大阪ドーム)で、9回裏の第5打席にペドラザ投手から今季第52号2ランを放ち、63年野村克也(南海)と85年落合博満(ロッテ)に並ぶ年間本塁打のパ・リーグタイ記録を達成しました。
 また、同僚の中村紀洋内野手も9回裏の第5打席で40号ソロを放ち、78年広島の山本浩二とギャレット、85年阪神のバースと掛布雅之に次ぐ史上3度目の40発コンビが誕生しました。

・高木大成(西武)が登録抹消。
 高木大成内野手(西武)は9月8日に一軍登録を抹消されました。今季の成績は67試合で192打数40安打の打率.208、5本塁打、18打点、5盗塁でした。

・ローズ(近鉄)が年間本塁打の球団新記録。
 タフィ・ローズ外野手(近鉄)は9月5日の対西武24回戦(西武ドーム)で、9回表の第4打席に三井投手から今季第50号ソロを放ち、89年ラルフ・ブライアントの49本を抜く年間本塁打の球団新記録を達成しました。ローズ選手の球団新記録は得点・塁打に続き3つ目。打点でも80年チャーリー・マニエルの129にあと7打点と迫っています。
 また、年間50本塁打は86年に50本を放った落合博満(ロッテ)以来15年ぶりで史上6人目(9度目)の記録。

<年間50本塁打以上の打者>
  選手名(所属) 記録 年度 試合数
1 王貞治(巨人) 55本 1964年 140試合
2 ランディ・バース(阪神) 54本 1985年 126試合
3 野村克也(南海) 52本 1963年 150試合
3 落合博満(ロッテ) 52本 1985年 130試合
5 小鶴誠(松竹) 51本 1950年 130試合
5 王貞治(巨人) 51本 1973年 130試合
7 王貞治(巨人) 50本 1977年 130試合
7 落合博満(ロッテ) 50本 1986年 123試合
7 タフィ・ローズ(近鉄) 50本 2001年 122試合

・金本(広島)が年間四死球の球団新記録。
 金本知憲外野手(広島)は9月5日の対ヤクルト21回戦(神宮)で、5回表の第3打席に前田投手から今季101四死球目となる四球を選び、98年江藤智の100四死球を抜く年間四死球の球団新記録を達成しました。

・中村(近鉄)が年間四死球の球団新記録。
 中村紀洋内野手(近鉄)は9月5日の対西武24回戦(西武ドーム)で、4回表の第2打席に松坂投手から今季100四死球目となる四球を選び、74年クラレンス・ジョーンズの99四死球を抜く年間四死球の球団新記録を達成しました。

・8月の月間MVP。
 9月5日に8月の打者部門月間MVPが両リーグから発表されました。パ・リーグは小笠原道大内野手(日本ハム)で、00年8月以来2度目の受賞。8月5日から27日まで日本新記録の17試合連続得点を達成するなど、23試合で91打数37安打の打率.407、9本塁打、18打点という成績でした。
 セ・リーグでは高橋由伸外野手(巨人)が99年4月と00年8月に続く3度目の受賞。25試合で97打数41安打の打率.423、5本塁打、14打点という成績でした。

・カブレラ(西武)が年間打点の球団タイ記録。
 アレックス・カブレラ内野手(西武)は9月4日の対近鉄23回戦(西武ドーム)で、5回裏の第3打席にバーグマン投手から今季115打点目を記録する45号ソロを放ち、86年秋山幸二と並ぶ年間打点の球団タイ記録を達成しました。
 また、来日1年目の45本塁打は80年トニー・ソレイタ(日本ハム)と並ぶ新外国人の最多タイ記録。

・田中幸(日本ハム)が通算250号本塁打。
 田中幸雄内野手(日本ハム)は9月4日の対オリックス27回戦(神戸)で、5回表の第3打席に大久保投手から今季第19号2ランを放ち、史上42人目の通算250号本塁打を達成しました。日本ハムでは張本勲414本、大杉勝男287本に次ぐ3人目の記録。初本塁打は86年6月10日の対南海9回戦(後楽園)で、5回裏に井上投手からソロ本塁打して記録。
 9月4日現在の通算成績は1752試合、6401打数1691安打、打率.264、250本塁打、880打点、36盗塁。

・入来(巨人)が連続打席無安打のセ・新記録。
 入来祐作投手(巨人)は9月4日の対横浜24回戦(倉敷)で、5回裏の第2打席にバワーズ投手に対し三振。4月12日の対中日3回戦の第1打席でバンチ投手に三振を喫して以来、54打席連続無安打となりました。これは60年4月26日から6月26日にかけて村田元一(国鉄)が記録した53打席連続無安打を更新するセ・リーグ新記録となりました。続く7回裏の第3打席では谷口投手からライト前ヒットを放ち、記録は「54」でストップしました。
 日本記録は64年3月31日から9月17日まで嵯峨健四郎(東映)が記録した77打席連続無安打。連続シーズンでは、同じく嵯峨健四郎が64年3月31日から65年8月19日まで記録した90打席連続無安打。

・松井(巨人)が通算1200安打。
 松井秀喜外野手(巨人)は9月2日の対広島25回戦(広島)で、9回表の第5打席に酒井投手から今季137安打目となるライト前ヒットを放ち、史上147人目の通算1200安打を達成しました。初安打は93年5月1日の対ヤクルト2回戦(東京ドーム)で、5回裏に西村投手から二塁打して記録。
 9月2日現在の通算成績は1108試合、4008打数1200安打、打率.299、273本塁打、764打点、42盗塁。

・金本(広島)が通算1000本安打。
 金本知憲外野手(広島)は9月2日の対巨人25回戦(広島)で、8回裏の第5打席に岡島投手から今季117安打目となるセンター前ヒットを放ち、史上207人目の通算1000本安打を達成しました。初安打は93年8月8日の対ヤクルト16回戦(広島)で、7回裏に代打で山田投手から二塁打して記録。
 9月2日現在の通算成績は1014試合、3475打数1000安打、打率.288、210本塁打、604打点、113盗塁。

・立浪(中日)が通算二塁打の球団新記録と通算350二塁打。
 立浪和義内野手(中日)は9月2日の対横浜23回戦(ナゴヤドーム)で、1回裏の第1打席に川村投手から今季25本目の二塁打を放ち、谷沢健一の348本を抜く通算二塁打の球団新記録を達成しました。
 さらに6回裏の第3打席でも同じく川村投手から今季26本目の二塁打を放ち、史上22人目の通算350二塁打を達成しました。

・ローズ(近鉄)が年間本塁打の球団タイ記録。
 タフィ・ローズ外野手(近鉄)は9月2日の対日本ハム27回戦(東京ドーム)で、2回表の第2打席に佐々木投手から今季第49号2ランを放ち、89年ラルフ・ブライアントの49本に並ぶ年間本塁打の球タイ記録を達成しました。

・中村(近鉄)が通算1000試合出場。
 中村紀洋内野手(近鉄)は9月2日の対日本ハム27回戦(東京ドーム)に「4番・サード」で先発出場して、史上375人目の通算1000試合出場を達成しました。初出場は92年6月12日の対ダイエー8回戦(平和台)で、代打出場して記録。
 9月2日現在の通算成績は1000試合、3482打数929安打、打率.267、215本塁打、646打点、15盗塁。

・ローズ(近鉄)が年間塁打の球団新記録。
 タフィ・ローズ外野手(近鉄)は9月1日の対日本ハム26回戦(東京ドーム)で、4回表の第3打席に矢野投手から二塁打を放ち、今季の通算塁打を317として98年フィル・クラークの315塁打を抜く年間塁打の球団新記録を達成しました。

・松井(巨人)が4000打数到達。
 松井秀喜外野手(巨人)は8月31日の対広島23回戦(広島)で、4打数を記録して通算4000打数に到達しました。同日現在の通算成績は4000打数1196安打の.299。惜しくも3割を切っていますが、4000打数以上では歴代16位で、現役ではトップに立ちました。

<4000打数以上の打率現役ベスト5>
  選手名(所属) 打数・安打 打率 歴代順位
1 松井秀喜(巨人) 4000打数1196安打 .299 16位
2 古田敦也(ヤクルト) 5243打数1550安打 .296 21位
3 石井琢朗(横浜) 4648打数1358安打 .292 24位
4 和田豊(阪神) 5961打数1735安打 .291 26位
5 野村謙二郎(広島) 5846打数1690安打 .289 32位

・金本(広島)が通算600打点。
 金本知憲外野手(広島)は8月31日の対巨人23回戦(広島)で、6回裏の第3打席に上原投手から今季69打点目を記録する18号2ランを放ち、通算600打点を達成しました。初打点は93年9月4日の対横浜21回戦(北九州)で、8回表に代打本塁打して記録。
 8月31日現在の通算成績は1012試合、3469打数996安打、打率.287、208本塁打、600打点、113盗塁。

・田中幸(日本ハム)が通算600長打。
 田中幸雄内野手(日本ハム)は8月31日の対近鉄25回戦(東京ドーム)で、5回裏の第3打席でパウエル投手から今季35本目の長打となる二塁打を放ち、史上33人目の通算600長打を達成しました。600長打の内訳は二塁打326本、三塁打26本、本塁打248本。

・水口(近鉄)が通算1000試合出場。
 水口栄二内野手(近鉄)は8月29日の対ロッテ23回戦(千葉)に「2番・セカンド」で先発出場して、史上374人目の通算1000試合出場を達成しました。初出場は91年5月11日の対ダイエー6回戦(長岡)で、途中からショートの守備に付いて記録。
 8月29日現在の通算成績は1000試合、2929打数777安打、打率.265、31本塁打、262打点、41盗塁。

・イチロー(マリナーズ)が日米で年間200安打達成。
 イチロー外野手(マリナーズ)は8月28日(現地時間)のデビルレイズ戦で、7回表の第4打席でセンター前ヒットを放ち、オリックス時代の1994年以来7年ぶり2度目の年間200安打を達成しました。今後は残り30試合でメジャー新人記録である223安打とメジャー全体の記録である257安打に挑戦する事になります。

・古田(ヤクルト)が左膝靭帯損傷で全治4週間。
 古田敦也捕手(ヤクルト)は8月28日の対中日22回戦(神宮)で、9回表の守備中にファウルフライを追った際に左足を強打。その試合は最後まで出場したものの、29日に都内の病院で精密検査を受けた結果、「左膝後十字靱帯損傷」で全治4週間と診断されました。翌8月30日に登録抹消されました。

・小笠原(日本ハム)の連続試合得点が17でストップ。
 小笠原道大内野手(日本ハム)は8月28日の対ダイエー23回戦(東京ドーム)で得点ゼロに終り、前日に日本新記録を達成したばかりの連続試合得点は「17」でストップしました。また、1安打2四球で3度出塁し、連続試合出塁は51に伸びています。

・城島(ダイエー)が通算600安打。
 城島健司捕手(ダイエー)は8月27日の対日本ハム22回戦(東京ドーム)で、2回表の第1打席に佐々木投手から今季107安打目となる23号ソロを放ち、通算600安打を達成しました。初安打は95年7月9日の対ロッテ15回戦(千葉)で記録。
 8月27日現在の通算成績は604試合、2134打数601安打、打率.282、84本塁打、334打点、35盗塁。

・片岡(日本ハム)が右足打撲。
 片岡篤史内野手(日本ハム)は8月27日の対ダイエー22回戦(東京ドーム)で、1回裏の第1打席で自打球を右すねに当て、代打と交代して退場しました。検査の結果は骨には異常なしとの事でしたが、翌28日の同カードを欠場しました。

・小笠原(日本ハム)が日本新記録の17試合連続得点。
 小笠原道大内野手(日本ハム)は8月27日の対ダイエー22回戦(東京ドーム)で、1回裏に二塁打で出塁し田中幸のタイムリーで生還。50年5月から6月にかけて呉昌征(毎日)が達成した16試合連続得点を更新する17試合連続得点の日本新記録を達成しました。
 また、この二塁打による出塁で6月13日の対ロッテ12回戦(東京ドーム)以来の連続試合出塁を50に伸ばしました。

<連続試合出塁・50試合以上>
  選手名(当時の所属) 記録 達成期間
1 イチロー(オリックス) 69試合 94.5.21〜8.26
2 イチロー(オリックス) 67試合 95.4.28〜8.2
3 松井秀喜(巨人) 65試合 01.5.5〜8.3
4 石嶺和彦(阪急) 56試合 86.4.29〜7.25
5 長池徳二(阪急) 52試合 72.7.29〜10.1
6 王貞治(巨人) 50試合 65.6.29〜9.15
6 小笠原道大(日本ハム) 50試合 01.6.13〜01.8.27(継続中)

・イチロー(マリナーズ)の連続試合安打が21でストップ。
 イチロー外野手(マリナーズ)は8月26日(現地時間)のインディアンス戦で5打数ノーヒットに終り、8月3日から続いていた連続試合安打は21でストップしました。

・堀(ロッテ)が通算1200安打。
 堀幸一内野手(ロッテ)は8月26日の対オリックス22回戦(神戸)で1回表の第1打席に加藤投手から今季32安打目となるライト前ヒットを放ち、史上146人目の通算1200安打を達成しました。初安打は89年4月14日の対近鉄1回戦(川崎)で記録。
 8月26日現在の通算成績は1333試合、4450打数1200安打、打率.270、114本塁打、536打点、114盗塁。

・立浪(中日)が通算500長打と球団タイ記録の通算348二塁打、さらに通算900得点。
 立浪和義内野手(中日)は8月26日の対巨人26回戦(東京ドーム)で、1回表の第1打席に入来投手から今季33長打目となる8号2ランを放ち、史上64人目の通算500長打を達成しました。500長打の内訳は二塁打347本、三塁打31本、本塁打122本。
 また、8回表の第5打席で西山投手から今季24本目の二塁打を放ち、通算348二塁打として谷沢健一と並ぶ通算二塁打の球団タイ記録を達成しました。
 さらに、第5打席での二塁打による出塁後、渡辺選手のタイムリーで生還。今季42得点目を記録して史上42人目の通算900得点を達成しました。

・野村(広島)が通算1500試合出場。
 野村謙二郎内野手(広島)は8月26日の対阪神24回戦(甲子園)に、「6番・サード」で先発出場して史上133人目の通算1500試合出場を達成しました。広島では衣笠祥雄2677試合、山本浩二2284試合、山本一義1594試合、三村敏之1567試合、正田耕三1565試合、高橋慶彦1546試合、山崎隆造1531試合、水谷実雄1523試合、藤井弘1504試合に次ぐ10人目の記録。初出場は89年4月9日の対阪神2回戦(広島)で、7回裏に代走出場して記録。
 8月26日現在の通算成績は1500試合、5835打数1688安打、打率.289、146本塁打、629打点、239盗塁。

・小笠原(日本ハム)が日本タイ記録の16試合連続得点。
 小笠原道大内野手(日本ハム)は8月26日の対近鉄24回戦(大阪ドーム)で、8回表に四球で出塁し片岡のタイムリーで生還。8月5日のダイエー戦から16試合連続得点の日本タイ記録を達成しました。50年5月から6月にかけて呉昌征(毎日)が達成した記録に並んだもの。

・立浪(中日)が通算2500塁打。
 立浪和義内野手(中日)は8月25日の対巨人25回戦(東京ドーム)で、9回表の第5打席に西山投手から今季159塁打目を記録する7号2ランを放ち、史上61人目の通算2500塁打を達成しました。

・カブレラ(西武)が球団新記録の年間44本塁打。
 アレックス・カブレラ内野手(西武)は8月25日の対ダイエー23回戦(福岡ドーム)で、9回表の第4打席に田之上投手から今季第44号2ランを放ち、80年田淵幸一と87年秋山幸二の43本を更新する年間本塁打の球団新記録を達成しました。日本記録は64年王貞治(巨人)の55本。パ・リーグ記録は63年野村克也(南海)と85年落合博満(ロッテ)の52本。
 また、カブレラ選手はこの日の2打点で今季の打点を113と伸ばし、来日1年目の記録である99年ペタジーニ(ヤクルト)の112打点を更新しました。球団記録である86年秋山幸二の115打点を更新するも時間の問題となっています。

<来日1年目の打点数・ベスト5>
  選手名(所属) 記録 年度
1 アレックス・カブレラ(西武) 113打点 01年
2 ロベルト・ペタジーニ(ヤクルト) 112打点 99年
3 レロン・リー(ロッテ) 109打点 77年
3 ルイス・ロペス(広島) 109打点 96年
5 ドミンゴ・マルティネス(西武) 108打点 97年

 さらに、この本塁打でカブレラ選手とマクレーン選手の本塁打合計は75本となり、従来の74本を更新する外国人コンビの最多本塁打記録を達成しました。日本人コンビでは50年小鶴誠51本・岩本義行39本(松竹)の合計90本が最多記録。

<外国人コンビの合計本塁打・ベスト5>
  選手名(所属) 合計 年度
1 カブレラ44本、マクレーン31本(西武) 75本 01年
2 レオン41本、、リー33本(ロッテ) 74本 80年
2 ブライアント49本、リベラ25本(近鉄) 74本 89年
4 ギャレット40本、ライトル33本(広島) 73本 78年
5 ソレイタ45本、クルーズ26本(日本ハム) 71本 80年
5 デービス40本、バンボ31本(近鉄) 71本 85年

・谷(オリックス)が球団新記録の年間42二塁打。
 谷佳知外野手(オリックス)は8月24日の対ロッテ20回戦(神戸)で、3回裏の第2打席に小野投手から今季42本目の二塁打を放ち、94年イチローの41二塁打を更新する年間二塁打の球団新記録を達成しました。日本記録及びパ・リーグ記録は98年フィル・クラーク(近鉄)の48二塁打。

・松井(西武)が歴代10位の834試合連続出場。
 松井稼頭央内野手(西武)は8月24日の対ダイエー22回戦(福岡ドーム)に「3番・指名打者」で先発出場して、秋山幸二(西武)の833試合連続を抜く歴代10位の834試合連続出場を達成しました。パ・リーグ記録は飯田徳治(南海)の898試合連続。

<連続試合出場・ベスト10>
  選手名(記録達成時の所属) 記録 達成期間
1 衣笠祥雄(広島) 2215試合 70.10.19〜87.10.22
2 飯田徳治(国鉄) 1246試合 48.9.12〜58.5.24
3 広沢克己(巨人) 1180試合 86.10.12〜95.10.8
4 松井秀喜(巨人) 1083試合 93.8.22〜継続中
5 藤村富美男(阪神) 1014試合 46.8.30〜54.7.31
6 石嶺和彦(阪神) 894試合 88.8.14〜95.7.12
7 大杉勝男(ヤクルト) 890試合 68.9.21〜75.8.20
8 三宅秀史(阪神) 882試合 56.4.11〜62.9.5
9 山本浩二(広島) 872試合 76.10.22〜83.8.28
10 松井稼頭央(西武) 834試合 95.7.22〜継続中

・ペタジーニ(ヤクルト)が入団3年で300打点達成。
 ロベルト・ペタジーニ内野手(ヤクルト)は8月24日の対横浜20回戦(横浜)で、1回表の第1打席に小宮山投手から今季32号2ランを放ち、今季の打点を92として通算300打点を記録しました。入団3年目での300打点達成は史上4人目。日本人選手では別当薫(阪神・毎日)の入団3年間288打点が最高。

<入団3年間の合計打点・ベスト5>
  選手名(当時の所属) 記録 入団3年間の打点
1 ブーマー・ウェルズ(阪急) 314打点 62打点(83)、130打点(84)、122打点(85)
2 カルロス・ポンセ(大洋) 305打点 105打点(86)、98打点(87)、102打点(88)
3 ウォーレン・クロマティ(巨人) 303打点 93打点(84)、112打点(85)、98打点(86)
4 ロベルト・ペタジーニ(ヤクルト) 300打点 112打点(99)、96打点(00)、92打点(01)
5 レロン・リー(ロッテ) 292打点 109打点(77)、88打点(78)、95打点(79)

・中村(中日)が通算1200安打。
 中村武志捕手(中日)は8月23日の対広島20回戦(広島)で、4回表の第2打席に高橋投手から今季82安打目となるレフト前ヒットを放ち、史上145人目の通算1200安打を達成しました。初安打は87年5月30日の対広島8回戦(ナゴヤ)で、7回裏に北別府投手からライトオーバーの二塁打を放って記録。
 8月23日現在の通算成績は1626試合、4908打数1200安打、打率.244、119本塁打、528打点、26盗塁。

・谷(オリックス)が球団タイ記録の年間41二塁打。
 谷佳知外野手(オリックス)は8月22日の対近鉄23回戦(大阪ドーム)で、8回表の第4打席に岡本投手から二塁打を放ち、史上12人目の年間40二塁打を達成しました。さらに、9回表の第5打席では門倉投手から今季41本目の二塁打を放ち、94年イチローと並ぶ年間二塁打の球団タイ記録を達成しました。

・中村(近鉄)が通算11本目の満塁本塁打。
 中村紀洋内野手(近鉄)は8月22日の対オリックス23回戦(大阪ドーム)で、3回裏の第2打席に小倉投手から今季第36号の満塁ホームランを放ちました。これは中村選手自身、5月19日対ロッテ戦の15号、5月29日対日本ハム戦の20号に続く今季3本目の満塁ホームラン。年間3本は昨年に続く2度目で、これは江藤慎一が中日時代の66年とロッテ時代の71年にそれぞれ3本打ったのに次ぐ史上2人目。2年連続で満塁ホームラン3本以上は史上初の快挙。
 また、通算満塁ホームランでも11本として歴代6位タイに進出しました。

<通算満塁本塁打・ベスト10>
  選手名(最終所属) 本数     選手名(最終所属) 本数
1 王貞治(巨人) 15本   6 門田博光(ダイエー) 11本
2 駒田徳広(横浜) 13本   6 中村紀洋(近鉄) 11本
2 藤井康雄(オリックス) 13本   9 田淵幸一(西武) 10本
4 江藤慎一(ロッテ) 12本   9 池山隆寛(ヤクルト) 10本
4 野村克也(西武) 12本   9 清原和博(巨人) 10本
6 山本浩二(広島) 11本        

・初芝(ロッテ)が通算200号本塁打。
 初芝清内野手(ロッテ)は8月21日の対ダイエー24回戦(仙台)で、4回裏の第2打席に若田部投手から今季第12号ソロを放ち、史上74人目の通算200号本塁打を達成しました。ロッテでは有藤道世348本、レロン・リー283本、山内一弘262本、榎本喜八245本、落合博満242本に次ぐ6人目の記録。初本塁打は89年6月26日の対ダイエー11回戦(鹿児島)で、4回表に松本投手からソロ本塁打して記録。
 8月21日現在の通算成績は1417試合、4902打数1304安打、打率.266、201本塁打、750打点、10盗塁。

・ローズ(近鉄)が外国人新記録の年間106得点。
 タフィ・ローズ外野手(近鉄)は8月20日の対オリックス22回戦(大阪ドーム)で、2回裏の第2打席に四球で出塁。その後三塁に進んで礒部選手のセンター犠牲フライで生還。今季106得点目を記録して55年ロベルト・バルボン(阪急)の105得点を破る、外国人選手の年間得点新記録を達成しました。
 また、ローズ選手は8回裏の第5打席で今村投手から今季42号ソロを放ち、今季100打点を達成。99年に次ぐ2度目の「年間40本塁打・100打点」で、これは3度のブーマー(阪急)、2度のバース(阪神)・ブライアント(近鉄)に次ぐ外国人選手4人目の記録。

・西武の外国人選手2人が共に30本塁打達成。
 スコット・マクレーン内野手(西武)は8月20日の対日本ハム22回戦(西武ドーム)で、7回裏の第4打席にサンダース投手から今季第30号2ランを放ちました。これでマクレーン選手はすでに43本塁打しているカブレラ内野手と共に、史上6度目の外国人30本塁打コンビとなりました。

<外国人選手の30本塁打コンビ>
選手名(所属) 年度
ギャレット40本、ライトル33本(広島) 78年
レオン41本、、リー33本(ロッテ) 80年
デービス40本、バンボ31本(近鉄) 85年
バナザード34本、アップショー33本(ダイエー) 89年
ウィルソン37本、オバンドー30本(日本ハム) 00年
カブレラ43本、マクレーン30本(西武) 01年

・松井(西武)が2度目の左右両打席本塁打。
 松井稼頭央内野手(西武)は8月20日の対日本ハム22回戦(西武ドーム)で、3回裏の第2打席に佐々木投手から右打席で19号3ラン、7回裏の第4打席にサンダース投手から左打席で20号ソロを放ち、史上26度目の左右両打席本塁打を達成しました。松井選手自身、00年9月12日の日本ハム戦に次ぐ2度目の達成でした。最多記録は松永浩美(阪急-阪神-ダイエー)の6度。

・カブレラ(西武)が球団タイ記録の年間43本塁打。
 アレックス・カブレラ内野手(西武)は8月20日の対日本ハム22回戦(西武ドーム)で、5回裏の第3打席にサンダース投手から今季第43号2ランを放ち、80年田淵幸一と87年秋山幸二に並ぶ年間本塁打の球団タイ記録を達成しました。

・西山(広島)が通算1000試合出場。
 西山秀二捕手(広島)は8月19日の対巨人22回戦(広島)で9回表の守備に付いて、史上373人目の通算1000試合出場を達成しました。初出場は89年8月26日の対阪神19回戦(甲子園)で、9回表に代打出場して記録。
 同日現在の通算成績は1000試合、2647打数663安打、打率.250、45本塁打、262打点、34盗塁。

・清原(巨人)が初の100打点。
 清原和博内野手(巨人)は8月19日の対広島22回戦(広島)で、9回表の第5打席に酒井投手から今季100打点目となる26号2ランを放ち、プロ入り16年目で初の100打点を達成しました。16年目で初の100打点は20年目に達成した84年衣笠祥雄(広島)、18年目に達成した83年水谷実雄(阪急)に次いで、77年松原誠(大洋)と並ぶ3位タイ記録。

・町田(広島)が代打本塁打の球団新記録。
 町田康嗣郎外野手(広島)は8月18日の対巨人21回戦(広島)で、8回裏に河原投手から今季3本目の代打本塁打となる8号ソロを放ちました。これは町田選手自身、通算14本目の代打本塁打で西田真二の13本を抜く球団新記録でした。代打本塁打14本はプロ野球歴代では6位タイ記録。

・清原(巨人)が通算1800安打達成。
 清原和博内野手(巨人)は8月18日の対広島21回戦(広島)で、2回表の第2打席に横山投手から今季103安打目となる三塁内野安打を放ち、史上43人目の通算1800安打を達成しました。初安打は西武時代の86年4月5日の対南海2回戦(西武)で、8回裏に藤本修投手から2ランホームランして記録。
 8月18日現在の通算成績は1913試合、6566打数1800安打、打率.274、438本塁打、1286打点、59盗塁。

・和田(阪神)が一軍登録。
 8月3日に登録抹消されていた和田豊内野手(阪神)は、体調不良の桧山進次郎外野手に替わって8月18日に一軍登録されました。

・初芝(ロッテ)が通算1300安打。
 初芝清内野手(ロッテ)は8月17日の対西武22回戦(西武ドーム)で、2回表の第2打席に後藤投手から今季57安打目となる11号2ランを放ち、史上120人目の通算1300安打を達成しました。チームでは榎本喜八2276安打、有藤道世2057安打、L・リー1579安打、山内一弘1516安打、山崎裕之1411安打に次ぐ6人目の記録。初安打は89年6月4日の対オリックス10回戦(西京極)で、伊藤隆投手から二塁打して記録。
 8月17日現在の通算成績は1414試合、4893打数1300安打、打率.266、199本塁打、748打点、10盗塁。

・土橋(ヤクルト)が通算800安打。
 土橋勝征内野手(ヤクルト)は8月16日の対横浜19回戦(神宮)で、8回裏の第3打席に木塚投手から今季78安打目となるライト前ヒットを放ち、通算800安打を達成しました。初安打は89年9月11日の対中日20回戦(ナゴヤ)で、5回表に山本投手からライト前ヒットして記録。
 8月16日現在の通算成績は1032試合、3043打数800安打、打率.263、60本塁打、332打点、32盗塁。

・宮本(ヤクルト)が年間犠打の球団新記録。
 宮本慎也内野手(ヤクルト)は8月16日の対横浜19回戦(神宮)で、1回裏の第1打席に三浦投手から今季46個目の犠打を記録して、自らの持つ年間45犠打(99年)の球団記録を更新しました。日本記録及びセ・リーグ記録は91年川相昌弘(巨人)の66犠打。

・金本(広島)が通算1000試合出場。
 金本知憲外野手(広島)は8月15日の対阪神20回戦(大阪ドーム)に「4番・レフト」で先発出場し、史上372人目の通算1000試合出場を達成しました。初出場は92年6月2日の対阪神9回戦(岡山)で、3回裏に代打出場して記録。
 同日現在の通算成績は1000試合、3425打数981安打、打率.286、205本塁打、593打点、113盗塁。

・桧山(阪神)の試合連続安打止まる。
 桧山進次郎外野手(阪神)は8月14日の対広島19回戦(大阪ドーム)で4打数ノーヒットに終り、7月3日の対中日14回戦からの連続試合安打は「28」でストップしました。28試合連続安打は歴代7位タイ記録。

・立浪(中日)が12年連続100安打。
 立浪和義内野手(中日)は8月14日の対巨人21回戦(ナゴヤドーム)で、6回裏の第3打席に入来投手から今季100安打目となる二塁打を放ち、90年以来12年連続の100安打を達成しました。歴代12位タイ記録で、日本記録は王貞治(巨人)の21年連続。

・松井(巨人)が通算500長打。
 松井秀喜外野手(巨人)は8月14日の対中日21回戦(ナゴヤドーム)で、4回表の第2打席に川上投手から今季47長打目となる25号2ランを放ち、史上63人目の通算500長打を達成しました。500長打の内訳は二塁打214本、三塁打15本、本塁打271本。

・中村(近鉄)が通算500四死球。
 中村紀洋内野手(近鉄)は8月14日の対日本ハム20回戦(東京ドーム)で、2回表の第1打席に清水投手から今季78個目の四死球となる四球を選び、通算500四死球を達成しました。内訳は472四球、28死球。

・初芝(ロッテ)が登録、吉永(巨人)が抹消。
 8月2日に登録抹消されていた初芝清内野手(ロッテ)は8月13日に一軍登録されました。また、同日吉永幸一郎捕手(巨人)は一軍登録を抹消されました。

・大島(オリックス)が通算1000試合出場。
 大島公一内野手(オリックス)は8月12日の対ダイエー20回戦(神戸)に「1番・セカンド」で先発出場し、史上371人目の通算1000試合出場を達成しました。初出場は近鉄時代の93年4月18日の対ダイエー2回戦(福岡ドーム)で、代打出場して記録。
 8月12日現在の通算成績は1000試合、3106打数820安打、打率.264、22本塁打、267打点、47盗塁。

・カブレラ(西武)が来日1年目の40号。
 アレックス・カブレラ内野手(西武)は8月12日の対近鉄21回戦(大阪ドーム)で、6回表の第3打席に高村投手から40号ソロを放ち、史上5人目となる来日1年目の40本塁打を達成しました。前日に100打点を達成しているカブレラ選手はこれで89年パリッシュ(ヤクルト)、99年ペタジーニ(ヤクルト)に次ぐ史上3人目の「来日1年目の40本・100打点」を記録した事になります。

<来日1年目の40本塁打>
  選手名(当時の所属) 記録 年度
1 T・ソレイタ(日本ハム) 45本 80年
2 R・ペタジーニ(ヤクルト) 44本 99年
3 L・パリッシュ(ヤクルト) 42本 89年
4 H・ブリーデン(阪神) 40本 76年
4 A・カブレラ(西武) 40本 01年

・石井琢(横浜)が通算600四死球。
 石井琢朗内野手(横浜)は8月12日の対広島19回戦(横浜)で、1回裏の第1打席にラドウィック投手から今季32個目の四死球となる四球を選び、史上71人目の通算600四死球を達成しました。内訳は548四球、52死球。

・桧山(阪神)がチーム新記録の27試合連続安打。
 桧山進次郎外野手(阪神)は8月11日の対中日20回戦(ナゴヤドーム)で、9回表の第4打席に山本昌投手からレフト前ヒットを放ち、7月3日の対中日14回戦からの連続試合安打を「27」に伸ばしました。27試合連続安打は史上10人目で歴代8位タイ記録。阪神では99年8月24日から10月1日にかけての大豊泰昭の26試合連続を更新するチーム新記録。

<連続試合安打・ベスト10>
  選手名(記録達成時の所属) 記録 達成期間
1 高橋慶彦(広島) 33試合 79.6.6〜7.31
2 長池徳二(阪急) 32試合 71.5.28〜7.6
3 野口二郎(阪急) 31試合 46.8.29〜10.26
4 張本勲(巨人) 30試合 76.5.13〜6.20
4 福本豊(阪急) 30試合 77.5.18〜7.10
6 グレン・ブラッグス(横浜) 29試合 93.6.2〜7.15
7 トニー・バナザード(南海) 28試合 88.7.31〜9.16
8 岩本義行(松竹) 27試合 51.4.22〜6.6
8 広瀬淑功(南海) 27試合 64.5.14〜6.13
8 桧山進次郎(阪神) 27試合 01.7.3〜継続中

・金本(広島)が通算600得点。
 金本知憲外野手(広島)は8月11日の対横浜18回戦(横浜)で、4回表にレフト前ヒットで出塁。その後西山のタイムリーで生還して今季59得点目を記録して通算600得点を達成しました。

・マルティネス(巨人)が通算100号本塁打。
 ドミンゴ・マルティネス内野手(巨人)は8月11日の対ヤクルト21回戦(東京ドーム)で、4回裏の第2打席に藤井投手から今季第6号ソロを放ち、史上215人目の通算100号本塁打を達成しました。初本塁打は西武時代の97年4月8日の対オリックス1回戦(西武)で、9回裏に星野投手から記録。
 同日現在の通算成績は511試合、1645打数487安打、打率.296、100本塁打、335打点、9盗塁。

・小久保(ダイエー)が3度目の100打点。
 小久保裕紀内野手(ダイエー)は8月11日の対オリックス19回戦(神戸)で、4回表の第3打席に山口投手から35号3ランを放ち、今季の打点を100として97年114打点・00年105打点に次ぐ3度目の年間100打点を達成しました。100打点3度以上は15人目で、パ・リーグでは野村克也(南海)7度、ブーマー(阪急)5度、長池徳二(阪急)4度に次ぐ4位タイ記録。

 ・ローズ(近鉄)が年間得点の球団新記録。
 タフィ・ローズ外野手(近鉄)は8月11日の対西武20回戦(大阪ドーム)で、1回裏の第1打席に三井投手から41号ソロを放ちホームインして今季103得点目を記録しました。年間103得点は80年平野光泰の102得点を21年ぶりに更新する球団新記録。

・カブレラ(西武)が100打点達成。
 アレックス・カブレラ内野手(西武)は8月11日の対近鉄20回戦(大阪ドーム)で、1回表の第1打席にパウエル投手から38号3ランを放ち、通算101打点として両リーグ100打点1番乗りを果たしました。来日1年目の100打点は99年ペタジーニ(ヤクルト)以来で史上12人目。西武では81年テリー、97年マルティネスに次ぐ3人目。なお、この試合のカブレラ選手は9回表の第5打席にも39号2ランを放ち、103打点まで数字を伸ばしています。

<来日1年目の100打点>
  選手名(当時の所属) 記録 年度     選手名(当時の所属) 記録 年度
1 R・ペタジーニ(ヤクルト) 112打点 99年   7 L・パリッシュ(ヤクルト) 103打点 89年
2 L・リー(ロッテ) 109打点 77年   7 A・カブレラ(西武) 103打点 01年
2 L・ロペス(広島) 109打点 96年   9 G・アルトマン(東京) 100打点 68年
4 D・マルティネス(西武) 108打点 97年   9 テリー・W(西武) 100打点 81年
5 M・ディアズ(ロッテ) 105打点 89年   9 L・シーツ(大洋) 100打点 92年
5 C・ポンセ(大洋) 105打点 86年   9 D・ホージー(ヤクルト) 100打点 97年

・秋山(ダイエー)が通算安打歴代20位に。
 秋山幸二外野手(ダイエー)は8月10日の対オリックス18回戦(神戸)で、5回表の第3打席に戸叶投手から今季59安打目となるライト前ヒットを放ち、通算2082安打として山崎裕之(ロッテ-西武)の2081安打を抜き歴代単独20位に進出しました。

・桧山(阪神)がチームタイ記録の26試合連続安打。
 桧山進次郎外野手(阪神)は8月10日の対中日19回戦(ナゴヤドーム)で、4回表の第2打席にバンチ投手からセンター前ヒットを放ち、7月3日の対中日14回戦からの連続試合安打を「26」に伸ばしました。26試合連続安打は歴代10位タイ記録で、阪神では99年8月24日から10月1日にかけての大豊泰昭に並ぶチームタイ記録。

・江藤(巨人)が通算800四死球。
 江藤智内野手(巨人)は8月9日の対阪神22回戦(東京ドーム)で、7回裏の第4打席に伊達投手から今季54個目の四死球となる四球を選び、史上31人目の通算800四死球を達成しました。内訳は758四球、42死球。

・波留(中日)が通算800安打。
 波留敏夫外野手(中日)は8月8日の対横浜20回戦(札幌ドーム)で、途中出場した7回裏の第1打席でバワーズ投手から今季45安打目となるセンター前ヒットを放ち、通算800安打を達成しました。初安打は横浜時代の94年7月13日の対阪神14回戦(横浜)で、7回裏に中西投手からレフト線二塁打して記録。
 8月8日現在の通算成績は756試合、2777打数800安打、打率.288、43本塁打、237打点、73盗塁。

・ローズ(近鉄)が40号1番乗り。
 タフィ・ローズ外野手(近鉄)は8月7日の対日本ハム17回戦(大阪ドーム)で、3回裏の第2打席に正田投手から今季40号2ランを放ち、両リーグを通じて40号1番乗りを果たしました。チーム98試合目の40号は歴代4位のスピード記録。100試合未満の40号は5人目で、パ・リーグでは初の記録。ローズ選手は99年に次ぐ2度目の40本塁打で、これは史上18人目。外国人選手では3度のブーマー(阪急・オリックス)、2度のマニエル(ヤクルト-近鉄)・ソレイタ(日本ハム)・バース(阪神)・ブライアント(近鉄)・デストラーデ(西武)に次ぐ7人目。

<チーム100試合目未満の40号到達>
  選手名(当時の所属) 記録 年度 最終本数
1 王貞治(巨人) 97試合目 66年 48本
1 王貞治(巨人) 97試合目 67年 47本
1 ランディ・バース(阪神) 97試合目 85年 54本
4 タフィ・ローズ(近鉄) 98試合目 01年
5 王貞治(巨人) 99試合目 73年 51本

・松井(巨人)が8年連続20号。
 松井秀喜外野手(巨人)は8月7日の対阪神20回戦(東京ドーム)で、5回裏の第3打席に谷中投手から今季第20号のソロ本塁打を放ち、94年以来8年連続の20本塁打を達成しました。8年連続20号は史上19人目で、巨人では19年連続の王貞治、12年連続の原辰徳に次ぐ3人目の記録。

・松井(西武)が3年ぶりにスタメン落ち。
 松井稼頭央内野手(西武)は疲労性の左足首痛のため、8月7日の対オリックス20回戦の先発メンバーから外れました。松井選手のスタメン落ちは98年10月9日の対オリックス27回戦以来。なお、8回裏に代打出場して連続試合出場は821に伸びました。

・大村(近鉄)が今季初の欠場。
 8月4日のオリックス戦でヤーナル投手から左腕に死球を受け、途中交代した大村直之外野手(近鉄)は翌5日の同カードで今季初めて欠場しました。

・ボーリック(ロッテ)が5本目のサヨナラ本塁打。
 フランク・ボーリック内野手(ロッテ)は8月4日の対西武20回戦(千葉)で、9回裏の第4打席に橋本投手から今季第25号のサヨナラホームランを放ちました。ボーリック選手のサヨナラ本塁打は99年2本、00年1本、01年2本で通算5本目。外国人選手ではジャック・ハウエル(ヤクルト)と並ぶ歴代最多タイ記録となりました。現役では他にペタジーニ(ヤクルト)が4本記録しています。

・松井(巨人)の連続試合出塁がストップ。
 松井秀喜外野手(巨人)は8月4日の対横浜20回戦(横浜)で3打数ノーヒットに終り、5月5日の横浜戦から続いていた連続試合出塁は「65」でストップしました。セ・リーグ新で歴代3位の記録。

<連続試合出塁・ベスト5>
  選手名(当時の所属) 記録 達成期間
1 イチロー(オリックス) 69試合 94.5.21〜8.26
2 イチロー(オリックス) 67試合 95.4.28〜8.2
3 松井秀喜(巨人) 65試合 01.5.5〜8.3
4 石嶺和彦(阪急) 56試合 86.4.29〜7.25
5 長池徳二(阪急) 52試合 72.7.29〜10.1

・前田(広島)が通算1200安打。
 前田智徳外野手(広島)は8月4日の対阪神17回戦(広島)で、8回裏に代打で遠山投手から今季3安打目となるセンター前ヒットを放ち、史上144人目の通算1200安打を達成しました。初安打は90年6月6日の対ヤクルト8回戦(広島)で、1回裏に西村投手から二塁打して記録。
 8月4日現在の通算成績は1119試合、3952打数1200安打、打率.304、157本塁打、590打点、60盗塁。

・ペタジーニ(ヤクルト)が入団以来3年連続30号。
 ロベルト・ペタジーニ内野手(ヤクルト)は8月4日の対中日17回戦(神宮)で、4回裏の第2打席に紀藤投手から今季第30号のソロ本塁打を放ち、史上6人目となる入団から3年連続の30本塁打を達成しました。日本記録はジョーンズ(南海-近鉄)の入団以来5年連続。

<入団から3年連続30本塁打以上の選手>
  選手名(当時の所属) 記録 年度
1 C・ジョーンズ(南海-近鉄) 5年連続 70〜74年
2 T・ソレイタ(日本ハム) 4年連続 80〜83年
2 O・デストラーデ(西武) 4年連続 89〜92年
2 M・ウインタース(日本ハム) 4年連続 90〜92年
5 W・クロマティ(巨人) 3年連続 84〜86年
5 R・ペタジーニ(ヤクルト) 3年連続 99〜01年

・秋山(ダイエー)が2球団で100本塁打。
 秋山幸二外野手(ダイエー)は8月3日の対日本ハム19回戦(東京ドーム)で、1回裏の第1打席に岩本投手から今季第7号のソロ本塁打を放ち、94年のダイエー移籍以来通算100本目の本塁打を記録しました。これで秋山選手は西武時代の328本塁打と合わせ、史上9人目の「2球団で100本塁打」を達成しました。

<2球団で100本塁打以上の選手>
選手名(最終所属) 通算本塁打 本塁打の所属球団別内訳
落合博満(日本ハム) 510本 ロッテ242本・中日210本・巨人53本・日本ハム5本
大杉勝男(ヤクルト) 486本 日本ハム(東映、日拓含む)287本・ヤクルト199本
田淵幸一(西武) 474本 阪神320本・西武154本
土井正博(西武) 465本 近鉄305本・西武160本
清原和博(巨人) 436本 西武329本・巨人107本
秋山幸二(ダイエー) 428本 西武328本・ダイエー100本
青田昇(阪急) 265本 巨人137本・大洋111本・阪急17本
C・ジョーンズ(近鉄) 246本 南海132本・近鉄114本
島谷金二(阪急) 229本 中日117本・阪急112本

・7月の月間MVP。
 8月3日に7月の打者部門月間MVPが両リーグから発表されました。パ・リーグはフランク・ボーリック内野手(ロッテ)で、初受賞。7月9日のダイエー戦で逆転満塁サヨナラ本塁打を放つなど、18試合で打率.367、8本塁打、17打点の成績でした。
 セ・リーグでは桧山進次郎外野手(阪神)が初受賞。18試合で打率.448、2本塁打、11打点という成績でした。

・和田(阪神)が登録抹消。
 和田豊内野手(阪神)は8月3日に一軍登録を抹消されました。今季の成績は26試合で25打数1安打、打率.040、0本塁打、1打点、0盗塁。

・清原(巨人)が通算750長打。
 清原和博内野手(巨人)は8月2日の対中日20回戦(東京ドーム)で、8回裏の第4打席に岩瀬投手から今季36本目の長打となる22号ソロを放ち、史上16人目の通算750長打を達成しました。内訳は二塁打303本、三塁打12本、本塁打435本。

・初芝(ロッテ)が登録抹消。
 初芝清内野手(ロッテ)は8月2日に一軍登録を抹消されました。今季の成績は78試合で238打数50安打、打率.210、10本塁打、36打点、0盗塁。

・藤井(オリックス)が通算13本目の満塁本塁打。
 藤井康雄内野手(オリックス)は、8月1日の対日本ハム22回戦(札幌ドーム)で、8回表に井場投手から代打で今季第11号の満塁ホームランを放ちました。これは藤井選手自身13本目の満塁ホームランで、野村克也(南海-ロッテ-西武)の12本を更新するパ・リーグ新記録となり、歴代2位タイに進出しました。また、代打満塁本塁打は00年7月19日の西武戦、01年6月1日の日本ハム戦に次ぐ3本目。代打満塁本塁打3本は佐藤竹秀(近鉄)、町田康嗣郎(広島)に次ぐ3人目の記録。年間2本は71年江藤慎一(ロッテ)、76年佐藤竹秀(近鉄)、96年大野雄次(ヤクルト)に次ぐ4人目の記録。

<通算満塁本塁打ベスト10>
  選手名(最終所属) 本数     選手名(最終所属) 本数
1 王貞治(巨人) 15本   6 門田博光(ダイエー) 11本
2 駒田徳広(横浜) 13本   8 田淵幸一(西武) 10本
2 藤井康雄(オリックス) 13本   8 池山隆寛(ヤクルト) 10本
4 江藤慎一(ロッテ) 12本   8 中村紀洋(近鉄) 10本
4 野村克也(西武) 12本   8 清原和博(巨人) 10本
6 山本浩二(広島) 11本        

・高橋由(巨人)が通算100号本塁打。
 高橋由伸外野手(巨人)は8月1日の対中日19回戦(東京ドーム)で、4回裏の第2打席に川上投手から今季第20号の2ランを放ち、史上214人目の通算100号本塁打を達成しました。高橋選手は入団4年目ですが、日本人選手で3年目までに100号本塁打を達成した選手はなく、4年目に達成したのは史上8人目。初本塁打は98年4月7日の対広島1回戦(東京ドーム)で、4回裏に山内投手から記録。
 8月1日現在の通算成績は473試合、1794打数532安打、打率.297、100本塁打、306打点、13盗塁。

<入団4年目までに100本塁打した日本人選手>
  選手名(所属) 入団1年目から4年目までの各年の本塁打数 4年間計
1 清原和博(巨人) 31本(86)、29本(87)、31本(88)、35本(89) 126本塁打
2 中西太(西鉄) 12本(52)、36本(53)、31本(54)、35本(55) 114本塁打
2 原辰徳(巨人) 22本(81)、33本(82)、32本(83)、27本(84) 114本塁打
4 別当薫(阪神・毎日) 13本(48)、39本(49)、43本(50)、16本(51) 111本塁打
5 長池徳二(阪急) 7本(66)、27本(67)、30本(68)、41本(69) 105本塁打
6 有藤道世(ロッテ) 21本(69)、25本(70)、27本(71)、29本(72) 102本塁打
7 長嶋茂雄(巨人) 29本(58)、27本(59)、16本(60)、28本(61) 100本塁打
7 高橋由伸(巨人) 19本(98)、34本(99)、27本(00)、20本(01) 100本塁打