ちょっとしたニュース    
          
2001年6〜7月編


・鈴木尚(横浜)が通算1000本安打。
 鈴木尚典外野手(横浜)は7月31日の対広島14回戦(広島)で、1回表の第1打席に高橋投手から今季98安打目となるレフト前ヒットを放ち、史上206人目の通算1000本安打を達成しました。初安打は93年7月1日の対ヤクルト12回戦(横浜)で、8回裏に伊東投手からセンター前ヒットして記録。
 7月31日現在の通算成績は896試合、3191打数1001安打、打率.314、108本塁打、521打点、45盗塁。

・中村(近鉄)が4年連続30号。
 中村紀洋内野手(近鉄)は7月30日の対ロッテ19回戦(大阪ドーム)で、1回裏の第1打席にシコースキー投手から今季30号3ランを放ち、98年以来4年連続30本塁打を達成しました。4年連続30号は近鉄では初の記録で、プロ野球史上19人目。

・堀(ロッテ)が一軍登録。
 打撃不振のため、7月9日に登録を抹消されていた堀幸一内野手(ロッテ)は、7月30日に3週間ぶりに一軍登録されました。

・石井琢(横浜)が左腕を痛める。
 石井琢朗内野手(横浜)は7月29日の阪神戦で、3回の守備中に左腕を痛めて途中交代しました。病院には行かずに様子を見るとの事。

・立浪(中日)が通算1700安打。
 立浪和義内野手(中日)は7月29日の対広島18回戦(ナゴヤドーム)で、6回裏の第3打席にラドウィック投手から今季83安打目となるセンター前ヒットを放ち、史上51人目の通算1700安打を達成しました。中日では高木守道2274安打、谷沢健一2062安打、木俣達彦1876安打、中暁生1820安打に次ぐ5人目の記録。初安打は88年4月8日の対大洋1回戦(ナゴヤ)で、6回裏に欠端投手から記録。
 7月29日現在の通算成績は1612試合、5976打数1701安打、打率.285、119本塁打、619打点、117盗塁。

・高木大(西武)が一軍登録。
 打撃不振のため、5月28日に登録を抹消されていた高木大成内野手(西武)は、7月27日に約2カ月ぶりに一軍登録されました。

・吉永(巨人)が一軍登録。
 右膝半月板損傷のため、5月25日に登録を抹消されていた吉永幸一郎捕手(巨人)は、7月26日に約2カ月ぶりに一軍登録されました。

・オールスター第3戦。
 2001年オールスター第3戦は7月24日に札幌ドームで行われ、8-4で全パが勝ち、対戦成績はパが2勝1敗と5年ぶりに勝ち越しました。通算成績はパの70勝59敗7引き分け。
 試合は序盤からホームランの打ち合い。1回表にセが高橋由(巨人)、ペタジーニ(ヤクルト)の本塁打でまず2点を取れば、その裏パはカブレラ(西武)の2号3ランで逆転。セは3回表に松井(巨人)の史上初となる1シリーズ3試合連続3号ソロで同点。しかしパもその裏、中村(近鉄)が同じく3試合連続3号2ランで5-3と再びリード。
 4回表にセは木村(広島)のタイムリー三塁打で1点を返しますが、取られたら取返すパはその裏にローズ(近鉄)が2点タイムリーツーベース。さらに6回裏にも城島(ダイエー)の1号ソロで8-4とリードを広げ、そのまま逃げ切りました。MVPは勝ち越し2ランなど2安打2打点の中村(近鉄)が初受賞。

 ペタジーニ(ヤクルト)は第1打席の1号ソロで第2戦第1打席から6打数連続安打のオールスター新記録。秋山(ダイエー)は5回裏に代打出場し、長嶋茂雄(巨人)と並ぶ歴代6位タイの43試合出場。清原(巨人)は2三振で通算33三振となり歴代2位。また、通算安打を44と伸ばし、通算打率も.396でトップ(50打数以上)を維持しました。
 松井(巨人)は通算8本目の本塁打で、山内一弘(大毎-阪神-広島)・掛布雅之(阪神)と並ぶ歴代5位タイに進出。松井(巨人)・中村(近鉄)はそれぞれ3試合連続本塁打。3試合連続本塁打はそれぞれ5人目、6人目となりますが、同一シリーズでの達成は過去になく、松井が史上初、中村が2人目となります。シリーズ3本塁打は松井が6人目、中村が7人目の最多タイ記録。高橋由(巨人)の初回先頭打者本塁打は96年第1戦のイチロー(オリックス)以来、5年ぶり7人目。

全セ 201 100 000 4
全パ 302 201 00X 8

・オールスター第2戦。
 2001年オールスター第2戦は7月22日に横浜で行われ、12-6で全セが勝ち、1勝1敗としました。
試合は3回裏にセが石井琢(横浜)のタイムリー、ペタジーニ(ヤクルト)の2点タイムリー、松井(巨人)の球宴通算300号となる2号2ランで5点を先行すると、パは4回表に松井(西武)と中村(近鉄)のそれぞれ2試合連続となる連続ソロで2点を返します。その裏セは代打清原(巨人)のタイムリーで6点目。しかしパも食い下がり、5回表に田口(オリックス)の1号2ラン、6回表にはカブレラ(西武)の代打1号ソロで6-5と1点差。
 追い上げられたセはすかさずその裏に古田(ヤクルト)の犠飛と中村(中日)のタイムリーで2点。さらに7回裏にもペタジーニ、佐伯(横浜)、古田のタイムリーで4点を加え、試合を決めました。パは8回表に大道(ダイエー)のタイムリーでさらに1点を返しましたが反撃もここまで。結局全セが12-6で勝ち、前日の雪辱を果たしました。MVPには5安打3打点のペタジーニ(ヤクルト)が選ばれ、00年第1戦以来、2度目の受賞。

 ペタジーニ(ヤクルト)の1試合5安打はオールスター新記録。また5打数連続安打は93年第1戦〜第2戦の和田(阪神)と00年第1戦〜第2戦のイチロー(オリックス)と並ぶタイ記録。石井琢(横浜)の1試合4安打は00年第3戦の古田(ヤクルト)以来11人目(13度目)の記録。セの1試合23安打は00年第2戦全セの18安打を更新するオールスター新記録。
 秋山(ダイエー)は「8番・ライト」で先発出場し、山本浩二(広島)を抜く歴代単独7位の42試合目の出場。清原(巨人)は4回裏に代打でタイムリーヒットを放ち、王貞治(巨人)を抜く歴代単独1位の32打点目。通算安打も43本として歴代最多記録にあと5本としています。打率も通算107打数43安打の.402で4割打者となっています。
 松井(巨人)は通算7本目の本塁打で、長嶋茂雄(巨人)、張本勲(東映・日本ハム-巨人)とならぶ歴代7位タイに進出。松井(西武)・中村(近鉄)・松井(巨人)はそれぞれ2試合連続本塁打。カブレラ(西武)の代打本塁打は00年第2戦の松井(巨人)以来で通算30本目。

全パ 000 221 010 6
全セ 005 102 40X 12

・オールスター第1戦。
 2001年オールスター第1戦は7月21日に福岡ドームで行われ、7-1で全パが勝ち、97年第2戦以来の連敗を8でストップしました。
試合は1回裏にパがローズ(近鉄)の犠飛と中村(近鉄)の球宴28打席目の初アーチとなる1号ソロで2点を先行すると、2回表にセは松井(巨人)の1号ソロで1点を返します。しかし重量打線のパは3回に公式戦34二塁打の谷(オリックス)がここでも2点タイムリーツーベース。さらに入来弟(巨人)の暴投と松中(ダイエー)のタイムリーで一挙4点を挙げて突き放し、4回にも松井(西武)の1号ソロで大きくリード。結局セは反撃出来ずに7-1でパの快勝に終わりました。MVPには3安打の松井稼頭央(西武)が選ばれ、97年第1戦以来2度目の受賞。

 秋山(ダイエー)は「8番・ライト」で先発出場し、山本浩二(広島)と並ぶ歴代7位タイの41試合目の出場。清原(巨人)は9回表に代打でヒットを放ち、歴代5位の42安打目。また、通算89塁打として落合(ロッテ-中日-巨人-日本ハム)を抜き歴代単独1位となりました。打率争い(50打数以上)でも、古田(ヤクルト)が2打数ノーヒットで.383に後退したため、清原が.396で1位となりました。
 松井(巨人)は通算6本目の本塁打で門田博光(南海-オリックス−ダイエー)と並ぶ歴代9位タイに進出。また97年以来5年連続本塁打は、81〜85年の山本浩二(広島)に並ぶ歴代最多タイ記録。

全セ 010 000 000 1
全パ 204 100 00X 7

・中村(近鉄)が通算900安打。
 中村紀洋内野手(近鉄)は7月17日の対ロッテ18回戦(千葉)で、1回表の第1打席にシコースキー投手から今季120安打目となるセンター前ヒットを放ち、通算900安打を達成しました。初安打は92年6月18日の対日本ハム15回戦(藤井寺)で、5回裏に河野投手から記録。
 7月17日現在の通算成績は969試合、3376打数902安打、打率.267、206本塁打、622打点、14盗塁。

・前田(広島)が一軍登録され、今季初出場。
 前田智徳外野手(広島)は7月17日に一軍登録され、同日の対ヤクルト15回戦(神宮)で9回表に代打で登場。センターフライに倒れましたが、今季初出場を果たしました。

・田口(オリックス)が通算1100安打。
 田口壮外野手(オリックス)は7月15日の対近鉄18回戦(大阪ドーム)で、1回表の第1打席に山村投手から今季93安打目となるセンター前ヒットを放ち、史上176人目の通算1100安打を達成しました。初安打は92年4月11日の対近鉄1回戦(神戸)で、5回裏に佐々木投手から記録。
 7月15日現在の通算成績は1056試合、3942打数1100安打、打率.279、67本塁打、393打点、78盗塁。

・清原(巨人)がサヨナラ満塁ホームラン。
 清原和博内野手(巨人)は7月14日の対広島18回戦(東京ドーム)で、1-1の同点で迎えた延長11回裏の第5打席に玉木投手から第20号サヨナラ満塁ホームランを放ちました。サヨナラ満塁ホームランは7月9日のボーリック(ロッテ)に続き史上60本目。巨人では76年6月8日の末次利光以来25年ぶり8本目。サヨナラ満塁ホームランは両リーグを通じて今季4本目(セ3本・パ1本)ですが、年間4本は88年の3本(セ1本・パ3本)を上回る最多記録で、同一リーグから年間3本も史上初。

 この本塁打は清原選手自身、4月14日の横浜戦に次ぐ通算10本目のサヨナラホームランで、歴代1位の野村克也(南海-ロッテ-西武)にあと1本と迫りました。サヨナラ安打(本塁打含む)では通算17本目となり、これも野村克也の19本に次ぐ歴代2位となっています。さらに満塁ホームランは7月9日のヤクルト戦に次ぐ通算10本目で歴代8位タイとなりました。
 また、これで清原選手は3年ぶり14回目となる20本塁打を記録。20本塁打以上14回は大杉勝男、門田博光と並ぶ歴代7位タイ。日本記録は王貞治の19回。

<通算サヨナラ本塁打・ベスト10>
  選手名(最終所属) 本数     選手名(最終所属) 本数
1 野村克也(西武) 11本   7 矢野清(阪急) 6本
2 清原和博(巨人) 10本   7 張本勲(ロッテ) 6本
3 王貞治(巨人) 8本   7 松原誠(巨人) 6本
3 若松勉(ヤクルト) 8本   7 長池徳士(阪急) 6本
5 豊田泰光(アトムズ) 7本   7 田淵幸一(西武) 6本
5 長嶋茂雄(巨人) 7本   7 門田博光(ダイエー) 6本
7 飯田徳治(国鉄) 6本   7 広沢克実(阪神) 6本
7 山内一弘(広島) 6本   7 池山隆寛(ヤクルト) 6本
7 毒島章一(東映) 6本        

 

<通算満塁本塁打・ベスト10>
  選手名(最終所属) 本数     選手名(最終所属) 本数
1 王貞治(巨人) 15本   6 門田博光(ダイエー) 11本
2 駒田徳広(横浜) 13本   8 田淵幸一(西武) 10本
3 江藤慎一(ロッテ) 12本   8 池山隆寛(ヤクルト) 10本
3 野村克也(西武) 12本   8 中村紀洋(近鉄) 10本
3 藤井康雄(オリックス) 12本   8 清原和博(巨人) 10本
6 山本浩二(広島) 11本        

 

<年間20本塁打以上の回数・ベスト10>
  選手名(最終所属) 回数     選手名(最終所属) 回数
1 王貞治(巨人) 19回   7 大杉勝男(ヤクルト) 14回
2 野村克也(西武) 18回   7 門田博光(ダイエー) 14回
3 張本勲(ロッテ) 16回   7 清原和博(巨人) 14回
3 土井正博(西武) 16回   10 長嶋茂雄(巨人) 13回
3 衣笠祥雄(広島) 16回   10 田淵幸一(西武) 13回
6 山本浩二(広島) 15回   10 落合博満(日本ハム) 13回

・江藤(巨人)が通算300号本塁打。
 江藤智内野手(巨人)は7月12日の対ヤクルト16回戦(東京ドーム)で、4回裏の第2打席に石井一投手から今季20号3ラン放ち、史上25人目の通算300号本塁打を達成しました。1257試合目での達成は歴代7位のスピード。また、これで江藤選手は9年連続20本塁打となり、歴代11位タイ記録。初本塁打は広島時代の90年6月16日の対大洋11回戦(会津若松)で、1回表に新浦投手から記録。
 7月12日現在の通算成績は1257試合、4380打数1215安打、打率.277、300本塁打、811打点、70盗塁。

300本塁打スピード記録>
  選手名(当時の所属) 所要試合数 達成日 最終本数     選手名(当時の所属) 所要試合数 達成日 最終本数
1 田淵幸一(阪神) 1072試合 78.6.5 474本塁打   6 原辰徳(巨人) 1239試合 91.5.2 382本塁打
2 秋山幸二(西武) 1085試合 93.4.11 437本塁打   7 江藤智(巨人) 1257試合 01.7.12 300本塁打
3 落合博満(中日) 1091試合 88.10.2 510本塁打   8 清原和博(西武) 1282試合 96.4.10 525本塁打
4 王貞治(巨人) 1126試合 67.8.31 868本塁打   9 野村克也(南海) 1297試合 65.8.8 657塁打
5 長池徳二(阪急) 1128試合 75.6.22 338本塁打   10 掛布雅之(阪神) 1307試合 85.6.23 349本塁打

・清原(巨人)が通算1100得点。
 清原和博内野手(巨人)は7月12日の対ヤクルト16回戦(東京ドーム)で、3回裏に今季39得点目を記録し、史上19人目の通算1100得点を達成しました。

・古田(ヤクルト)が通算1500本安打。
 古田敦也捕手(ヤクルト)は7月11日の対巨人15回戦(東京ドーム)で、1回表の第1打席に上原投手から今季79安打目となる10号ソロを放ち、史上82人目の通算1500本安打を達成しました。ヤクルトでは若松勉2173安打、池山隆寛1507安打に次ぐ3人目の記録。初安打は90年4月30日の対巨人5回戦(神宮)で、2回裏に木田投手から左中間二塁打して記録。
 7月11日現在の通算成績は1426試合、5118打数1500安打、打率.293、151本塁打、730打点、62盗塁。

・松井(巨人)がセ・リーグ新記録の51試合連続出塁。
 松井秀喜外野手(巨人)は7月10日の対ヤクルト14回戦(東京ドーム)で、9回裏の第5打席に高津投手からレフト前ヒットを放ち出塁。5月5日の対横浜8回戦(横浜)以来、51試合連続出塁のセ・リーグ新記録を達成しました。

<連続試合出塁50試合以上>
  選手名(当時の所属) 記録 達成期間
1 イチロー(オリックス) 69試合 94.5.21〜8.26
2 イチロー(オリックス) 67試合 95.4.28〜8.2
3 石嶺和彦(阪急) 56試合 86.4.29〜7.25
4 長池徳二(阪急) 52試合 72.7.29〜10.1
5 松井秀喜(巨人) 51試合 01.5.5〜7.10
6 王貞治(巨人) 50試合 65.6.29〜9.15

・飯田(ヤクルト)が通算1100安打。
 飯田哲也外野手(ヤクルト)は7月10日の対巨人14回戦(東京ドーム)で、9回表の第5打席に條辺投手から今季26安打目となるレフト前ヒットを放ち、史上175人目の通算1100安打を達成しました。初安打は89年6月17日の対広島11回戦(前橋)で、9回表に紀藤投手から記録。
 7月10日現在の通算成績は1259試合、4028打数1100安打、打率.273、43本塁打、315打点、226盗塁。

・古田(ヤクルト)が通算150号本塁打。
 古田敦也捕手(ヤクルト)は7月10日の対巨人14回戦(東京ドーム)で、6回表の第3打席にメイ投手から今季9号2ランを放ち、史上118人目の通算150号本塁打を達成しました。ヤクルトでは8人目の記録。初本塁打は90年6月6日の対広島6回戦(広島)で、8回表に北別府投手から記録。
 7月10日現在の通算成績は1425試合、5113打数1499安打、打率.293、150本塁打、729打点、62盗塁。

・大村(近鉄)が通算700安打。
 大村直之外野手(近鉄)は7月10日の対西武18回戦(西武ドーム)で、4回表の第2打席に水尾投手から今季104安打目となるピッチャー内野安打を放ち、通算700安打を達成しました。初安打は95年4月18日の対ロッテ4回戦(日生)で、8回裏に河本投手から記録。
 7月10日現在の通算成績は764試合、2557打数701安打、打率.274、26本塁打、213打点、76盗塁。

・前田(広島)がウエスタン・リーグで復帰出場。
 前田智徳外野手(広島)は7月10日、ウエスタン・リーグの近鉄戦(藤井寺)に3番・DHで出場し、3打数無安打の成績でした。前田選手は昨年手術した左アキレス腱の影響で、開幕から戦列を離れていました。

・ボーリック(ロッテ)が逆転サヨナラ満塁ホームラン。
 フランク・ボーリック内野手(ロッテ)は7月9日の対ダイエー18回戦(千葉)で、延長10回裏の第6打席にペドラザ投手から今季20号の逆転サヨナラ満塁ホームランを放ちました。サヨナラ満塁ホームランは今季5月31日の稲葉篤紀外野手(ヤクルト)、7月7日の谷繁元信捕手(横浜)に次ぎ史上59本目。ロッテでは64年6月16日の醍醐猛夫以来、37年ぶり3本目。なお、リードされた場面での逆転サヨナラ満塁ホームランは97年9月11日の緒方孝市(広島)以来で史上23本目。

・堀(ロッテ)が登録抹消。
 堀幸一内野手(ロッテ)は7月9日に一軍登録を抹消されました。今季の成績は49試合で114打数24安打、打率.211、3本塁打、10打点、4盗塁。

・松井(巨人)がセ・リーグタイ記録の50試合連続出塁。
 松井秀喜外野手(巨人)は7月8日の対横浜18回戦(横浜)で、9回表の第4打席に斎藤投手からレフト前ヒットを放ち出塁。5月5日の対横浜8回戦(横浜)以来、50試合連続出塁のセ・リーグタイ記録を達成しました。

・大島(オリックス)が通算800安打。
 大島公一内野手(オリックス)は7月8日の対西武18回戦(神戸)で、9回裏の第5打席に豊田投手から今季70安打目となるセンター前ヒットを放ち、通算800安打を達成しました。初安打は近鉄時代の93年4月23日の対西武1回戦(藤井寺)で、9回裏に鹿取投手から代打でヒットして記録。
 7月8日現在の通算成績は981試合、3033打数800安打、打率.264、21本塁打、264打点、47盗塁。

・松井(西武)が史上4位のスピードで通算1000本安打達成。
 松井稼頭央内野手(西武)は7月8日の対オリックス18回戦(神戸)で、6回表の第3打席に田村投手から今季109安打目となるセンター前ヒットを放ち、史上205人目の通算1000本安打を達成しました。818試合目での達成は歴代4位、日本人選手ではイチロー(オリックス)に次ぐ歴代2位のスピード記録。また、25歳8ヵ月での達成は歴代5位タイの年少記録。初安打は95年4月9日の対日本ハム3回戦(西武)で、8回裏に芝草投手から記録。
 7月8日現在の通算成績は818試合、3242打数1000安打、打率.308、72本塁打、363打点、252盗塁。

1000本安打スピード記録>
  選手名(当時の所属) 所要試合数 達成日 最終本数
1 イチロー(オリックス) 757試合 99.4.20 1278安打
2 ブーマー・ウェルズ(オリックス) 781試合 89.7.5 1413安打
3 与那嶺要(巨人) 793試合 58.5.25 1337安打
4 松井稼頭央(西武) 818試合 01.7.8 1000安打
5 レロン・リー(ロッテ) 821試合 83.9.17 1579安打
6 ロバート・ローズ(横浜) 828試合 99.6.19 1275安打
7 長嶋茂雄(巨人) 849試合 64.6.20 2471安打
8 野村謙二郎(広島) 857試合 95.9.22 1660安打
9 青田昇(巨人) 860試合 51.9.27 1827安打
10 藤村富美男(阪神) 864試合 50.8.30 1694安打

 

1000本安打年少記録>
  選手名(所属) 記録 最終本数
1 榎本喜八(大毎) 249ヵ月 2314安打
2 土井正博(近鉄) 254ヵ月 2452安打
3 豊田泰光(西鉄) 255ヵ月 1699安打
3 イチロー(オリックス) 255ヵ月 1278安打
5 葛城隆雄(大毎) 258ヵ月 1745安打
5 松井稼頭央(西武) 258ヵ月 1000安打

・小久保(ダイエー)が通算800安打。
 小久保裕紀内野手(ダイエー)は7月8日の対近鉄18回戦(大阪ドーム)で、3回表の第2打席に山村投手から今季91安打目となるレフト前ヒットを放ち、通算800安打を達成しました。初安打は94年4月10日の対オリックス2回戦(神戸)で、7回表に野田投手から二塁打して記録。
 7月8日現在の通算成績は819試合、2960打数800安打、打率.270、180本塁打、561打点、42盗塁。

・谷繁(横浜)がサヨナラ満塁ホームラン。
 谷繁元信捕手(横浜)は7月7日の対巨人17回戦(横浜)で、1-1の同点で迎えた9回裏の第4打席に條辺投手から第7号サヨナラ満塁ホームランを放ちました。サヨナラ満塁ホームランは今年5月31日の稲葉篤紀(ヤクルト)に続き史上58本目。横浜では93年4月16日の進藤達哉以来、8年ぶり6本目。なお、前記稲葉選手の本塁打も條辺投手が打たれたもので、サヨナラ満塁ホームランを年間2本打たれた投手は史上初。

・金本(広島)が通算200号本塁打。
 金本知憲外野手(広島)は7月7日の対阪神14回戦(広島)で、3回裏の第2打席に谷中投手から今季10号ソロを放ち、史上73人目の通算200号本塁打を達成しました。広島では山本浩二536本、衣笠祥雄504本、江藤智248本、水谷実雄205本に次ぐ5人目の記録。初本塁打は93年9月4日の対横浜21回戦(北九州)で、8回表に三浦投手から記録。
 7月7日現在の通算成績は973試合、3336打数955安打、打率.286、201本塁打、574打点、107盗塁。

・古田(ヤクルト)が今季初の欠場。
 古田敦也捕手(ヤクルト)は右肩鎖骨を痛め、7月7日の対中日戦(神宮)を今季初めて欠場しました。6日の中日戦で石井一投手のワンバウンド投球を止めた際に負傷したもので、7日に都内の病院で診察を受けた結果、骨には異常なく右肩鎖関節の打撲と診断されました。

・和田(阪神)が一軍登録。
 打撃不振のため、5月14日に登録を抹消されていた和田豊内野手(阪神)は、7月7日に約2ヵ月ぶりに一軍登録されました。

・松井(西武)が800試合連続出場。
 松井稼頭央内野手(西武)は7月6日の対オリックス16回戦(神戸)に「3番・ショート」で先発出場して、史上14人目の800試合連続出場を達成しました。95年7月22日の対ロッテ16回戦(西武)に「9番・ショート」で先発出場して以来、丸6年がかりでの達成となりました。

・6月の月間MVP。
 7月4日に6月の打者部門月間MVPが両リーグから発表されました。パ・リーグはタフィ・ローズ外野手(近鉄)で、97年7月以来2度目の受賞。成績は22試合、87打数31安打、打率.356、14本塁打、34打点でした。セ・リーグは清原和博内野手(巨人)で西武時代の94年5月以来5度目の受賞。両リーグでの受賞はレオン・リー(ロッテで2度、ヤクルトで1度)と落合博満(ロッテで2度、中日で1度)に次ぐ3人目。成績は22試合で打率.347、7本塁打、24打点でした。

・清原(巨人)が通算9本目の満塁ホームラン。
 清原和博内野手(巨人)は7月3日の対ヤクルト12回戦(神宮)で、1回表の第1打席に藤井投手から17号満塁ホームランを放ちました。これは清原選手自身9本目の満塁ホームランで、歴代11位タイ記録。現役では藤井康雄(オリックス)12本、池山隆寛(ヤクルト)・中村紀洋(近鉄)10本に続き秋山幸二(ダイエー)・江藤智(巨人)9本に並ぶ4位タイ記録。

・田口(オリックス)が今季初の欠場。
 田口壮外野手(オリックス)は前日の試合の守備で左膝靭帯を痛めたため、7月1日の対近鉄16回戦(函館)を今季初めて欠場しました。大事を取っての欠場で、2日以降の試合出場は様子を見て決めるとの事。

・秋山(ダイエー)が通算安打数で歴代21位進出。
 秋山幸二外野手(ダイエー)は7月1日の対ロッテ17回戦(福岡ドーム)で、8回裏に代打で吉田投手から今季42本目のヒットを放ち、通算2065安打として藤田平(阪神)の2064安打を抜き、通算安打の歴代単独21位となりました。

・山崎(中日)が通算800安打。
 山崎武司内野手(中日)は6月30日の対横浜15回戦(横浜)で、3回表の第2打席に木塚投手から今季61安打目となるサード内野安打を放ち、通算800安打を達成しました。初安打は89年9月10日の対ヤクルト19回戦(ナゴヤ)で、9回裏に代打で内藤投手からレフト前ヒットして記録。
 6月30日現在の通算成績は955試合、2905打数800安打、打率.275、173本塁打、503打点、7盗塁。

・土橋(ヤクルト)が通算1000試合出場。
 土橋勝征内野手(ヤクルト)は6月30日の対阪神15回戦(甲子園)で、「8・セカンド」で先発出場して史上370人目の通算1000試合出場を達成しました。初出場は87年10月21日の対広島26回戦(神宮)で、8回裏に代打出場して記録。
 6月30日現在の通算成績は
1000試合、2941打数774安打、打率.263、60本塁打、323打点、31盗塁。

・イチロー(マリナーズ)が日米通算1400安打。
 イチロー外野手(マリナーズ)は、6月29日(現地時間)のエンゼルス戦で、1回裏の第1打席に今季122安打目となるレフト前ヒットを放ち、日米通算1400安打を達成しました。
(日本)   
951試合 3619打数 1278安打 打率.353 118本塁打 529打点 199盗塁
(アメリカ)  76試合  350打数 
123安打 打率.351   3本塁打   36打点  27盗塁
-----------------------------------------------------------------------
  通算   1027試合 3969打数 1401安打 打率.353 121本塁打 565打点 226盗塁 

・関川(中日)が通算1000試合出場。
 関川浩一外野手(中日)は6月29日の対横浜14回戦(横浜)で、途中からライトの守備に付いて史上369人目の通算1000試合出場を達成しました。初出場は阪神時代の91年7月31日の対巨人17回戦(甲子園)で、「8番・キャッチャー」で先発出場して記録。
 6月29日現在の通算成績は
1000試合、3052打数878安打、打率.288、20本塁打、263打点、70盗塁。

・ペタジーニ(ヤクルト)が通算100号本塁打。
 ロベルト・ペタジーニ内野手(ヤクルト)は6月28日の対横浜14回戦(神宮)で、3回裏の第2打席にホージマー投手から今季20号2ランを放ち、史上213人目の通算100号本塁打を達成しました。333試合目での達成は歴代5位のスピード記録。初本塁打は99年4月2日の対横浜1回戦(横浜)で、8回表に横山投手から記録。
 6月28日現在の通算成績は333試合、1148打数367安打、打率.320、100本塁打、273打点、20盗塁。

100本塁打スピード記録>
  選手名(当時の所属) 所要試合数 達成日 最終本数
1 ラルフ・ブライアント(近鉄) 246 90.6.17 259本塁打
2 トニー・ソレイタ(日本ハム) 303試合 82.6.6 155本塁打
3 ランディ・バース(阪神) 304試合 85.8.24 202本塁打
4 オレステス・デストラーデ(西武) 308試合 91.8.17 160本塁打
5 ロベルト・ペタジーニ(ヤクルト) 333試合 01.6.28 100本塁打
6 チャーリー・マニエル(近鉄) 348試合 79.5.6 189本塁打
7 秋山幸二(西武) 351試合 87.5.26 427本塁打
8 デーブ・ロバーツ(アトムズ) 355試合 69.9.18 183本塁打
9 ウォーレン・クロマティ(巨人) 357試合 86.9.26 171本塁打
10 マット・ウインタース(日本ハム) 368試合 92.9.26 160本塁打

・松井(西武)が通算500得点。
 松井稼頭央内野手(西武)は6月27日の対ロッテ15回戦(千葉)で9回表に今季55得点目を記録し、通算500得点を達成しました。

・谷(オリックス)が欠場。
 谷佳知外野手(オリックス)は6月26日のダイエー戦で、9回表の打席で自打球を足に当てて途中交代。翌27日の同カードを欠場しました。

・松井(西武)が通算250盗塁。
 松井稼頭央内野手(西武)は6月26日の対ロッテ14回戦(千葉)で8回表に今季16個目の盗塁を記録し、史上34人目の通算250盗塁を達成しました。西武では初の記録。初盗塁は95年5月7日の対ダイエー7回戦(西武)で記録。

・伊東(西武)が通算1600安打。
 伊東勤捕手(西武)は6月26日の対ロッテ14回戦(千葉)で5回表の第3打席に和田投手から今季29安打目となるレフト前ヒットを放ち、史上65人目の通算1600安打を達成しました。西武では石毛宏典1806安打に次ぐ2人目の記録。初安打は82年5月4日の対近鉄前期3回戦(西武)で、村田投手から代打で二塁打して記録。
 6月26日現在の通算成績は2137試合、6412打数1600安打、打率.250、144本塁打、739打点、130盗塁。

・小久保(ダイエー)が左足を痛める。
 小久保裕紀内野手(ダイエー)は左足を痛めて6月25日のオリックス戦を欠場しました。前日24日の近鉄戦で、試合中に左太もも裏に痛みを感じて途中交代していました。

・清原(巨人)が両リーグ100本塁打。
 清原和博内野手(巨人)は6月24日の対横浜15回戦(東京ドーム)で、4回裏の第2打席に小宮山投手から今季16号ソロを放ち、巨人移籍後で通算100本目の本塁打を記録しました。これで清原選手は史上7人目の両リーグ100本塁打を達成しました。

両リーグ100本塁打
選手名(最終所属) セ・リーグ パ・リーグ 合計
落合博満(日本ハム) 263 247 510
大杉勝男(ヤクルト) 199 287 486
田淵幸一(西武) 320 154 474
山内一弘(広島) 134 262 396
レオン・L(ヤクルト) 138 130 268
島谷金二(阪急) 117 112 229
清原和博(巨人) 100本 329本 429本

・鈴木尚(横浜)とペタジーニ(ヤクルト)が1試合3併殺打。
 鈴木尚典外野手(横浜)は6月24日の対巨人15回戦(東京ドーム)で、3回表の第2打席・5回表の第3打席・8回表の第4打席に併殺打を記録。また、ロベルト・ペタジーニ内野手(ヤクルト)も同日の対阪神13回戦(神宮)で、1回裏の第1打席・4回裏の第2打席・8回裏の第4打席に併殺打を記録。それぞれ1試合3併殺打の日本タイ記録となりました。

・奈良原(日本ハム)が通算1000試合出場。
 奈良原浩内野手(日本ハム)は6月24日の対ロッテ15回戦(千葉)で、6回裏にショートの守備に付いて史上368人目の通算1000試合出場を達成しました。初出場は西武時代の91年4月6日の対ロッテ1回戦(西武)で代走出場して記録。
 6月24日現在の通算成績は
1000試合、1720打数409安打、打率.238、9本塁打、126打点、141盗塁。

・清原(巨人)が通算本塁打で現役トップ。
 清原和博内野手(巨人)は6月23日の対横浜14回戦(東京ドーム)で、6回裏の第3打席に三浦投手から15号3ランを放ち、通算428本塁打として秋山幸二外野手(ダイエー)の427本を抜き、現役最多本塁打を記録しました。93年末では81本差がありましたが、じわじわ追い上げた清原選手がプロ入り後初めて秋山選手を通算本塁打数で追い抜きました。

・ローズ(近鉄)が通算500得点。
 タフィ・ローズ外野手(近鉄)は6月22日の対ダイエー13回戦(大阪ドーム)で7回裏に28号ソロを放ち今季72得点目を記録し、通算500得点を達成しました。

・清原(巨人)が通算300二塁打。
 清原和博内野手(巨人)は6月22日の対横浜13回戦(東京ドーム)で、4回裏の第2打席にホージマー投手から今季11本目の二塁打を放ち、史上38人目の通算300二塁打を達成しました。初二塁打は西武時代の86年4月6日の対南海3回戦(西武)で記録。

・初芝(ロッテ)が一軍復帰。
 6月11日に一軍登録を抹消されていた初芝清内野手(ロッテ)は6月22日に一軍登録されました。イースタン・リーグで2試合に出場して8打数5安打6打点、3本塁打と復調ぶりをアピールして一軍復帰となりました。

・イチロー(マリナーズ)が初のメジャー打率1位。
 イチロー外野手(マリナーズ)は6月21日(現地時間)のアスレチックス戦で5打数3安打して打率を.356に上げ、メジャー移籍後初の打率1位に進出しました。この試合では盗塁も2つ記録して、安打・打率・得点・盗塁でリーグ1位となっています。

・新庄(メッツ)が故障者リスト入り。
 新庄剛志外野手(メッツ)は6月20日(現地時間)に左太もも痛のため、15日間の故障者リストに入りました。18日にさかのぼっての登録で復帰は早くても7月3日のカブス戦になりますが、オールスターまでの前半戦出場は微妙になりました。

・田口(オリックス)が通算600得点。
 田口壮外野手(オリックス)は6月20日の対ロッテ13回戦(神戸)で5回裏に今季40得点目を記録し、通算600得点を達成しました。

・中村(近鉄)が通算500得点。
 中村紀洋内野手(近鉄)は6月20日の対西武16回戦(西武ドーム)で1回表に今季57得点目を記録し、通算500得点を達成しました。

・清原(巨人)が通算1500三振。
 清原和博内野手(巨人)は6月17日の対中日15回戦(ナゴヤドーム)で、1回表の第1打席に正津投手から今季64個目の三振を喫し、史上4人目の通算1500三振を記録しました。初三振は西武時代の86年4月8日の対日本ハム1回戦(後楽園)で間柴投手から記録。

・江藤(巨人)が通算1200安打。
 江藤智内野手(巨人)は6月17日の対中日15回戦(ナゴヤドーム)で、1回表の第1打席に正津投手から今季69安打目となるセンター前ヒットを放ち、史上143人目の通算1200安打を達成しました。初安打は広島時代の90年6月14日の対中日11回戦(広島)で、4回裏に今中投手からショート内野安打して記録。
 6月17日現在の通算成績は1240試合、4317打数1201安打、打率.278、296本塁打、802打点、68盗塁。

・石井(ロッテ)が両リーグで代打サヨナラ本塁打。
 石井浩郎内野手(ロッテ)は6月17日の対ダイエー14回戦(千葉)で9回裏に代打で岡本投手から今季1号のサヨナラ2ランを放ちました。これは石井選手自身、99年4月15日の広島戦に次ぐ2本目の代打サヨナラ本塁打。代打サヨナラ本塁打を2本以上は9人目ですが、両リーグで記録したのは史上3人目。

代打サヨナラ本塁打2本以上の打者
  選手名(当時の所属) 本数 1本目 2本目 3本目
1 高井保弘(阪急) 3本 74.4.17日本ハム戦 76.4.8日本ハム戦 81.9.3西武戦
1 若松勉(ヤクルト) 3本 77.6.12広島戦 77.6.13広島戦 79.7.11中日戦
3 樋笠一夫(巨人) 2本 56.3.25中日戦 56.4.22阪神戦  
3 矢野清(阪急) 2本 65.8.24東映戦 69.10.11南海戦  
3 豊田泰光(国鉄) 2本 68.8.24中日戦 68.8.25中日戦  
3 加藤俊夫(ヤクルト・日本ハム) 2本 70.6.3広島戦 75.6.7太平洋戦  
3 榊親一(ロッテ) 2本 73.5.30南海戦 75.5.24阪急戦  
3 広永益隆(ヤクルト・オリックス) 2本 95.4.30巨人戦 98.7.7ロッテ戦  
3 石井浩郎(巨人・ロッテ) 2本 99.4.15広島戦 01.6.17ダイエー戦  

・秋山(ダイエー)が通算安打数で江藤と有藤を抜く。
 秋山幸二外野手(ダイエー)は6月17日の対ロッテ14回戦(千葉)で、9回表の第5打席に加藤投手から今季35本目のヒットを放ち、通算2058安打として江藤慎一・有藤道世の2057安打を抜き、歴代単独23位となりました。

・石井琢(横浜)が通算1300安打。
 石井琢朗内野手(横浜)は6月16日の対阪神12回戦(甲子園)で、8回表の第4打席に福原投手から今季76安打目となるライト前ヒットを放ち、史上119人目の通算1300安打を達成しました。横浜では6人目の記録。初安打は89年10月10日の対ヤクルト25回戦(神宮)で、3回表に加藤投手からセンター前ヒットして記録。
 6月16日現在の通算成績は1191試合、4433打数1300安打、打率.293、50本塁打、384打点、253盗塁。

・鈴木(西武)が通算1000本安打。
 鈴木健内野手(西武)は6月16日の対日本ハム12回戦(福島)で、1回表の第1打席に中村隼投手から今季51安打目となるレフト前ヒットを放ち、史上204人目の通算1000本安打を達成しました。初安打は89年6月29日の対近鉄10回戦(西武)で、7回裏に山崎投手から記録。
 6月16日現在の通算成績は1160試合、3588打数1000安打、打率.279、136本塁打、552打点、12盗塁。

・中村(近鉄)が通算600打点と通算200号本塁打。
 中村紀洋内野手(近鉄)は6月13日の対ダイエー12回戦(福岡ドーム)で、4回表の第3打席に吉武投手から今季64打点目を記録するタイムリーヒットを放ち、通算600打点を達成しました。また、7回表の第4打席で吉田投手から23号ソロを放ち、史上72人目の通算200号本塁打を達成しました。近鉄では5人目の記録。初打点及び初本塁打は92年6月18日の対日本ハム15回戦(藤井寺)で5回裏に河野投手から3ランホームランして記録。
 6月13日現在の通算成績は944試合、3279打数870安打、打率.265、200本塁打、602打点、14盗塁。

・松井(巨人)が通算700四死球。
 松井秀喜外野手(巨人)は6月13日の対広島14回戦(広島)で、4回表の第2打席に今季60個目の四死球となる四球を選び、史上49人目の通算700四死球を達成しました。

・谷(オリックス)が通算600安打。
 谷佳知外野手(オリックス)は6月11日の対西武11回戦(西武ドーム)で、9回表の第5打席に石井投手から今季76安打目となるライト前ヒットを放ち、通算600安打を達成しました。初安打は97年5月25日の対ロッテ7回戦(千葉)で2回表に薮田投手から記録。
 6月11日現在の通算成績は558試合、2083打数600安打、打率.288、37本塁打、242打点、63盗塁。

・初芝(ロッテ)が一軍登録抹消。
 初芝清内野手(ロッテ)は打撃不振のため、6月11日に一軍登録を抹消されました。今季の成績は54試合で179打数37安打、打率.207で規定打席到達者の中では最低打率でした。

・イチロー(マリナーズ)が61試合目で100安打到達。
 イチロー外野手(マリナーズ)は6月10日(現地時間)のパドレス戦で、4回裏の第3打席にリー投手から今季100安打目となる3号2ランを放ちました。チーム61試合目での100安打は年間265安打ペース。

・清原(巨人)が3イニング連続本塁打と1試合9打点。
 清原和博内野手(巨人)は6月9日の対阪神13回戦(東京ドーム)で、3回裏の第2打席にカーライル投手から12号3ラン、4回裏の第3打席に伊達投手から13号3ラン、5回裏の第4打席に再び伊達投手から14号2ランを放ちました。これは清原選手自身、92年7月28日のロッテ戦(西武)、99年6月11日の阪神戦(甲子園)に次ぐ3度目の1試合3本塁打。1試合3本塁打3回は今年5月29日の中村紀洋(近鉄)に続く歴代8位タイ。また、3〜5回の3イニング連続本塁打は16年ぶり史上7人目。
 さらにこの試合では、8回裏の第6打席でもセカンドゴロで1打点を挙げ合計9打点。1試合9打点以上も5月29日の中村に続き史上13人目の記録でした。

 この試合ではクルーズ内野手(阪神)も3本塁打。両チームの選手が3本塁打を打ち合ったのは、79年5月9日の中日-巨人戦(ナゴヤ)の大島康徳(中日)・王貞治(巨人)と、80年10月3日の近鉄-ロッテ戦(藤井寺)の羽田耕一(近鉄)・リー(ロッテ)に続く3度目の記録。

3イニング連続本塁打
選手名(当時の所属) 達成日 カード 球場
フッド(毎日) 53年9月6日 対近鉄 大阪
岩本尭(巨人) 56年8月4日 対大洋 川崎
興津立雄(広島) 56年5月11日 対巨人 金沢
田淵幸一(阪神) 76年8月25日 対広島 甲子園
若松勉(ヤクルト) 78年5月6日 対大洋 横浜
山倉和博(巨人) 85年7月12日 対阪神 甲子園
清原和博(巨人) 01年6月9日 対阪神 東京ドーム

 

1試合3本塁打以上の通算回数>
  選手名(最終所属) 記録     選手名(最終所属) 記録
1 R・ブライアント(近鉄) 8回   9 G・マーチン(大洋) 3
2 王貞治(巨人) 5   9 田代富雄(大洋) 3
3 青田昇(阪急) 4   9 T・ソレイタ(日本ハム) 3
3 野村克也(西武) 4   9 谷沢健一(中日) 3
3 江藤慎一(ロッテ) 4   9 L・リー(ロッテ) 3
3 レオン・L(ヤクルト) 4   9 宇野勝(ロッテ) 3
3 落合博満(日本ハム) 4   9 江藤智(巨人) 3
9 川上哲治(巨人) 3   9 N・ウィルソン(近鉄) 3
9 森下重好(近鉄) 3   9 中村紀洋(近鉄) 3
9 田淵幸一(西武) 3   9 清原和博(巨人) 3

 

1試合9打点以上>
  選手名(当時の所属) 記録 達成日・対戦カード 備考
1 飯島滋弥(大映) 11打点 51.10.5対阪急戦 パ・リーグ記録
2 T・ソレイタ(日本ハム) 10打点 80.4.20対南海戦  
2 レオン・L(大洋) 10打点 85.8.10対広島戦 セ・リーグ記録
2 R・ローズ(横浜) 10打点 99.7.22対ヤクルト戦 セ・リーグ記録
2 江藤智(広島) 10打点 99.8.12対横浜戦 セ・リーグ記録
6 川崎徳次(巨人) 9打点 49.4.26対大映戦 投手
6 藤村富美男(阪神) 9打点 51.5.29対名古屋戦  
6 山内和弘(毎日) 9打点 59.7.5対南海戦  
6 D・デービス(近鉄) 9打点 87.4.28対阪急戦  
6 小早川毅彦(広島) 9打点 91.5.9対巨人戦  
6 R・ブライアント(近鉄) 9打点 93.9.7対日本ハム戦  
6 中村紀洋(近鉄) 9打点 01.5.29対日本ハム戦(延長10回)  
6 清原和博(巨人) 9打点 01.6.9対阪神戦  

・秋山(ダイエー)が通算1200得点。
 秋山幸二外野手(ダイエー)は6月9日の対オリックス11回戦(神戸)で、3回表の第1打席に加藤投手から今季14得点目を記録する6号ソロを放ち、史上13人目の通算1200得点を達成しました。

・江藤(巨人)が通算800打点。
 江藤智内野手(巨人)は6月7日の対中日12回戦(東京ドーム)で、5回裏の第3打席にバンチ投手から今季39打点目を記録するタイムリーツーベースを放ち、史上60人目の通算800打点を達成しました。初打点は90年6月16日の対大洋11回戦(会津若松)で、1回表に新浦投手から記録。
 6月7日現在の通算成績は1233試合、4296打数1194安打、打率.278、296本塁打、800打点、67盗塁。

・清原(巨人)が入団以来16年連続二桁本塁打。
 清原和博内野手(巨人)は6月7日の対中日12回戦(東京ドーム)で、2回裏の第1打席にバンチ投手から今季10号ソロを放ち、入団以来16年連続二桁本塁打を達成しました。連続シーズン二桁本塁打は野村克也(南海)が57年〜77年に、王貞治(巨人)が60年〜80年にかけてそれぞれ記録した21年連続。入団以来の記録としては、張本勲(東映-巨人)が59年〜78年にかけて記録した20年連続が最長記録。

・新庄(メッツ)が日米通算1000本安打。
 新庄剛志外野手(メッツ)は、6月6日(現地時間)のフィリーズ戦で、2回表の第1打席にテレマーコ投手から今季45安打目となるサード内野安打を放ち、日米通算1000本安打を達成しました。
(日本)   1054試合 
3841打数  955安打 打率.249 145本塁打 518打点 65盗塁
(アメリカ)   51試合  157打数  
45安打 打率.287   4本塁打   26打点  2盗塁
-----------------------------------------------------------------------
  通算    1105試合 3998打数 1000安打 打率.250 149本塁打 544打点 67盗塁

・山崎(中日)が通算500打点。
 山崎武司内野手(中日)は6月6日の対巨人11回戦(東京ドーム)で、6回表の第3打席に高橋尚投手から今季27打点目を記録する14号2ランを放ち、通算500打点を達成しました。初打点は中日時代の89年9月13日の対大洋24回戦(横浜)で、8回表に松本投手から記録。
 6月6日現在の通算成績は939試合、2849打数787安打、打率.276、172本塁打、500打点、7盗塁。

・5月の月間MVP。
 6月6日に5月の打者部門月間MVPが両リーグから発表されました。パ・リーグは中村紀洋内野手(近鉄)で、00年9月以来4度目の受賞。成績は26試合、101打数41安打、打率.401、13本塁打、33打点でした。セ・リーグはロベルト・ペタジーニ内野手(ヤクルト)で今年4月に続く3度目の受賞。開幕からの2ヵ月連続受賞は史上初。成績は24試合で83打数28安打、打率.337、8本塁打、30打点でした。

・片岡(日本ハム)が通算1100安打。
 片岡篤史内野手(日本ハム)は6月4日の対ダイエー11回戦(福岡ドーム)で、7回表の第3打席に星野投手から今季18安打目となるライト前ヒットを放ち、史上174人目の通算1100安打を達成しました。初安打は92年4月4日の対西武1回戦(西武)で、7回表に工藤投手からセンター前ヒットして記録。
 6月4日現在の通算成績は1112試合、3972打数1101安打、打率.277、124本塁打、546打点、31盗塁。

・谷(オリックス)が今季初の欠場。
 谷佳知外野手(オリックス)は「左僧帽筋挫傷」のため、6月2日の日本ハム戦を今季初めて欠場しました。前日の試合中に首から肩にかけて痛みを感じ、4回終了時に途中交代していました。

・波留(横浜)が欠場。
 波留敏夫外野手(横浜)は5月31日の横浜戦で、7回に一塁へヘッドスライディングした際に右肩を亜脱臼し、6月2日のヤクルト戦を欠場しました。

・小川(横浜)が通算500打点。
 小川博文内野手(横浜)は6月1日の対阪神8回戦(甲子園)で、8回表の第4打席に井川投手から今季29打点目を記録するレフト犠牲フライを放ち、通算500打点を達成しました。初打点はオリックス時代の89年4月9日の対近鉄1回戦(藤井寺)で記録。
 6月1日現在の通算成績は1434試合、4490打数1200安打、打率.267、78本塁打、500打点、61盗塁。

・藤井(オリックス)が通算12本目の満塁ホームラン。
 藤井康雄内野手(オリックス)は、6月1日の対日本ハム13回戦(神戸)で、7回裏に代打で高橋憲投手から8号満塁ホームランを放ちました。これは藤井選手自身、通算12本目の満塁ホームランで歴代3位タイ記録となりました。

<通算満塁本塁打・ベスト10>
  選手名(最終所属) 本数     選手名(最終所属) 本数
1 王貞治(巨人) 15本   6 山本浩二(広島) 11本
2 駒田徳広(横浜) 13本   6 門田博光(ダイエー) 11本
3 江藤慎一(ロッテ) 12本   8 田淵幸一(西武) 10本
3 野村克也(西武) 12本   8 池山隆寛(ヤクルト) 10本
3 藤井康雄(オリックス) 12本   8 中村紀洋(近鉄) 10本