高木 守道(たかぎ もりみち) 1941年7月17日生まれ・右投げ右打ち

 県岐阜商業から60年中日ドラゴンズに入団。3年目の62年に96試合で打率.280をマークしてきっかけを掴むと、翌63年には133試合で126安打を放ち、レギュラーの座に。この年は50盗塁で盗塁王に輝いた。その後も65年、73年と合計3度の盗塁王獲得。通算369盗塁は球団記録。

 64〜67まで4年連続打撃ベストテン入り。66年は自己最高の打率.306をマークした。68年5月の巨人戦で堀内投手から顔面に死球を受け長期欠場。その後数年間は.250前後と低迷するが、79年に実に13年ぶりに3割打者に返り咲いた。69年には自己最多の24本塁打を放つなど長打力もあり、通算236本塁打。77年には史上2人目となる通算200本塁打&300盗塁を達成した。

 60年5月7日の大洋戦で、史上4人目の初打席初本塁打。77年6月12日から14日にかけて4打数連続本塁打(3試合掛かりの達成は史上唯一)。78年4月5日の広島戦で史上10人目の通算2000本安打達成。

 盗塁王3回(63、65、73)。ベストナイン7度(63〜67、74、77)、ゴールデングラブ3度(74、77、79)受賞。オールスター出場4度(66、67、73、79)。日本シリーズで74年に敢闘賞受賞。06年野球殿堂入り。

年度別打撃成績(赤字はその年のリーグ最多記録)
    試合 打数 得点 安打 二塁打 三塁打 本塁打 塁打 打点 盗塁 四死球 三振 打率(順位)
60 中日 51 99 7 19 2 1 3 32 6 2 6 18 .192
61 中日 80 222 15 47 8 3 2 67 11 4 15 36 .212
62 中日 96 239 24 67 11 5 1 91 15 10 5 28 .280
63 中日 133 496 72 126 18 6 10 186 39 50 29 43 .254(19位)
64 中日 123 482 59 141 24 6 8 201 31 42 28 38 .293(8位)
65 中日 132 483 75 146 19 1 11 200 48 44 32 49 .302(4位)
66 中日 113 457 82 140 18 5 17 219 59 20 23 37 .306(6位)
67 中日 118 455 59 133 25 1 19 217 66 9 27 60 .292(8位)
68 中日 83 318 50 76 15 3 10 127 33 11 31 45 .239
69 中日 130 513 78 129 20 3 24 227 66 20 35 69 .251(18位)
70 中日 118 449 41 116 15 4 10 169 51 18 17 51 .258(16位)
71 中日 120 436 58 104 18 1 8 148 22 28 35 42 .239(22位)
72 中日 118 459 42 115 13 2 10 162 42 19 21 38 .251(26位)
73 中日 122 480 68 131 20 3 5 172 31 28 35 21 .273(10位)
74 中日 121 456 71 126 22 2 15 197 47 14 31 42 .276(16位)
75 中日 116 463 60 138 20 2 17 213 51 16 22 31 .298(4位)
76 中日 98 392 50 104 14 1 17 171 44 7 14 35 .265(27位)
77 中日 121 468 74 136 18 3 20 220 52 10 23 49 .291(21位)
78 中日 89 314 41 89 15 2 13 147 37 3 12 20 .283
79 中日 120 467 74 140 25 1 11 200 48 11 32 45 .300(12位)
80 中日 80 219 20 51 6 0 5 72 14 3 17 22 .233
                             
21年 2282 8367 1120 2274 346 55 236 3438 813 369 490 819 .272
歴代順位 13位 9位 20位 14位 27位 25位 59位 24位 69位 11位   75位  
    試合 打数 得点 安打 二塁打 三塁打 本塁打 塁打 打点 盗塁 四死球 三振 打率(順位)