プラレールセット品の変遷

プラレール博物館ヘ

この展示室の入り口で、単品箱の変遷をご紹介しましたが、いわゆるセット品(車両とレール、アクセサリー等が詰め合わせられたもの)にもトミーは力を入れていましたので、現在までにかなりの数が発売されています。(プラレールのすべてにも、セット品の年表がのっていますが、実際に発売されたのはもっと多く、あの倍くらいはあると思われます。)当然、セット品の箱にも時代とともに移り変わりがあります。私も、約50個くらいセット品を所有しており、その中から、各時代の箱のデザインについて、実物の写真を交えながらその流れをご紹介したいと思います。(生産年代については一部推定によるものもありますのでご了承ください)
なお、セット品については、単品では発売されていないアクセサリー等が含まれているものもあり、トミーのこだわりや技術力を示す物も多くたいへん興味深いものがあります。


箱のラベル
まだ熊のマーク

メリーゴーランド
型の
シンボルマーク
が登場
通称
「メリーゴーランド
マーク」
1959〜67年頃
オレンジ色の箱に紙ラベルを貼っただけの
シンプルな物
箱の中もボール紙で仕切っただけで、
時代を感じる

1968〜69年頃
プラレールの名前が付き、シンボルマークも登場
内箱はプラ製の為変形しやすい


メリーゴーランド型
のマークと
鉄道100年の
ステッカー

シンボルマークが
ひかり号とロゴを
組合わせた型に
通称
「ひかり号マーク」
1969〜73年頃
車両ごとに、箱のメインカラーを変えている
(弁慶号は紺)
鉄道100年記念のステッカーが
貼ってある物もある

1973〜77年頃
シンボルマークが変更、
箱のデザインは子供が
そのセットで遊んでいる写真を使用。
内箱は発泡スチロール製になる


プラレールのロゴが
若干横長になる

トミーのロゴが
なくなる
1978〜80年頃
箱がイラスト主体の黄色を基調とした
デザインになる。
ふたに窓が付き、中の車両が見えるのが特徴。
単品EC箱とデザインに共通性がある

1980〜86年頃
再び、子供が遊んでいる写真を
入れた物になる。
箱の色がベージュを基調にしたものになる。


1887年頃〜現在
プラレールのロゴが現在の物に変更される。
箱のデザインも現在売られている物になる。



現行の箱
デザイン的には変化が無いが、
モータートミカとセットの為、
両方のロゴが入っている。
また、トミカプラレールワールドのシンボルマークが
入っている。
ちなみに、この新交通ゆりかもめセットは
車両,駅、レール等セットオリジナル品と
なっており、なかなかポイントが高い。