プラレールの単品パッケージの変遷

プラレール博物館ヘ

プラレール(車両単品)の箱のデザインの変遷についてまずご紹介したいと思います。これを知っておくと箱のデザインから年代を推定できます。
(年代については、各車両の生産時期等より推定したもので、多少の誤差があると思います。)
なお、トーマスシリーズは割愛させていただきました。

パッケージ上面/中身(上下箱のみ) シンボルマーク パッケージ側面
初代箱:プラレールブランド確立前の物。3両編成というプラレールのスタイルは既に確立している。
プラレールというロゴは入っておらず、電動〜やプラ〜というネーミングだった。(1964〜70年頃)

ゆうえんち汽車の箱:白を基調としたデザイン、ウィンドボックス等、なかなか進んだデザインだった。
ゆうえんち汽車専用の物と思われる。既にプラレールのロゴの入ったマークを付けている。
専用箱という事で、〜代目という位置付けはせず、番外扱いとした。(1966〜69年頃)

2代目箱:プラレールの文字がはいるようになった。シンボルマークはメリーゴーランドにプラレールの
ロゴが入ったもの。(ゆうえんち汽車のマークを引き継いだ物か?)(1970〜73年頃)

3代目箱:全体的なデザインは変らないが、シンボルマークが四角のわく(レールを模したもの?)
の中に新幹線とプラレールのロゴを組み合わせた物になった。ここまでを通称上下箱ともいう。
このシンボルマークは、5代目箱まで使用された。(1973〜80年頃)

4代目箱:箱の形式が上下箱からウィンドボックス(ほぼ現行に近い形の物)に変更。小さなプラレール
車両のイラストが箱の各面にびっしり書かれている。通称でんしゃ箱ともいう。比較的短命に終わった。(1978〜80年頃)

5代目箱:箱のタイプはそのままに、デザインを変更。一番の特徴は側面にEC−OOというような
コードナンバーが入ったこと。結構長期にわたり生産された。通称EC箱ともいう。(1981〜86年頃)

6代目箱:新動力ユニットへの切り替えとほぼ時を同じくして変更されたもの。イメージ的に現行箱に
近い。EC表示は廃止。(ちょっと残念。)後期の物は側面に写真が入った。最近見なくなってきました。
プラレールのロゴが現行の物となる。(1987〜94年頃)

7代目箱:現行箱。箱のカットを変更、ウインドウが2つから3つに増えた。これにより3両全部が外から
見えるようになった。(1994年頃〜)

ミッキーポッポ箱:上が初代、下が2代目。箱のカットは変わっておらず、デザインのみが変更された。
(初代:1981〜97年頃、2代目:1997年〜)良く見ると、初代箱には80年代に消えたはずの古いシンボルマークが生き残っていてびっくり。2代目緑色は1年で生産終了なのでレア化必至。