幻の逸品展示室(その3):本当のゆうえんち汽車 Ver.2

ゆうえんち汽車については、プラレールのすべてにも写真が掲載されていますが、(木村氏の所有している物が紹介されています)実は、後年のプラレールランドの製品が誤って掲載されています。
この点については、私もネコパブリッシングに手紙を書いたのですが、改定版の発行時にも修正されなかったのは残念です。
実は…本当のゆうえんち汽車は別にあります。それをお見せしましょう…
(今回縁あってゆうえんちセットNO.1も入手できましたので合わせて掲載しました)

ゆうえんち汽車のセットは2種類発売されています。いずれも、汽車と自動車型の客車、遊具、人形がセットされていますが、NO.1の方は汽車、客車1、メリーゴーランドNO.2の方は汽車、客車2、メリーゴーランド、かんらんしゃとなっており、ややデラックスな内容となっています。

ゆうえんちセットNO.1 ゆうえんちセットNO.2
当時のカタログです
(NO.1セットに入っていたもの)
それによると、ゆうえんち汽車単品は420円、
NO.1セットは1050円、NO.2セットは1500円
また、単品売りの遊具は各500円でした



車両のみの単品箱です
ウィンドボックス形式の、なかなかしゃれたデザインの箱です
入っている客車の色の組み合わせがそれぞれ違っているのに注目!結構まちまちだったんでしょうか

単品箱表面 単品箱裏面



No.2セットの車両、アクセサリーを組んでみた状態です
汽車が観覧車やメリーゴーランドにさしかかると、おなじみの動力伝達によって、遊具が回転します
白いボタンを押すと発車します(自動発車はしません)
ところで、ゆうえんち汽車の箱に使われている写真では、汽車の背がやや高めのタイプとなっており、実際に発売された物と微妙に異なっています。
これは、当初の背が高いタイプでは、はしげた等の下をくぐるときに当たってしまうためと思われます。そのため、写真のタイプは試作品で発売されてはいないと思っていましたが、最近入手した「ディズニーDXセット」には、この背の高いタイプの汽車が入ってました!実際に発売されていたわけです。

ゆうえんち汽車アップ写真。シンプルな造形ですが、なかなか味わいがあります。客車もおとぎ自動車みたいでかわいい。 汽車が遊具のところに来ると、ストップレールで停止、車輪の力で遊具が動く。 遊具の箱上面
ゆうえんち汽車は背の高い
試作版の写真が使用されている
これはディズニーセットのもの。汽車のプロポーションが微妙に違うのに注目! 遊具の色も違います 単体売りされていた遊具の箱
ティーカップ(左)はセットには入っておらず
単品売りのみだったと思われる

なお、この他にゆうえんち汽車ピッポートレイン(汽笛システムが付き、貨車2両を牽引)というのもあったそうです。
欲しいでスー!