アニメ人形のページ 15

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〜愛してナイト〜

古いアニメ作品が続々とDVD化されている中
発売しても収益が出ないと判断されているのか?
忘れられているカテゴリーや作品があるように思います。

そんな作品のひとつが「愛してナイト」です。

私はどちらかというと「花とゆめ」「少女コミック」「少女フレンド」派でしたので
この作品が掲載されていた「別冊マーガレット」は読んでいませんでした。
が、「愛してナイト」がアニメになると知り、その声の出演を見てのけぞりました。

三田村 八重子・・・堀江 美都子
加藤 剛・・・佐々木 功
大川 里美・・・森 功至

うぉぉぉぉ〜!ガッチャマンだ!ガッチャマンだ!
これは見なくてはなりますまい!
見ネバ!ラオ・ザビ!


ストーリーはお好み焼きや「まんぼう」の看板娘「やっこ」(八重子の愛称)と
人気ロックグループ「ビーハイブ」の剛のラブストーリーが基本ですが
そこに剛の弟「橋蔵」(三田 ゆう子)
飼い猫「ジュリアーノ」(雨森 雅司→兼本 新吾)
やっこのお父さん(青野 武)好演!
ビーハイブのメンバー「里美」
里美に好意を寄せる「芽衣子」(川島 千代子)川島さんにしては珍しい気の強いキャラ
八重子の親友「五十鈴」(間嶋 里美)
他のビーハイブのメンバー(塩沢 兼人・堀 秀行・他)
ビーハイブのライバル「キッス・レリッシュのシェラ」(田中 秀幸)田中さん・・・マカオの前にこんな役を・・・
などがからむといった話で、アニメは全42話作られました。

アニメはそんなワケもあり、毎回、かかさず見て殆ど録画しました。
42本中、荒木プロの作画が8本あり、芹川 有吾さんの演出回ありと、
(ちょっとこれはなぁ・・・みたいな回もありましたが (^_^;) )
それは私にとって毎週楽しみに見ているアニメでした。

毎週見ていたにも関わらず「愛してナイト」のCMは
「ハーピット」という恋占いゲームと
グリコのお菓子しか見たことがありませんでした。
ですので「人形」は発売されていたことすら知りませんでした。

放映が終了して実に10年以上経過してから
横浜市内のおもちゃ屋さんで「人形」をみつけた時には
さすがに呆然としましたね。

んで

ドリーミーやっこちゃん
(バンダイ レミー事業部・1983年)

顔アップ この服は一体・・・ 全身21.5cm・スタンド・ハガキ 外箱 外箱・裏

まいった!全然・・・似てない!
服もアイドル歌手のようで、これ箱がなくて置いておかれたら
何の人形かちょっとわからないですね (^_^;)

箱の裏の絵が原作の多田 かおる先生の絵です。
多田先生は昨年、お若くして不慮の事故で亡くなられました。
(連載されていた「いたずらなKISS」は未完となりました)
ご冥福をお祈りいたします。

はしぞうくんとジュリアーノ
(
バンダイ レミー事業部・1983年)

顔アップ 20p 外箱 外箱・裏

こちらも放映が終了してから北関東のおもちゃ屋さんでみつけました

箱には・・・
ワーイ 
僕はいつもジュリアーノをつけてるんです
いいことがありますよ

って・・・
はしぞうくんが自分に言っているのか?第三者に言っているのかわかりませんが〜


ジュリアーノはソフビ製で9p
首の部分が動きます。
これは似ているし出来がいいですね!

ダンシングはしぞうくん
(バンダイ レミー事業部・1983年)

顔アップ 16p 外箱

これまた北関東のおもちゃ屋さんでみつけました。
昔「トコちゃん」?という自分の指を人形の足に見立てて
歩かせる人形があったと思うのですが、まさしくソレです。


ちょっとやってみようかと思いましたが・・・
ありゃ〜指が入んないわ〜。


並べてみました!

あの〜
同じメーカーで同じ番組の人形を作ったのなら
サイズは統一した方がよろしいかと存じます〜。



こちらはアニメ放映開始から、しばらくして発売された「ヒット曲集」です。
ジャケットが姫野さんというそれだけの理由で買いましたが
いんや、なかなか八重子が唄う(堀江さんが唄っているのでメチャメチャ上手い!)
剛さんへの想いを唄ったものなど名曲揃い!

そんでもって剛さんは佐々木さんが唄っていたのか?というとこれまた違うのが世の情け?
剛さんの声の部分は佐々木さんでしたが
番組中で剛が唄うシーンは「アイ高野」さんが担当されていました。
アイ高野さんはカーナビーツの「好きさ好きさ好きさ」(お前のすべてを〜)が有名な方ですが
ソロアルバムのリリースやバンドのプロデュース、CM、アニメ・特撮(ジャスピオン♪)などでも御活躍されています。


さらに!デデンデン!

ビーハイブというバンドもあり
全国の愛してナイトファンがブッとぶ!
とな!えらいこっちゃ♪

アイ高野さんも加入されていたようですが
現在「ビーハイブ」は活動しているのか、わかりませんでした。


アニメのキャラデザインは山口 泰弘さんでしたので、
最近までオープニングの作画も同氏かと思っていましたが
オープニングは須田 正己さんとの事です。
須田さんといえばタツノコアニメ系で「決断」「ガッチャマン」「北斗の拳」が頭に浮かぶ
男臭い絵を描かれる方なのでちょっと意外でした。

「決断」ってのはコレです↓


これはアニメ放映時(1971年)に出版されていた雑誌で
内容はアニメのフィルムストーリーが数ページ。
あとは「本当の戦争」の戦地の跡を尋ねる・軍艦の写真など。

こんなのがある私のおうち・・・。

そう言えば「メイプルタウン物語」のキャラも
タツノコ系の二宮 常雄さんなのね〜 (^_^;)



当時から気になっていたのは、その色指定で
「少女漫画特有のきらびやかさ」を表現するため?なのか、その色遣いが独特です。
剛の髪は黄色とピンク
橋蔵くんは青
里美は紫
五十鈴はオレンジ
と、原色がゾロゾロで目がチカチカしましゅね。
(それは荒木プロが描いていながら、私が熱心にセルを集めなかった理由のひとつでもあります)

42本ある中で一番のオススメは
41話「恋人たちのコンチェルト
もちろん荒木プロの回ですが
これを最終回にしてもよかったくらいに盛り上がります。

ヒット曲集にも入っている
「純白のジューンブライド」がバックに流れ・・・。
−雪の中−
半年間のアメリカツアーが決定した剛に言う八重子。
「あなたたち、世界へはばたくんだわ・・・
もっと華やかで素敵な世界に・・・」

剛「やめろよぅ!ウソなんかつくの
俺はただ・・・行くなって言ってもらいたかったのさ」

泣きながら振り向く八重子!
荒木ぃぃ〜!

八重子「どこかに連れていって・・・
他にわがまま言わないから・・・一緒にいたいの・・・」

剛「結婚しよう・・・」

で、出会いから今までのイメージシーンが重なって!

うひゃ〜!
少女漫画!よくぞここまで極まれり!
というワケで荒木さんの回だけでいいです!
DVDにしてね〜!

作成年月日2001年6月21日

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