アニメ人形のページ 13

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バラのかおりのスイートキャンディ
〜キャンディ・キャンディ〜
(ポピー ・1976年)

今年1999年はキャンディ生誕100周年です!1899年というと明治ですな。
明治元年は1868年。
「いや、ロッパくん、明治だね」と覚えましょう。

顔アップ 全身23.5cm 箱・カタログ2種・スタンド

東映動画の少女向け長寿アニメは5年間続いたセーラームーンシリーズですが(長寿アニメってヘンなの)
セーラームーンが始まるまでは、この「キャンディ・キャンディ」が約2年半の放映でその記録を守っていました。

ストーリーについては今さら語るまでもないと思いますので、ここでは割愛します。

キャンディは、とにかくおもちゃの!そして人形の!種類が多かったですね。
その中の数点は、なんと後番組のルンルン、ララベル、サンディベルの時代になっても作られ続けていました。

人形の商品名を列記しますと、スキップキャンディ・ランランキャンディ・いたずらキャンディ・夢見るキャンディ・
おすましキャンディ・私のキャンディ・キャンディベビー・ミルキーキャンディなどがあったようです。
これらは抱き人形タイプ(身体は布に詰め物で頭、手足がソフビ)のサイズ違いと
思っていただいて良いと思います。

特筆しなければならないのは「私のキャンディ」で、これは大きさが約1メートル・・・。
価格も1976年に18900円!これを買ってもらった子は嬉しかったでしょうね!

カタログより

私は基本的にリカちゃん・ジェニーサイズの人形しか集めない様にしていますので、
ここでもこのタイプのものをご紹介させていただきますね。

正式名称はバラのかおりのスイートキャンディ。
服の種類が物凄くありましたが、色の傾向としては赤、白、緑が多く使われ、
またチェックや縞模様などのワンピースが多く原作のイメージがかなり重視されていたようです。
(中にはCANDY・CANDYのロゴがプリントされているちょっと凝ったものもありました)
キャンディのトレードマークとも言える赤いブーツを履いているタイプも見られます。

スタンドがよくできていて中央にいがらしさんのイラスト入りです。
こういう所にこだわりが感じられて嬉しい物です。
顔はいがらしさんの少女漫画!という特徴のある目を上手く表現していると言えるでしょう。
この手法をリカちゃんのお友達でやられるとパッとしなくなるから不思議ですね。


すてきなテリー (ポピー・1976年)

顔アップ 全身24cm 箱・カタログ2種・スタンド

おおおっ!これはテリィ!テリュース・G・グランチェスター!おかあさんはエレノア・ベーカー。
彼女はスザナ・マーロゥ。(声がちょっとガサガサ)
あぁ、またこんな事が頭の中にぃ〜。

気を取り直して
ここではスタッフに触れてみましょう。
企画=山口 康男
チーフディレクター=設楽 博
アニメキャラデザイン&チーフアニメーター=進藤 満尾
美術=伊藤 英治
という、このあとサンディベルまでの約6年間、東映少女モノを支えて行く事になる
メインスタッフがここで揃います。
(注:キャンディの美術のチーフは浦田 叉治氏、サンディベルのアニメキャラデザインは柳瀬 譲二氏)

花の子ルンルンの同人誌を作っていた時にそれぞれの方にお会いして、お話を伺った事もありますが、
(みなさんもちろん仕事ではありますが、それを越えて)モノを創るという情熱に燃えている方々ばかりでした。
キャンディの企画書のキャラの一部を杉野 昭夫氏が、描いたという話もあり
一度、見てみたいのですが・・・。
杉野氏のイライザなんて想像しただけでワクワクです。

東映動画の場合、日本アニメと違い基本的にロケハンは行われません。
伊藤氏はサンディベルの時に自費でヨーロッパへ行かれていますが確かにキャンディ、ルンルンと比較すると
サンディベルの背景の方がかなり正確に描かれています。

キャンディは声優陣も豪華でした。
小山 茉美さん(この頃はまみさん)や川島 千代子さん、井上 和彦さん、中谷 ゆみさんが新人の時代です。
(新人と言っては失礼ですが、今やみなさんベテランですものね)
テリィは富山さん。真樹夫さんも、三ツ矢さんも出られていました。
兼付さんは意外かな?

スタンドにはテリィのイラスト入り。
リカちゃん憧れのマサトくんにもほんのちょっと似ていますよ(笑)


スィートキャンディ クッキングドレスなかよしアニー
(ポピー ・1976年)

顔アップ 全身24cm 箱・スタンド

こちらはアニー。キャンディと比べると自分だけ養女になってしまったり、一見ズルイですが
自分を振り返るとやっぱり人間そうしたくなります。
ん〜、漫画やアニメと言えど色々考えてしまいますね。

この服は今流行のメイドです(笑)
こちらは商品展開のひとつとして発売されていたキャンディレストランのシリーズで
他にもキャンディがウエイトレスさんの姿をしたものや、コックさんの姿のものもありました。
このシリーズの発売年はもう少し後かも知れません。

キャンディとアニーは顔の型が違い、アニーの方が鼻筋が通っています。
やっぱり鼻ペチャなのか・・・。
キャンディ・・・。

ゆめのおうじさま (ポピー ・1976年)

顔アップ 全身24cm 箱・箱・カタログ2種・スタンド この衣装を見て「宇宙人みたい」とキャンディ
バグパイプの音は「カタツムリの這う音」だっけ?

1996年に「探しています」と書いてから、7年。
去年の暮れのイベントで売れ残ってました。
嗚呼!(悶)

男人形でスカート!
なんというレア<民族衣装なんだってばよ
思わずスカートをめくりましたが(笑)
ちゃんとはいてましたわよ!

実際の人間の場合は
「何もつけない」若しくは「革製の下着を着ける」だそうれす(壊)

ふふふ!「おうじさま」ってだ〜れだ?
アンソニーじゃないんだよね〜。


今回、資料として当時のポピーのおもちゃのカタログを見ましたが、
超金属鉄人・DXサンバルカン・DXダルタニアス・ブラックラィディーン・ゴッドフェニックス火の鳥バージョンなどなど。
「あったらいいぞ〜」と味皇さまが走り回るレベルの商品が載っておりました。
カタログ持っていても買って無いのね。
私。あう。

未だに著作権がらみでキャンディのホームページは休止中ですし、
東映オープニング集のLDからもキャンディのOP・EDは削除されています(初版には入っています)
ファンの為にも1日も早い和解をのぞみます。

しあわせのクルス

お懐かしゅ〜。
「しあわせのクルス」
同時発売に「アードレー家の紋章」もありました。

3体とも1996年頃・ショップ・イベント等で入手。
作成年月日1999年2月11日
2003年5月15日おうじさま・追加

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