はじめに用意するのは

 飼主Aに、狆を飼い始めた方の質問に応えてもらった内容を編集してます。

【お尋ねの概要】
ダンボールでハウスとトイレを作たのですが、サークルを買ってハウス、トイレ、遊ぶ場所を作ってあげた方が良いのでしょうか?
奇妙に思える行動もします。


【回答】

 一番大事なことは、その子の個性を分かってやることだと思います。
 こんな時には、こんな風にするんだな、ということは経験を重ねていけば、自然に飲み込めます。奇妙に思える行動も、その子のやり方。別におかしくはないですよ。
 わんこにもにぎやかな子と無口な子がいるんですよね。散歩に行きたいときの金太
郎なんて何回まわることか
(飼主B注:金太郎のプレッシャーの一種で、おねだりする人の前でクルクル回ります。見てると目が回ります(^_^;))。よく目が回らないもんだと感心します。
 お仕事をお持ちのようなので、誤飲事故やケガなどをさせないためには、大きめのサークルがあった方がいいと思います。トイレはその中に設定して場所を変えないようにすると、すぐに覚えるでしょう。金太郎のときは、私がずっといられたので、居間で自由にさせて、寝るときはゲージに入れました。銀次郎はサークルで育て、遊ぶときは外に出す。三ヶ月になった時に自由にしました(両親が家にいるので)。
 気を付けていただきたいのは、フローリングだと滑って危ないのです。チビさんは加減が分からず行動しますので、下は滑らない材質の方がいいです。

 しつけのことは、一緒に暮らすためのルールだと考えて、あまりガチガチにしない方が、お互い楽です。最低限のことを、根気よくですね。超小型犬なので叩くことはもちろん、大きい音で脅すようなやり方はむいていません。そこは、ひたすら言い聞かせるのがいいみたいです。褒めている声と叱っている声が同じだと、何を言われているか、理解できないので、明確に変えることが大切でしょう。特に女性の高い声はどちらか分かりにくいので。
 私が叱るときは、ドスの効いた低い声で、「きんたろーー」、「ぎ!!」と。
 どんなルールにするかを決めて、守ることが大事です。
 つぶらな瞳でみつめられると、ついね。その”ついね”が重なると、約束を守らなくなります。約束は、守らせるものでもあることを忘れないでくださいね。

 健康面では、食事と室温に注意しましょう。

 銀次郎が来たときに、初心に返ろうと本を探しました。次の二冊がおすすめです。
 
 オシッコのしつけ方  愛犬の友編集部編 誠文堂新光社 ISBN4-416-79226-3
 室内犬のしつけと飼い方 監修・小田哲之亮 日本文芸社 ISBN4-537-01791-0

【飼主Bの余計な一言】
 できればビデオを用意しましょう。デジカメも欲しい。
 映像をとっておくと、いいですよ。ビデオの中の自分の姿に「君だーれ」とか、「おまえはこんなに可愛かったんだよ(^_^;)」とか、後々本当に楽しめます。

【飼主Bのまともな一言】
 良いお医者さん」を探しましょう。
 「よい獣医さんはどこにいる」という本があります。
とんでもない医者もいますので、これから健康をサポートしてもらう良いお医者さんを見つけてください。