八千代市立保育園父母会

連絡会ニュースNo.4

1999年 1月 11日(月)

発行

八千代市立保育園父母会連絡会広報部

(連絡会紹介号)

仮事務局:ゆりのき台保育園保護者会内連絡会代表委員(意見・質問は各園の父母会ポストまでお願いします)

 

市長対話が124()に実現します!

大澤市長と保育園父母の懇談会

1999年1月24日(日)午後1時より市役所2階第1・2会議室にて(保育あります。)

ご意見ご質問のある方はもちろん、問題点もよくわからないけれどとりあえず聞いてみようという方も気軽に参加できます。私たち市民の声を直接市長に届け生かしてもらうための絶好の機会ですので大勢で参加しましょう。全体で1時間から1時間半程度の懇談会ですが、当日の大まかな流れとして、

  1. 市長から『保育園のあるべき姿』を説明(15分程度)
  2. 事前提出の質問項目に一括回答(項目は代表委員会で整理し提出しておきます。連絡会として事前質問と当日の進行の確認を懇談会の1時間前から行います。)
  3. 追加質問意見 となる予定です。

 

父母会連絡会って何?

 連絡会ニュースもこれでNo.4ですが、「そもそも連絡会って何?」という質問がありましたので、結成の主旨・経過をお知らせし、ご理解を深めていただきたいと思います。代表委員会では、「連絡会は、各園の父母会《又は保護者会》を母体とするネットワークの会で、各園の状況を情報交換し、連絡を取り合い、子どもの保育内容・環境をよりよくすることを目的とし、子どもを主体とした保育行政を考え、市に要求していく会」と把握しています。

 

「保育園民営化・臨時職員化・専門職の配置転換」方針の撤回を求めるために再結成

 数年前まで同様の目的で、「父母会連合会」がありました。保育内容や環境の改善を市に要求した結果として、現状のような時間外保育・クーラー設置・完全給食などが実現しました。保育水準が上がったことでその存在理由が希薄となり、「連合会」は途絶えました。ところが今年5月29日行財政改革推進本部会議が財政健全化見直し対象事業12項目の基本方針を決定。その主な柱は保育園の公設民営化や保育水準の切り下げだったにもかかわらず、父母たちには何も知らされず、8〜9月になって突然耳に入ってきました。あわてて各園で懇談会やアンケートを実施したところ、「子供の保育環境を低下させないで」「子供を育てることをコストで論じるのはおかしい」などの声がたくさん出てきました。

 そこで各園の代表者が意見交換した結果、

  1. お金がかかるというだけで公立保育園を民営化するということは、今の保育水準を下げてもよい。と受け止めざるを得ない。
  2. 民営化以外にも看護婦・栄養士を減らしたり、現行水準を下げる内容が出ている。やめてほしい。
  3. 利用者としての父母の意見を聞かずに行革方針を決定していいのか。

などの理由から、父母の合意をまったく得ていない今の行革方針に反対の声をあげ、民営化やその他の基準切り下げに対する疑問点をまとまって市にぶつけていこう、ということになりました。そして10月3日に『父母会連絡会』を復活・結成し、対市交渉や署名活動などを展開しています。

 みなさんの中には、公立保育園の現状に不満を持っていて民営化されれば今よりサービスがよくなるのではと考える方がいるかもしれません。でもその場合にも公立保育園への改善要求に応えるのが保育行政の本来の姿勢であり、サービス向上や保育の質の保障など具体的内容も明らかにしないまま、「先に民営化ありき」という方向は、現時点ではただしていく必要があるのではないでしょうか?

 参考として、後半に今までの主な動きを表にしてまとめました。

保健福祉部長との懇談会について事後報告

 12月25日(金)に代表委員4名で、懇談会の様子がどのように市長に伝えられたのか、懇談会の席上要望した資料が整っているか、市長との懇談会のセッティングはどうなったかを確認するため安原保健福祉部長と佐々木児童福祉課長に会ってきました。

 部長「市長へは、『父母会の要望書への回答』(先日の懇談会での回答文書)を添えて、口頭で父母からの要望や意見を伝えた。」

 父母「父母の意見・まとめも文書で伝えることになっていたはずなので、文書報告してほしい。連絡会ニュースでもまとめているのでそれも添付して渡してほしい。」

 部長「わかった。そのようにする。」ということで、連絡会としてニュースNo.3を渡し、福祉部長からは当日の『父母の意見・まとめ』の文書と、『平成9年度民間保育園(措置費・運営費)』の資料をもらいました。

 その後、市長との懇談会の窓口になる企画財政部市民参加推進室の 高雄室長と1月24日の大まかな打ち合わせを行いました。内容は前半でお伝えしたとおりです。

連絡会結成とその後の経過

 市の動き

5月29日

行政改革推進本部が「財政健全化見直し対象事業基本方針」決定

  • 公立園の統廃合と民営化
  • 職員の退職不補充、臨時職員化
  • 4〜5歳児の私立保育園、幼稚園へのシフト
  • 0〜1歳児の臨時職員対応
  • 看護婦、栄養士の配置転換

6月議会

上記基本方針を答弁

9月4日

父母への手紙(市長名)

  • 平成22年度までに4〜5園の委託
  • 保育事業の行き過ぎた支出を抑制する
  • 在園児には影響ない

10月15日

「広報やちよ」紙上で市立保育園の公設民営化を発表。市立保育園運営には多額の経費(園児1人あたり231万円)などと紹介した。

11月議会

平成12〜13年度にモデル的に1園委託。日曜保育・一時保育等を行う旨の答弁。

 

 

 

 

 

 

 

 

私たちの動き

 

 

 

 

 

 

 

 

 

8月 〜 9月各園で懇談会。

市職労から行革方針について説明を受ける(初めて一般の父母の耳に入る)

9月19日各園父母会代表者会議

(以降現在まで断続的に開かれている)

9月以降園毎に署名活動や学習会開始

10月 3日父母会連絡会結成

10月16日各園父母宛てに訴え文

11月八千代市職労保育園支部と共に「八千代市の子育てを考える会」を結成し、    請願署名への取り組みを強化する。

集まった署名は、市議会の全政党・会    派に紹介議員の要請を行い3月議会に提出する予定。

11月11日「市長宛て要望書」の提出

      (代表委員6名の連名)

11月19日 連絡会ニュースNo.1発行

11月28日「公的保育を守る父母と職員のつどい」(農業会館にて)

12月 2日 連絡会ニュースNo.2発行

12月6日保健福祉部長との懇談会

12月14日付で「市長宛て要望書」に対する文書回答が届く(保健福祉部長名)

12月16日 連絡会ニュースNo.3発行

12月25日 保健福祉部長と会い市長報告内容及び市長懇談会日程調整の確認

1月24日  市長との懇談会

  父母会連絡会のトップページに戻る