移管条件、民営化ガイドラインにおける要望書

八千代市長 豊田 俊郎様

                            平成1875

八千代市保育園父母会連絡会会長

 昨年、2月から3月に行われた「子ども行政あり方検討委員会」の「保育園作業部会」において、公私の父母会代表、保育士代表、民間園代表が入る中、「平成12年の大和田南保育園を移管する際に示した移管条件は守り、さらに改善点を加味してそれ以上のものにする」ということが確認されました。これを受けて、民営化ガイドライン及び受諾法人への移管条件を検討致しました。

 

1.民営化ガイドラインの(9.受諾法人の選考基準)については、応募資格にあたる重要な条項は、募集要項の応募資格として以下のように明記してください。

以下の内容は、大和田南保育園を移管する際に用いた、受諾法人募集要項に基づき検討したものです。よって、項目の立て方は、これに準じています。

 

2.応募資格

(1)現に保育所運営を運営している法人

  (最低、応募の時点で、園長、副園長以下主任保育士が決まっていることを前提とし、幹部職員の保育士経験及び保育実績を問う。)

(2)八千代市の保育行政をよく理解し、「保育ガイドライン」を遵守し、積極的に協力する法人であること。

(3)児童福祉施設最低基準を遵守し、以下の特別保育事業を実施すること。

  ・産休明け保育

  ・延長保育

  ・障害児保育

  ・休日及び一時保育

  ・地域子育て支援

(4)職員体制について

@保育園の職員配置は、市立保育園に準じ配置すること

   <保育士の配置>

0歳児:3対1、1歳児:5対1、2歳児:6対1、3歳児15対1

4歳児:25対1、5歳児:30対1とする。

<次の正規職員を配置する>

園長、フリー保育士、看護士、栄養士、調理員、その他必要な職員(委託医)

  A当該保育園の園長及び保育士の条件は以下のとおりとする。

  ・当該保育園の園長は、保育士の資格を有し、保育園に7年以上の勤務経験を有する者で、児童福祉事業の理論及び実際について訓練を受けた者であること。

  ・最低基準14条に規定する帳簿を整備する能力を有すると認められる者であること。

  ・保育士の年齢構成に十分配慮し、保育士の経験年数については、少なくとも6年以上の経験を有するものが概ね1/3以上含まれていること。更に、園長以外に10年以上の経験を有するものを複数置く。

  ・職員については、雇用期限の定めのない正規職員をもってあてること。

(5)別紙「受託法人園(モデル園)展開に必要な条件

1999年8月10日子育て支援対策検討委員会に、保育園父母会連絡会として提案した文書)をよく理解し積極的に実施する法人であること。

(6)市が設置する第三者評価機関の意見及び提言を受け入れること。

(7)該当園の高津西保育園父母会の要望書を最大限尊重する。

(8)次に該当する法人であること。

  @社会福祉法人:児童福祉施設(保育所)を経営し良好な実績を有する法人

  A理事長の資格:社会福祉事業に熱意と識見を有すると認められる者

  B施設長の資格:保育士の資格を融資、保育所に7年以上の勤務経験を有する者で最低基準

14条に規定する帳簿を整備する能力を有する者

  Cその他、別紙の受託法人が満たさなければならない条件を満たしうる法人であること。

 3.提出書類

  (1)応募理由

  (2)現行貴保育所の概要(歴史、施設設備の概要、保育方針を含む保育内容)

  (3)現行貴保育所の出版物及び実践に関する報告書

  (4)社会福祉法人の定款及び財産目録

  (5)設立者・移管園の園長予定者、職員の経歴

  (6)保育園に関する諸規定(就業規則、職員給与規定、社会福祉法人経理規定)

(7)平成13年度から17年度までの事業報告書及び決算報告書(法人会計・施設会計)

  (8)18年度予算書(法人会計・施設会計)

  (9)平成16・17年度保育所指導監査結果の写し

  (10)<別紙>現行の職員・理事の名簿

(11)平成17年度の理事会の会議録の写し

4.収支の公開と財務の透明性をはかる。

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