八千代市保育園父母会

連絡会ニュースNo.74

2005年 3月 8日(火)発行

八千代市保育園父母会連絡会広報部

[2/14市長懇談&2/27定例会報告]

「就学前まで全子どもの医療費無料に。学童は一部の子ども。」

〜2/23陳情書提出,3/10市議会常任委員会を傍聴しましょう!〜

2005年3月4日(金)雪が積もりました。

 2月27日(日)本年度第10回定例運営委員会を大和田公民館にて開催しました。会長が冒頭挨拶にて、2月14日(月)市長懇談会・2月23日(水)陳情書提出及び、来年度の保育園学童保育所の申請状況や4月開園予定のみつわなかよし保育園の情報について説明しました。

 

 市長懇談会では、保護者側として会長を含め保育園父母会連絡会より3名、八千代市学童保育連絡協議会(市連協)より3名及びOB1名の7名で豊田市長と懇談しました。懇談会冒頭で、要望署名八千代市の学童保育の合理化に反対し、「保育の質」を守り子育て支援の拡充を求める要望書」を、1/27集約分(7176筆)に加え全部で8969筆、市長に手渡しました。その後に届いた分も市連協を通じて追加提出する予定です。1時間という短い時間で、あまり核心をつく議論にはならず、満足のいく結論には至りませんでした。市長の主な発言は以下のとおりです。

『要望項目5』のガイドライン作成には大賛成。大いにやってください。その他は提案どおり進める。学童に通うのは15%。子育て支援としては、市全体の子どもを対象に就学前まで、医療費無料にしたい。大変なのは、ここ1〜2年、財源確保できるようになったら、再検討できる。福祉予算はトータル的には増えている。

 

 陳情書(全文は次頁参照)については、全議員に文書を打ち直したものが議会事務局より配布され、民生常任委員会で取り扱われます。3月9日から11日までが委員会審議ですが、おそらく10日になるだろうとのことです。また、3月7日の13時からの本会議では、「子育て支援について」を小林市議が代表質問し、学童保育のことも大きくとりあげるそうです。また、横山市議は3日に予算について質問するそうです。市議会ホームページで、前日には質問の順番が確認できるとのことです。

 委員会傍聴は7名まで。9時45分までに(10時から開会)傍聴券を取ります。途中退席できます。本会議傍聴は58席あり、時間のしめきりはなく券は不要とのこと。いずれも、議会事務局にて手続きをします。傍聴人は発言できませんが、出席することで、保護者の意気込みを伝えられますし、議員や市長がどんな言葉で議論するのか確認することができます。http://gikai02.kaigiroku.jp/yachiyo/oshirase_bouchou.htmlで傍聴の詳細が分かります。

 次回定例運営委員会は3月27日(日)福祉センターにてですが、年度替りで連絡会役員体制(正式には5月の定期総会で引継ぎ)を検討します。各園父母会より次期連絡会会長候補が1名ずつ参加し、当日会長以下の役員割り振りをすることになりました。ご協力よろしくおねがいします。

八千代市の保育・学童保育の合理化に反対し、「保育の質」を守り子育て支援の拡充を求める陳情書

 2月23日水曜日八千代市議会議長坂本安様宛に、八千代市保育園父母会連絡会・八千代市学童保育連絡協議会・特定非営利活動法人にじと風福祉会の三団体代表の連名で提出しました。内容は以下のとおりです。

 子どもは私たちの宝です。同時に、未来の社会を築く財産でもあります。昨年12月、政府は「子育て・子ども応援プラン」を決定し、少子化対策を社会全体で真正面から取り組むべき課題であることを掲げました。

 八千代市でも、市民委員の声を反映させた「次世代育成支援行動計画」づくりを進め、子育て支援の充実や地域力の再生を検討している最中です。

 ところが、来年度の市予算案では、各分野で大幅な事業削減が予定されています。児童福祉の分野では、学童保育の保育料は50%増、加配パート指導員は原則廃止、障害児の保育の後退、保育園の食材切り下げなどの提案が出されようとしています。民間の保育園の質を守るための31項目の補助金の見直しも予定されています。このままでは、八千代市の障害児保育も含め、市内の保育の質が後退してしまいます。

 また、教育、社会教育の分野でも後退がおきようとしています。

 八千代市は他地域に先駆け、行政と市民が協力して子どもを大切にした保育を築いてきた歴史があります。自然の豊かな八千代市で子どもを産み、安心して安全に育てたいと願って住居を構えた子育て世代にとって、八千代市の保育・学童保育のありかたが市民に問われることなく改変されるのは晴天の霹靂です。その積み重ねた財産(保育の質)は、八千代市の財産でもあります。また、市民生活に多大な影響を与えるすべての事業改変案が、予算案を決定する年度末の議会まで市民に公開されないのは大きな問題です。制度の改廃・変更がある場合は、利用者である市民に十分に事前に情報公開をして市民の合意を持って行ってください。   

 5年先、10年先と言わず、50年、100年先も安心して子どもを育てることができる八千代市であるよう根の張った子育て行政を行ってください。

八千代市の子どもたちの発達を保障する立場から、市民の要望に応える子育て行政を推進されるよう別途項目について要望致します。

一、今後の学童保育・保育園のあり方を検討する行政と市民(利用者)のプロジェクトチームを作り、八千代市としてのガイドラインを作ってください

一、制度の改廃・変更にあたっては、利用者である市民に十分事前に情報を公開してください

 

保育・学童保育に関する公開質問状に対する知事予定候補者の回答

 2月24日告示、3月13日投票で千葉県知事選挙が行なわれますが、千葉県保育問題協議会(県保問協)が、予定候補者全員(山田安太郎、堂本暁子、森田健作の各氏)に子育てや保育に関する事項を中心に公開質問状を提出しました。期限までに寄せられた回答を到着順にそのまま紹介しています。内容は、別紙にて連絡会会員全保護者に配布しますので、投票の際にお役立て下さい。

 「保育の質」を守るための大切な組織,来年度役員体制確立に協力を!

 会長を始め今年度連絡会役員の多くが年度末には保育園保護者でなくなります。「役員はできるだけ現役の保護者で組織する。年度内に会長を始め主な役員体制に見通しをつけておきたい。そのために、各園から連絡会会長候補者を1名ずつ推薦し、次回3月27日の定例運営委員会(福祉センター)にて、候補者の中から会長ポストを筆頭に副会長などの主な役員ポストを割り振りたい。」との提案に参加全園保護者が賛成しました。つきましては、各園にて候補者を選び、原則として候補者本人が次回会合に出席しながら決めていくことになりました。協力よろしくおねがいします。

 正式には、全役員5月の総会で引継ぎます。3月に固まらないポストを含め、4月定例会で総会議案として検討し、総会議案書の形で配布し提案予定です。

 連絡会活動の中で大切にしている「保育の質」ですが、具体的にはどんなことを指して言うのか、質問が出ました。連絡会発足の大きなきっかけである「公立保育園の民営化」問題に対応の際にまとめたもので、

八千代市「保育園の公設民営化」早分かりチャートモデル園設置に関しての条件整備(99年8月10日第4回「子育て〜検討委」提案)が参考になると思います。いずれも連絡会ホームページ上の「1999年アップデータ」内にあります。ぜひご覧下さい。以下その一部内容です。

【職員体制】

保育士の配置基準は、八千代市基準(※98年度)を維持もしくは上回るものとする。その際、4月1日定員に基づく配置とすること。

フリー保育士2人以上を配置する。

看護婦及び栄養士・調理員を配置する。

保育士については、10年以上の経験を有する者を1/3以上含むこと。

特別保育についても、職員を配置する。

職員については、法人の正規職員をもって充てる。

【保育内容】

子供の心身の育ちや安らぎを最大限重視し、移管前の保育内容を尊重する。

保育士の研修の場を保障し、市内他園との連携に努める。

保護者とのコミュニケーションを図り、改善要望等については、責任を持って対処すること。

給食及びおやつ(最低1回分)は、自園で調理する。

【保育の質】

質の高い保育……子どもが、家庭の延長のようにのびのびと、心豊かに安定した園生活を送れるような保育を願います。そのためには、子供に愛情を注ぎ、人間的にも尊敬できる保育士をそろえてほしい。

子供たちへの目が行き届くのはもちろん、一人一人がどんな時に「いい表情」だったか、毎日伝えられるようなきめ細やかな体制にしてほしい。

経験豊かな保育士を配置し、そのノウハウを継続できるよう、内外での研修機会を保障してほしい。

毎日、同じ保育士と接し、食事やお昼寝も同じ場所というふうに、子どもが安心(不安を持たない)して生活できるようにしてほしい。

個別的な対応が必要な子どもには個別の支援を行い、集団の中で生活できるようにしてほしい。

押し付けた教育をせず、子供の心に添い、自主性を大切にした保育をしてほしい。

散歩や外遊びをできるだけ毎日実施し、自然と触れ合う機会を増やしてほしい。そのための人手をそろえてほしい。

テレビを置かず、わらべ歌などの伝承遊び、絵本の読み聞かせなど保育士の創意工夫で子供を楽しませてほしい。

家庭を丸ごと受けとめ、親身になって相談に乗ってほしい。

園のすべての子供をすべての先生が、覚えてくれ、声をかけ合えるような関係を築いてほしい。

連絡帳などを通し、子供の日常生活や心身の成長ぶりを報告してほしい。

延長保育の申請などに臨機応変に対応してほしい。

雇用面や責任体制面などに限界のある臨時職員対応はしないでほしい。

以下略

以下、2/27定例会での各園近況報告等、主な発言内容です。

ゆりのき台…2月人形劇。3/6に1年間の集大成としての総会がある。この時に、連絡会役員のことも訴えたい。例年園の父母会役員は4月第1週に決めている。連絡会会合には、通常担当役員2名が固定で出席している。「保育の質」、漠然とはイメージできるが、具体的にはどんなことがはいるのか?

茶々おおわだみなみ…会合には欠席でしたが、要望署名多数届けられました。

大和田西…2月人形劇。卒園アルバム製作や文集作りをしている。卒園・進級プレゼントを準備中。

八千代台…ユアエルム内新装オープンの水族館に出かけた。

八千代台南…3/12役員会予定。そのときまでに各クラス役員が決まる。卒園・進級プレゼントを準備中。連絡会参加者は毎回文書報告にて役員会に報告しているが、浸透が難しい。

八千代台西…3/4劇団による人形劇。卒園アルバム製作中。

村上北…卒園記念品・進級記念品準備。

村上南…2/14人形劇。卒園・進級プレゼントを準備中。

米本南…2/8劇団による紙芝居。卒園プレゼントを準備中。

高津南…卒園プレゼントを準備中。

高津西…先週土曜日今年度最後の定例父母会役員会を実施。今回の連絡会役員に関する提案を受け、臨時の役員会開く必要が出た。卒園・進級プレゼントを準備中。

睦北…2/18マジックショー。来年度の役員決めは終わり、次期会長も決定している。毎月定例会を持っている。

 

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