岡ちゃん秘密基地設立に当たって 　現代の子どもたちは仮想の世界に生きています。遊びも，そして学びも仮想現実の世界です。情報化社会の波は子どもたちを取り巻く環境を大きく変えました。遊びの世界では子ども集団の実体験に基づく社会性をもった遊びが衰退し，仮想現実を作り出す遊びコンテンツの中で一人で遊ぶことが主流になりました。 　そして，学びさえも…。教室にあふれる教育関連のＰＣ情報やＷＥＢ情報。それらを駆使する最先端の授業。教室を出なくても様々な情報が映像や音となって，いくらでも引き出すことができるのです。そして，そんな環境の中でますます減っていく子どもたちの直接体験。 　私は３２年間の教員生活の中で，常に新しい可能性を見つめて教育に取り組んできました。私が授業の中にコンピュータを導入したのは２８年前でした。コンピュータを使った教育の時代が将来必ずくると思ってました。福祉教育の重要性を感じ，福祉の指導に取り組んだのも１６年前のことです。そのころ，福祉教育に取り組んでいる人など数えるほどしかいませんでした。いつもこれからの教育に必要なものは何か，ずっと考え続けていました。長距離通勤の車中は私の貴重な思考時間でした。 そんな私が教師を辞め，たどり着いたのは『直接体験こそ真の学び』といういともシンプルな結論なのです。子どもは体験したことを基本として思考し，行動し，成長していくのです。直接体験したことしか身に付かないのです。だから，絶対！直接体験が必要なのです。 様々な直接体験をさせたい。体験を元に子どもたちに思考させたい。人間にとって本当に大切な価値を見つけさせたい。『体験学習クラブ　岡ちゃん秘密基地』はそんな私の思いの詰まった空間です。

Copyright　2010-2012　hands-on　learning　club　 okachan ｓｅｃｒｅｔ　base　　

ホーム　秘密基地ブログ　オルタナティブスクール『ＳＥＣＲＥＴ　ＢＡＳＥ』　スクールブログ　プロフィール　問い合わせ