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第34回例会 活動報告会と懇親会in目黒

2014年10月18日(土)
 毎年年始めの例会はハイキングをやることにしています。理由は真冬の里山が一番危険が少ないからです。危険な動植物もこの時期はじっと春を待つ季節。活動が止まっているので冬は思う存分里山を味わえるのです。
 というわけで今回は市原市の上総牛久にある米沢の森を訪ねました。この里山はハイキングのガイドブックにも載っていない幻の里山。地元の有志によって整備されている里山なのです。その手作り感がいいのです

駐車場からは緩い登り。落ち葉を踏みしめて進みます。冬の里山歩きではこの落ち葉を踏みしめる音も楽しみの一つ。乾いた落ち葉を踏みしめる感触とともに味わい深いものです。しかし,若者たちはそんなことはあまり興味ない様子。すっかりおしゃべりに夢中なのです。 道の脇には早咲きの水仙が咲いています。何とも心安らぐ里山歩きなのです。
フユイチゴなどもあちらこちらで顔を見せていました。
程なく行人塚の山桜広場へ到着。ここからは富士山が望めるのですが,この日は雲が多く残念ながら見えませんでした。 再び歩き始めて数分で金堀台古墳群へ到着。小さな円墳ですが古代の豪族か何かが葬られているのではないかと思われます。
先に進むとクヌギの林の中を通過。ここは古くは草競馬が行われていたそうで,その跡地とのことです。
いつ頃行われていたのか,どんな人々が訪れていたのか。いろいろ調べたくなる草競馬場跡地であります。
 若者たちはお喋りしながらどんどん先に進んでしまいます。歴史ロマンなど興味なさそうです。そういえば私もそうでした。若者は歴史などより未来に思いをはせるもの。彼らのお喋りの中心はおたがいの進路のことのようで,目下の最大関心事のようであります。
歩き始めから1時間。
無事山頂に到着。ここは御十八夜(おじゅうはっちゃ)と呼ばれています。電波塔が無粋ですが仕方ありません。ここでお弁当。
思い起こせば昨年1月例会で嵯峨山に行ったとき,皆さんに味噌汁を振る舞おうとインスタント味噌汁やポリタンクに入れた水などを用意していったのですが,あろう事かガスバーナーを忘れて食べられなかったという大失態を演じてしまったので,今回は再チャレンジ。ちゃんとすべての用具を用意してザックに詰めました。広大くんもバーナーを持参していたので今回は万全。 味噌汁お代わりの人も出るなど山頂で暖かい味噌汁を堪能しました。
 やはり冬の山で暖かいものが食べられるのは格別の幸福感であります。
1時間程の昼休みの後,下山開始。下山ルートは登りの時とは違うルート。 途中の神社で記念撮影。森の中の小さな神社。何とも風情のある佇まいであります。
下山のルートは変化に富んだルート。谷津田と呼ばれる湿地帯あり竹林あり,池アリ湧水ありといったぐあいです。 下山途中の谷津田でコゲラを発見!コゲラはキツツキの仲間。盛んに木をつついている姿が何ともかわいらしい鳥であります。早速,望遠レンズ付きカメラ持参のS子さんに撮影をお願い。
一同が見守る中,たいした警戒心も見せず愛らしい姿を見せてくれたコゲラ君を見事撮影したS子さんでありました。 腰巻池と呼ばれる池を巡り,湧水の脇を通り抜けて,三夜宮という名の神社へ。
調べた所,三夜宮というのは三夜講という信仰で陰暦二十三夜の月を待ち願い事をするとかなうという言い伝えがあるのだそうです。
 ちょっと調べてみたくなりました。

 三夜宮からは整備された杉・檜混合林を抜け集落の中へ。舗装道路を歩いて駐車場へというルート。真冬の田園風景の中を歩くと電線には椋鳥がさえずり,雲の切れ間からお日様の光が差し込んで,なんとものどかな気分に。こうして無事第61回例会も終了したのでした。ご参加いただいた皆様ありがとうございました。


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