２０１４年１２月６日（土）　今回の例会は毎年恒例となっております紅葉を愛でるハイキングであります。しかしながら師走と言うこともあり毎年参加者が集まらずに苦労しておりまして，今年も残念ながら参加者が少なく中止にしようかとも思ったのですがせっかくのこの時期を逃すのももったいないので少数ながら実施することにいたしました。

今回，東京から参加してくれたのはＳ君一人。小湊鐵道でのんびりと車窓を眺めながら到着かと思いきや，列車は満員！おそらく養老渓谷の紅葉を眺めにきた観光客ではないかと思われます。そんなわけでＳ君のんびり朝食のパンを食べながら来るつもりが，思わぬ混雑の中何も食べずに月崎駅に到着したのでありました。					到着したＳ君をみて一同唖然。なんと半袖Ｔシャツ一枚であります。この日は千葉県内も今年もっとも気温が下がり，基地周辺でも１℃を記録したのですがＳ君はナンのその。なかなか逞しい姿であります。隣で写真に収まった，日々，外で仕事をしているＫくんですら完全防備なのですからそのすごさがわかるというものであります。


とりあえず岡ちゃんの車で市民の森へ移動。駅から歩く予定でしたが，市民の森駐車場からスタートに変更いたしました。移動の車中からも美しく染まった里山が見えていました。ここ数日の寒さで一気に落葉まで行ってしまった木も多く，美しい紅葉が楽しめるかどうか，やや心配でありました。　しかし市原市民の森に到着すると，入り口付近の紅葉がまさに見頃。太陽の光を浴びて目を見張る美しさです。					駐車場に車を止めてつばきコースへ。このコースは登りはじめが一番きついのですがピークには展望台があり景色を楽しむにはうってつけのコースです。コース最後の紅葉も見事で毎回私たちを楽しませてくれます。最初の急な登りを余裕の表情でスタートしたのですが，若者たちのペースになかなかついて行けず遅れがちなのは岡ちゃん夫婦。　しばらく登りが続くと息は切れ，心臓がバクバクであります。　あと数キロ登りが続いていたらそのままあの世まで上っていたに違いありません。


先日腰を痛めた岡ちゃんは腰をかばいながら，膝を痛めている和さんは膝をかばいながらソロソロと登っていきました。その苦労を知ってか知らずか，Ｙ君はマスクをしているにもかかわらず涼しい顔で登っていきます。					つばきコースのピーク展望台で少々休憩。房総の山々が望める３６０°のパノラマです。身軽なＳ子さんも余裕の表情。それにひきかえ岡ちゃん疲労の色が隠せないのでありました。


展望台を出発してつばきコースの終点間近の所には岡ちゃんがお気に入りの紅葉が今年も迎えてくれました。					いつ見ても美しい光と紅葉のコントラストであります。紅葉した葉を透過してくる光が何ともいえず美しい。


つばきコースを登りきったらくぬぎコースで一旦芝生広場まで下山。お弁当を食べました。					午後からはもみじ谷コースを登ってさくらコースで下りてくるルートへ。風が冷たく少し寒くなりました。


もみじ谷コースは期待していたのですが，ここのところの寒さですでに落葉。落ち葉を踏みしめてのウォーキングとなりました。木道を歩くと周辺には色鮮やかな落ち葉が絨毯のように敷き詰められています。これはこれで美しい光景でした。カラマツも落葉し黄金色の絨毯になっていました。					下山ルートはさくらコースからきのこコースへ。ちょっと秘境のムードがあります。切り通しや素堀のトンネルが不思議な光景。


最後は田園風景の中をのんびり歩き，駐車場へ戻ります。そこで待ち受けていたのは太陽の光を浴びて美しく色づいた紅葉でした。