世の中、電子ペーパーなる技術が研究されておりまして、基本原理のベースは電荷を帯びた素子を電場によってデバイス表面の反射光を制御するものです・・・液晶などは背面からの投下光を制御することで視覚器に映像を認識させる技術です。
ですので・・・・簡単には背面から通過する光を格子によって紋様を表現する技術と反射光を用いるものの違いでしょうか


さて、なじぇ、電子ペーパーの話題を取り上げたかと申しますと

電子ディスプレイフォーラムなるところで始めて実物を見たからです。
http://www.zdnet.co.jp/news/0204/18/ebook_edf.htmlこの記事でも分かる通り、結構綺麗です。
・・まぁ、荒は捜せば切りがないのですが、それにコスト面も

ネガティブな側面は一先ず無視しましょう!
ちなみにコスト面をベースに本気で考えているのはCanonとIBMでしょうかね。参考:http://www.zdnet.co.jp/news/0011/20/paper.html

ところでE Inkのマイクロカプセル型電気泳動方式なんですが、簡単に仕組みを説明すると、色素を入れたカプセル状の素子を透明電極と背面電極との間に敷き詰め浮遊させて電場で、その濃度を制御する技術です。これってLucent Technologiesとの協同研究なのですが、参考:http://www.e-ink.com/technology/index.html

もっとも基本アイディア自体はXEROXのPalo Alto Research Center Incorporated(PARC)で研究されていまして、電子画像を格納するためのプラスチック表示装置です。これは Gyricon と呼ばれています。
参考:http://www.parc.xerox.com/dhl/projects/gyricon/

いずれにしても新しいデバイスが近いうちに私たちの手元に届くようですね、はい

さて、話しが跳びますが、カラーを表現するには液晶ではRGBが基本となりますが、これは多分、CMYかCMYKベースのものになるかと思われます。この辺りに関しては「 いろっていろいろ・・・・ 」を参考にしてください。







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最後に、ちょっと控えめな独り言でこっそり締め括ります・・・
Electronic reusable paperとかInk-In-Motionと呼ばれる紙面状電子画像表示装置が普及した世の中ってどんな感じなのでしょうか
紙に代るのではないのでしょうか?
例えば、新聞などの定期情報源はネットワークを通じて取得できますが、そのデータを専用の端末に落とすことになると思いますが、それがPDAのような大掛かりな端末ではなく、単純な薄いプラスチックの束になるのでは?
モニタを主体とした情報提供形態が変っていくのかなぁ
結果的に固定箇所に備え付いた器材という形態がなくなり自由に持ち運べる形態になるのでは?
もっともテレビのように備えついた形も廃れるとは思いませんが、でもって、音声出力装置などは紙状になれば映像装置と組合せて、画面状の音の発生箇所から音を発生することができるようになるのではないかなぁ