今回は近鉄を利用して,職場の仲間とともに奈良・賢島へ出かけた。非常に真面目な旅行になった。 プランは鉄道に詳しいS氏によるもの。S氏は名鉄より近鉄が気に入っているようだ。 |
||
われわれは,名古屋から8時31分発「急行大阪連絡」行きに乗った。中川で9時54分発「特急大阪上本町」に乗り換える。さらに,八木で「普通西大寺」行きに乗り換える。西ノ京で下車。 車中でS氏より近鉄のレール幅が広いことについて説明を受ける。 別グループは八木から飛鳥へ向かった。飛鳥で「幸せの黄色い自転車」をレンタルして走り回ったらしい。 |
西ノ京で下りるとすぐ看板があり,まず「薬師寺」へ出かける。 上はその入り口。 薬師寺は,天武天皇が680年に皇后(後の持統天皇)の病気回復を願って創建した。薬師三尊・聖観音菩薩像・吉祥天画像(いずれも国宝)などがある。 |
|
入り口からはいると,紅白の桃がきれいに花をつけていた。 堂内は撮影禁止。 右は西塔。 |
||
花粉が多く飛んでいたのか鼻が苦しくなり,買っておいたマスクをつける。 同行したW氏から仏像の説明を受ける。W氏は仏像に詳しい。 |
見学しているうちに雨がポツポツと落ちてきた。昨日の天気予報では晴れるはずであったのにと思いながら歩く。 次に「唐招提寺」へ向かう。途中,「大納言」という飲食店で昼食をとる。天丼を食べる。奈良漬けがおいしかった。 気がつくと,外の雨はやや激しくなってきた。しばらく様子を見ていたが,あがるようでもないので唐招提寺まで急ごうということになる。 |
|
唐招提寺へ着くと,すぐ前の店で「幸せの黄色い傘」を購入。 この寺は唐の高僧であった鑑真の像がある。鑑真像を見ることができるのは,6月5日〜7日の3日間だけ。 左は金堂。 雨が続くので,西ノ京のすぐ近くにある 「がんこ一徹長屋」へ行くことになる。 |
||
伝統を受け継いだ6人の工芸職人が店を構えている。 まず,墨の資料館を見る。墨づくりの実演を見学。奈良墨は全国の9割を占めているらしい。墨がどのようにして作られるか初めて知った。 |
||
西ノ京から西大寺を経由して難波へ。難波駅から徒歩で15分くらいで宿泊する 「ホテル日航大阪」に着く。 夜は,ボスの案内で心斎橋の串揚専門店「串の防」へ行く。ねぎがうまかった。 ボスは大阪に詳しい。 二次会は本格的ドイツ風ビアレストラン「エーデルワイス」へ。明るい雰囲気だったが,やたら眠くなり,自分だけリタイア。 |
起きたら8時。外はまぶしかった。 30階からの眺めは最高。遠くに大阪ドームらしき物が見える。 |
|
若者4人で今日の目的地賢島へ向けて出発。 難波から「快速急行奈良」行きに乗り,上本町で「特急賢島」行きに乗り換える。右が乗車したビスタEX。 |
車内でS氏から車両の説明を受ける。われわれが乗車した車両は昭和53年製らしい。最近改装されているので古さを感じない。 上本町で買ったパンがおいしかった。 若者M氏は寝ていた。 |
|
賢島に着いたら,11時43分。「英虞湾船上バーベキュー」を楽しむ。梅コース,3600円であった。食べるのに忙しく,まわりの景色はそっちのけであった。 途中,真珠工場を見学のため,無理矢理おろされる。そこまでに食べておかないと,片づけられる。もう少し時間がほしい。 左は,船着き場の前の真珠店。 右は,乗った船。 |
||
ビールが苦手なS氏でさえ,「今日はビールが上手い。」と言って飲んでいた。 下船してから,周辺の散歩。 右は賢島大橋から見た風景。右手の建物は志摩マリンパーク。 帰りはS氏に逆らい,特急に乗車。ほとんど寝ていた。 近鉄を使った今回の旅。私は電車にも仏像にも余り関心がなかったが,「1泊でもこんな旅ができるのだな」と,プランナーS氏に感謝する次第である。 あなたも出かけてみては!? |