町名と村名

1.「ちょう」と「まち」
 荒屋敷貝塚がある貝塚町を「かいづかちょう」と言っていましたが、「かいづかまち」と言いう人もいます。 どちらが本来の言い方なのか、日本全国で「町」の読み方にどのような傾向があるのか、調べてみました。 

総務省の「地方公共団体コード表」を集計すると次の様になります。
 「郡」は地方公共団体コード表にはありません

北海道/関西/沖縄では「ちょう」が多く、東北/関東では「まち」が多いことがわかります。 関東/関西でも表未満の町名には「町」の読み方に例外は多々あります。小輩が小学高学年/中学生の時に交通博物館がある神田の小川町を「おがわちょう」と言っていましたが、和紙で有名な埼玉県の小川町は「おがわまち」。 各町には歴史があって、傾向はこうだからこう読まなければならないという法則はないようです。
「村」の読み方をみたら、沖縄には明治時代に問題があったので「そん」と言うことはわかりますが九州にも「そん」という読みがあるのは不思議です。

2.多く使われている字
 
同じ資料を見ていたら、どの字がよく使われているか興味が出てきました。字の頻度を示します。 川/山/野/島/原といった地形に関係する字が多く使われています。方位を示す字は「南」が多く、次いで「東」、さらに「北」と「西」の順です。うなづける点もありますが、安易な命名かもあるかもしれません。ここでは自治体名としてひらがな/カタカナは省きました。因みにひらがなの自治体は44団体、カタカナの自治体は2団体ありました(ひらがな+漢字、漢字+カタカナの地名を含む)。



(未完)

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