花園ハス祭り観蓮会
日 時: 2016年7月16日(土) 6:00〜10:00
場 所: 旧東京大学緑地植物実験所 (千葉市花見川区畑町1051) 下地図参照
参加費: 無料
主 催: 花園ハス祭り実行委員会、 大賀ハスのふるさとの会
内 容: 大賀ハスをはじめ種々ハスが咲く池、鉢を鑑賞
大賀ハス発祥に関するパネル展
象鼻杯試飲/オカリナ演奏/各種販売
十数年前、当ハス祭りに行った時に東大検見川総合グランドの西門が特別に開かれて大賀ハス池付近を見学することができました。クロスカントリーコースの中にあるいくつかの遺跡を見ることができました。
昭和26年の大賀博士による発掘調査で花園中生徒が古代ハスの一粒の種を発見、調査期間を延期して合計3粒のハスの種を発見、大賀博士はじめ有志の努力によりその種が発芽して翌年には開花したことが暗い戦後の社会に明るい光をさしました。その古代ハスに「大賀ハス」という名前が付きました。
昭和22年に現東京大学検見川総合グランドにある落合遺跡の低湿地で泥炭を採取していた時に丸木舟が約2000年前の地層から出土し、それが埋まっていた所にハスの花托があったことから大賀博士はハスの種があると考え調査の申請を行った。調査の許可が下り、始められたとのこと。発掘調査の期間は3/3〜31の指定であったが、期間終了間際の3/30に中学生が種らしきものを発見して1週間延長して調査が行われた。出土地点は草炭遺跡とも呼ばれ、戦前戦後の燃料が少ない時に泥炭(植物繊維が多く、草炭と呼ばれた)が掘り出され、戦後は千葉市要町にあった闇市で売られたとのこと(東大検見川総合グランド所蔵郷土史文献を参考)。興味のある人は大賀ハスに関する記述がある郷土史を参考にされたい。
昭和22年に出土した丸木舟は東京都小金井市の武蔵野郷土館に収蔵されているとのこと。
地図 : 新検見川駅 → 旧東京大学緑地植物実験所
