荒屋敷貝塚調査資料
-貝塚外縁部遺構確認調査報告- 1976  
  日本道路公団・東京第一建設局      
   財団法人・千葉県文化財センター     

荒屋敷貝塚・地理的環境
  1. 葭川本谷に開析する高品支谷(西)と荒屋敷支谷(東)に挟まれた舌状台地上に立地。
  2. 標高は30m前後。水田面との比高は19m。
  3. 支谷は直接的な外湾の影響は受けず、後背の台地にも生活の糧を得ることが出来た。
荒屋敷貝塚は南に開口部がある直径約150mの馬蹄形貝塚。

貝塚の中央部には遺構がない。

貝塚部分の調査結果は下記の通り。
  貝種: イボキサゴ
(多い) >>ハマグリ>>アサリ (少ない)
  魚種: イワシ(多い)>>アジ、サバ、ウナギ、他20種

黒曜石:神津島産(20)、箱根系(4)

花粉: スギ(寒冷)>>エノキ科、カバノキ科(温暖)
草木: タデ科、アカバネ科(水辺の植物)

加曽利貝塚博物館所蔵
荒屋敷貝塚出土


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