大六天神社

  1. 貝塚町の大六天神社創立は不詳。手清め石に弘化5年(1848)の銘があることから、江戸時代に鎮座していたと考えられるが、手清め石は移動できるので明らかではない。文献に表われるのは明治時代以降。
  2. 現在の社殿は、1907年に千葉監獄(現千葉刑務所)が寒川から貝塚町の大六天神社隣接地に移転した際に建てられたもの。
  3. 例祭日 : 9月15日
  4. 祭神 : 面足尊(おもだるのみこと)、煌根尊(かしこねのみこと)、菅原道真公、他5柱
  5. 明治時代に大六天神社に合祀された曽場鷹(そばたか)神社は13世紀に千葉常胤の時代に編纂された「千学集」に書かれている。千葉城の北東の鬼門を守る神社であった。
  6. 大六天(第六天)は、多くの眷属をひきいて仏道を妨げる第六天の魔王。他人の楽しみを自分のものにする法力がある。神仏混淆で神道に取り入れられた神様。
    千葉県には多くの大六天(第六天)神社があります。 民衆が望んだ神様なのでしょうか。

 

左: 国道51号線から上がる参道

右: 拝殿:明治時代に千葉刑務所が作られた際に建てられた
左: 手清め:弘化2年5月の銘あり

右: 神様たち:天神様もあり
左: 古木の切り株:大宮神社が合祀された時に移植された木とのこと

右: 神楽殿:元旦、節分、例祭(9/15)に開いて使う
左 : 曽場鷹(そばたか)神社は、車坂上から坂下に行く途中の右手にありました(写真は貝塚町の三山塚から見た光景)。明治時代に大六天神社に合祀されたとのこと。
「曽場鷹神社」は「蘇波鷹神社」とも書かれる

右 : 曽場鷹神社があったと思われる場所を西から眺めました。周りより少し高くなっていて、その近辺にある小さな看板には大六天神社の私有地と書いてあります。最近(2014年)、貝塚町や桜木町では新居の建設が増えています。
左 : (貝塚町)西ノ宮神社は貝塚インターのすぐ北にあったとのこと。明治時代に大六天神社に合祀された。


貝塚町に住む人の習慣として、鳥居を入って来ると、すぐ左に進んで、2礼2拍手1礼します。昔、祠があった所を拝むとのこと。

食べ物を売る店が出ていると思っていたら、普通の神社のようではありませんでした。

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