学怖ベストシナリオTOP3


「学校であった怖い話」は、本当にたくさんのシナリオが用意されています。
そんな中で、特にお気に入りの3本を厳選してみました。
例によって感想が大ゲサ太郎ですが、そんなことは気にしないで下さい(笑)。
みなさんにとってのベストシナリオは何ですか?
ぜひ感想を聞かせて欲しいです。

(注:選択肢によっては、あらすじ通りには話が進みません)


第1位:「仮面の少女」
[隠しシナリオ(主人公男)]

(あらすじ)

単なる取材活動であったはずだった。
先輩が集めてくれた6人の生徒達に、ひとつずつ学校の怪談を語ってもらう…。
ただそれだけのはずだった。
だが、一人また一人と、話をするごとに語り部の生徒は目の前から消えていった。
そして、最後の語り部、細田友晴が消えると同時に、主人公の前に白い仮面の少女が現れる。

この世ならざる者を前に立ちすくむ主人公に、「私の質問に答えて」と迫る少女。
今までの出来事を反芻するかのような質問に、ひとつひとつ主人公は答えていく。
すべての質問を終えた後、少女は自らの正体を語る。
自分が、かつていじめを苦に旧校舎で自殺した生徒であった事。
消えた6人の語り部達は、自分を死に追いやった生徒達の子である事。
そして、消えた彼らは全員死んだ事。
そうすることでしか、自分の歪んだ心は救われない事。
すべてを語り終えた少女は、最後の質問を主人公に投げかける。
「ねえ…。私は、ひどいと思う…?」
自らの思いを正直に打ち明ける主人公の前で、彼女はついに仮面を外す。

その下に隠された素顔は…


< コメント >

やっぱりコレがbP!
この隠しシナリオを見ずして、「学怖」を語るなかれ!
ハッキリ言って泣けます。そして考えさせられます。
彼女は本当に救われたのか?主人公の答えは本当に正しかったのか?
いずれにせよ、印象的なエンディングであることは間違いありません。
それと、最後の質問に答える直前の主人公の独り言(?)が最高でした。

「さあ、答えてあげよう。仮面の奥で微笑む君のために…」

普通、あの状況でこんなキザなセリフ出てきませんってば。

ナイスだ主人公!グレートだ主人公!
普段は目立たないけど、やっぱり君は主人公さ(意味不明)!


第2位:「殺人クラブ」
[新堂7話目(主人公男)]

(あらすじ)

怖い話の企画は、主人公を陥れるための偽りの企画だった。
捕縛された主人公の前に、6人の語り部達と新聞部部長の日野貞夫が現れる。
嗜虐的な笑いを浮かべながら、彼らは自らを選ばれたエリート集団「殺人クラブ」と名乗る。
自らを特権的な存在と信じ、気に入らない人間を次々と暗殺してきたこの狂信者集団に、
主人公は目をつけられてしまったのだ。
憤る主人公だが、なすすべもなく毒入りのカプセルを飲まされてしまう。
そして日野は、主人公にひとつのゲームを提案する。
カプセルが体内で溶け出す前に、校舎内に隠された解毒剤を見つけ出せと言うのだ!
屈辱感と死の恐怖に身を焼かれながら、解毒剤を求め、主人公は夜の校舎をさまよう。
そんな彼を待ち受ける、数々の罠。
だが、主人公の強い意志は、殺人クラブの卑劣な罠を次々と打ち破っていった。
何度も窮地に陥り、血にまみれながらも、ついに解毒剤を手に入れる主人公。

そして主人公は、夜明けを迎える校門で、最後の敵・日野貞夫と対決する!


< コメント >

他のシナリオでは味わえないスリルが最高!
殺人クラブの面々の憎たらしさもさることながら、怒りに燃える主人公が彼らを次々と撃退していく姿は爽快です。
時間制限あり、派手なアクションありの緊張感がたまりません。
そして、クライマックスで主人公を待ち受ける日野先輩の勇姿!
これぞ「悪の美学」って感じです。

よっ!悪の帝王!(^○^)

「学怖」最強の悪役の座はあなたのものです、日野さん(笑)。


第3位:「人形のいけにえ」
[荒井6,7話目]

(あらすじ)

語り部の一人、荒井昭二の口から語られる、不気味な人形の話。
この学校には、人間そっくりの人形が棲んでおり、毎年一人の生徒がいけにえとして捧げられる。
去年の犠牲者は、荒井のクラスメートであり、荒井はその死の間際に立ち会ったという。
しかも、学校側は、そのことを知っていながら見て見ぬふりを決め込んでいるらしい。
薄気味悪い話に押し黙る一同を前に、荒井はさらに気味の悪い話を続ける。
なんと、今年のいけにえが、今日の集まりに参加した者の中にいると言うのだ!
重苦しい雰囲気に覆われた彼らを残し、すべてを話し終えた荒井は謎の笑みを残し帰っていった。
とても話を続けられる雰囲気ではなくなったため、その日の取材はそれで終わった。
しかし、翌日、新聞部長の日野先輩に取材の報告をした主人公は、前日の集まりに荒井という生徒は
参加していないという事実を知り愕然とする。
慌てて前日の集まりに参加した生徒達に話を聞いて回る主人公。
そして、荒井という生徒が存在しないことが明らかになった、そのとき…
主人公の前に、あの人形が現れた。
今年の、そして最後のいけにえは…主人公だったのだ。

そして日々は過ぎ、人形の幻覚を見る回数も日ごとに増していった。
しだいに抜け殻のようになっていく主人公であったが、最後の気力を振り絞り、人形の謎を解く事を決意する。
唯一の手掛かりである校長室に侵入した主人公は、そこで校長の日記を発見し、事実を知る。
校長が、死んだ息子を溺愛するあまり、息子の人形を作ったこと。
そしてそれに黒魔術で命を吹き込み、息子を蘇らせようとしていること。
それに必要なのが、13人のいけにえの命であること。
すべてを知った主人公の前に校長が現れ、最後のいけにえである主人公を殺害しようと迫る。
絶体絶命の窮地に陥った主人公だが、とっさの機転で校長を撃退する。
九死に一生を得て安堵する主人公

だが、校長の命を13人目の糧として、ついに人形は復活してしまった!

はたして、主人公の運命は…?


< コメント >

前半部の不気味さ、そして後半部のスリリングな展開。
この対照的な組み合わせが非常に面白いです。
「話の後味の悪さ」という意味では、荒井6話目がピカイチだと思います。
しかし…校長の襲撃グラフィックは、もう少し何とかならなかったのでしょうか?
どう見ても変です、あのポーズは。
某サイトの掲示板で「阿波踊り」とか言われてましたし。
シリアスなシーンなのに、なんか妙な雰囲気になっちゃったもんなぁ(笑)。


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