学校であった怖い話
(パンドラボックス)


<ストーリー>

とある高校の新聞部で、「学校の七不思議」の特集を組むことになった。
その取材を担当する事になった新米部員の主人公は、緊張と不安の中、部室へと向かう。
この企画の提案者である日野先輩が、そこに七人の生徒達を集め、
それぞれにひとつずつ「怖い話」を語ってもらうことになっていたのだ。
しかし、約束の時間を過ぎても部室には六人しか集まらず、七人目はなかなかやって来ない。
しかたなく、主人公はそのまま「七不思議の会」を始める事にしてしまう。
果たして、七人目が到着した時、何が起こるのか…?
そして、主人公の身にも…?


いまいち知名度は低いですが、「シナリオの豊富さ」という点では、他に類を見ません。
よくもまあこれだけの「怖い話」を考えついたものだ、と感心したくなります。
シナリオの進め方がまた独特で、六人の生徒達の話を好きな順番で聞いていき、
六人全員の話を聞き終わると七人目(?)が現れ、最終話である7話目を聞くという形になっています。

 

聞く順番によって生徒達の話の内容が変化し、
また同じ話でも、その中で選ぶ選択肢によって、話の内容が大きく変わっていきます。
また、一定の条件を満たした場合に現れる「隠しシナリオ」も用意されており、
さらには主人公の男女の性別によっても見れるシナリオが変化します。
シナリオの内容も、単に怖い話だけでなく、笑える話、悲しい話、不思議な話など様々です。

 

まさに「至れり尽くせり」な内容、ボリューム満点です。
定価で買ってもそれだけの見返りは充分にあります。

 

なぜ、これほど優れたサウンドノベルがもっと売れなかったのでしょうか?
少なくとも「かまいたちの夜」や「街」ぐらいの知名度があってもよさそうなものですが…。
今となっては中古屋で探してもなかなか見つからない作品ですが、
もし見つけたらぜひ買いましょう。
そして徹底的にやりこんで下さい。

おまけ1:登場人物紹介
おまけ2:学怖ベストシナリオTOP3

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