「閉鎖病院」登場人物紹介
「閉鎖病院」の登場人物紹介は、比較的まともな人が多いです。
あくまで他の作品と比較してですけど(笑)。
サウノベやってると、キ○ガイじみた人物を期待してしまうんですよね…。
<主人公>
国立大東亜病院に勤める二年目の新人薬剤師。関東大震災で両親を失っている。
敬愛する上司、板垣の死に不審を抱いたことをきっかけとして、病院の秘密を知ってしまうことに。
一見頼りなさそうな感じの青年だが、いざといういう時の責任感と行動力はなかなかのもの。
女性が苦手のようで、明るく行動的な看護婦の島にはいつも振り回され、寡黙で無表情な女医の北条には
気圧されっぱなしと、いいところがありません。
今時かえって珍しいくらいの正統派主人公です。
<島 さゆり>
主人公と同じく、二年目の新米看護婦。
明るくおしゃべりでおせっかいなくらい世話好きと、まさに看護婦が天職と言える性格をしていますが、
反面、大雑把でそそっかしいところがあるため、しょっちゅう失敗して婦長に叱られているあたりがお約束。
どのシナリオでも、常に主人公の手助けをしてくれる心強いパートナーです。
主人公に好意を寄せていて、シナリオによってはいきなり結婚を迫られることも。
そればかりか、結婚後は完全なカカア天下になり、主人公が帰宅拒否症になるという笑えないエンディングもあります。
<板垣 徳次郎>
主人公の恩師とも言えるベテランの薬剤師。
関東大震災で両親と就職先をいっぺんに失って途方に暮れる主人公にこの病院を紹介してあげたのが彼です。
快活で面倒見のよい理想的な上司でしたが、不可解な死を遂げてしまいます。
病院の診断では「風邪をこじらせた肺炎」ということなのですが…?
サブシナリオ「板垣の秘薬編」では、主人公にホレ薬実験を勧めるというとんでもないイタズラをすることも。
本人いわく「フロイトの言う深層心理を検証するため」だそうですが…。
<武田 源一郎>
国立大東亜病院の院長。細菌学の権威としても知られる医学者。
大病院を束ね、学者としても有能な大人物に見えますが、その裏ではどうも怪しい行動が目立つ要注意人物。
さぶシナリオ「男達の楽園編」では、PSでここまでやっていいのかってくらい暴走してくれます。
本物です、この人。
<北条 雪>
かつてドイツに留学していたこともある超エリート女医。20代にして武田院長に匹敵する実力者。
あまり感情を表に出すことはなく周囲から敬遠されがちですが、島にだけは心を開いており、屈託なく話すことができる。
主人公同様、彼女も両親を失っていますが、どうもその死には隠された事情があるようです。
サブシナリオ「板垣の秘薬編」ではホレ薬のせいで主人公に想いを告白するのですが、このときのセリフは必見です。
おそらく世界で5本の指に入るくらい論理的な告白でしょう。
<近藤 麗次>
黒いスーツに身を固めた愛想の悪い青年。
院長によると「医療器具開発会社の営業員」ということですが、院長にさえ態度が横柄なことといい、
病院のあちこちに出没することといい、不可解な行動が多いため、彼の行動には常に目を光らせておいたほうがよいでしょう。
稲垣吾郎似のハンサムガイですが、「男達の楽園編」ではとんでもないキャラクターとして登場します。
詳しくはここでは言いませんが、初めて見た時はひっくり返りそうになりました。