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棚原山(406m) 姫路市 25000図=「前之庄」「姫路北部」 八葉寺から登る落ち葉の尾根道
明日から3月というのに、八葉寺の境内には小雪が舞っていた。今日はここから、二人の子供と棚原山に登った。
鷹取山を越すと、ほとんど水平に続く尾根が北西に見えた。尾根の北の高みが棚原山頂上で、そこにはまばらに生える木々の下に黄土色の土がのぞいていた。
山行日:1999年2月28日
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| 八葉寺登山口〜鷹取山(333m)〜332.8m三角点〜棚原山頂上 (同じルートで下山) | ||||
| 香寺町(現.姫路市香寺町)相坂の八葉寺から、尾根をたどった。八葉寺の境内には、自然歩道の案内板や「棚原山頂2.2km」の標識が立っている。 棚原山へ登るには、このほかに、矢田部からのコース、恒屋からのコース、北の坂地峠からのコースなどがある。 |
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| 山頂の岩石 後期白亜紀 夢前層 凝灰岩質中粒砂岩 | ||||
| 今回歩いた尾根道には、露頭が多くはなかった。鷹取山(333m)の手前には褐色の粗粒砂岩が、また棚原山山頂に近い標高360m地点には劈開の発達した頁岩が見られた。これらは、ジュラ紀に付加した丹波帯南山コンプレックスの地層である。 棚原山の山頂に露頭はないが、山頂下の丸太階段の脇に凝灰質の中粒砂岩が分布していた。中粒砂岩は、細粒砂岩の薄層をはさんで成層している。黄土色に風化していて、手で崩せるほどもろい。この凝灰質砂岩は、白亜紀の夢前層の地層であるとされている(山元他、2000)。 |
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