住吉山(200.4m)・高倉山(257.4m) 福崎町 25000図=「北条」 福崎町の低山、住吉山から高倉山を歩く 住吉山は福崎町の東域に位置する標高200.4mの低山である。そこから尾根伝いに高倉山(257.4m)を経由するコースが、最近になって整備された。
雑木が密生した中に広い登山道がついていた。ミンミンゼミにツクツクボウシ・・・。木の上から、セミの声がにぎやかに聞こえてきた。
そこからさらに登っていった。カナメモチの樹皮が四角く割れてモザイク模様をつくっていた。リョウブやコナラの木が少し大きくなったと思ったら、住吉山の山頂に達した。
山頂を越して急な坂を下ると、道はそこからゆるくアップダウンを繰り返した。
標高215mの小さなピーク。木々を抜けて風が吹き、心地よい。このあたりから、ヒノキの植林地となった。
山頂の反対側に足を踏み出したとたん、登山道にいたホオジロが三羽いっせいに飛び立った。薄暗い尾根道を歩いていると、今度はヒカゲチョウが横切った。
道は踏み跡ほどに細くなった。ところどころコシダにおおわれている。ひろった木の枝でクモの巣を払いながら進んだが、少しでも油断するとピシャリと顔に張りついた。
山行日:2016年8月31日
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余田配水池〜住吉山(200.4m)〜高倉山(257.4m)〜260mピーク分岐〜190mコル分岐〜余田新池〜余田配水池 | |||||||||||||||||||||||||
2015年、福崎町山の会によって住吉山〜高倉山登山道標識設置が行われた。今回、このコースを歩く。 登山口は、八千種郵便局を曲がって坂道を登った余田配水池の左脇。広い駐車スペースがある。ここから住吉山、高倉山、260mピーク分岐と進む。 260mピーク分岐の近くからこの山塊の尾根がさらに東へ続いている。試にそちらに進んでみたが、230mあたりで道が消えた。 260mピーク分岐に戻り、加西市との境界尾根を190mコル分岐まで下り、そこから谷道を余田新池へ下った。 |
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山頂の岩石 住吉山 丹波帯 八千種コンプレックス 頁岩 三畳紀後期〜ジュラ紀 高倉山 丹波帯 若井コンプレックス 頁岩 三畳紀後期〜ジュラ紀 |
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ハンマーでたたくと劈開に沿って割れたり、ボロボロと砕ける。 260mピーク分岐手前には、硬い細粒砂岩が見られた。また、その分岐を南に下ったところでは、うすオレンジ色のチャートが見られた(写真左)。 どれも、三畳紀後期〜ジュラ紀に付加した丹波帯の岩石である。 二つの山頂に露頭はないが、周辺の岩石から頁岩だと考えられる。住吉山と高倉山は違う層準の地層とされているが、今回のコースを歩いただけではわからない。 |
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