「兵庫の山々 山頂の岩石」  岩石標本室

宍粟市山崎町
水剣山
中生代
白亜紀後期
黒尾山層
2003年2月23日
No:03223.2
流紋岩質溶結凝灰岩 rhyolitic welded tuff  (横12cm)

 まるでせんべいのように薄くバリバリと割れます。これは板状節理によるもので、こ
の標本の厚さは6mmしかありません。無数の薄いレンズ状の火山ガラスが、平行
に入っています(写真定規の方向)。この火山ガラスは、火砕流に含まれていた軽
石が、高温のために溶けて細長く伸ばされたもので、溶結凝灰岩に特徴的なつくり
です。