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杣谷道からシェール槍643m・石楠花山651.8m・双子山616m 神戸市 25000図=「神戸首都」「有馬」 晩秋の六甲、六甲駅から穂高湖を経て花山駅へ map 阪急六甲駅から杣谷を遡り、杣谷峠からシェール槍・石楠花山・双子山を巡って神戸電鉄花山駅へと下った。
摩耶東谷からの小さな流れを渡る。「杣谷峠2.1km」の道標。
「杣谷峠0.4km」の標柱が立っていたのに、なかなか峠に着かない。陸上競技場のコース一周が、こんなに長いとは・・・
穂高湖の湖岸を歩き、シェール槍へ向かった。
シェール槍山頂から、展望が広がった。摩耶別山が近くに大きい。北西にスッと尖っているのが新穂高。その右奥の平らに延びている尾根が石楠花山あたり。新穂高の左には、造成された丘陵地に住宅が広がっていた。
葉をすっかり落としたウラジロノキの枝先に、白い斑点のある赤い実がついていた。一本のソヨゴの木に実がいっぱい集まって、そのあたりがポッと赤く染まって見えた。
シェール槍を下った道はシェール道。入ったところの紅葉がすばらしかった。道にも落ち葉が積もって真っ赤に染まっていた。
出合からマムシ谷をさかのぼる。道は、何度かアップダウンをくり返した。たどり着いたところが獺池(かわうそいけ)。
車道を少し歩き、山道に入って石楠花山に向かった。落ち葉で埋まった道をゆるく登っていく。落ち葉は乾いていて、カサコソと小気味いい音をたてた。分岐から、荒れた広い道を進む。
尾根の小道を北へとたどった。ミヤコザサを分けて進む。六甲には道が無数にあるが、こんなに静かな道もあるのだ。
烏帽子岩から炭ヶ谷分岐に下り、そこから小さな高みを一つ越えて双子山へ。双子山は、その名の通り二つのピークが南北に並んでいる。南峰の方がやや高く標高616m。
南峰を下り、コルから登り返す。今日最後の登り。もう、かなり、しんどい・・・
山行日:2025年11月24日
阪急六甲駅~杣谷登山口~杣谷峠~穂高湖~シェール槍~石楠花山~烏帽子岩~双子山~神戸電鉄花山駅 map |
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| 阪急六甲駅から杣谷登山口までは車道を歩く。そこからの登山道はよく歩かれていて、要所に道標が立っている。 石楠花山山頂から烏帽子岩、双子山へのルートは踏み跡程度の小道。双子山北峰から急斜面を下るコースは道がわかりにくいところがある。 |
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| 山頂の岩石 シェール槍 六甲花崗岩 (後期白亜紀) 烏帽子岩 安山岩(貫入岩) 双子山 溶結凝灰岩(後期白亜紀 玉瀬結晶質凝灰岩層) |
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主に斜長石・カリ長石・黒雲母からなっている。六甲花崗岩には角閃石をふくんでいることもあるが、木の袋谷出合付近で採集した左の標本にはふくまれていない。 カリ長石がピンク色で温かい感じのする花崗岩である。
左の標本は、周囲が変質して淡い褐色になっている。 変質した部分では、斜長石・黒雲母の結晶や基質の大部分が粘土鉱物などに置き換わっている。石英はよく残っている。 この岩石が溶結凝灰岩であることは、新鮮な内部より変質した周囲を見た方がよくわかる。 |
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