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堂山 (471.6m) 神河町 25000図=「生野」 作畑の集落に佇む村の山 map 村の山というのがある。他の村の人は知らないが、その村の人なら誰もが知っているという山である。
観音堂のうしろに見えるのが堂山とばかり思っていたが、どうもようすがおかしい。地形図を見ると、この山は堂山のひとつ南のピークで、堂山は谷を一つ隔てた北にある。
そこから少し進むと、山頂の三角点が埋まっていた。
山頂をおおうシダは、コバノイシカグマ。葉をちぎって空に向けて透かして見ると、葉脈が浮き上がった。シカの食べないこのシダは、神河町でもずいぶん増えてきた。
シダの上には、リョウブやシキミが茂っている。ムラサキシキブの実は、まだみずみずしい緑色だった。
堂山の妙見さんに人々が参っていたのは、いつの頃までだったのだろうか。道を尋ねた村の人は、もうここに妙見さんがあったことを知らなかった。
山行日:2023年7月23日
スタート地点~作畑観音堂~堂山山頂~ゴール地点 map |
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| 今回のルートは、マップのとおりである。しかし、堂山の南から登るのが正解だと思われる。 それには、越知川に架かる石風呂橋を渡り、越知川の左岸に沿って進む。すると、石風呂川を渡る小さな橋が架かっている。この橋を渡ると道が堂山の南に向かっている。 |
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| 山頂の岩石 白亜紀後期 生野層 溶結火山礫凝灰岩 |
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今回のルートでは、数ヵ所で露頭を観察することができた。どの地点でも、風化が著しく構成鉱物は石英もふくめて変質していた。褐色でもろく、触るとぼろぼろと崩れていった。 |
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