|
リラクシアの森(900m)・暁晴山C(1077.2m) 神河町 25000図=「長谷」 雪の峰山高原、リラクシアの森と暁晴山
連日、春のような暖かな天気が続いたのに、峰山高原はまだ雪におおわれていた。
散策路を北に進むと、やや深い谷にぶつかった。斜面には、大小の岩が雪の間から顔を出していた。氷期の周氷河作用によってできた貴重な地形、岩塊流である。 峰山高原は、舌状に伸びる幾筋もの岩塊流によっておおわれている。岩塊は一部が地表に出ているが、地表から数m下には、大量の岩塊がうずもれている。水の流れが地面を掘り下げると、そんな岩塊がこのように表れる。 谷の底に降りようと斜面を下ると、ひざまで雪を踏み抜いた。流れの端の地面には、数cmもの霜柱が湾曲しながら立っていた。
雪原の中は、どこでも歩けた。道も木橋も小屋も見えなくなると、ふと自分がどこをどう歩いているのか分からなくなったような気がした。シカの足跡が、雪原を交差していた。
2、暁晴山 リラクシアの森を出て、暁晴山に向かった。 広い車道の上には青空が広がり、その真ん中を飛行機雲が一本伸びていった。この道も、まだしっかり雪に覆われていた。う〜ん。スキーを持ってくるんだった。残念……。 古い足跡や新しい足跡で、雪面はまだらに固く、ときどき踏み抜くために歩きにくい。
グランドの上のゲートを越えたところに、1本のカシワが立っていた。葉をすっかり落とした木々の中で、このカシワだけが、ちりちりに枯れながらも茶色の葉をつけていた。
ホテルから40分ぐらいで、暁晴山の山頂に着いた。林立するアンテナがじゃまをするが、少し移動すると360度どの方向も見渡すことができる。
山行日:2011年2月26日
|
||||||||||||||||
| 峰山高原ホテル駐車場〜リラクシアの森〜暁晴山 | ||||||||||||||||
| 峰山高原ホテル・リラクシアで、リラクシアの森のマップをもらった。「ノルウェイの森」の撮影場所も、このマップに記されていた。 暁晴山には、山頂まで続く車道を歩いた。下山は、峰山高原ホテルを目指して、斜面を真っ直ぐに下った。車道を横切ってから谷筋に入ったが、標高960m〜1000mにかけても岩塊流が見られた。 |
||||||||||||||||
|
「兵庫の山々 山頂の岩石」 TOP PAGEへ 登山記録へ |