またに山(927.9m) 神河町・多可町 25000図=「生野」「丹波和田」「大名草」 シャクナゲ咲く尾根の岩場 map 大歳神社の前から歩き始めた。今回は、市原峠まで林道水谷線を歩く。
道ばたの少し日当たりの良いところに咲いているのは、ヤマブキソウとミヤマキマケン。
ニガイチゴの白い花が咲いていた。
道は幾度か大きく曲がり、小さな谷を渡って、またもとの水谷に沿って上っていた。道の先に、千ヶ峰の山頂が大きく見えるところがあった。
そこから少し進むと市原峠に達した。広い駐車場の上の休憩所でお昼にした。
何度かアップダウンをくり返し、少しまた登ると道が平らになった。そこに、またに山の山頂があった。 三角点の周りが少しだけ開けていた。大きくなった青空から日差しが降り注ぐ。地面にはヒカゲノカズラが広がり、ウリハダカエデが黄緑色の花序を垂らしていた。
またに山山頂を越えて、尾根をそのまま北に進んだ。
その岩場を下ると、送電線の鉄塔の下へ。今日初めての眺望が広がった。前方に、西雄岳がたくましい姿でそびえている。
北西に、朝来市との境界尾根が波打っている。東には、鳴尾山と竜ヶ岳が連なっていた。
もう地質を見る余裕はなかった。ようやく緩くなったところに細い橋が架かっていた。橋を渡って道を進むと、朝自転車をデポしたところに達した。
山行日:2023年5月2日
スタート(大歳神社前)=林道水谷線=市原峠~またに山~送電線鉄塔~ゴール map |
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ゴール地点に自転車を置いて、大歳神社前へ移動。そこから歩き始める。林道水谷線を歩いて市原峠へ。市原峠から林道千ヶ峰三国岳線を少し進んで、尾根に入りまたに山へ。 またに山から尾根を北へ進み、送電線鉄塔から谷を下った。一部に踏み跡があったがすぐに消えた。 |
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山頂の岩石 白亜紀後期 生野層 デイサイト質火砕岩 |
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またに山山頂付近の尾根には露頭がない。山頂北の作業道で、岩石を観察することができた。 変質によって青灰色となったデイサイト質火砕岩である。粘土鉱物に変質した長石の斑晶がふくまれている。 その少し北で見られた岩石は、同じく青灰色であるが石英の結晶をふくんでいた。 |
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