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国府山(98m) 姫路市 25000図=「姫路南部」 官兵衛の見た景色、国府山城跡
国府山(こうやま)は、市川の河口に位置する標高98mの小さな山である。地形図には、甲山(こうやま)と記され、古くはいさほし山と呼ばれていた。
神社から、山道に入った。冬枯れの雑木林に、ヒサカキやマメツゲ、アオキが緑の葉をつけている。ところどころにシュロが立っていた。 道はよく整備され、林内には柔らかな木漏れ日が降り注いでいた。 道はつづらになり、城の遺構が現れ始めた。石で囲まれた「井戸跡」のくぼみには、落ち葉の上に水がたまっていた。 道が平らになると、「門石跡」。次の「かまど跡」の標識に沿って左に折れると、枝を大きく広げたモチノキが立ち、その下に7,8個の石が丸く並べられていた。
また、少し登ってクスノキの下をくぐると、送電線の下に広場が開けていた。「馬駆け」の標識が立つこの広場を西に進むと、市川に向かって突き出た地点に達した。送電線鉄塔の下に、「甲山経塚」の説明版が立っていた。
道はここで北へ折れていた。ゆるく登っていくと、「廓跡」「土塁跡」「狼煙廓」「二層の隅櫓跡」などの標識が次々と現れた。曲輪や土塁はどれも低くて、よく見ないとそれと気づかないぐらいだった。ヒトツバの群落があった。
山頂は、北西方向に切れ落ちていた。眼下に横たわる市川の流れは、ほとんど止まったように播磨灘にそそいでいる。河口の先には家島の島々がかすんでいた。 山行日:2014年2月23日
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| 荒神社〜馬駆け〜甲山経塚〜国府山山頂〜磐座跡〜馬駆け〜荒神社 |
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| 荒神社の下に車を止め、神社から山頂へ向かった。山頂部には、ぐるりと城跡を一周できる道が整備されている。山頂には丸いコンクリート製の椅子が置かれ、大きな写真による案内板が設けられていた。 黒田職隆廟と母里太兵衛生誕の地記念碑は、妻鹿の街の中にある。荒神社から、歩いて10分くらいである。 |
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| 山頂の岩石 後期白亜紀 伊勢累層 流紋岩質溶結火山礫凝灰岩 |
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| 国府山の岩石は、溶結した火山礫凝灰岩である。無色透明石英、白色の斜長石、ピンク色のカリ長石の結晶片を含んでいる。有色鉱物として、黒雲母と普通角閃石が含まれているが変質している。石英は融食している。 | ||||||||||||
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