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高場山②(797.5m) 神河町 25000図=「寺前」 巨岩と滝の連なる掛ヶ谷から高場山へ map 立岩神社の西、西谷川が流れている谷が掛ヶ谷である。
そこから沢に沿って登っていくと、両側に見上げるばかりの岩が岩壁をつくって屹立し、その下にゴルジュをつくっていた。
斜面を登り道へ戻った。掛ヶ谷には滝が続くが、道からは見えない。
道へ戻った。「二の滝」のすぐ上にも、もう一つの「くの字」型の滝がかかっているのが道から見えた。
やがて道は沢から離れて、急坂を上っていた。水の流れがずっと下になった。木に赤いテープが巻かれていた。谷の底から、滝音が聞こえてくる。
また道へと登った。
池のほとりから送電線の巡視路がつけられている。スギ林の下をつづらに登っていく。しばらく、木の間から下に貯水池の湖面が見えていた。
山頂から、東へ続く尾根を下った。
木々の中で、ルートを外さないように何度も位置を確認した。やがて、険しい岩場も途切れた。それでも、尾根には急な坂が続いた。
山行日:2022年11月18日
宮野公民館~一の滝~二の滝~三ノ滝~貯水池~高場山(797.5m)~683.3m三角点~新田橋 map |
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| 宮野の集落の西に墓地があって、その下に広い駐車スペースがある。貯水池までは道があるが、一部は荒れている。貯水池から、送電線巡視路を利用して高場山山頂へ登った。 地質を調べるために選んだ下山コースは険しかった。 |
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| 山頂の岩石 白亜紀後期 大河内層 溶結火山礫凝灰岩 |
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今回のコースで見られたのは、主に溶結火山礫凝灰岩である。褐色から灰色で、強く溶結していて緻密で硬い。火山ガラスの量が大きく、結晶片は少ない。結晶片として石英・斜長石・カリ長石をふくんでいるが、どれも2mm以下と小さい。 流紋岩、安山岩、砂岩、頁岩などの異質岩片を多くふくんでいる。 高場山山頂にも露頭が見られるが、風化が進んでいた。 滑床周辺の溶結火山礫凝灰岩は緑色で、成層している。数mm~1cm程度の火山礫を多くふくんでいる。 |
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