|
太子山(47.6m) 太子町 25000図=「龍野」「網干」 斑鳩寺から参道を通って太子山へ 太子町の斑鳩寺に参拝し、そこから太子山を訪れた。
斑鳩寺を後にして、参道をまっすぐに南へ下った。
西国街道を南へ渡ると、太子山の入り口があった。太子山は、標高わずか47.6m。山というより小さな丘といった方がいい。 道は太子山をぐるりと回るように上っていた。道の両側には、サクラやシラカシの木。その下には、クズが繁茂して蔓を伸ばしている。
クズの葉の間には、ヤマハギやマルバハギがあちこちに枝を伸ばしていた。ヤマハギが一つだけ季節外れの花をつけていた。 ちらちらと白い花をちりばめているのはヤブジラミ。コマツナギもピンクの花をつけていた。 街の中の小さな山・・・。岩石など観察できないと思っていたが、露頭もあるし、転石だが大きな岩がいくつも見られた。ハンマーを持って、また来なくては・・・。 虫こぶだらけのヌルデの葉を見ながら登っていくと、もう山頂に着いた。
山頂は広く平らにならされて公園風になっていた。周囲の数か所にベンチがあって、中央に聖徳太子像が建てられている。 ひっそりとしていて、普段でも賑わっているようすがない。
山頂の西に張り出したところが展望所になっていた。うっそうと夏の葉を広げる楢や樫の木々の向こうに、たつの市の市街地が広がる。
山頂に無線中継所のアンテナを載せている的場山が北西に見える。そのすぐ左に、このあたりで一番高い大蔵山が並んでいた。 展望所のすぐ下には、一本のネムノキがピンク色の花をつけていた。
こんな小さな丘だが、地形図には三角点の記号が描かれている。景色を眺めたあと、三角点をさがそうと歩き出したとたんに、この三角点が目に入った。
山頂から南へ下った。太子山周辺は、太子山公園となっている。かつて、ここには「播電」の太子山遊園地があった。今は石塀など、その名残がわずかに見られるのみであった。
山行日:2020年6月21日
|
|||||||||||||||||||
| 斑鳩寺〜参道〜太子山 |
|||||||||||||||||||
| 斑鳩寺には、参拝者用の駐車場がある。斑鳩寺の山門から、真南に参道を500m程度進むと、太子山に達する。 | |||||||||||||||||||
|
|
|||||||||||||||||||
| 山頂の岩石 白亜紀後期 伊勢層 溶結火山礫凝灰岩? |
|||||||||||||||||||
| 未調査です。 |
|||||||||||||||||||
|
「兵庫の山々 山頂の岩石」 TOP PAGEへ 登山記録へ |